住宅クレーム110番
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基礎工事直後の雨


<福井市・MKさん(会社員・40歳・男)>


 いつも参考にさせていただいています。本日我が家の基礎工事を行いました。ベース部分の生コン打設だったのですが、午前10時ごろ終わってすぐに雨が降り出しました。養生のビニールシートをかけてもらったのですが、正午頃から大荒れの天気となり、夕方見に行ったら風でビニールシートがはがれ、水浸しとなっていました。業者の話では打設後はむしろ雨が降ったほうが良いとのことでしたが、半日以上たったのならともかく、わずか2時間後の雨ざらしで問題はないのでしょうか?



アドバイスいたします
株式会社 北工房
代表取締役 栃木渡


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 業者さんのおっしゃる「打設後はむしろ雨が降ったほうが良い」とおっしゃるのは本当です。むしろコンクリート打設前後に、型枠やコンクリートに散水するのが本来の打設方法です。打設時の気温や2時間後に降った雨の程度が不明ですが、打設2時間後であれば、コンクリートを工場で作り始めてから、3時間以上は経過していると思われます。雨がコンクリートに打ちつけて、コンクリート面に泥はねのように雨の跡がつくような状況は、若干問題ありかと思いますが、住宅レベルの基礎であれば、計算上はコンクリート強度にも余力が充分あります。数年後、ヒビ割れなどが発生しても、コンクリート自身の強度ではなく、鉄筋に問題がある場合が多いようです。
 どうしても不安であれば、「シュミットハンマー」という機械で、打設後の強度を調べられますが、相当程度(最低1ヵ月以上)時間が経過しないと本来の設計強度が出てきていませんし、検査結果も誤差が大きいです。また、コンクリートは数年かけて徐々に強度を増す性質を持っています(理論上は永久に強度が増し続けます)。拝読した文面の範囲では、それほど気に病む必要はないと思います。

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