住宅クレーム110番
J110 News

トイレの水が…


<福岡市・NKさん(公務員・35歳・男)>


 先日の話です。家を出る前にトイレを使用して2泊3日で旅行に出かけたのですが、旅行から戻ってみるとトイレからチョロチョロと水の音が…。水を止めるためにレバーを回し、水を流して確認するときちんと止まりました。でも3日も水が流れ続けていたため、水道のメーターはかなり上がっていて、今度の料金請求が怖いです。レバーはきちんと戻っていたのに、なぜ水が流れ続けていたのでしょうか?  次の日にトイレメーカーに見てもらったのですが、別に異常はないとのこと。でも、また同じことが起きるといけないので、部品を交換してもらいました。
 新築でマンションを購入してまだ2年ほどしか経過していません。今までにこれといった問題もなかったのですが、こういう場合、流れ続けていた分の水道料金の請求はできるのでしょうか? また請求できるのであれば、どちらに請求したらいいのでしょうか?



アドバイスいたします
山本技術士事務所
所長 山本廣資


 トイレのロータンクのレバーは、タンク底部の配管の蓋を鎖で引っ張って開く構造になっています。レバーを回すと蓋が開き、洗浄水が流れ、水がなくなると蓋は元に戻り、水が溜まります。タンクに水が溜まると、ボールタップで水が止まる構造になっています。レバーを勢いよく回すと鎖が引っかかったりして、蓋が元に戻らないことがあります。蓋が元に戻らないと水がチョロチョロと流れます。もう一度回すと元に戻ります。したがって、レバーは戻っていても水が止まらないこともあります。これは構造上やむを得ないことです。たぶん旅行に出る前で気がせいていて、乱暴な回し方(微妙な表現ですみません)だったのではないでしょうか? メーカーのサービス部門に問い合わせしましたが、このような場合に水道料金を払ったことはないとのことでした。

同時掲載記事検索

NPO住宅110番はリニューアルいたしました。
新たに質問がある場合はコチラからどうぞ。

※このページはリニューアル前のもので、回答の中には十数年以上前の情報もございます。技術は日々進歩していますので、その点をご理解の上参考になさってください。