家を建てる前に、建築会社にエアコンの取り付け位置を指定してから2年後に電気メーカーにエアコンを頼んだところ、その電気屋が「排気口の位置と、電源の位置(電源の位置と排気口の位置が床に対して平行)が変です」と言われました。建設会社に電話したら「エアコンの機種ごとその排気口の位置までわからない。そこまでの責任は取れない、全部、うちのせいにされると困る。それはお客さんが買ったエアコンが悪い」と言われ逆切れされました。次に電気屋の人に聞いたら、こんな取り付け方は建設会社のミスだと言われましたが、ハウスメーカーが悪いのか、自分が悪いのかどうなのでしょうか?
質問の趣旨がちょっと不明です。排気口とは何を指すのでしょうか? 通常のエアコンは換気とは関係ありません。エアコン取り付け位置の壁には、将来のエアコン配管用に「スリーブ」(壁や床を配管などが貫通する場合に、その開口を確保するための鞘管状のもの)が取り付けてあり、使用しない場合は内・外共に蓋がついています。排気口ではありませんが、そのようには見えます。給気用の開口部(換気レジスターといいます)のことでしょうか? これがエアコン取り付け位置と重なっていて、エアコンを取り付けると給気口が塞がれるなら、建設会社のミスです。話のいきさつから、この位置が悪いということで話を進めます。
通常、マンションや住宅でエアコンの将来取り付け対応を用意しておく場合、
- エアコン取り付け予定位置に取り付け用ボードをあらかじめ取り付けておく。
- 室外機との配管およびドレン配管用の「スリーブ」(壁や床を配管などが貫通する場合に、その開口を確保するための鞘管状のもの。使用しない場合は内・外共蓋がついている)を外壁につけておく(NKさんはこれのことを「排気口」と言っておられるのですか?)。
- 電源用コンセントをつけておく。
等の対応が必要です。
どのような機種のエアコンにも適応できるように配慮しておくのは望ましいことではありますが、全ての機種について検討するわけにもいかないので、一般的には手元にある良く使う機種で検討し、スリーブとコンセントの位置を決めます。
建築会社が親切なら、竣工時点でこの機種に対応できますとNKさんに知らせておくべきだったでしょう。ただしメーカーが新型機を出した場合には、適合しなくなることはあります。
- 壁に給気用または排気用の開口部(換気レジスターといいます。「排気口」とはこのことですか?)がある場合は、エアコンで塞がれないように、取り付け位置に配慮します。
質問の趣旨はA(上記の4.の不適切)を意味しているのでしょうか、それともB(2.3.の位置関係が不適切)ということでしょうか。
A.のトラブルは建設会社の不注意またはミスです。
B.の場合は、「お客さんが買ったエアコンが悪い」と開き直っているようですが、対応機種についてNKさんに知らせていなければ、建築会社のミスといえます。
いずれにせよ上記の条件なら、素人のNKさんからすれば、対応機種が限定されているとは知る由もありませんから、「自分が悪い」と反省する必要はありません。CS重視の時代に逆切れとは住宅メーカもいい度胸をしていますね。