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![]() フローリングの改修について<静岡市・Kさん(会社員・42歳・男)>
新築後しばらくしてから、リビングの床の一部に「うぐいすばり」のようなキュッキュッという音が歩くたびにしたため、ハウスメーカーに申し出たところ、床下のテンションの調整だけでは直らず、結局その部分の床を張り替えることになりました。ところが、工事の最終工程で床暖房の釘打ち禁止の箇所に釘を打ってしまったことから、今度は音がしていた部分だけではなく、かなり広範囲(畳3枚くらい)の床を張り直すことになってしまいました。
この工事は年末に5日間ほどかけて行い、無事終了したのですが、年明け数日たってから床をよく見ると、張り替えたところの一部に段差とスキマが生じていました。ハウスメーカーに伝えたところ、段差については接着剤をスキマに注入して上から押さえることで直ると言ったので、「本当にもとの状態に戻るのか」と問い詰めたところ、「その保証はない。やってみないとわからない」と繰り返すだけです。 もともと、釘打ちをしてしまった下請業者(ハウスメーカー)に全面的な非があるのに、もとの状態に戻らないことに納得できません。メーカーがその方法しかないと言うのなら、やらせてみようと思いますが、万が一、もとの状態に戻らないのであれば、金銭的な賠償を請求したいと思いますが、可能なのでしょうか? アドバイスいたします 住まいを科学する技術集団・新住協メンバー SUDOホーム 代表 須藤芳巳 ホームページ:http://www.sudo-con.co.jp/
床鳴りはいつの時代も木造住宅の大きな課題になっています。その解決策の一つとして根太レス合板が開発され、大きな成果を上げています。基本的に床鳴りの原因は施工不良を除くと、
(1)合板またはフロア本体と釘またはビスとのこすれ (2)合板またはフロア同士のジョイント部のこすれ (3)根太または大引きの接合部のこすれ のいずれかに大別されますが、すべて下地の木材または合板・フロアの乾燥収縮に由来します。 現在は乾燥材・合板が主流ですので極端なことはありませんが、それでも竣工後必ず収縮し、その乾燥収縮が安定するまで1年ほどかかり、その後は季節によって伸び縮みを繰り返します。特に今回は床暖房ということなので、乾燥収縮についての充分な対策(床暖用の木材・建材であっても)が必要です。 今回のような問題が起きた場合、仕上げ材によっては製作過程において、厚み・色などが微妙に違う場合もあり、また下地の乾燥収縮による動きによって部分張り替えではジョイント位置が微妙に合わないケースが出てきます。今回がまさにそのようになったものと思われます。 本来は、すぐには直さないで1年ほど木材・建材の乾燥収縮期間を見てもらい、その後床下からの下地の調整と床仕上げ面からボンド注入などで対応し、それでもダメなら部分的にまたは全面張り替えを行います。 今回の場合、すでに「部分張り替えの箇所(段差・隙間)が目立つ(その目立つ程度については、実際に見ないとわかりませんので許容範囲かどうか判断できませんが)」とありますので、ハウスメーカーと「該当する部屋の全面張り替え」の話を進めてください。 |
![]() 構造クラックに対する瑕疵担保責任<富山県・Tさん(公務員・38歳・男)>
現在、某大手ハウスメーカーで戸建てを建設中です。先日不本意ながら、雨中にコンクリートが打設されてしまいました。対応として、今後、もし構造クラックなどが認められたら、瑕疵担保責任を追及しようかと考えておりますが、こういった場合、どこまでハウスメーカーは補修してくれるものでしょうか?
こちらとしては、たまたま発見されたと思われる弱い部分のみでなく、基礎の全面やり直し(つまり建て替え)を要求したいと思っています。あるいは、「構造クラックが見つかる→瑕疵→全面やり直し」といったような念書を現時点でハウスメーカーに要求しておくべきでしょうか? アドバイスいたします 住まいを科学する技術集団・新住協メンバー SUDOホーム 代表 須藤芳巳 ホームページ:http://www.sudo-con.co.jp/
戸建てということなので、木造住宅の基礎コンクリートのことと思います。コンクリートはセメント・骨材・水を混ぜてつくるものなので、雨が降っていても、そのこと自身は問題ないのですが、「水セメント比=セメントに対する水の量の比」のことから、雨の量によってはあまり良いことではありません。
今後の対策・確認事項としては、工事したハウスメーカーに依頼し、基礎のコア抜きをして所定の強度があることを確認する。さらに構造クラックが発生した場合は、そのクラックが強度上問題あるものなのかの判定、その対処策(クラックなどに対しては補強等いろいろ対応が可能です)を専門家(信頼のある建築士)に依頼することになります。問題が起きた場合に、依頼したハウスメーカーの対応が悪い場合は「住宅紛争処理支援センター」など専門の機関がありますので、これらを使って問題解決を図ることになります。従って念書の必要はないと思います。 |
![]() 無垢材のつなぎ目のずれ<熊本県・SHさん(会社員・45歳・男)>
床についてお尋ねします。2006年新築です。リビングの床は無垢のパイン材です。いくつかの問題を経て現在に至っています。
(1)新築後、入居前にシンクからの水漏れで、リビングの床材をすべて張り替えました。水漏れは点検後の元栓の締め忘れで、水漏れは1m四方の水溜りになりました。 (2)2009年8月、天井からの雨漏りで、再びリビングの床材を全て張り替えました。雨漏りの原因は2階の排水溝のつまりでした。雨漏り部分は畳半畳ぐらいの広さでした。色合いが変わるのがイヤで、20畳のリビング全てを張り替えました。 そこで、お尋ねします。リビングのパイン材のサイズは13.5cm×380cmです。7ヵ月前に(2)の件で張り替えたのですが、4枚に20cm程度のひび割れが入っています。いずれも髪の毛の太さぐらいの幅ですが、はっきり割れていると認識できます。そのうちの1枚はミシミシと軋み音がします。なにより疑問に思うのが、横13.5cm幅の部分が隣とずれていることです。右端は紙1枚入らないぐらいですが、左端はハガキ5枚分ぐらいの隙間があります。13.5cmしか幅がないので、目視ではっきり斜めになっているのがわかります。よく見るとリビングのほぼ全てがそうなっています。玄関や子供部屋など1度も張り替えていないところはきちんとされています。 そこで、施工不良ではないかとメーカーに見てもらいました。乾燥で割れ目が入ることもあると言われ、軋み音は床下から修理するとのことでした。ずれについての返事は後日となっています。ひび割れの対処には触れませんでした。2006年から2009年までは1枚も割れていないんです。縦380cm部分の隣同士の幅は多少ばらつきがある程度です。施工不良ではないのでしょうか? ちなみに、幅木は1度も交換していません。なので幅木は床に付くというより、壁に付いているといった具合です。 メーカーとの関係は良好です。とても丁寧に対応してくれます。(1)の時は、床材はもちろん引っ越し費用の全額を負担してくれ、かつお詫びとして20万円持ってこられました。(2)のときの費用も全額先方負担でした。でも今回の、ひび割れと床材のずれは納得いかないのです。雑な張り方との印象を受けます。ひび割れがなければ我慢しようかと思いましたが、この先ひび割れも増えそうな気がしてメーカーに改善を要求しました。 アドバイスいたします 建設大臣賞受賞 リフォーム・新築の北海道工房(株)(JRN正会員) 代表 廣瀬 誠 電話:011(882)1200 ホームページ:http://www.do-ko-bo.co.jp/
一般的なキシミ音は無垢材の乾燥による反りや収縮、その下地材が関係してる場合があります。現在の状況に至る過程で2度フローリングを張り替えているということで、1つはどのように張り替えたのか、また、その張り替えがキシミ音と関係しているのかです。
通常の床のつくり方からいきますと、床下地材には合板類を使用し、フローリングはその合板下地に直接か、または捨てベニヤを一枚重ねてから、糊と釘を併用して張っていく場合があります。施工した職人さんによって付ける糊の量は違うと思いますが、2度剥がしているのを考えますと、下地に剥がした材料が残ったり、逆に合板の表面が剥がれてしまうことがあります。そういったことも床鳴りの原因や、仕上がりに影響を与えている可能性はあるかもしれません。ただ、床下から修理するとのことなので、ある程度の原因はわかっているのだと思います。 ひび割れと隙間に関しては、無垢材特有の現象なのか、施工の雑さなのか、それとも両方なのか。いずれにしてもひび割れが気になるのであれば、我慢できないからと、部分的に取り替えてもらったらいかがでしょうか。部分的な取り替えならそれほど大きな問題ではないと思います。不揃いな板の隙間は、無垢材特有の収縮と施工の雑さ、両方が影響しているような気もします。全体的に隙間が同じなら気にならないかもしれませんが、不揃いなら目立つのかもしれませんね。これを全部直すのはとても難しく、また全体に張り替えなければなりません。 一般的な材料の割れに関しては、樹種や製造工程、保管状況などによって程度は変わりますが、無垢材の場合は多かれ少なかれあるものです。どこまでを許容範囲とするかは、お客様と施工業者さん双方で落としどころを考えるよりないのではないでしょうか? 誠意あるメーカーのようなので、納得いくまで、また多少の妥協も交えながら円満に解決してほしいと思います。 |
NPO住宅110番はリニューアルいたしました。 |