住宅クレーム110番

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J110 News

天井のシミについて悩んでいます。


<兵庫県神戸市・ひろさん(主 婦・53歳・女)>


 新築建売住居を購入して8年になります。2階に浴室があり、真下が和室になっています。最近、和室天井のクロスに水ジミができてきました。触ると、クロスが水分を含んだように柔らかくなっています。浴室からの水漏れかどうか、施工業者に修理の依頼をしたいのですが、10年保証制度で修理ができますでしょうか?? 天井が抜けてこないか心配なのですが…。早急にアドバイスをお願いいたします。
添付画像



アドバイスいたします
住まいを科学する技術集団・新住協常任理事
兼 北海道Webサイト事務局 兼 札幌支部事務局
勇和建設株式会社
代表取締役 齋藤 保雄

新住協北海道:http://www.shinjukyo-h.jp/
勇和建設HP:http://www.yuuwakk.co.jp/
ブログ:http://blog.livedoor.jp/replanblog012/

 10年保証とは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(略称:品確法)」に基づいて、平成12年4月1日以降の住宅に適用される10年間の保証のことを言っておられると思います。この法律により、屋根や壁からの雨漏りを10年間保証する義務が、建設業者や建売販売住宅業者に課せられました。
 そうなんです。保証しているのは、雨漏りであって、給排水設備等からの漏水は10年保証の対象になっていないのです。この部分の保証は、一般的に2年間というのが多いようです。したがって、8年経過していますので、無償修理にはなりにくいと考えられます。
 しかし、石膏ボードは水で濡れ始めると、水分を吸収して柔らかくなり、釘頭が抜けてしまって、天井石膏ボードが落下してくる可能性があります。業者さんに相談して、濡れてしまった石膏ボードを除去して、漏水原因を確認し、その処理をしてから、天井を復旧するという工事を頼むよりないだろうと思われます。


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土台のパッキンについて


<墨田区・YKさん(会社員・36歳・男)>


 現在、高断熱・高気密の家を建築してもらっています。基礎工事が終わり、いよいよ建て始めるのですが、土台のパッキンが歪んでいたり、凸凹しているのが気になります。工務店の方に問題ないと言われましたが、断熱性・気密性には影響しないのでしょうか? 教えてください。



アドバイスいたします
住まいを科学する技術集団・新住協常任理事
兼 北海道Webサイト事務局 兼 札幌支部事務局
勇和建設株式会社
代表取締役 齋藤 保雄

新住協北海道:http://www.shinjukyo-h.jp/
勇和建設HP:http://www.yuuwakk.co.jp/
ブログ:http://blog.livedoor.jp/replanblog012/

 どのような工法での「高断熱・高気密の家」なのかによって、回答が異なりますので、2通りの回答をさせていただきます。

ケース1「床断熱工法で土台下全周換気のパッキンの場合」
 この場合の「パッキン」とは、木部土台と基礎コンクリートの間に、換気用スリットを確保するためのスペーサーです。木部土台の水平が維持できていて、柱にかかる垂直方向の重さを確実に基礎に伝えることができる状態で、土台を基礎に緊結するアンカーボルト(径12mmと16mmの2種)が正しく施工されているならば、少々曲がっていても、あるいは、コンクリート製基礎の上部に少し凹凸があったとしても、住宅の基本性能に大きな支障がでることは少ないと思います。しかし、アンカーボルトを緩めれば容易に修正できると思われますので、現場監督さんに心配であることを再度相談して、直してもらうようにしましょう。

ケース2「基礎断熱工法で土台と基礎の気密性確保のパッキンの場合」
 こちらの「パッキン」は、木製土台と基礎コンクリートの間のスキマを防ぐ=気密性能を確保するというための部材です。ねじれていたり、左右にずれた場合に、微細なスキマができる場合が考えられます。ただし、この場合のパッキンは、アンカーボルトを締め付けた時点で、ほとんど見えなくなるはずですが、それでも歪んで見えているとすれば、基礎上部の水平性が確保できていない可能性もあります。この場合は、土台と基礎の間にスキマを生じさせないような対処が必要かもしれません。

 以上、写真がないので、推測でアドバイスさせていただきましたが、いずれにしても、人生をかけた買い物なので、納得するまで、説明を求めましょう。


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