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![]() 天井とキッチン上部収納棚の間のクロスについて<愛知県知多市・Tさん(会社員・32歳・男)>
お世話になります。素人でよくわからないので、これが普通かどうかお教えください。昨年、新築で家を建てたのですが、キッチン上部の収納棚と天井の間のクロスが手の届く所?までしか張られていない状態です。先に収納棚を付けたからこういう張り方になっているのでしょうか? 見えない部分なので、これが普通なのでしょうか? ご教授願います。
添付画像 アドバイスいたします 建設大臣賞受賞 リフォーム・新築の北海道工房(株)(JRN正会員) 代表 廣瀬 誠 電話:011(882)1200 ホームページ:http://www.do-ko-bo.co.jp/
相談内容を見させていただき、相談者の頭に?マークがいっぱい浮かんでいる光景が目に浮かんできました。今回の事例に関しては、見える部分ならクロスを張って仕上げるべきだし、張らなくていい場所とするなら見えないように吊戸棚と天井の隙間は塞ぐべきではないかと思います。あえて覗かなければ見えないので、そのままで良しと判断するかどうかは、建築会社や担当者のレベル、意識の違いによる所が大きいと思います。
写真で見る限りではフィラー(天井との間に付ける板材)等で塞ぐのが一般的な納まりのような気がします。間違っているとはいえませんが、業者さんにさりげなく相談してみてはいかがでしょうか? 案外単純に見落としているだけかもしれませんので、気軽に聞いてみるのがいいと思いますよ。 |
![]() バルコニーの手すり強度<東京都大田区・ YKさん(会社員・33歳・男)>
質問があるのですが、内覧会の際に仕様変更の告知があり、バルコニーの手すりを支える支柱がもともと6本(両端は側面に手すりの上下が接続しているので支柱ではないですが)だったものが、4本になったとのことだったのですが、その場ではあまり気になりませんでした。その後、内覧会終了後にいろいろ考えたら、6本中の2本も減ったら強度がかなり下がるのではないかと思い始めました。売主に月曜日にその旨電話で話し、その分をどこかで補強等して対策しているのか確認し、本日、施工会社へ確認したとのことで売主から報告がありました。
その回答では、外観をスッキリさせたかったので、そのように変更したとのことで、特に補強等は何もしていないとの回答でした。2本減らしても、バルコニーの手すりの強度としては問題ないということです。ただ、こちらとしては、もともとの仕様が6本のところ4本に減っているので、強度は元の仕様から落ちているのだから、何の補強もせずにそのまま引き渡すというのは、少々納得がいきません。 また、外観をスッキリさせたかったとの理由も理解に苦しみます、外観なら当初の設計段階で決めることだし、実際にパースなども何種類も作成して、シミュレーションした上で決定されたものだと思うのですが。また、仕様変更書には、変更理由を施工上の理由と記載してましたが、外観をスッキリさせることはこれにあたるのでしょうか。 ただ、自分も建築知識もなく自信を持って判断できかねる状態です。このような仕様変更はよくあることなのですか。また、許容範囲内の仕様変更といえるのでしょうか。長文・乱文で申しわけありませんが、教えていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。 アドバイスいたします ヒガシノデザイン ひがしの雅司 電話:011(717)5166 ホームページ:http://homepage3.nifty.com/hi_design/
仕様変更について、支柱が多いほうが安心感があってデザイン的にも好きだった方がいる可能性もあるので、業者は変更する前に説明するべきだったと思います。
建築基準法では、バルコニーの手すりについて施工令126条に「安全上必要な高さが1.1m以上の手すり壁、さく又は金網を設けなければならない」と書かれています。建築基準法の中に手すりの強度についての基準はありませんが、各メーカーで手すりの支柱の間隔などを製品ごとに決めています。 施工会社がその基準値を下回る施工を行うとは思えませんが、気になるのであれば、製品の仕様書などで安全性を確認することをおすすめいたします。 |
![]() 外壁のリフォーム時期は何時ごろが…いいの??<札幌市・yokkoさん(主 婦・46歳・女)>
北海道に在住の主婦です。家を新築して、今年でちょうど10年になります。外壁サイディングのリフォームのことで思案中です。
昨年頃から外壁のコーナー材の箇所やコーキング材やらが、割れたり劣化し始め、釘を打った箇所からもひび割れが見えたり、窓枠に沿ってひび割れていたりで、建築した会社の方に見てもらいました。足場を掛けて全コーキングの張り替えと塗装および屋根の締め直しと塗装をすすめられました。また、8年から10年後にはコーキングが劣化するし、今度は外壁も全部張り替えと聞きました。いま100万〜150万円のお金をかけて、また10年後には300万円くらいのお金がかかります。いま全部外壁を張り直したほうがいいようにも感じますが、どうなんでしょうか? また一生コーキング不要で、北海道の寒冷地にも合った丈夫ないい外壁材のおすすめはありますか? 何がいいのかわからなくなってしまいました。わかる方いらっしゃいましたら、教えてくださいませ。 アドバイスいたします 建設大臣賞受賞 リフォーム・新築の北海道工房(株)(JRN正会員) 代表 廣瀬 誠 電話:011(882)1200 ホームページ:http://www.do-ko-bo.co.jp/
外壁のメンテナンス時期にさしかかって、どの方法を選択しようかと悩まれる方が多くいらっしゃるように感じます。相談者のサイディングがどんな素材のものかはっきりとはわからないのですが、文面から判断するとおそらく、10年でコーキング打ち替えと全体の塗装(外壁)をすすめられていることから、窯業系のサイディングではないかと思われます。窯業系サイディングとは、セメントと木質系成分を混合して製造されたもので、水分(湿気や凍害)等々とは相性の良くない素材といえます。そのためこの短所の部分を補うべく、各メーカーでは表面の塗装や加工を工夫しております。この表面の塗装や加工技術の違い、デザイン等によっても価格が違ってきます。
立地条件で大きく異なりますが、一般的な塗装仕上げのサイディングでは10年程度を目処に、塗装のし直しの時期と考えられております。そして、この板材の繋ぎ目や開口部との取り合いの隙間を充填し、外部から水の進入を防ぐためコーキング(シーリング)が使用されます。この板材とシーリングの機能が一体となって建物を雨や風から守っているので、どちらかの機能が著しく低下した場合には建物の寿命を損なう結果となるため、メンテナンスが必要となります。このメンテナンスを計画的に、かつ早め早めに行うことによって、新築時の性能を維持させている方もたくさんいらっしゃいます。年数によって必ず取り替えなければならないものではありませんが、塗装や加工の技術の進歩は各メーカーさんの努力によって年々向上しておりますので、どこかの時期を機会に取り替えをされたほうが良いかと思います。 ここで忘れてはならなのが、板材(サイディング)を新しく取り替えても、また必ずメンテナンス時期が来ることです。この時期を少しでも長くしてメンテナンスの負担を軽くするために、使用部材を選ぶことになるのですが、一般的にメンテナンスサイクルの長いものは、初期費用としては一般的に高くなります。そして残念なことに相談者のおっしゃられるような、一生シーリングが不要な壁材は無いに等しいのです。ただ近年の通気層工法で外壁の下に施工する「防風透湿シート」は、シーリングに頼らなくても外部からの雨水の浸入を防ぐ構造になっております。しかしシートの施工精度や外壁素材とデザインの問題もあり、やはりシーリングに頼らざるを得ないのが現状です。 例えばここから30年後と考えると、各種外壁材(モルタル等の塗り壁・窯業系サイディング・ガルバリウム鋼板等の金属系サイディング・タイル等)と解体を含むその施工費、それらに関わる足場等の仮設費用と耐久年数を比較検討してみてはいかがでしょうか。そして何よりも、費用や性能に関すること、家の構造や形に合ったデザイン、住まわれる方のライフスタイルに合ったものなど、総合的にアドバイスをしてくれる業者さんにご相談されることをおすすめいたします。どんなものにも一長一短があるので、ご自分に合ったものをしっかりと選んでくださいね。 |
NPO住宅110番はリニューアルいたしました。 |