住宅クレーム110番

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クロスについて。


<TTさん(会社員・38歳・男)>


 家を建てて来月で2年目になります。ちょこちょこと不具合はあったのですが、すべて直してもらいました。しかし、一つだけどうしても納得できない直し方があるのですが、それについて質問です。家はハウスメーカーで買いました。
 クロスのことなんですが、クロスとクロスの隙間が最初開いてきました。それをメーカーに言うと直しに来たのですが、隙間を白いボンドかペンみたいなもので見えなくしました。・・・自分はその時点でもあまり納得しなかったのですが、妻も「クロスとクロスの隙間は仕方がないのでは」と言ったので、何も言わず終わりました。
 しかし、今月クロスのど真ん中(?)途中から下が盛り上がってきている感じでクロスが破れてきました。それをメーカーに言っても同じ処理でした。おかしくないですか? クロスが盛り上がってきた原因を直さず、色みたいなものを塗って終りにするのは、ごまかしてるだけのように思えます。自分の考えはおかしいですか?



アドバイスいたします
建設大臣賞受賞
リフォーム・新築の北海道工房(株)(JRN正会員)
代表 廣瀬 誠
電話:011(882)1200


ホームページ:http://www.do-ko-bo.co.jp/

 一般的なクロスの補修は、通称「コークボンド」と呼ばれてるもので隙間を埋めております。たぶんメーカーも状況判断でそれを使用したのではないかと思います。直す方法として大きく分けると、隙間をコークボンド等で埋めるか、悪い部分だけ切り張りするか、その壁面全部を張り替えるかの選択肢が考えられます。そのときの原因と状況判断で対応していくのが一般的と思われます。
 ただその前に盛り上がりの原因を確かめなければなりません。文面だけで原因を特定できませんが、盛り上がりの原因としては建物構造のひずみや、下地が何らかの原因で水分を含んだか、また下地材のねじれや反り等も考えられます。完成してすぐの現象なのか、それとも2年後の現象なのかによって探る方向性が違ってきます。そんなに難しい問題ではないような気がしますので、納得できる原因と、納得できる対応をしていただくよう努力してみてください。あくまでもニッコリ穏やかにです。


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住宅ローン契約


<大阪府・HJさん(会社員・38歳・男)>


 中古マンション購入のため12月に不動産会社を通して銀行ローンの本契約を済まし、3月引渡し予定で待っていました。しかし、1月に入って不動産会社から電話が入り、銀行と不動産会社との間で、私とは関係ないところで何らかのトラブルがあり、ローン契約が取り消しになったので、別の銀行で新たにローン契約を組んでくださいと言われました。ローンの本契約を交わしているのに、新たにローンを組む以外に方法がないのでしょうか?



アドバイスいたします
三井住友海上きらめき生命保険 株式会社
佐々木茂樹(ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザー)

ホームページ:http://www.ms-kirameki.com/
ブログ:http://lifeplan.livedoor.biz/

 ご自分と関係ないところでのトラブルで取り消しになるとは、さぞかし残念なことでしょう。本契約を済ましているということであれば、銀行とHJさんとの契約関係ですので、そのご自分と関係ないトラブルが何なのか、はっきりしないことには対策が考えにくいところです。実際に契約を行った銀行に、何があったのかの確認をまず行ってみてはいかがですか? その上で対策を講じるのが良さそうです。

※契約関係のトラブルになれば、法律家(行政書士や司法書士など)にアドバイスを求めるほうがいいかもしれません。


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換気扇が機能していない?


<愛知県知多市・8793さん(会社員・32歳・男)>


 IHクッキングヒーターで魚を焼くと、壁にものすごい水滴・油が付くので、本日IHの業者に見てもらいながら魚を焼いたところ、見事に同じ現象になりましたが「IH的には問題ない」とのことでした。「換気扇の吸い込みが悪いかもしれないですが、別の業者さんになるのでホームメーカーさんに聞いてください」とのことでホームメーカーに聞いたところ「設置したのは別業者なのでそちらに見てもらいます」とのことでした。その業者が「問題ない」と言ったらどうなるのか聞きましたが「業者が問題ないといえば問題ありません」と言われました。引越し前にガスを使ってた頃よりも水滴・油の付き具合がすごいのですが、もし「問題ない」と言われたら泣き寝入りするしかないのでしょうか? ご回答よろしくお願いいたします。



アドバイスいたします
山本技術士事務所
所長 山本廣資


 回答いたします。
建築基準法では、ガスの使用量によりレンジフードの排気量が決められています。IHクッキングヒーターの場合は法的基準はありません。確認申請上は、同等発熱量のガス器具相当の排気量でレンジフードの風量を選定しているのが一般的です。燃焼排気ガスが出るわけではないので、法規上はガスの場合より排気量を小さくすることも可能ですが、下のレンジとサイズを合わせると、ガスレンジの風量のものとなります。IHヒーターが発売されるようになった初期には、未確認ですが、小風量のレンジフードを選択した場合もあったようです。
しかし、IHクッキングヒーターでは、ガスレンジのように燃焼ガスによる上昇気流が発生しませんので、ガスの場合と同じレンジフードを使用しても排気の捕捉力が若干弱くなります。したがって、法的には「問題ない」ですが、機能上は「全く問題がない」とはいえないでしょう。機能上問題があるかどうかは実際に8793さん宅の状況を見ないと、なんともいえません。現在はIHクッキングヒーター専用に排気量を多くしたレンジフードが開発されているとのことです。

魚を焼くと体内の油が出てきます。下から炎で焼かれると、油が燃えて煙が出ます。昔はガスレンジの上に網を載せて魚を焼いていたので、盛大に煙が出ていました。煙が出ないように、ガスレンジの魚焼き器は上から焼くタイプになっています。油は下にある水を入れた油受けに落ちますから煙は出ないわけです。
 IHクッキングヒーターでも、魚焼き器は電熱ヒーターで焼きますが、一度で焼き上げるように上下の両面で焼くようになっています。下のヒーターに落ちてきた油は燃えますが、現在は除煙機能が付いています(N社の最新カタログには、<プラチナ除煙機能/煙・ニオイフィルター除煙率95%の白金パラジウム触媒を使用>とありました)。8793さんの機種には付いているでしょうか。

8793さんは「問題ない」を心配されていますが、「問題ない」機器・装置類の組み合わせで、機能上・生活上の「問題が発生」した場合は全体を取りまとめたホームメーカーの責任です。魚焼き器からの上昇気流はガスの燃焼排気ほどではありませんから、壁につく油や水滴はガスの場合より多いことが考えられます。これがIHクッキングヒーターを使った場合に共通で仕方がないことなのか、受忍限度を超えているのかどうかは、見ていないので何ともいえませんが、気になるのなら改善要求をしてもよいでしょう。換気量を増やす、上下両面焼きを上からだけになるよう改善してもらう等の改善策が考えられますが、どこまでできるかはなんともいえません。

なお、この回答にメーカーさんからのご意見があればぜひ投稿ください。


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階下の人との騒音トラブルについて」への意見です


<千葉県・法生さん(自営業・68歳・男)>


 足音そのものは生活音とはなりません。すべては受忍限度範囲内においては生活音となります。夜に40db以上だと騒音になります。軽く指先で床を突ついても60dbは越します。基本的に共同・集合住宅ではかかとを先について歩かない! これ基本ですね。かかとを先について歩いて音を立てないようにするのは、相当ゆっくり歩かないと無理です。トラブルを避けるためにも、つま先から先について歩きましょう。もしくは摺り足歩きですね。昔は摺り足歩きが基本でした。最近はそれを知らない人が多いのです。サッシやドア、引き戸やキッチンで平気で大きな音をたてる方が多いのなんの。道徳やモラルが崩れてきているんですね。江戸しぐさとは言いませんが、昔はお互いに気を使って暮らしたもんです。長屋(今でいうアパート・マンションです)では、子どもが泣けば外へ出て宥めるなど当たり前。摺り足歩きの花魁(おいらん)とまで言われたもんですよ。それに怒鳴り込まれるよりかはマシでしょ。昔はすぐに怒鳴られたもんです。集合住宅とはそういうもんですよ。

2008/07/19 「階下の人の騒音トラブルについて」私の意見



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キッチンの天井棚の底板?・・・・・の方へ


<倶知安町・take chanさん(会社員・52歳・男)>


<〜NPO住宅110番より〜 以前より掲載中の「設備や内装一般」について、すでに掲載済みのアドバイスとは違った見地での、以下のようなアドバイスが寄せられましたので、掲載いたします。それぞれのアドバイスを参考にしていただけると幸いです。>


 あくまでも推定での話になると思いますが、流し台の上の「天袋」といわれる上部の「収納ボックス」ではないでしょうか? その下面の材料の「膨張」であると「仮定」して、その板はきっと「木の一枚板」ではなく、「チップ状の木片を固めたもの」だと思います。であれば、それを元の状態にすることは「無理」です。その部材の交換、またはボックスそのものを交換しなければいけないと思われます。表面(ドアのデザイン等)が、変わることになると思われますが、極端な金額ではなく、手に入ると思います。取り付けも特別な施工が必要でなければ、日曜大工の延長線上にある仕事です。
 ここで問題になることが、原因としての「炊飯器の水蒸気」が解決されなければ、再度同じことになります。確実に! 可能であれば炊飯器の場所を変えるなり、水蒸気が当たらない状況をつくる必要があります。どうしても、そこに置かざるを得ないのなら、「廣瀬様」が言われるように、メラミン化粧板などを張る必要があり、また、材料の木口(断面に木屑がまとまったように見えてるはずです)に何らかの防水処理をしなければいけません。いずれにしても、信頼できるリフォーム業者を選び、下見してもらうことが先決かと思います。



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re.擁壁について


<大阪市・T・Yさん(会社員・37歳・男)>


擁壁について
 ご回答いただきまして、本当にありがとうございました。やはり、専門家の立場から客観的に見ていただき、大変安心することができました。家を買うことで、わからないことばかりなので、本当に助かりました。ありがとうございました。



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