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![]() 土台に合板??<埼玉県・心配さん(会社員・40歳・男)>
ツーバイフォーです。404ベイツガ土台(防蟻処理済み)に合板釘打ちしています。
これは何のためでしょうか? 基礎幅に対して土台が細い為? それから土台に防蟻処理しても、この合板がシロアリにやられないのでしょうか? そもそもこれは普通のことなのでしょうか?? ![]() アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
404は、ホーバイホーとも言われ、4(約90ミリ)×4(約90ミリ)の主に土台に使用される角材のことを意味します。
ツーバイホー工法は、細長い木材を両側から合板で挟み込んで、壁構造(柱で荷重を受けずに、壁で受ける構造)にする工法です。在来軸組み(従来の工法)より、耐力壁が取りやすく、耐震性に優れているといわれる工法です。 本件における合板が、何のために打たれたのかを、この写真だけでは判断できません。確かに土台寸法に幅を合わせたようにも見えます。しかし土台寸法と上にのる縦木材が同じなので、写真のような合板を打つことで、寸法が合わなくなり、通常、このようなことを行うことはありません。何か別な理由があるのかもしれません。 土台は防腐防蟻処理をしておりますが、合板も取り付け後に地盤面より1メートル(自治体条例で異なる場合もある)以下の部分を同じ処理を行うのが普通です。このあたりを施工業者に確認してみてください。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 |
![]() 白蟻について<姫路市・Oさん(会社員・39歳・女)>
浴室から居室部分に白蟻被害が見られ、白蟻業者にはすでに10年以上になるだろう、と言われています。築40年近くになりますが、一度も改修など手を入れたことがなく、傷みがひどいため、思い切って建て直すことにしました。予算等諸事情を考えると引っ越すことができず、白蟻の巣があるとわかっている地に建て直します。
建築相談にも行きましたが、床下を風通しよくすれば大丈夫、と言われ、建築業者にも心配しなくていいと、あまり取り合ってもらえません。しかし、長年放っておいたため、巣も大きくなっているでしょうし、使用する材木は水分量が25%程あるそうです。 「土を入れ替えましょう」と言う建築業者もありましたが、そんなことができるんでしょうか? もしくは毎年のように消毒し続けなければならないんでしょうか? アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
敷地の土を取り替えても定期的なメンテナンスが必要です。
シロアリ対策の最も効果的で安価なのが、土壌処理でしょう。まず、シロアリ駆除業者による、建築敷地内の土壌処理を行ってから、基礎工事を行い、それでも定期的なメンテナンスを欠かすことはできません。 また、床下が常にサラサラの乾燥状態を保持する必要があり、床下面の高さを、外部地盤面よりできるだけ高くすべきでしょう。 床下の風通しを良くすることは当然ですが、防水コンクリートなどの、しかるべき対策を行えば、密閉した床下にして、シロアリの侵入を防ぐ手法もあります。ベタ基礎に防水コンクリートを打ち込みますが、これでも土壌処理を欠かすことはできません。 木材の含水量は、自然乾燥木材でおよそ25%から28%程度、人口乾燥木材で15%が目安となります。床下の乾燥状態を保持することで、含水量は10%前後まで低下します。 シロアリ防止のメンテナンスは、数年に一度くらいが目安ですが、使用する薬剤で異なるので、処理業者と充分な刷り合わせが必要です。 シロアリ防除だけでなく、腐朽菌による構造体の劣化を防ぐためにも上記に記述した対策は必要であり、経験のある建築業者に依頼するのが安心でしょう。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 |
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