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工事ミスによるALC板のことで悩んでいます<姫子さん(女)>
外階段と外壁の隙間のコーキングのミスにより、2年近く階段の踊り場とALC外壁の隙間に水が溜まり、室内側まで濡れている状況です。その後、渇きやすい環境にし、2ヵ月以上過ぎて渇いてきてはいますが、いまだに触ると湿った感じがします。
今後このまま、交換をせずこのALC板のままで問題はないのでしょうか? 大変心配です。良いアドバイスお願いいたします。 アドバイスいたします 株式会社 北工房 代表取締役 栃木渡 ホームページ:http://www.kitakobo.jp/ ブログ:http://kitakobo.exblog.jp/ ブログ:http://blog.smatch.jp/kitakobo/
お住まいの地域がわかりませんが、冬期間気温が常に氷点下のような地域(関東以北)であれば、凍害発生の可能性があります。湿気や水分が凍結、融解を繰り返し、建材にさまざまな悪さをします。私は北海道在住で詳しくはありませんが、暖かい地域の場合は、蟻害、カビなどの心配があると推察します。どちらにしても、大なり小なり、悪さを発症するはずです。
対処法ですが、ALCを取り替えて現況復旧しても、もともとの収まり(コーキングだけに頼る止水)が感心したものではありませんので、数年後には同じ症状を発すると容易に想像できます。コーキングは万能止水材ではありませんし、日光などで経年劣化しますので、数年で役に立たなくなるものとご認識ください。このあたりの理屈がわかっている設計者・施工者であれば、現況のような設計施工をそもそも行わないはずで、できることであれば、違う専門家にご相談されてみてはいかがでしょうか? |
フローリング化粧板の剥がれ<福岡市・THさん(会社員・41歳・男)>
新築のマンションに9月下旬に入居したばかりの者です。内覧会では気づかなかったのですが、入居後フローリングの化粧板が2cm×5cm程度浮いて(剥がれて)おり、すぐに直して(接着)もらったのですが、端の部分がまだ若干浮いた(接着できてない)状態です。再度、業者に見てもらったのですが、業者は「この程度ならさらにまた接着剤を入れて固めてしまうと、今度はきしみ音が出たりすることが多いので、このままの状態の方がいい」と言い、現在そのままにしております(浮きを直すと今度は、歩いた時、音がし出したというお客が多いと言っています)。
お尋ねしたいのは、業者が言っているとおり、このままのほうがましなのか(再度接着し直して、フローリングがギシギシいうよりは、見た目にはほとんどわからない程度なので、このままがよいのか)、それとも、再度直してくれ(接着してくれ)と言ったほうがいいのかということです。よろしくご教示ください。 アドバイスいたします 建設大臣賞受賞 リフォーム・新築の北海道工房(株)(JRN正会員) 代表 廣瀬 誠 電話:011(882)1200 ホームページ:http://www.do-ko-bo.co.jp/
最近のマンション床は、合板フロアー裏に防音のためのラバーマットを貼っているのがほとんどです。問題は柔らかいラバーなので歩いたときにふわふわ感があり、それがとても気になる人と気にならない人がいるということです。また、実(サネ)式のジョイントなので、歩くたびに部材がギシギシときしみ音がする場合もあります。そのため動く部材同士をあまりきつく固定してしまうと、かえって音が出やすくなる場合もあります。
今回は床のどの場所が、どのように浮いている(剥がれている)かがよくわからないので、原因も特定しにくく、回答が的外れかもしれません。 一般的に壁際のフロアーを最終的にどのような施工納めにするかは現場の状況次第です。壁際や柱型の最後の一枚を貼るとき、サネを入れたまま納めるのがきつくて切ってしまうケースもあります。そのため、際の半端になったフロアーだけが浮く状態をたまに見かけることもあります。直すのはけっこう大変で、その部分だけではなく周辺のフロアーも剥がさなければならない場合もあります。 いずれにしても問題が許容範囲でなければ、「浮いている原因」と「音がしないように直す方法」の可能性を協議してみてください。 |
NPO住宅110番はリニューアルいたしました。 |