住宅クレーム110番

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雨に濡れたパーチクルボードの再利用について


<姫子さん(女)>


 改修工事中、雨が室内に入り、床に敷いているパーチクルボードが雨に濡れてしまいました。パーチクルボードを乾かし再利用すると言っているのですが、大丈夫でしょうか? 再利用し、フローリングを張って、後にそれが原因で床の傾きやキシミ等が出る可能性等はないのでしょうか?
 回答よろしくお願いいたします。



アドバイスいたします
住まいを科学する技術集団・新住協理事
兼 北海道Webサイト事務局 兼 札幌支部事務局
勇和建設株式会社
代表取締役 齋藤 保雄

新住協北海道:http://www.shinjukyo-h.jp/
勇和建設HP:http://www.yuuwakk.co.jp/
ブログ:http://blog.livedoor.jp/replanblog012/

 パーチクルボードの品質・厚さ・数量が不明で、どの程度の水濡れなのかもわかりません。しかし、後々のことを考えれば再利用しないほうが無難でしょう。建築業者側も、後のクレームリスクを考えると交換したほうが良いと(同業者として)思います。


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新築中の玄関ドアが全開しません


<兵庫県川西市・NEさん(会社員・女)>


 現在建て替えの真っ最中です。9月5日が棟上げで、仕事帰りに見に行くと、玄関ポーチが非常に狭く玄関ドアが全開するだろうか心配になりました。翌日行くとドアがついており、試しに開けてみると外構のブロックがじゃまをして7分ほどしか開きません。ハウスメーカーとは玄関ポーチ105センチ×300センチを含む施工面積45坪で契約書をかわしています。
 本日、ハウスメーカーの工務担当者にポーチのサイズを確認してもらい、施工面積が契約より狭くなっていることと、設計図のように玄関ドアを全開して、なおかつ外構まで20〜30センチ余裕があるようにして欲しいと伝えました。
 この場合、新たにかかる費用などはどちらの負担になるのでしょうか?



アドバイスいたします
(株)NKリファイン
野口英人


ホームページ:http://www.toshima.ne.jp/~nkrefine/

 これはハウスメーカーさんの何かのミスだと思われますので、施主の負担はないと思われます。


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アイロンでの焼け焦げ


<尼崎市・Mさん(男)>


 娘がアイロンを放置したままでフローリングに茶色の焼け跡がついてしまいました。床は白っぽい色です。なんとか修正する方法はないでしょうか。アドバイスをお願いいたします。



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建設大臣賞受賞
リフォーム・新築の北海道工房(株)(JRN正会員)
代表 廣瀬 誠
電話:011(882)1200


ホームページ:http://www.do-ko-bo.co.jp/

 一番簡単なのは、ホームセンターに行ってフローリングに一番良く似てる色の「フローリングの傷補修材」を買ってきてください。茶色の焦げ跡を取り除いて、補修材のマニュアルどおりやってみてください。小さな部分でしたらほとんど目立たなくなります。
 補修部分が大きく、自分でやっても納得できない場合は専門の業者もいます。ホームセンター・リフォーム会社・建築会社・美装会社等にルートがあると思います。面積や難易度によって金額が違いますので、頼む前に相談してみてはいかがでしょうか。


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基礎工事について


<東京都・KMさん(主 婦・37歳・女)>


 現在新築工事中ですが、昨日、基礎が低いと報告を受けました。すでに上棟式から50日以上も経過していて、工事も進んでいる最中の報告でした。再度計測したら10センチ低いことがわかったそうです。基礎はベタ基礎。柱状改良もしております。建物は木造2階建て。設計士による設計物件です。

 質問ですが、このような状況はよくあることなのでしょうか?
 工務店側に監理問題があったからでしょうか?
 このような場合、対処方法はどうすればよいのでしょうか?
 隣家との差があるため、雨水はもちろん流れ込んできますよね。
 今後、設計士と工務店と我々の話し合いを行いますが、そのときに我々はある程度の妥協は必要ですか?

 質問ばかりで申しわけございませんが、急を要することでしたので不躾をお許しください。よろしくお願いいたします。



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住まいを科学する技術集団・新住協理事
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代表取締役 齋藤 保雄

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 「基礎が低い」とは設計高さより10センチ低く施工してしまったため、内部の土間コンの高さが、周囲の地盤面より5〜10センチ低いのであろう…という理解で回答を申し上げます。

<このような状況はよくあることなのでしょうか?>
 本来、あってはならないことですが、あり得ない話でもないことです。

<監理責任>
 これは、この工事の監理責任者が誰かということになります。建築確認申請副本に「工事監理者」として、明記されているはずですのでご確認ください。(設計士か、工務店の代表者又は技術者)

<対処療法>
 今さら、家を基礎ごと持ち上げるわけにもいかないでしょうから、以下のような処置をしてもらうことで、納得するのが得策かと思います。
 建物周囲の地盤より、基礎内部の土間コン高さが低いと、コンクリート打ち継ぎ面から雨水が内部に浸入する可能性があります。まず、コンクリート打ち継ぎ面部分に、外部から防水工事を施工することをオススメします(打ち継ぎ面が無い場合には、不要と思います)。さらに、建物周囲の土質をベタ基礎以下の深さまで、排水性の良い砂などに入れ替えて、建物周囲に暗渠排水を設置されることをオススメいたします。これだけやっておけば、通常で床下に雨水が浸入することはないでしょう。


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窓枠が入らない


<匿名(公務員・37歳・男)>


 先月、棟上げをしました。喜びもつかの間、設計ミスで南側2階4間分の窓枠(H1300)が入らないことを知らされました。採光や外観を考慮すると,窓枠を小さくする(H1100)ことは考えられません。そこで,南側に面した1階和室部分の屋根を20センチ下げることで納得し、工事をしてもらいました。
 ところが、ジャッキアップで交換するはずの柱がのこぎりで切断され、通し柱のほぞ穴は表面だけうめ木される等、話し合った内容とは違う方法で施工されていました。業者はもう一度、和室部分だけのやり直しを申し出ていますが、不信感がぬぐえず返事を保留しています。和室の天井が一番低いところで2メートルになってしまうのも気になります。
 気持ちとしては、正しい設計に基づいて最初からやり直しをしてほしいところです。アドバイスをお願いします。



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(株)NKリファイン
野口英人


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 図面等を見ていないので把握仕切れませんが、柱のホゾの切断は柱を切り詰めるのでしょうから、また新たにホゾを付けられますので問題はないかと思われます。
 通し柱は補修では無理ではないかと思われます。
 それと屋根素材を替えることによって勾配を変えられますので、収まることもございますが、いかがでしょう?


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