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べた基礎のコンクリートの継ぎ目について<鹿児島市・YKさん(公務員・36歳・男)>
現在、家を新築中ですが、基礎を見に行ったところ、底盤と立ち上がり部分の打継ぎ目に気になる箇所を見つけました。
打継ぎ目のほぼ全箇所にわたりコールジョイントのようなものが見受けられ、ひどい箇所では最大で底盤から5センチ程度、施工不良のような状態(コンクリートが完全に詰まっていないような状態)です。(別添写真参照) コンクリートの強度自体は、私がシュミットハンマーで確認を行うことにしていますが、継ぎ目の強度が気になります。 以下の3点がよくわからないので質問しました。回答のほど、よろしくお願いします。 1)基礎としての強度に問題は無いのでしょうか? 2)補修で済むレベルなのか、それともやり直すべきレベルなのか? 3)補修するとすれば、どんな方法があるのか? アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
写真で見る限り、特別問題のあるような基礎コンクリートではないと思います。
※写真を見る限り、強度的な問題があるとは思われません。 ※防水機能が伴うような状況でない限り、コンクリート打ち継ぎ部分の表面荒れは問題ないと思われます。 ※補修は外見上の補修であり、強度的には特別、補修を必要としないと思います。 コンクリートの打ち継ぎ箇所には、多かれ少なかれ、写真のような「ジャンカ」といわれる「表面荒れ」が生じます。半地下や防水壁のような、特殊コンクリートを除けば、本件のようなコンクリートの打ち継ぎ部分の「ジャンカ」は許容の範囲と思われます。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 |
雨の中の棟上げ<長崎県諫早市・あきらさん(会社員・35歳・男)>
現在2×4工法で新居を建設中なのですが、100%雨、しかも豪雨になると天気予報でわかっている日に棟上げを強行されてしまい、家中が水浸しになりました。その上、その日の夜間から明け方にかけてもまとまった雨が降るとわかっていたのに、全く雨養生をせずに放置された結果、さらに水浸しになってしまいました(1階・2階の床板もずぶ濡れ状態)。
建設会社は乾燥させれば問題ないので、そのまま工事を進めていくと言いますが、床に水が溜まった状態を見て、とても問題がないとは思えません。法的手段をとっても建て替えを要望したいのですが、天候が理由では勝ち目はないのでしょうか? 雨養生をしなかったことなど、建設会社に重大な過失があると思えるのですが。アドバイスお願いします。 添付画像 アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
全国の地域で、連日のように豪雨に見舞われ、建て込み中の建築物が雨に曝されることはたびたびあります。構造部材が雨に濡れることについては、屋根を敷設して、仕上げ材を張り込むまでに乾燥させることで問題が大きくなることはありません。
ただし、2×4工法の場合、合板パネルの中に断熱材が入っていると思われます。長崎県の場合、どのような種類の断熱材が入っているかわかりませんが、グラスウールやロックウール、セルローズファイバーのような繊維系のものであれば、雨水を乾燥させる必要があります。 スチレンフォームやウレタンフォームなどであれば、湿気を吸わないので構造部材の乾燥で済みます。しかし、多くの2×4工法の場合、繊維系断熱材を採用しています。繊維系断熱材を使用する場合、雨養生を行って建て込み施工を行うのは過失というより常識なのです。 この断熱材の乾燥をしっかり確認して工事を進めるよう、施工者に要請すべきでしょう。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 |
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