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平屋の天井断熱について<浜松市・ATさん(その他・33歳・女)>
いつも興味深く拝見させていただいています。来春平屋のMyhomeを建築予定です。
建築地は静岡。木造軸組工法。断熱材はグラスウール。平屋なため、断熱材が入っても、夏の暑さの影響を強く受けるのではないかと心配しています。 工務店には、ここの地域の標準10K100mmで計画をしてもらいましたが、このサイトを参考に厚さを増してもらうように依頼し、承諾を得ました。 が、10K300mmか16K200mmのどちらにするかと聞かれ、どんなものかと困っています。 ちなみに壁は筋交い部分が10K70mm、それ以外は100mmです。よきアドバイスをお願いします。 アドバイスいたします 住まいを科学する技術集団・新住協理事 兼 北海道Webサイト事務局 兼 札幌支部事務局 勇和建設株式会社 代表取締役 齋藤 保雄 新住協北海道:http://www.shinjukyo-h.jp/ 勇和建設HP:http://www.yuuwakk.co.jp/ ブログ:http://blog.livedoor.jp/replanblog012/
10k−300mmと16k-200mmの差は、熱抵抗から簡単に計算できます。
10k-100mmのGWの熱抵抗値は2.0(m2・h・℃/W) 16k-100mmのGWの熱抵抗値は2.2(m2・h・℃/W) これに厚さをかけ算すれば良いのです。 10k-300mmの熱抵抗は、2.0x0.3(m)=6.0 16k-200mmの熱抵抗は、2.2x0.2=4.4 結果、10k-300mmのほうが有利です。 天井下地に防湿ポリエチレンフィルム0.2mmを隙間なく張り巡らせることも忘れずに。 外壁の筋かい部分10k70mm・その他は10k100mmと文面にありますが、筋かい部分も、グラスウールを少々押しつぶしてでも、10k100mmを押し込んでもらいましょう。使うグラスウールは、室内側耳付き防湿フィルム付きを選定し、フィルムの耳を柱・間柱の室内面にしっかりと止め付けましょう。 断熱材厚さは重要なポイントですが、グラスウールの性能を十分に発揮させる「通気止め」技術がもっと重要です。 外壁の上下を密閉すること、間仕切り壁の上下も密閉すること、以上の2点を確保できれば、グラスウールの性能が十分に発揮され、確実な断熱が確保できます。 結露防止・夏の暑さ対策のため、外壁通気層と十分な小屋裏換気確保にも配慮してください。 |
防火壁の入れ忘れミス工事<広島県広島市(59歳・女)>
建売を2年前に買ったのですが、購入後に15項目の不具合があって、やっと最近補修に来て、未だ完了・解決できていないことがあるので消費者センターに訴えようと思っていましたところ、さらにこの売主の建設会社から〔ベニヤ板設置工事〕お願いと明記して訪問に来たので憤慨しています。
詳しく聞くと風呂場の防火壁を施工し忘れていたのでとのこと。なぜきちんと「防火壁工事のお願い」と明記してお願いに来ないのかと思います。この団地でも30軒くらい該当するとのことで、みんな承諾していると言いますが、文書の内容が、あやふやであり、承諾印を押す気もありません〔防火壁とどこにも明記がなく、ベニヤ板工事に合意したことに承諾印を押すようになっています〕。 今までの不具合工事で家の内外をあちこちつつかれて、それでも解決できていないことで参っている矢先でしたので、まだ綺麗なバスタブや壁を剥ぎ取って防火壁を入れて、またそれを元に戻しても、コーキングをした後が劣化しやすくなると専門家に聞いたので、バスタブも壁も同等のものを入れ替えてもらえるなら承知しますと言うと、そのまま無視されて何の連絡もありません。 この件が建築違反なら訴えたいのですが。この建築会社はミスに対してリコールしなければいけない義務はないのでしょうか。どこに相談に行けばいいのでしょうか。 アドバイスいたします いずみ建築工房 泉 徹 電話:011(738)2006 ブログ:http://kenchikudanten.way-nifty.com/ 建築の不思議な納まり:http://kenchikudanten.way-nifty.com/photos/izumiya_phot/
その施工業者の説明が判然としません。
お風呂場の防火壁の意味がわかりません、ボイラー室(住宅程度)であれば、下地とも不燃で適合はず、燃焼装置の下に不燃材の台(地域よって異なります)設ける(消防法)もっと違う意味があるのかもしれません。 施工業者が何を行いたいか明確にする意味おいても、専門の建築士の意見を聞かれると良いとおいます。 建築士事務所協会では「建築相談調査会建築士」の登録制度かあります。 (社)広島県建築士事務所協会 〒730-0013広島市中区八丁堀5-23 オガワビル2F 電話082-221-0600 FAX082-221-8400 専門の相談者を紹介してくれると思います。 広島県建築士会 730-0052 広島市中区千田町3-7-47 広島県情報プラザ5階 電話082(244)6830 FAX 082(244)3840 |
床下の防湿処理について<福井県坂井市・ヒデキさん(自営業・35歳・男)>
いつも参考にしています。今回相談したいことは、床下の換気や防湿についてです。半年前に新築したお客さんから「床下の換気は、大丈夫だろうか?」と相談を受けてきました。そのお宅は、裏山(3メートルほどの崖)に近接して建っており、裏山の反対方向から床下に空気が入っても反対側の裏山には抜けないのでは?言われました。調査する方法と対策を教えてください。今のところ床下は乾いていますが(土間部分)・・・
アドバイスいたします 住まいを科学する技術集団・新住協理事 兼 北海道Webサイト事務局 兼 札幌支部事務局 勇和建設株式会社 代表取締役 齋藤 保雄 新住協北海道:http://www.shinjukyo-h.jp/ 勇和建設HP:http://www.yuuwakk.co.jp/ ブログ:http://blog.livedoor.jp/replanblog012/
文面から、住宅建設業に携わっている方と思われます。
床下換気と防湿処理は、どのような方法(技法)を採用されているのか文面では判断できません。 十分な床下換気口が設置され、床下の通風が確保できる開口が床下基礎立ち上がり部に確保されていること。 床下地盤面からの水蒸気放出防止のため、土間コンクリートが打設されているか、ポリエチレンシートが布設されているのであれば、裏山が近接していても、問題とはならないと考えられます。 裏山があるからといって、裏山と住宅の間が、年中無風ということはないでしょう。また、水蒸気は、風がなくても、「拡散」により、水蒸気は移動します。その効果を確認するには、床下と日陰の屋外の2ヵ所の温度と相対湿度を継続的に測定し、空気中に存在する水蒸気量(絶対湿度)を湿り空気線図から調べて、比較することにより可能です。 測定機器としてメーカー「株式会社ティアンドデイ」の「おんどとり」という商品をご紹介します。 |
2x4外壁モルタルについて<福岡県福岡市・TDさん(その他・41歳・男)>
はじめまして、福岡市在住のTと申します。
築3年半の2x4輸入住宅なのですが、最近サッシまわり、軒下などのモルタルが、部分的に剥がれているのを発見しました(添付ファイル参照)。他の方が質問していらっしゃる、対角線方向の、所謂「クラック」とは違うのかもしれませんが、内部への雨水進入が心配です。建築会社に連絡しましたが、デジカメ写真を持ち帰ったきり、何の連絡もありません。 このようなモルタルの状態は、放置しても構わないのでしょうか? プロの方のご意見をお聞かせいただければ幸いです。よろしくお願いします。 アドバイスいたします いずみ建築工房 泉 徹 電話:011(738)2006 ブログ:http://kenchikudanten.way-nifty.com/ 建築の不思議な納まり:http://kenchikudanten.way-nifty.com/photos/izumiya_phot/
モルタルを塗っている、下地の情況がわりません、写真を見ると、外壁モルタルとして、バルコニーと、出窓装飾品の継ぎ目に隙間ができたものと見受けられます。
昔は違う部材と取り合う部分はモルタル塗ちり(痩せること考量してモルタルの呑み込みを設ける)を設けました。モルタルの下地状態(通気工法)解りませんので内部へ浸水の可能性は予測できません。 写真での判断は隙間にシール材を充填する程度の意見になりますが、全体的に評価をするのであれば、お近くの建築士事務所協会若しくは建築士会へ。 建築士事務所協会では「建築相談調査会建築士」の登録制度かあります。 (社)福岡県建築士事務所協会 〒812-0013福岡市博多区博多駅東3-14-18 福岡建設会館5F 電話092-473-7673FAX092-473-7278 (社)福岡建築士会 〒812-0013 福岡市博多区博多駅東3-14-18 福岡建設会館 電話092(441)1867 FAX092(481)2355 |
NPO住宅110番はリニューアルいたしました。 |