|
ウッドデッキに松は?<高知県安芸郡・NMさん(主婦・45歳・女)>
亡父(大工)が数年前、倉庫内に小部屋をつくるつもりで10x14センチ、4メートルの木を20本購入していました。もったいないので製材して、後からの張り替えが容易なデッキ面材、パーゴラ天材に使おうかと考えていました。が、調べて見るとマツは腐るよりヤニが出るとのこと。何か対処できる方法はないのでしょうか? アルコールで拭いてもダメでしょうか? 腐ることばかり考えていましたが、丈夫なら束柱や通し材など床下にはどうでしょう? 設置場所は丘の上の東南で天気なら陽射し抜群で湿気はありません。松は見た感じ赤みがかった薄チョコレート色で、塗料を塗ったようにきれいです。製材料が掛かりますが、木がもったいないので何とか使いたいのですが…。
アドバイスいたします 北野木材販売(株) 専務取締役 山田直登 (北海道建築士会 空知支部滝川分会 青年部) 電話:0125(23)1178 ホームページ:http://wb-hokkaido.com/
使用される場所が土間でなく湿気がないところに使用されるのであれば、どんな所でも腐る心配はありません。松の色がチョコレート色になっているのは、時間が経って木の渋が表面に現れ、乾燥されている証拠です。強度とは関係ありません。ヤニの部分は使用しないで切り捨てたほうが良いと思います。
|
電話線の配管について<福岡県小郡市・STさん(会社員・45歳・男)>
一戸建て住宅(2×4)を新築し2000年5月より住んでいます。電話回線はメタル(ADSL)を私用していますが、今度、光回線に変えようと思い、電話会社に工事をしてもらおうとしたところ、電話線の配管がされていないため工事できないと言われました。
私の家は某不動産業者に設計・施工を一括でお願いして建てていただいていますが、一般的に電話回線の配管は設計・施工上、必須なのでしょうか。もしくは配管がないのは手抜き工事なのでしょうか。家を建てるとき電話線の配管については何の説明もありませんでした。ご回答よろしくお願いいたします。 アドバイスいたします 一級建築士事務所 ATELIER AG-PLANNING 今井優子(北海道建築士会 札幌支部青年委員) ホームページ:http://www2.odn.ne.jp/hokkaido-agp/
通常、既存の住宅に光ファイバーを導入するときは、電話配管やエアコンのスリーブなどを利用して室内に引き込みます。その先は、回線終端装置からLANケーブルでルーターを通してパソコンやIP電話などにつなぐことになります。NTT東日本のサイトですが光導入工事について説明されていますので参考にしてみてください。
http://flets.com/opt/const_single_house.html?mhttp://flets.com/opt/report/case01.html NTT ですが「電話線の配管がなされていないから工事ができない」と言ったことの真意はわかりかねます。 確かに電話の配管があれば一番工事は楽ですが、ないからといって、できないわけではありません。エアコンのスリーブがなくても換気孔など、どこかに屋内に引き込める場所はあるのではないかと思います。それすらなければ小さな穴を開ければいいことです(費用は別途かかります)。ただ、そこから実際に使う場所まで配線を引き回わさなくてはならないという不便さは発生するかもしれません。 電話の配管がないことが手抜き工事かどうかということですが。 結論から言えば、いわゆる「手抜き工事」という性質の問題ではないということです。言ってみれば、チョッとした配慮があったかなかったか、気の利く奴か、言われたことだけやる奴か……の違い見たいなものではないでしょうか。 2000年の新築ということですので、当時はまだアナログからISDN→ADSLといった流れの真っ只中だったのではないでしょうか。その時点で次は光だ!と予測し、さらにその光がこのような速さで普及すると予測できた人は少ないのではないかと思います。情報回線がどんどん進歩して、普及しているものもすぐに古くなるだろうという予測は、今でこそでききますが、だからといって、5年先に対応して何かを用意しておくなんてことは、住宅では不可能といえます。 現在、私が新築の設計をするときも、施主に光を引く意思を確認して、回線終端装置やルーターの設置場所を決めて、またどの部屋でパソコンを使うのか、LANはどうつなぐのか、無線か有線か、電話はどうする、FAXは?…etc、いろいろ検討してもらって、それに合わせて配管しておくようにしてますが、それとて5年後には全て無用の長物になっている可能性もあるわけです。残念ですし、もったいないことですが、現状では仕方のないことです。 |
NPO住宅110番はリニューアルいたしました。 |