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パイン材の節について教えて下さい<長崎県長崎市・NTさん(主 婦・35歳・女)>
夏にリフォームをしました。フローリングを無垢のパイン材にしたのですが、死に節が取れ、穴があきだしました。生き節の部分も周りが黒くなってきてます。
生活を始めて2ヵ月ですが、パイン材というものはこういうものなのでしょうか? 今のところ小さい節だけですが、大きい節が取れるのもそう時間はかからない状況です。どうすれば良いのでしょうか? 同じくパインのリビングのドアも、ひび割れがでてきたのですが、これは乾燥してないのでしょうか? アドバイスいたします 住まいを科学する技術集団・新住協メンバー 須藤建設(株) 副社長 須藤芳巳 ホームページ:http://www.sudo-con.co.jp/
樹木は葉で生産された物質によって成長します。したがって、枝なくして樹木は成長できません。日光を浴びることができなくなったり、何らかの理由で成長が止まった枝が枯死し、それを木の幹が包み込んだ枝から生じた節を死・抜け節と呼び、それに対して枝が生きていて樹木とともに成長している健全な枝から生じた節を生き節と呼んでいます。
生き節は時間を経過しても死に節にはなりませんので、ご質問の生き節の周りが黒くなってきたというのは、最初は気がつかなかったかもしれませんが、死に節だった可能性が高いと思います。流通過程において、100%の生き節の製品は現実としては難しいのですが、商品グレードが高いものは死に節もごく少数になっています。 しかしながら、パイン材も現在は世界各国から輸入されており、そのためコストもさることながら品質にも相当のバラツキがあり、木材に対して目利きがないとこのような問題が生じます。補修方法については、死に節を取り除き、市販のパテ処理材(ウッドパテ等)を押し込み、乾燥後サンドペーパーを掛け、ワックスを塗ることで対応できます。大節は張り替えてください。 ドアに関して、北欧の商品は無垢のように見えても、集成材・挽き板で框材・面材に使用し、割れ・狂いが極力起きないように工夫しています。したがって、乾燥材を使用していても無垢材でつくられたものであれば、現在の室内環境(暖冷房)からいって割れを防ぐのは難しいと思います。生産国と木材のグレードを確かめてください。 |
夏場に玄関が暑すぎる<愛知県豊橋市・MKさん(33歳・男)>
こんにちは。相談にのってください。
夏場に玄関が暑すぎるのです。陽射しの強い日は扉の取っ手が触れないほどなのです。 私は歯科医師で、病院を新築しました。南と東側は壁全面が窓になっており、診療室と待合室になっています。また、玄関、風除室もガラス張りで東南に位置しております。設計士の考えでそのような設計になったのですが、設計の段階から温室のようになるので、暑さ対策は問題ないか確認してきましたが、大丈夫ということでした。相談したところ、風除室にもエアコン・換気扇を付け、待合室にはロールスクリーンを取り付けるということになりそうですが、追加工事費が発生するそうです。電気代も高いので心配です。 ほかにも、間接照明がメインで、雰囲気を良くするということだったのですが、こちらが思っていたよりも暗かったので、そちらも照明を追加することになりそうです。 さらに、細かい家具などでこちらの思っていたものとは違うものがあったりしますが、自分で選んだんだから取り替えるには費用が発生するということでした。細かいところではまだまだありますが、このような場合には設計士に従うしかないのでしょうか。お答えよろしくお願いします。 アドバイスいたします 住まいを科学する技術集団・新住協メンバー 須藤建設(株) 副社長 須藤芳巳 ホームページ:http://www.sudo-con.co.jp/
今回の病院の設計にあたり、設計事務所にはどのようなことから依頼するようになったのでしょうか?
当たり前のことですが、設計事務所においても病院と同様にレベル差があり、さらに担当者のレベルによっても大きく変わります。また、建物の種類によっても得意不得意があります。病院も医者も同様と思います。 設計の場合は、そのレベル差によって設計報酬(設計料)が大きく変わりますし、要求する業務内容(設計・管理)の程度によっても変わります。 設計監理に大きく係わり合いを持って業務を行うタイプの個人の設計事務所であれば、必然的にその分に見合う設計料が必要になります。したがって依頼内容が設計料になります。 依頼するにあたり、 1、病院についてのノウハウ・実績があり得意なのか? 2、デザイン優先の設計のように思えるが、そのような依頼だったのか? 3、デザイン優先の仕事が気に入り、依頼したのか? 4、過去に設計した建物を何件も確認し、納得して依頼したのか? ということが気になります。 南面がガラス張りであれば夏暑いことは想定でき、照度については作業によって照度基準(ルックス=精密作業300以上)が決められています。 依頼した設計に対しての費用対効果と、依頼した自己責任で今回の問題を捉えてください。 |
NPO住宅110番はリニューアルいたしました。 |