住宅クレーム110番

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監理能力に問題」への関連投稿。全くの詐欺行為です


<熊本県阿蘇郡・IEさん(自営業・54歳・女)>


 我が家は5月の契約を工務店として、10月末引渡しということでしたが、建前から中々工事が進まず、原因はローンの中間資金を渡したのに、業者にはどこにも入っていなく、その次の資金が無く、どこからも資材が入らなかったのです。やっと、進んだと思ったら、電気工事、水道工事、浄化槽工事、設備屋などが直接契約して欲しいとのこと。そして、直接個人契約をして、やっと終わりかけた時に、瓦屋、サイデイング屋、ペンキ屋、建具屋から施工代を請求され、しかも、取り立てやまで現れる始末。ついでに、大工は途中で居なくなってしまい、不完全履行となり、また、私どもが大工を探して何とか住める状態にもっていきました。
 ところが先日、工務店から、弁護士さんが代理で追加請求がきました。とんでもないことで、全てこちらでやって終えたのに、慰謝料請求したいくらいなのに。住み始めたのが12月30日、11月で前の家は追い出されて、荷物と私は放浪してました。
 その工務店は、他の現場も中間資金が出るまではきちんとやって、その後は知らん顔、全くの詐欺行為です。それも、大手ハウスメーカーの営業マンが紹介してきたのです。ようするに、このハウスメーカーでは高いけど、この人だったらもっと安く同じものが建ちますと…。これから、裁判が始まるかもしれませんが、これ以上、被害者を増やさないようにどこかに訴えたい気持ちでいっぱいです。現場監督なんてもちろんしてません。ですから、大工は昼間2時間も休んでいました。結局、大工にも賃金を払っていないため、工務店側はなにもいえなかったわけです。最初に、丸投げではなく、大工も自分が抱えています。と言っていた言葉からして、嘘でした。

2004/09/04 「監理能力に問題」私の場合



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設計者の責任について


<北海道札幌市東区・OYさん(自営業・45歳・男)>


 いつも楽しく拝見させて頂いております。
 1年前にある設計事務所と契約して住宅を建てました。新築して4ヵ月後、雪の重みのため屋根の庇が曲がり、板金が破れ、屋根を支える垂木の一部が割れました。豪雪地帯にも関わらず屋根の雪が落ちない構造になっていたためと思われます。
 設計事務所、工務店と協議の上、補修補強することになり、先日工事が終わりました。今回の工事に関しては、私の加入していた火災保険で補修費用を負担することになりましたが、どうにも納得できません。
 設計上の問題で補修が必要になるような事態が起こった場合の責任(費用負担)は、誰が取るべきものなのでしょうか? 素人的に考えても設計者の責任は免れないと思うのですが、設計事務所側は工務店と施主の間で何とかしろと言う考えのようです。私が設計事務所に支払った設計料には、このような損傷に対する保険的な部分は全く含まれていないのでしょうか? そうであれば、「建築家と家を建てる」ことは一般的な住宅メーカーで家を建てることに比べてリスクが大きいと言わざるを得ません。



アドバイスいたします
ヒガシノデザイン
ひがしの雅司
電話:011(717)5166


ホームページ:http://homepage3.nifty.com/hi_design/

 一般的な使用で建物が破損し、その原因が設計者の構造的な配慮不足であれば、原則的に設計者の責任で修理し改善する必要があります。
 設計者が任意で建築賠償保険等に加入している場合は、、その保険から費用を負担することが出来ます。設計に問題があったのか、ご質問の内容だけでは判断出来ませんが、リスクを考えると設計者を選択する際に、建築賠償保険等の加入の確認も必要なのかも知れません。


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床暖で大理石の床にシミ!


<北海道苫小牧市・KKさん>



 はじめまして。
 家を新築して床に白大理石を貼りました。引渡しも終わり約2週間後の先日、設備の点検かねて床暖を入れたのですが、下から水分が上がってきたらしくフロアー全体にところどころシミがあがってきました。無色透明のシミなので不凍液の漏れではないとは思います。
 床暖パイピングをして、その上にコンクリート(モルタル?)を打設して中一日を置いて石貼りをしていたようですが、パイピングのコンクリートがまだ乾ききっていなかったということは考えられるのでしょうか。その水分が床暖を入れることにより上がってきたり、結露か何かでシミたのでしょうか。また、石貼りの施工法に問題があるのでしょうか(施工時期:北海道 9月中旬、床暖点検 11月初旬)。考えられる原因を教えていただけますでしょうか。 
 床材・施工は施主支給にて行いました。家全体は設計・施工監理を設計士と契約をして行いました。



アドバイスいたします
ヒガシノデザイン
ひがしの雅司
電話:011(717)5166


ホームページ:http://homepage3.nifty.com/hi_design/

 ご質問の場合、床暖房のモルタルや石の下地の水分が、石にしみ込んでシミが出来たと思われます。床暖房に限らず石張りの床は、下地の水分が原因でシミが発生する場合があります。ある程度は乾燥後に消えますが、跡が残ってしまう場合もあります。そのような場合、シミを目立たなくする処理を行ったり、シミの目立つ部分は張り替える必要があります。工期的に床暖房のモルタルを充分に乾燥させることが困難な場合は、パネル式の床暖房に接着剤で石を貼る方法もあります。
 まずは、石の施工者に状態を見ていただいて、設計・施工監理者と対処方法を検討してください。設計者は、初期のトラブルの解決や建物を維持管理して行く上で、建築主の側に立って相談に乗ってくれる役立つ存在だと思いますよ。


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