住宅クレーム110番

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J110 News

キッチンの湿気・カビ・匂いに困っています


<大阪府大阪市・YYさん(主 婦・37歳・女)>



 はじめまして。キッチンの湿気・カビで検索したのですが、なかなか同じような例がなく諦めかけたときに「住宅クレーム110番」に出会いました。過去ログの「流し台の下の匂いが臭い」の方と微妙に違うのですが、キッチンの流し台下の湿気・カビ・カビ臭にとても困っており、ぜひご相談させていただきたいと思います。
 2005年3月竣工の家族経営の集合住宅に4月末に入居しそれ以来、流し台下の収納の異常な湿気・カビ・カビ臭に悩まされています。収納は引き出し式なのですが、シンク下、調理台下の収納物にカビが生え、拭いても洗っても、また生えてきます。すぐに施工会社に連絡し、ジャバラホースと排水管をビニールテープで巻いてもらったのですが、改善されませんでした。どの程度の湿気があるのか見るために「シンク下と食器棚(流し台と向かい合わせ)それぞれに除湿剤を置いてみてください」とのことで試してみた結果、シンク下は10日で約1センチ、食器棚は水滴一つありませんでした。2週間後、再度、施工会社に来てもらい、今度は排水管をシンク下の引き出し上段の高さまで延長し、ビニールテープで巻き、「湿気・臭いは100%でません。半日開け放しで換気してください」と言われました。もう大丈夫!と思い、キレイに掃除し、洗浄し、収納したのですが、翌日にはカビ臭いニオイが漂い、3日後にはカビが生えてきてしまいました。特に湿気の多い日などは引き出しを開けてもいないのに、キッチンに立つだけでカビ臭が鼻につき、咳が出たりします。キッチンの水まわりでこんなに湿気・カビ・カビ臭で困ったことはなく、引き出しを開けるのが怖いです…。
 階下に姉が居住しており、全く同じキッチン・間取りなのに「湿気・カビ」等、そのようなことは全くありません。排水管以外に「湿気」がでる原因は考えられますか? 長くなってしまいましたが、素人にもわかるアドバイスをいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 湿気だけでこのように激しい臭気を放つのは、キッチンの裏板を構成している接着剤の養分と湿気によるカビの胞子が複合しているものと思われます。向かいの食器棚や階下のお姉さんのところが問題がないように、乾燥していればこのような臭気になりません。通常、キッチンまわりの臭気は、排水管からのものがほとんどですが、本件は湿気が要因になっているものと思われます。
 カビを発生させる湿気の要因は、一般には配管の漏水と結露が考えられます。しかし本件の場合、何度となく施工者が点検している様子なので、配管漏水のような単純な問題ではなさそうです。それでも念のため、今一度しっかりとした点検が必要と思われます。
 次に、配管の結露とシンクの裏側への結露が考えられます。業者さんもビニールテープを巻いたと言いますが、おそらく防露用(結露を防ぐため)の保温テープのことと思われます。現場を点検した業者さんも配管結露が要因と見ているのでしょう。それならば徹底した防露テープの巻きつけを行うべきです。
 一度湿気が出ますと周辺の湿度が上昇するため、少しの低温部分にも結露が生じやすくなります。したがって、防露テープが不十分な場合、その上から結露が生ずる場合も十分に考えられます。また、一般にはあまり考えられませんが、シンクの裏側に結露が生ずる場合も可能性としてないこともありません。炊事時の冷水を使用しているときだけに発生するため、なかなか発見がし難い場合があります。この部分も点検してみてください。この場合、お姉さんのお宅と質問者のお宅のライフスタイルの差によって、問題が生ずる場合と生じない場合があります。
 配管の結露やシンクの結露は使用時に発生いたします。状態から見てこのあたり以外に要因はないと思われますので、今一度、さまざまなキッチンの使用を換えながら、業者さんに点検していただくことをおすすめいたします。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。


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外壁の塗り直しは可能?


<愛媛県西条市・HTさん(会社員・35歳・男)>


 はじめまして。施工業者殿の対応に悩んでおり、どうしたらよいかアドバイスいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。
 築半年ごろ、外壁に亀裂が入っているのに気づき、1年点検の時に施工業者(ハウスメーカ代理店で元請業者)へお願いし、補修していただこうと考えておりました。ところが、1年4ヵ月を過ぎても施工業者から連絡もなく、当方から連絡して来ていただきました。「補修方法について後日連絡いたします」と言って帰られたのですが、いつまでたっても連絡がなく、こちらから連絡すると「外壁材メーカと連絡が取れていない。また連絡します」とか、「別物件で忙しいのでまた」と回答を延ばされました。それから3ヵ月ほど経って、ようやく外壁材メーカの方同行で再度見に来られたのですが、それからまた2ヵ月間、音沙汰がありません。現場監督が担当されていたのですが、対応の悪さにシビレを切らし、施工業者の社長様宛てにクレームを入れると、翌日、社長さんと外壁材メーカの方が来られました。…が、しかし、またもや「補修方法について後日連絡いたします」との回答。塗り直しして欲しい意向を伝え、補修方法についての回答期限をおうかがいしました。回答期限の翌日に連絡があり、パテ埋めによる補修のみという回答でした。
 また、施工中のお話ですが、
 ・台所の天袋は不用と設計時にお願いしていたが付いていた。
   →施工中に除けていただいた。
 ・トイレの中棚は不用と設計時にお願いしていたが付いていた。
   →施工中に塞いでいただいた。
 ・防音施工をお願いしていたが、設計仕様書と異なる施工であった。
   →設計仕様書どおりにしていただいた。
 ・天吊り部材が設計仕様書と異なる部材であった。
   →材料費の差額をいただいた。
 ・アンテナ関連の部材が追加工事として二重請求された。
   →請求を取り消していただいた。
等々。このような経緯があり、業者が信用できなくなっております。
 コテ塗り外壁の亀裂ですが、
 ・下地パネルの継ぎ目が縦横とも、ひび割れている(2〜3mmの隙間)。
 ・勝手口の角から基礎に向けて斜めに扇状にひび割れている(5mm〜6mmの隙間)
状態です。
 外壁の材料は、「有機質砂壁状仕上塗材」という材料を使用しており、外壁材メーカのホームページには、「JIS A 6909 可とう形外装薄塗材Eによる試験結果」というのがあり、「耐候性A法」や「可とう性」など、全ての項目が「ひび割れがないこと」となっています。
 また、施工時に下地パネルの継ぎ目が目立っている(透けて見える)箇所があり、塗り直してもらったところは、ひび割れていません。塗壁は多少割れるもと理解はしておりますが、塗り直してもらっていないところが全て割れており、「瑕疵では?」との疑念が拭い切れません。
 施工業者にパテ埋め補修ではなく、塗り直しをお願いすることは可能でしょうか? 塗り直しを要求することが可能な場合の事例やポイントなどございましたら、ご教授ください。
 以上、長々となりましたが、よろしくお願い申し上げます。



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 本当に困った施工業者さんですね。建主さんとの信頼関係を崩すことを、ますます助長するような行動に怒りさえ覚えます。このような業者さんだからこそ、雨漏りなどの具体的な事象がなければ全面的な塗り替え工事を求めるのは大変に困難だと思われます。雨漏り事象に関しては瑕疵担保責任の対象となり得て、法的な義務を負わせることができるからです。
 本件は塗り塗料の素材は詳しく記載されておりますが、コテ塗り外装とあるだけで、その塗り下地がモルタルなのか、窯業系の下地にコテ塗りしたものなのかがはっきりいたしません。おそらくモルタルだと思いますが、モルタルの場合においては、モルタル自体の施工方法によって、全くクラックの入らない方法もありますが、多くがモルタルの施工方法に問題があります。
 モルタルにしても窯業系サイディングにしても、その素材にヒビが生じたら、どんなに弾性に富んだ塗料でもヒビが避けられません。本件は塗料より塗り下地の施工法に問題がありそうです。下地素材に問題がある場合においては対応がさらに深刻です。
 下地をそのままにして塗布施工だけでヒビ補修や前面補修を行う場合、2〜3ミリの厚さまで重ね塗りする弾性リシン系の施工法があります。相当の費用がかかりますが、下地を取り替えるよりはるかに安価に施工できます。本件の場合、瑕疵担保責任の法的な責任を負わせることが不可能と思われ、後は業者さんの道義的な施工責任を求めるだけとなります。しかし、ここまで無料で補修施工させるにはかなり難しい思われます。
 本件は約束を守れない業者さんのように見受けられますが、結果として質問者の言うことに従っているように思われます。実際は結構、小心で人の良い社長さんなのかもしれません。場合によってはパテ塗り補修でも致し方ないと思われます。根気よく、折衝を行いないながら補修工事を貫徹させてください。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。


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ガルバリウム鋼板の施工の問題点について」へ意見


<北海道旭川市・飯田板金工業 飯田均さん(自営業・55歳・男)>


 北海道旭川市の飯田板金工業・飯田均といいます。いつも拝見させていただいてます。
 最近頻繁にガルバリウム鋼鈑を外壁にという要望が多くなりましたが、そもそも、ガルバリウム鋼鈑というのは、溶融55%アルミニウム・亜鉛合金めっきしたトタンの製品の名前で、これに塗装をしたものを「GLカラートタン」または、「ガルバニウム鋼鈑」といっています。
 もともと外壁材の製品の名前ではないのです。このカラートタンをいろいろな形状に成型加工して、外壁材や屋根材として施工されます。その商品名に「ガルスパンとか、ガルバ…」とよばれ多種多様な商品があります。
 製品により板金業者が施工したり、外壁業者が施工します。それぞれの意匠性・利点・欠点を理解して使用されることをおすすめします.



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