住宅クレーム110番

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J110 News

屋根の裏側に釘がたくさん出ている


<匿名さん>


 初めて投稿します。
 私の家は三角屋根ですが先日屋根裏を見てみますと、屋根の裏側に釘がたくさん出ていました。トタンをとめている釘なのか板を止めている釘なのかわかりませんが、木の横にあまりにもたくさん出ていたので心配です。建築会社に聞いたところ、釘は出ていても板に効いているから大丈夫と言っています。
 台風などでトタンが飛ばないかと心配です。本当に大丈夫なのか、基準はないのか等教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 その程度にもよりますが、トタン屋根の場合、トタンを固定する吊子と言われる金物を屋根の上部から釘で打ち付けます。この吊子とめの釘が野地板を貫通して飛び出てくる場合が多くあります。基本的に野地板を受けている屋根垂木に打ち込むようになっておりますが、全てが垂木の上に位置が合わない場合もあり、吊子止めの釘が飛び出ても不思議ではありません。しかし、あまりにも垂木に効かずに野地板を貫通ばかりしていますと、台風などの時に吹き飛ばされる可能性もない訳でもありません。
 残念ながら規準がありませんので、今のうちから台風で被害が遭った時、その責任を取って戴くようしっかりと建設会社に確約をしておくべきでしょう。そのように迫ると屋根屋さんに施工の再確認を行なわせることになると思われます。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。


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冬の寒さについて


<長野県・NSさん(会社員・48歳・男)>


 二つ相談します。いずれも冬の寒さの件です。
 寒冷地に3年ほど前一軒家をたてました。床面積50坪位で、高気密・高断熱です。
・困っていること1/冷気について
 吹き抜けを付けました。しかも、家の2ケ所に吹き抜けがあり、上の空間と下の空間(廊下)で、空気が回るようになっています。冬、リビングにいると、北側の冷気が伝わってきて吹き抜けの上の方から、降りてきます。寒くてリビングにいられません…ホントなんです。
・困っていること2/床暖房について
 前の話と関連しますが、暖房は床暖房だけです。作る時は床暖房で暖かいと思っていた…。ところが、寒い。床だけは暖かく(熱い)上体は寒い。床暖の温度を上げても家は暖かくならない。足だけが暑くなる。乾燥もものすごく前の家(古い日本式家)に比べ皆風邪をひく。高気密なので、石油ファンヒータもだめ。まったく、不健康な家になってしまいました。

 何かよい解決策ないでしょうか?



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 結論から言って、質問者の家は高気密住宅ではありません。確実な性能を持った「高」の付く気密住宅でそのような状態にはなりません。家の暖かさを保持するには、断熱材の厚さより、気密性能が重要です。何を規準に「高」気密なのか、その規準が定められておらず、業者の感覚で「高」気密住宅と銘打っているだけと思われます。このような吹き抜けのある住宅の抜本的な解決法としては、隙間を完全に埋めて換気扇を回したら、玄関のドアが明け難くなる位の気密性能が求められます。しかし、かなり大規模な改修工事になります。
 簡易的な解決法としては、正確な家のQ値(熱損失係数)を調査して、そのQ値に見合う暖房機容量が必要です。現在の床暖房だけで家全体の暖房を賄うのに熱量が不足していると思われます。床暖房は隙間の多い住宅に向いておりますので、床暖房以外の暖房機で不足分の暖房容量を確保すべきでしょう。
 Q値を計算するには、床、壁、天井に使用した断熱材の種類と厚さ、さらに気密対策をどのように行なわれたか、また使用した窓の種類と大きさと数、さらに気密シートを張り込んだ内部の容積が解かれば計算が出来ます。
 施工業者が高気密、高断熱と言うのであればその根拠を示して戴き、上記の正確なQ値計算書の提出を求めるべきです。そのQ値によって暖房容量を算定すべきです。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。


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マンションの床上浸水の費用負担に納得できない」への朗報


<自営業・(有)環境設備コンサルタント/山本技術士事務所 山本廣資さん>


 ある建築雑誌にマンションの浸水被害についての裁判事例が掲載された。マンション1階住人が起こした浸水被害に対する損害賠償を求めた裁判で、建築主の責任を認める判決事例が紹介された。この判決では設計・監理者に対する不法行為責任は否定されたが、責任を認めた判例もあるということで、設計・監理者に対し建築主に対する警告・助言の必要性を提言している。
 判決内容は瑕疵担保責任に基づく売買契約の解除を認めて建築主に対して売買代金相当額の返金と、慰謝料・訴訟費用の支払いを命じたものである(東京地裁2003年4月10日判決)。
 この事例はNKさんと似たような事例で「…浸水被害を防止するための十分な対策を施していなかった」ということで瑕疵の存在と、建築主の過失が認められたものです。
 高い金額で一生の買い物をした居住者に対し、浸水事故など起こらないような配慮をしていくのは当然で、参考になる判例なので紹介しました。

2005/03/19 「マンションの床上浸水の費用負担に納得できない」へ回答



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建築士の監理に甚だ疑問を感じています」さんへ


<神奈川県厚木市・MOさん(46歳・男)>


 神奈川県に住んでおりますMと申します。本文を読ませていただき、せっかく立てた家が後味の悪いものになっていることに同情いたします。
 私も地元の建築士に方にお願いし家を建てました、監理も行っておりましたが、同じように施工ミスが何箇所かありました。しかし、こんなひどい対応ではありませんでした。素直にミスを認め即修正をしてもらいました。費用も発生していません。また、築6年目を迎えていますが、今でも時々足を運んでは様子をみたり補修へのアドバイスをしてくれています。自分が創った家への愛情が感じられ、こちらも安心します。
 文面からだけではすべてを判断できませんが、建築士さんとの会話が少ないように感じます。施主の思いを如何にして形にするのかが建築士の腕のみせどころだと思いますし、逆にこれまでの豊富な経験を活かしながら、施主へよりよりアドバイスをするのも建築士の役割だと思います。そのために必要なことは会話を重ねることだと思います。難しいかもしれませんが、ここは、出来るだけ感情的にならず冷静になって監理者の役割と責任を明確にし、間違いは正してもらうことを粘り強く淡々と主張することが大事ではないでしょうか? 黙ってしまうことは「問題ない」と捉えられる可能性がありますので妥協は禁物だと思います。
 気持ちが伝わり、さらに満足できる家になることをお祈りしています。



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