住宅クレーム110番

投稿ページ続きです
J110 News

電気温水器の水漏れによる床の修理


<匿名さん(会社員・50歳・女)>


 電気温水器の減圧弁というところから、水漏れがしていることに最近気づきました。マンションに入居して8年になりますが、いつから水漏れがしていたのかはわかりません。電気温水器を設置している場所の隣の部屋のドア付近の床が浮いてギシギシしていたので、おかしいなと思って、いろいろ考えた結果、おそらくこの水漏れが原因なのではないかと思います。
 メーカーの方に修理を頼んだんですが、見に来てもあまり仕組みをわかっていないような感じで、水漏れをしているところを見て、部品をもってまた来ますとのことで、一切説明などなく帰っていきました。その方が帰った後、私は応急処置の方法がないのかと電話でたずねたら、「ない」と言われただけでした。ずっと水が漏れているので、これ以上床にしみていくのは阻止したいと思い、コップを水漏れの下に置いたら、30分もしないうちにいっぱいになり、これではラチがあかないと思い、新聞紙を下に敷いたりして何とか被害を抑えるようにしています。
 ここで思ったことが、電気温水器を使用する以上は、水漏れが発生することは予見可能性があり、施工会社には、床を防水加工をする必要があり、義務づけられていることなのではないのかなと思いました。説明書には、床は防水処理および排水処理ができるようにするようにと、施工会社確認の欄に書かれていました。
 以上より、今回の電気温水器の水漏れによる床の修理を施工会社に請求することができるのではと思っているのですが、どうなんでしょうか? 予見可能性があることなので、結果回避義務が施工会社にはあるのではないでしょうか? これは施工会社のミスといえないでしょうか? よろしくお願いします。



アドバイスいたします
ハウテックさん

 電気温水器からみの漏水は結構多いですよ。よくあるのは水は温度上昇に伴い体積が膨張しますから、温水器保護のため必ず逃がし弁というのがついていて、これが壊れて水が出っぱなしになるパターンです。床に逃がし弁用の排水目皿をつけますが、衛生上の問題で間接排水とするため、皿の上で逃がし弁からの配管を開放します。勢いよく出たりすると飛び散りますし、目皿ですから、みなさん日本のユーザーは車にならってフリーメンテナンスで掃除もしないのでほこりなどが詰まって排水が滞るようになって、溢れて階下に水漏れします。このパターンは何度か私も遭遇してます。最近マンションでは深夜電力使用の温水器はガス給湯器に比較して激減してますが、室内に設置する場合でも床は大抵、防水工事はやってません。なぜか。それは分譲マンションの構造上、スラブトゥスラブで区画を形成するため、防水区画の床排水も床上転がし配管でやらなくてはならないので、アスファルト防水など信頼性の高い防水をできないからです。基本的に風呂のように常時水を流す場所ではないので、イニシャル面でも防水の必要性を低く考えがちです。床下配管(下の家の天井内配管)を否定したところから、在来の風呂はマンションではほぼ死滅しました。ユニットバスが当たり前の時代です。その見地から考えますと、瑕疵による補修はほぼ無理でしょう。減圧弁は本体組み込み部品なのか外付けなのか文章より判断できませんが、こちらの部品アフターの期間も2年がよいところで、配管接合部水漏れ等以外では8年の歳月では、無償補修に応じる売主・ゼネコンはないと思います。残念ながら、施工ミスをつけるポイントがちょっと見当たりません。


J110 News

マンションの給水装置・ポンプの設置ミスと高架水槽の手抜きについて


<兵庫県神戸市・OMさん(60歳・男)>


 老後のため3階建てマンション(2DK、5世帯)を建設して14年目。ポンプ設置業者が、ポンプを違えてつけてしまったのです。揚水ポンプならいいのですが、直流式のいわば増圧ポンプをつけてしまったのです。受水槽から直接蛇口へ送り込むポンプを、高架水槽へためる方式のものにつけてしまったのです。それがトラブル続きのもとでした。それを知ったのが14年目。とうとうダウン。故障してしまいました。
 365日24時間休むことなく稼動しっぱなしで満水でもとまることなく、故障の連続でした。業者、メーカーとも一応、毎年点検に来てもらうのですが、言うことがいつも「寿命だ、寿命だ、取り替えろ、取り替えろ」。見積もり120万円、というのです。まるで証拠隠滅工作かのようでした。設置業者は悪いと思ったのか、賠償問題になる、といって逃げてしまいました。語るに落ちるとはこのこと。
 高架水槽に電極棒が設置されていないため、ポンプが満水になっても止まらなかったのです。メーカー、業者とも直せなかったのです。ポンプ音が夜中じゅううるさく、故障が多く、夫婦で一緒に出かけられず、残念な14年間でした。寝室も今や物置。ポンプのそばの部屋はうるさくて眠れないのです。そばに他人の家がなくて良かったと思いました。電気代も14年間で50万円、余分の出費だそうす。
 そこでメーカーと話し合いました。この手のポンプの設置間違いはよくあるそうです。80対20。20パーセントは間違って設置しているというのです。アングリです。「修理します。ただし、電極棒は自費で取り付けてください」というのです。
 私は今、カッカ・カッカきていますので落ち着いて判断できません。そこでいろんな方の意見を聞きたいのです。

  1. メーカーの言うようにそれなりに修理してもらい、電極棒は自費で設置。
  2. メーカーにそれなりに修理をしてもらい、電極棒の取り付けもメーカーもちで。こちらで支払うことはない。
  3. メーカーに、無償で全て新しく正しく取り付けてもらう。
  4. 原状復帰してもらい全額払い戻ししてもらう。約100万円。
 
 プロの方も含めて、ご回答よろしくお願いします(なお、電極棒設置はいくらぐらいかかるのか教えてください。距離は20メーター)。



アドバイスいたします
山本技術士事務所
所長 山本廣資


 メーカーがこの種のトラブルをどこまで把握しているのかわかりませんが、設計事務所の常識ではほとんどあり得ないことです。また、施工業者がポンプを発注する際には仕様を確認しますから、間違いがあればこの時点で発見されます。20%のミスなどありえません。設計図・竣工図はどうなっていますか? 確認してください。

 メーカーに補償等を求めるのは筋違いです。設計に間違いがあれば責任は設計者で、施工業者(ポンプ設置業者)がポンプを間違えてつけたのなら施工業者の責任です。メーカーは施工業者から発注された仕様に従ってポンプを納入(または据付まで)しただけです。修理を無償でやってくれるだけで誠意があるといえるでしょう。1〜4のいずれの案でも、交渉相手は施工業者(設置業者)です。逃がしてはいけません。どこまで補償してもらえるかは民事の問題でしょう、弁護士さんと相談してください。

 水道料金はどうなっていたのですか? 入居者負担ですかOMさんの負担ですか? 入居者負担なら高額になるので入居者からクレームにならなかったのが不思議ですが、OMさん負担の場合、気がつかなかったのでしょうか? 14年間の負担分も補償の対象となりますが…。また、水道メーター検診の際に神戸市の水道局の方は気がつかなかったのでしょうか。東京では使用量が一般家庭と比べ大きい場合は、漏水ではないかと指摘されます。
 
 電極棒工事の金額は出せません。高置水槽の水位を感知してポンプを運転・停止させるためには、信号を受けてポンプの電源をON/OFFさせる回路を組まなければいけません。ということは、ポンプ動力盤を改造または新設しなければならないので、現状を調査する必要があります。水道局に施工業者を紹介してもらって見積もり依頼してください。

 給水システムですが、3階建て5世帯のマンションで高架水槽方式以外にも直結方式に変える等、いろいろな方法が考えられますので、水道局と相談のうえ検討されたらいかがでしょうか。


J110 News

フローリングのワックス厚塗りで軋み音が発生」の関連質問


<神奈川県横浜市・Iさん(自営業・45歳・男)>


 キッチンの床がCFで仕上げてあるのですが 置き床で施工してあり(管理会社の説明による)一部分、床鳴りがします。「フローリングのワックス厚塗りで軋み音が発生」への返答で、置き床の際根太部分で発生するとの記述がありますが、ご説明いただけますか? また、置き床の束のピッチは縦横300メッシュでしょうか?



アドバイスいたします
ハウテックさん

 フローリングのワックス厚塗りでの床鳴りですが、確かに表面柔軟性を阻害するのか、これは存在します。しかし、置き床の床鳴りとは根本的な原因が異なります。置き床の床鳴りは釘を使用した部分と木材のこすれ音がその原因ですから。ですから、Iさんのお宅のCFシートの床鳴りは完全に置き床の釘使用箇所という推測が成り立ちます。通常900ミリ角のパーチクルボード(木材質の圧縮板)をボルトで受ける構造のものが一般ですから、台所などの小部屋ではどうしてもボルト足の本数が不足して、ドア前や壁まわりに際根太を入れて床荷重の補強をします。この部分に使う釘で鳴ることが多いのです。また、台所は転がし配管も多いので、どうしても置き床の足がやりづらい場所です。ですから、Iさんのお宅の床鳴りは置き床の施工に不具合があると思われますから、売主に補修要望を出されたら良いかと思います。


J110 News

あらゆる排水口からのボコボコ音


<熊本県熊本市・KTさん(55歳・男)>



 一戸建て住宅で、あらゆる排水口からのボコボコ音に困っています。合併浄化槽から下水道に接続替え工事後、浴場の排水後には太鼓を叩くような音が出ます。洗面所も小さくはありますが、同じような状態です。トイレに至っては、音とともに多少の汚物まで戻ってくる有り様です。50センチ幅ぐらいの場所に、配管が輻輳して、中には他の配管を跨ぐようなものもありましたので、その部分に空気が溜まるのが原因ではないかと思っていましたが、「通気管」を取り付ければ良いと、ネット上に掲載されているのを見ました。
 日曜大工程度ですが、少々のことは自分で処置していますので、通気管の取り付け位置、構造等についてどなたか教えていただけないでしょうか。



アドバイスいたします
山本技術士事務所
所長 山本廣資


 KTさん宅のトラブルは通気管の不備ではないと思われます。下水道に接続替えした際に、外部の排水管の勾配その他が変えられたのが原因でしょう。「他の配管を跨ぐような」とありますが、排水管でそのような配管は絶対やってはいけないことです。排水のある器具の最上流から敷地境界まで一定の勾配(1/75〜1/100)で配管されていれば、曲がりの箇所はあっても排水はスムースに流れトラブルにはなりません。そもそも空気溜まりができるということは、排水管が_| ̄|_(配管跨ぎ状)になっていて上流側には排水が溜まっているということでしょう。配管跨ぎのレベル差が大きい場合は上流側に排水が溜まってトラップ状になり、器具のトラップと合わせ2重トラップが形成されるので水が流れません。KTさん宅ではこのレベルが小さく、排水が溜まっても流れるスペースがあるので施工者はこのような形にしたものでしょう。ゴボゴボ音はこれが原因かと思われます(このような配管が施工されることはまれな事態で、似たようなトラブル事例がないので、推定の書き方ですみません。排水管が長い間に詰まると、このようなことになります)。
 排水管が配管跨ぎの形になっているのなら、接続替え業者に直させるのが先です。また、排水管の勾配が十分取れないようでしたら、下水道局に相談して公設桝(道路の敷地脇にある排水管接続桝)のレベルを深くしてもらってください。
 通気管についてはここでは説明し切れません。書店や図書館で専門書をご覧ください。


J110 News

リフォーム業者の対応の悪さ


<東京都千代田区・Kさん(会社員・32歳・男)>



 マンションのリフォームをした者です。業者の対応の悪さにどうしたら良いかわかりません。
 キッチン・洗面・風呂場・壁紙のリフォームをしました。洗面所に障壁をつくる予定でしたが、実際できあがってみると付いていませんでした。問いただしたところ「忘れてました」という返事です。挙げ句の果てに「障壁、どうしても必要ですか?」という回答でした。呆れてしまいました。さんざん打ち合わせしていた時間は何だったのでしょうか。すぐに直させますと言ったきり、1週間以上たっても連絡がありません。
 さらに室内に運び入れるときに壁を傷つけたらしく、廊下のクロスが数ヵ所やぶけていました。その破けをペンキで上から塗って誤魔化していました。それも色があっていないのです。その他あげたらキリがありませんが、すべて気になる箇所は納得できないと伝えました。そのクレームに対する返事もないのでお金も振り込みませんが、とても不愉快な出来事になりました。
 このようなケースでは私たちはどのような態度で接したらいいでしょうか。知り合いに紹介してもらったので、あまりきつく言えなくて泣き寝入りしてしまいます…。請求通り金額を払ったほうがいいのでしょうか。あと、せっかくリフォームしたのにフローリングもガタガタで、とても不満です。とにかく連絡が来ないのがとても許せません。誠意の無さに呆れています。どうしたら良いでしょうか。



アドバイスいたします
建設大臣賞受賞
リフォーム・新築の北海道工房(株)(JRN正会員)
代表 廣瀬 誠
電話:011(882)1200


ホームページ:http://www.do-ko-bo.co.jp/

 施工業者のレベルの低さから起きたクレームの顕著な例となってしまったようで、同じリフォームをする者としては、非常に残念な想いがします。知り合いに仕事を頼んだのがうまく行かず、結果として我慢しているというのもよく聞くお話です。やはり一番に、どの会社に頼むかということが重要になってくるということでしょうか。
 かといって、大事な家に大事なお金を掛けてリフォームするのですから、簡単に妥協することはありません。まず、今回の工事にあたって、きちんと契約書は交わしていますか? 契約とは、頼む方と受ける方が同じ立場で互いの条件を納得した上で交わされるものです。もし、契約内容と現実が違うのならば、当然、予定どおりになることを望むべきですし、完了している部分も納得のいくものでないのならばキチンと話し合いをしてください。なされる事がされていないとうことであれば、あきらかな契約違反といえるからです。
 リフォームの場合、壊した結果、予想と現実が違うので、予定どおりに行かない場合が多々あるのも事実です。しかし、そういった場合でもきちんと打ち合わせをして、互いに納得(内容や費用の問題、工事期間の問題等)した上で変更するもので、勝手に変更されている(全ておまかせの場合は除く)のも契約違反といえるでしょう。きちんと契約書を交わしているのならば、再度内容を確認ください。しかし、もし契約書を交わしておらず、しかも内容を確定する図面や仕様書がないまま工事をしていたのなら、交渉は難しくなるかもしれません(こうなるとその会社の姿勢が左右することになる場合が多いため)。知り合いの紹介でなかなか言えないとう気持ちもわかりますが、このまま気に入らないものに囲まれて暮らせますか? ここは紹介者からでも話をしてもらって対応を求め、それでも動きがない場合はしかるべき所で相談してみてはどうでしょうか?  お互い冷静になって、きちんとした話し合いが必要と思いますが、相手が動かないということになれば、その場合はこうすればということはなかなか言えないので、そういった機関等への相談をすすめる以外ないということを了承ください。
 業者選びは医者選び、旦那さん選び、嫁さん選びによく似ていてます。さまざまな出会いを通じて関わり、結果、その人の人生までもが左右されます。車を買うのとは訳が違い、しっかりとした価値基準で選択していきたいものです。


J110 News

建築家との家づくり…一体いつ建つの?


<匿名さん>


 昨年6月に、3人の建築家の方とお会いして、ひとりにお願いしました。その際、今年の夏から秋に完成すれば…というような話を書面にしてお渡ししたのですが。もうじき1年という今、できているのは基本設計と模型だけ。この1年、月に2度ほどの打ち合わせで、夢ばかり語ってきただけのように思えます。おそらくその方が忙しいだけとは思いますが。その方は、輸入のトリプルガラスの窓を使われる方で、これを取り寄せるのに3ヵ月かかるとは、最初に聞いていたのですが、うちは時間があるから大丈夫と言われていて、その意識が、ずるずるきてしまったようです。北国ですので、雪解けとともに着工と思っていたため、さすがに今年に入って焦りはじめた私たちがスケジュールのことを問いただしましたが、9月ということから、顔を合わすたびにずれこんで、10月、11月と言います。いや、9月にはできてほしいと言っても、次の打ち合わせのときにスケジュールを聞くと、「そうですねえ、11月くらいかな」と、まるで前の話がなかったように言われます。さすがに先日、つっこんでお願いをしましたら、その次に会ったときに、3ヵ月と思った窓が、5ヵ月かかるというから、暮れか、いっそ翌春にしますか、それとも、すぐ手に入る同様の窓を使えば早く着工できるけど、60万ほど高くつきますと言われました。
 寒い暮れに引っ越すのも嫌ですし、シックハウス対策に、完成後、しばらく風を通してから入居したいとも考えていました。翌春といっても、厳寒の冬に、大工さんにお仕事させるのも気が進みません。それに、結露とカビに悩まされまくる社宅の冬は今年が最後と、自分を励まして乗り切ってきたのに。子どもたちは、建築後の校区の学校に、もう1年以上、越境通学させていて、かわいそうな状態です。まわりにも「いつ建つの?」と言われるたび、なんだか、大ぼらふいてきたようで、恥ずかしい思いをしてます。社宅暮らしですが、長く住めばそれだけ家賃もかかり、バカにはなりませんし、じゃあ、予定どおり完成させようとなると、高くついた窓代を、何の落ち度もないはずの私たちが負担するというのも納得いきません。
 建築家さんには、スケジュールにルーズなほかは家の趣味も人柄も、特に問題を感じていないので、この人とつきあうなら、あまりぎくしゃくしないほうがいいと、おとなしくしていましたが、なんだか、うちはのびのびにしても大丈夫となめられているようにも思います。その方の方針か、まだ正式な契約も交わしていないのですが、来春になるくらいなら、いっそ白紙に戻しても、と思わなくもありません。夫は、まあまあ、事を荒立てるなといいますし、建築関係の会社に勤める友人も、今が大事なときだから、あまり急がせないほうがいいと言います。でも私としては、かなり我慢の限界です。どうつきあっていけばいいのでしょう?



J110 News

基礎工事のミス?


<匿名さん>


 先日、基礎工事が終わり、土台がのり、1階の柱が立ちました。その一部が、崩れた?剥がれたようになって補修したあとがあるのですが、構造上問題ないのでしょうか? 基礎配筋立ち上げ土間ともには確認していましたが200ミリ、鉄筋13ミリでした。補修も雑なような気がしますが、基礎パッキンを置く場所なので心配です。どうすれば良いのでしょうか? これはミスなのでしょうか? よろしくお願いいたします。ちなみに範囲は15センチくらい。厚さ約1センチです。



アドバイスいたします
一級建築士事務所 atelier i
飯岡哲司
電話:011(581)0609


ホームページ:http://www.h7.dion.ne.jp/~ai-i/

 写真から推察する限り、施工不良だと思われます。コンクリート打設時の充填、締固め不足でしょうか。欠損部が型枠上部にあることから、打設時に目視確認できたはずで、その他の要因も重なったのかもしれません。
 対策ですが、補修方法がたいへん雑と見受けられます。この後、基礎布全面の補修を考えて、この程度で終わっているのでしょうか。施工業者さんに確認して、もっときれいに補修してもらってください。それと、一番大事なのは、この欠損部付近に基礎と土台を緊結するアンカーボルト(通常柱脚付近にある)があるかどうか、ということです。もしあるのならば、アンカーボルトに引抜き力がかかった場合に十分な耐力が期待できません。その対策が必要になると思います。この点も含めて業者さんに指摘、改善してもらってください。


まだまだ投稿ページは続きます 新しい記事    古い記事

NPO住宅110番はリニューアルいたしました。
新たに質問がある場合はコチラからどうぞ。

※このページはリニューアル前のもので、回答の中には十数年以上前の情報もございます。技術は日々進歩していますので、その点をご理解の上参考になさってください。