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![]() 屋根瓦の修理について<茨城県取手市・YKさん(63歳・男)>
リフォーム業者がわが家の屋根を見て、瓦が落ちそうだ、近くに修理に来ているが、ついでに押し上げておきましょうということで、見てもらいました。
梯子を掛けて私も一緒に見たのですが、確かに鬼瓦の1ヵ所はガタガタしていました。他の瓦の所は見た目には別に異常はないが、所により2センチぐらい下がっていました。彼が言うのは、瓦の隙間から水が入り下地の木の部分がたわんでいるからと言います。それを直すのには、瓦のずれを直し、瓦の前にスベリ止めのコーキングをし、横を耐熱のコーキングをするしかないと言います。 建物は築25年です。5年ほど前に一度、瓦屋さんに修理をしてもらいました。金額は平米当たり1万〜1万5000円ぐらい。現在、雨漏りはしていません。 コーキングだったら自分でもできるのでは? アドバイスお願いします。 アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
確かにコーキングだけなら自分でもできますが、瓦は単にコーキングだけで、簡単に補修できるとは思えません。鬼瓦の部分に欠損が見られるということは、結束線がしっかりと止まっていないことも考えられます。大風で瓦が吹き飛んで怪我をしたり、近所に迷惑をかけることもありますので、この際、専門職にしっかりとした補修をお願いすべきと思います。リーフォーム業者のすべてが悪徳業者とはいえませんが、できるものなら一度、手をかけていただいたことのある瓦屋さんに修理をお願いするのが安心だと思います。補修金額については、補修の程度と使用する瓦の種類によって、まったく異なります。
また、2センチくらい下がっているということですが、場合によっては下地の補修も有り得ると思います。瓦を専門に行っている、信用のおける瓦屋さんなら、適切な価格で工事をしていただけると思います。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 |
![]() 冬の床下換気扇の運転について<北海道札幌市・TNさん(81歳・男)>![]()
床下換気扇を設置していますが、業者から、他の換気口は閉じた状態で、冬季も9〜15時の間は運転を強く言われています。しかし他の業者には床下の暖気が排出され、外の寒気が入り込み良くないと言われました。私としても結露などマイナスな点があるのではと心配しています。なお、セントラルヒーティングの配管が床下に走っています。よろしくアドバイスをお願いします。
アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
床下は常に乾燥状態に維持しておくことが、家の寿命や住む人の健康維持にもたいへんに重要なことです。床下が乾燥状態を維持している場合、あえて床下換気扇を取り付ける必要すらありません。また、仮に床下に湿気が停滞してカビなどが発生した場合、床下換気扇を取り付ける前に、床下に乾燥した砂を入れて床下地盤面を高くしたり、その上にポリフィルムを敷いたりすることで、床下の乾燥を維持することができます。
床下の構造上、このような対策ができない場合に、初めて床下換気扇を取り付ける必要性が出てきます。本件の場合は、文面だけで詳細な状況を把握できませんが、換気には空気の入り口と出口の換気経路が必要です。換気扇を稼動させても他の換気口を閉じてしまえば、空気が入ってこないために、床下の通気が止まって換気効果を発揮できないはずです。つまり、換気扇以外の換気口を閉じるのであれば、換気扇自体の稼動を停止させるのと同じことなのです。 北海道の場合は、冬の厳寒期には床下換気口を閉じて、冷気を床下に入れないようにしており、春先に床下換気口をあけて湿気を吐き出すような仕組みの換気口が使用されています。確かに床下にヒーター配管などがある場合、真冬の床下の管理は冷えないようにすることも肝心ですが、それによって床下の湿気が除去されない状況も困りものです。せっかく取り付けた床下換気扇ですが、その稼動方法も含め、上記のことを参考に床下の管理をしていただきたいと思います。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 |
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