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![]() 壁面の蛇口から水漏れ<神奈川県相模原市・匿名さん(31歳・女)>
2ヶ月前に在来法木造建築、新築一戸建てを購入し引っ越しました。2日前より洗濯機につなぐ蛇口の壁の部分から、少しずつ水漏れが生じました。引っ越した当初より、洗濯機の水が流れると、水の流れる音が大きく、異常を感じていたため、水道業者に連絡しましたが、コマの調子が悪くて音がなるのでしょう…今度連絡して交換しましょう!と言い、すぐには交換してくれませんでした。その後、壁より水が少量ですが流れ落ちてきました。蛇口を閉めても漏れてきて、おかしいと思い、床下を見るとベタ基礎全体に水が流れており、洗面所の基礎の部分が上から水がしたたり落ちたように濡れていました。
施工業者に連絡し、水道業者が蛇口を変えてくれ水が壁から漏れなくなりました。床下の基礎の部分は、濡れたままです。ファンなどの乾燥を求めたのですが、在来法木造建築のため、一気に乾かすと木が割れたりゆがんだりするのでしないほうがいいとのことです。水漏れの原因はわからないが、蛇口を変えたので、日程を調整してから業者は来るとのことです。 質問です。この水漏れによって、石膏ボードや、クロス、CFなどにカビが生えてしまうのではないかと思い、心配です。施工業者の言うように、自然乾燥がいいのでしょうか。入居まもなくこのようなトラブル、よくあることなのでしょうか?この出来事はとてもショックでした。 ご意見お願いいたします。 アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
新築間もない住宅でのトラブルですが、配管の見えない部分から漏水を起こすことは決して珍しいことではありません。施工は人のやることですから、間違いやミスが伴うものです。
しかし、本件のようなトラブルの発生後は、一刻もはやい処置が必要となります。一番心配なのは、壁の中の断熱材が水で濡れたままで夏を迎えますと、ほぼ確実に腐食菌が発生すると思います。質問者が求めるように、ファンや乾燥機を使ってでも早急に乾燥状態に戻すことが先決です。強制乾燥といっても夏場は湿度も高くなりますので冬と異なり、木材が歪んだりする心配は殆どありません。しかし、収縮による縦ヒビは乾燥木材でも発生しますし、乾燥木材でもクロスや仕上げ材に隙間が生ずる場合があります。 とにかく、早急に壁の中も含め強制乾燥を行なうよう施工者に要請すべきでしょう。特に床下の乾燥状態保持は、家の寿命に大きな影響を与えます。しかも、夏場を控えており、一刻も早く強制でもなんでも床下の完全乾燥を徹底すべきでしょう。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 |
![]() ステンレス浴槽の塗装のはがれ<匿名さん>
<〜NPO住宅110番より〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せ下さい。>
8年ほど使用しているステンレス浴槽の塗装が、朝、水を抜いて夕方になったら、添付の写真のようにはがれていました。使用製品の支店に連絡したら2〜3日で見にきましたが、下請けの修理の人で、なぜこうなったかわかりません。メーカー側は、原因を調べる気はさらさらないようです。はがれたところに、補修ペイント塗って7500円ぐらい、上部のところ(へり?)残して内側全部削って15000円だそうです。写真に細かなキズありますが、そんなに硬いブラシなども使ってません。浴槽って毎日お湯を入れて使うものだし、20年、30年使用しても大丈夫だと思っていたのに…。 |
![]() 「一分野足りないマンションの性能評価」のお礼と追加質問<大阪府大阪市・HMさん(会社員・46歳・男)>
ハウテックさんアドバイスありがとうございます。
私も性能評価の件は住宅紛争処理支援センターに問い合わせしまして、8番の遮音性能の項目は業者の選択項目との回答を得ました。しかし、購入時の業者パンフレットには「9項目の〜」と謳っておりかつ「設計性能評価は取得済み」とありましたのに、入居時に渡された評価書は「設計」も「建設」も8項目だけでした。 さて、ご相談した騒音は私が寝室としております和室での測定値で、その際の暗騒音は26〜28dBAとのことでした。 その後ですが、騒音の「録音カセット」を事業主に送るなどして再調査を依頼した結果、2回目の測定が実施され、その結果が上下稼動音(主にモーター音)が38.6dB、パレット横行き稼動音が45.6dB、暗騒音が25.3dBとの報告が来ました(2回目は測定の都度、値を聞いて私もメモしました)。 しかし、その後の事業主からの回答は「2回目の測定はHM様のご指示により畳の上3センチに騒音計を置いて測定したため音が大きく計測されてしまいました。日本工業規格では50センチとなっております。また、自社規定といたしまして40デシベル(間欠音を除く)を目標とした仕様で設計及び施工を目指しており、その自社規定を大きく逸脱したものではなく〜中略〜弊社の誠意といたしまして他の駐車機に比べスピードが速かった為、横行きスピードのばらつき調整を実施しました〜中略〜多少ではございますが、音の感じ方が良くなっているかと存じます。〜中略〜何卒ご理解の程を賜りますよう」とのことでした。 もちろん私は3CMで測定してくれ等と頼んでいません。測量に来られた駐車機メーカー担当者が畳に騒音計を置いて測量を始めたので「前は床上30センチでしたよ?」と尋ねたら「この方が良く取れるでしょう」と言ったのです。また、駐車機のスピード減速は1回目の調査の後で事業主自身が「横行きパレットの横行速度を遅くすることにより若干騒音を軽減できるとメーカーから聞いております。ご希望される場合は、共用部分ですので管理組合へご起案いただき賛成の決議をいただけましたら、当方にて変更工事を実施させていただきます」との回答書面だったのに、それを「誠意」と称して勝手にやったのです。 おそらくその点を突いても「バランス調整をしました」とか「HM様のためを思い」とかその場しのぎの返答に終始すると予想されます。 事業主から「自社規定」と言われるとどう対処すれば良いのかわかりません。改善に向けての方向はもう無いのでしょうか? アドバイスいたします ハウテックさん
そうですか。しかし、暗騒音25.3dBで45.6dBの騒音じゃ眠れませんね。20dBの落差はキツイですよ。しかし、ひどい話です。特定工場の騒音規定でも第一種住専(低層)で40dB、中高層でも50dBですよ。家の中がそれじゃ、怒るの当たり前ですよ。40dBを目標とは恐れ入ります。そんな低レベルの目標を立てるなと私ならいいます。
立駐は稼動方式は何ですか。モーターのチェーン駆動であれば、どこのメーカーでもそこまで大きな音になるのは記憶にありません。コンクリートスラブを1枚かましてその音がでるのであれば、ひょっとして油圧式ですか。あれは油圧のコンプレッサーの振動がでかくて、発生音の空気伝播音のほかに振動からくる固体伝播音がやたらに大きくなるケースがあります。かなり、大事になりますが、もう騒音だけ計測しても仕方なさそうなんで、オクターブバンドで振動と騒音を両方測定してそれを周波数分析をして、どの周波数が一番伝播しているか確認して、それで対処していかないとダメでしょう。小細工では直りません。 この間書いたのはお世辞半分でしたが、やる気のないデベさんであれば個人で振動解析屋をよんできて、測定して、処方箋を作って、それをデベに突きつけるしかないでしょう。 油圧系であれば、コンプレッサーを屋外にだして、躯体から絶縁すれば振動系の騒音が根絶できるのであっさり直ります。お金をかけないとなおりませんが、直ります。 妥協しちゃ、いけません。組合に話して、個人の問題から、逸脱しましょう。だって、騒音源は共用部分の物なんですから、マンション全体の問題ですよ。負けないでがんばって。わからなければ、何回でも質問してください。 |
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