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巾木が先かクロスが先か<神奈川県都筑区・AYさん(33歳・女)>
建築工程の中で、巾木が先かクロスが先かお客様ともめました。お客様のマンションの仕上げは、リフォーム前、クロスが先で巾木が後の工程でした。
リフォームで通常の工程で、巾木が先、クロスが後の工程を進めたのですが、施工後、お客様が納得いかないらしく、「巾木の後クロスだと、クロスがはがれやすい」とおっしゃり、「通常の施工方法で実施した」と説明しても、ご理解いただけません。 どういった説明が良いのでしょうか? アドバイスいたします 建設大臣賞受賞 リフォーム・新築の北海道工房(株)(JRN正会員) 代表 廣瀬 誠 電話:011(882)1200 ホームページ:http://www.do-ko-bo.co.jp/
マンションのクロス張り替え工事では、通常クロスとソフト巾木を剥がします。その後、どのように張っていくのかという問題だと思います。結論から言うと「ソフト巾木の場合はクロスが先」「木巾木の場合はクロスは後でも良い」ということです。なぜそうするのかは少し考えてみてください。
「通常の施工方法で実施した」とありますが、あまり説得力がありません。お客様に納得いく技術と説明ができなければ、今後もトラブルが絶えないと思います。そのためには謙虚な姿勢と勉強する事が大切と考えます。 |
スカート断熱か床下断熱か悩んでいます<青森県五所川原市・HKさん(公務員・39歳・男)>
断熱に悩んでいます。
スカート断熱と床下断熱、どちらが費用面・断熱面で優れているのでしょうか。また、両方を併用するのはよろしいのでしょうか。 アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
床下断熱を完璧に行うには、グラスウールにしても、樹脂断熱材にしても、弛みなく、しっかりと施工することは、実際にはかなり高度で、丁寧な施工が求められます。特にグラスウールの断熱材はどうしても中央部分が弛んで、その部分の空気が対流して断熱効果を低下させる場合があります。樹脂断熱材は、端部の納まりに隙間が出来やすく、これもかなり丁寧な施工が必要です。いずれも、しっかりと誠実な施工を行うことで解決できます。
スカート断熱は、基礎の外側に青森県ですと、50ミリのスチレンフォームをコンクリートとともに打ち込み、スチレンフォームの外側からからモルタルで仕上げます。その地中450ミリのところに同じスチレンフォームをほぼ水平にとりつけて、地盤面の凍結と冷気を遮断する工法で、基礎を深く掘る必要がなく、意外と安価に施工できます。しかし、スチレンフォームやモルタルが後日、剥離するトラブルが発生することがあります。モルタルを仕上げる際に、スチレンフォームをコンクリート釘で固定して、釘頭に網ラスを取り付ける方法があり、完璧に施工できますと、基礎断熱のスカート方式が最も合理的な工法と言えます。 しかし、いずれも施工精度や丁寧な施工を行うことが前提ですが、併用する必要はありません。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 |
外壁施工について教えて下さい<秋田県北秋田郡・IKさん(会社員・28歳)>
外壁の施工について、教えていただきたく、メールいたしました。
現在、在来工法で新築住宅を施工中です。外壁など外まわりの施工は終わり、内装の施工を行っております(施主は父親ですが、一緒にプランニングしております)。外壁の施工は雪の降る前に終わっています。足場などはもう撤去してあります。 内側から、内装材・断熱材・防水シートを設置し、通気層を設け、外壁となっています。 疑問に思う箇所は、外壁の角部分なのですが、出隅コーナーは使用されておらず、角の頂点部分でコーキングしております(添付写真参照)。多方向からの応力が掛かりやすい場所で、とても心配ですし、コーキングを行った日は前日まで大雨だったので、これからが心配です。それとも、コーキングがしっかりとされていれば問題ないでしょうか? 再施工などは可能でしょうか? どうかよろしくお願い申し上げます。 アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
通常はコーナーは役物サイディングを使用します。写真で見る限り、三角コーキングといって、コーナーをただコーキングで埋め込んであるだけのように見えます。下地にバックアップ材を使用して、左右のサイディング同士だけの2点接着になっていることが前提ですが、下地にコーキングがくっついている場合は、収縮や振動で剥離する場合が十分に考えられます。
住宅品質確保促進法で、外壁や屋根などからの雨漏りには、10年間の瑕疵担保責任を施工者側が負うよう、義務付けられておりますので、コーキングの亀裂で雨漏りが起きたら、その責任を施工者に科すことが法律で決まっています。この法律を理由に雨漏りが起きた場合は、施工者にその責任をしっかり果たすよう今のうちから確約しておくべきで、施工者に自信がなかったら今のうちから、通常の納まり施工を要求するのも一案です。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 |
蓄熱暖房のトラブル<北海道函館市・OKさん(40歳・女)>
建築業者との蓄暖房のトラブルで悩んでいます。
去年の12月に新築の家に引っ越しましたが、オール電化の蓄暖房システムが夜11時になると止まってしまい寒くてクレームをつけました。オール電化と聞くとトイレ・洗面所にも暖房がされていると思っていたのですが、出来てみると何も付いておらず、「トイレには市販の暖房機を入れてください。洗面所はドアを開けておくと居間の暖気が流れてきますから」と言われ、困惑しました。居間から丸見えの洗面所のドアを開けておくなんてできません。業者自身の家も蓄暖房で「半袖や裸足で歩いている。夜中も暖か」という言葉を聞いていましたが、私の家では朝30度以上になり夜8時頃から急に冷え込み20度前後。まだ起きている11時からは蓄熱のために朝7時まで止まってしまい、暖めたくても自由に放熱および調節することができません。今、この機種がこちらで買ったものより、はるかに安いものが付けられていたことがわかり、クレームを付けています。 「病人がいるので一日中、暖かい暖房をつけて欲しい」と言っていたのに、この暖房では暮らしていけません。違うものが設置されていたこともあり、「蓄暖房器を全て引き上げてもらい、全額返金して欲しい」と要望していますが、これは叶うことでしょうか。また、叶えるためにはどのようにしたら良いでしょうか。どなたか教えてください。よろしくお願いいたします。お金は全額支払済みです。 アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
典型的な蓄熱暖房器の熱量不足によることが要因です。蓄熱暖房器の容量と家の断熱性、気密性をしっかりと確認し、ライフスタイルによって、蓄熱暖房器の配置計画も重要な要素となります。さらに文書だけでは判断できませんが、蓄熱暖房器の使用方法をも違えているようにも思います。
家の性能によっては、間仕切りを開放にすると容量不足を促進しますし、日当たりの良い部屋や狭い空間に大きな容量の蓄熱暖房器を取り付けますと、オーバーヒートになります。特に家の高気密高断熱性能が劣る住宅には、蓄熱暖房器の大きさと配置計画でほとんどが改善できると思います。 市販されている蓄熱暖房器は一長一短はありますが、そんなに欠陥暖房器は市販されておりませんので、一度、多くの経験を持つ北海道電力か、ほくでんライフシステムの専門家に相談していただくことをおすすめいたします。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 |
リフォーム後一年半で外壁が剥がれてきた!<北海道札幌市・Yさん(会社員・36歳・女)>
1年半前に中古住宅を購入しました。売主(建築会社)がリフォームして、販売した家です。その時に、外壁を塗装していました。それが、わずか1年半で壁ごと剥がれてきています。
売主に連絡したところ、「外壁は保障対象外だからしかたない」と言われて電話を切られました。たった1年半で剥れる外壁って…。それでも、泣き寝入りしかないのでしょうか??? アドバイスいたします 建設大臣賞受賞 リフォーム・新築の北海道工房(株)(JRN正会員) 代表 廣瀬 誠 電話:011(882)1200 ホームページ:http://www.do-ko-bo.co.jp/
契約書並びに保証書がある場合、その条項に従って対応してください。一般的な統一売買契約書における規定では、壁の腐食等は引渡し後2ヵ月以内に発見されたものに限り、売主に修復義務があるものとしております。しかし、すべて統一売買契約書を使用してるわけではないので、それぞれの契約書の条項をよくご確認してください。もし契約書等がない場合は、民法の中古住宅における「瑕疵担保責任」の解釈が適用されるかもしれません。民法では買主が瑕疵を発見した場合、「瑕疵を知ったときから1年以内」に損害賠償請求もしくは、契約の目的を達せられない場合には契約の解除を請求できることとなっています。
私は法律の専門家ではないため、この程度しかわからないことをお許し願います。 |
NPO住宅110番はリニューアルいたしました。 |