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無垢の床材の隙間は許容範囲?<熊本県八代市・Sさん>
はじめまして。2003年5月に外張断熱で家が完成しました。床は42mm厚の幅17cmのパインの無垢を使用しました。
蓄熱型暖房器を入れている現在、床材のすきが、広いところで5mmあります。床材の継ぎ目はほとんど2〜3mm程度の隙間が空いています。食べこぼし等々が入り、掃除が大変なのですが、このくらいの隙間は無垢板なので、許容範囲なのでしょうか? 教えていただければ助かります。 私が購入して使用してくださいと業者にお願いした床材なので、クレームは出せないと思うのですが…、購入して施工してもらった場合、クレームは出せるのかどうかも教えてください。 アドバイスいたします (株)木の香の家 代表取締役 牧田誠司 電話:022-771-1886 ホームページ:http://www.konoka.jp/
無垢材で42mm厚、17cm巾というのは、ずいぶんとしっかりとした床材ですね。実は私も同じような商品を建材業者から紹介を受けたことがあり、そのときはレッドパインとスギだったと思いますが、やはり「くるい」の面で心配がありました。今回のケースのように42mm厚のパインで17cm幅に対して、最大5mmの隙間というのは、私が感じる限りではあり得るのではないか、と思います。
一般的には、無垢床材では15〜20mm厚であり、フロア釘とボンド併用の上で、あくまでもしっかり乾燥された床材としての商品であれば、それほど隙間が発生することはありません。しかし42mm厚となると、釘やボンドで固定する力よりも、反りや縮みの影響が出やすくなってしまいます。この隙間はクレームとし ては難しいと思いますが、掃除しやすくするために、隙間を埋める床用の補修材もありますので、施工業者に相談してみてはいかがでしょうか。 |
構造用合板の耐久性などについて<三重県三重郡・MYさん(会社員・34歳・男)>
現在、新築を計画中です。ハウスメーカーに質問すれば自社の利点を並べるのが目に見えているため、客観的な意見をいただきたくメールします。
まず最近、はやりの構造用合板で強度をもたせる工法ですが、外壁からいうとサイディング・通気層・構 造用合板・断熱材…と内断熱ならこの順かと思いますが、構造用合板の耐久性が知りたい。 その前に透湿防水シートが張られてますが、湿気は通すなら、将来、カビ・腐食も考えられるかと思いますが、加圧注入処理(防蟻処理)と同時に乾燥してあるため、耐久性はあるとの見解ですが、本当のところが知りたい。 また、気密シートも普通取り付けされていますが、採用されていないため、高気密・高断熱住宅と言っていますが、どこで気密を取っているのかも不明でありながら、C値も1.0以下とメーカーは言う。その辺も教えてほしいです。 アドバイスいたします (株)木の香の家 代表取締役 牧田誠司 電話:022-771-1886 ホームページ:http://www.konoka.jp/
構造用合板の耐久性ですが、しっかり施工していて水に濡れてさえいなければ、10年20年どころではないくらいにもちます。現在の合板は心配はいりません。透湿防水シートの役割とは、「雨を当てない」と同時に「湿気は通す」というものですので、合板には外部からの湿気は通しますが、逆に合板表面にある湿気も外に逃がす構造になります。ただし断熱がしっかり行われていないと、内外の温度・湿度差により、合板の室内側に結露が発生する可能性もあります。また、気密シートを取り付けていないとのことですが、発泡系の断熱材であれば、それ自体が気密性が高いので、ジョイント部を処理していれば気密の数値は出ます。グラスウールですと気密シートは必需品です。これがないと気密が出せる以前に高気密住宅ではないですし、グラスウールに対しても室内の湿気を通してしまうことから良くありません。今回は内断熱のようですが、構造用合板で気密を取る場合もあります。しかしその場合は、発泡系による外断熱が一般的です。
余談ではありますが、家は高い買い物となりますので、ぜひお決めになられたハウスメーカーを信頼してあげてください。家はアフターまでの長いお付き合いですので、二人三脚ができるメーカーをお選びいただければと思います。 |
ガルバリウム鋼板の施工の仕方を教えてください<福岡県・Kさん>
はじめまして。
今年、友人の大工さんで、内断熱、木造3階で家を建てようとしております。私は、どうしても外壁に、ガルバリウム鋼板を使いたいのですが、なにぶん田舎なもので、大工さんもガルバリウム鋼板で家を建てたことがなく、困っております。お忙しいところ、本当に申しわけございませんが、いくつか質問させていただき、施工方法などを詳しく教えていただけないでしょうか。
お暇な時で結構ですので、どうかひとつお知恵をお貸しください。楽しみに待っておりますので、よろしくお願いします。 アドバイスいたします 住まいを科学する技術集団・新住協メンバー 須藤建設(株) 副社長 須藤芳巳 ホームページ:http://www.sudo-con.co.jp/
北海道ではガルバリウム鋼板の外壁は、「ローコストでメンテナンスフリーな外装材」ということで普及が進み、施工の面でもある程度、完成されています。
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断熱材の施工方法について<島根県簸川郡・OKさん(公務員・38歳・男)>
床下の断熱材の敷き方(施工方法)について相談です。別添の写真を見ていただくとわかりますが、土台に直接釘が打ち付けてあり、その釘の上に断熱材が置かれています。インターネットで調べると、床下断熱材を施工するときの金具があるようです。また、両方の土台に木を打ち付けて、その上に置く場合もあるようですが、「釘の上」はどうなんでしょうか。なお、ベタ基礎、土台ともに120mmです。
アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
写真で見て、その断熱材の敷き込み方法に驚いています。使用されている断熱材はスチレンフォームという断熱材で、上から加重がかかると断熱材に釘が食い込んでしまう場合が考えられます。この断熱材は一般的に土台(大引き)に垂木を打ち込み、その上から断熱材を敷き込みます。しかし、その断熱材の上部(断熱材と床材との納まり)の詳細がよくわかりませんので、今後、どのような問題が生ずるかを断ずることができません。
また、写真で見る限り、実に正確に断熱材が設置されているようにも見えますが、本来なら釘で抑えているところに、木材を打ち込んで断熱材を受けてあげる方法が安心です。 これからでも床下側から割と簡単な施工できますので、施工者にぜひ、そのようにしていただくべきと思われます。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 |
薪ストーブに下がり壁は必要?<神奈川県横浜市・Mさん(33歳・男)>
今年、輸入住宅の一戸建てを栃木県の那須の別荘地に新築する予定です。只今、設計段階です。以前から夢だった薪ストーブを設置したいのですが、ハウスメーカーから薪ストーブの上部の天井に50センチの下がり壁をつくる、上部の天井は不燃性のクロス(パイン材などはだめ)でないとだめだと言われましたが、他のハウスメーカーや雑誌などを見ても、天井から下がり壁が出ている薪ストーブの設置例を見たことがありません。ログハウスなどは天井も木ですよね? とても圧迫感があって、せっかくのリビングもとても違和感があります。今それだけが気になっていてます。ぜひ教えてください。
アドバイスいたします ヒガシノデザイン ひがしの雅司 電話:011(717)5166 ホームページ:http://homepage3.nifty.com/hi_design/
ご質問の内容は、建築基準法の内装制限のことだと思います。
2階建て以上の木造住宅の最上階以外の階で、かまど、コンロ、その他火を使用する設備または器具を設けた室は準不燃の材料で、壁と天井を仕上げなくてはなりません。 火気使用室と他の部屋は明確に区画されない限り、内装制限を受けます。下がり壁の区画では不可の場合もあります。季節によって取り外すストーブの場合、内装制限の対象にならなかったケースもありますので、建設地の役所に確認してみてください。 下がり壁で良い場合、その材質が不燃材料であれば可なので、ガラスでつくると圧迫感は軽減されます。どうしても木で仕上げたい場合、天然木の不燃化粧板もありますから検討してみてください。 |
NPO住宅110番はリニューアルいたしました。 |