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![]() ログハウスの接着剤の安全性に不安<岐阜県益田郡・KYさん(主 婦・35歳・女)>
ログハウスを建築予定です(今年中か来年の3月頃)。ラミネートログを使うそうですが、接着剤の安全性に対して不安があります。木が割れてしまうのも困るのですが、シックハウス症候群など健康は守られるのかと考えると心配です。ログ会社は安全ですよと言いますが、どこまで信用していいのかわかりません。私自身も子ども2人も喘息です。何とか健康な家に住みたいと考えているので教えてください。
アドバイスいたします (有)神田商会 神田明俊 電話:01238(8)0863 ホームページ:http://www.kanda-sk.jp/
「収縮を少なく抑えたい」「木材の有効利用」等で、ラミネートは優れているということから、各社、ラミネートを用意しております。
収縮が少ないという点で、ウェスタンレッドシダーはいかがでしょうか。これならば、ラミネートではありませんし、接着剤も使用しておりません。また、他のログハウスより高級感もございます。 アトピーのお客様がいろいろと勉強された結果、レッドシダーを指定された例がございます。レッドシダーであれば、ラミネートでなくても良いと思います。 |
![]() 「共用部分の配管を個人的に利用できる?」への私の意見<茨城県牛久市・IKさん(会社員・42歳・男)>
管理組合の理事として、マンションにBフレッツ(VDSL版)を導入しつつある者です。その経験から意見を述べさせていただきます。
(1) NTTによると、管理組合の同意があれば、個人宅までファイバーを引き込む工事を請け負うとのことでした。ただし、その費用は200万円ほどかかるとのことで、私のところでは希望者はいないだろうと判断しました。このHPを見て、希望者が実在することを知り、驚いています。 (2)共用部分の配管を個人的に利用されて困るのは、将来、マンション全体としてその共用配管を使用したいと思った場合に邪魔になることです(例えば、100Mbps通信がテレビと同じくらいの生活必需品になれば、KKさんのマンションでも全体としてファイバーを引き込むことになるでしょう)。したがって、あらかじめ撤去費用(200万円くらい?)を管理組合に支払えば、共用部分の個人的使用が認められる可能性もあります(「撤去が必要になったときはその費用を支払う」という約束だけでは、理事会としても首を縦に振れないでしょう)。もしKKさんに、引き込み費用と撤去費用を合わせて400万円程度を自己負担されるお気持ちがあるなら、いっそのことKKさんのお宅に100base-T/光変換装置を設置し、棟全体にLANを導入されてはいかがですか(工事はYahooBBのような業者がやってくれます)。その場合は、撤去費用を負担しないことにしても、文句は出ないと思います。 (3)現在市販されている光ファイバーは曲げに弱いので、通常の電話線を通す配管(Rを大きく取っていない)が使用できる保証はありません。きちんと図面で確認されたほうが良いでしょう。 (4)棟別共用部分と全体共用部分との間の責任分界点がどこにあるかは、団地によって異なります。修繕のときに、その費用を全体修繕費から出すか棟別修繕費から出すかという問題に絡むので、本来なら規約にきちんと書かれているべきですが、売主は必ずしもそこまで気配りしていません。私のところでは、理事会で議論して決めました。 |
![]() 「マンションの換気口の防音対策について」の補足<ハウテック さん>
前回のアドバイスに、多少異なる意見も寄せられているようですので、補足したいと思います。
質問には間取りについての言及はないので断定はできませんが、基本的には昨今のマンションではリビングルームとキッチンは独立、非独立を問わず、隣接しているケースがほとんどです。これは、家事を団らんスペースから遠ざけないコンセプトです。また、リビングは必ずバルコニーに接した部分となりますから、これに隣接するキッチンの排気ダクトルートは大抵、リビングに下がり天を設けてバルコニーに排気するようなプランとなります。 ところが近頃は、リビングの高天井とハイサッシュが流行しているため、このダクト用の下がり天が嫌がられ、リビングにキッチンと逆方向に隣接している部屋(和室が多い)などにルートが取られるケースが多いのです。これは何を意味するかと申しますと、基本的には南側道路面、南側バルコニーの立地がマンションは多いということです。好むと好まざるを得ず、おおむねマンションは道路側に排気しているケースが多いということです。 では、なぜ、騒音クレームの話があまり上がらないかというと、単にダクトルートが長いのでルート内での距離減衰が大きいため気にならない、という結論になると思います。ですから、例外となるケースは、妻側の部屋でキッチンの真裏に排気していて、ここが道路に面していて、かつダクトルートが短いなどの場合に限られてくると思います。そうすると持ち上がってくるのは、道路側と反対側に排気すればいいじゃないか、という論議ですが、おおむねのパターンでいうと、反対側の北側は玄関が配置され、共用廊下の面となります。共用廊下へのレンジ排気はかつては行われていましたが、今はどこのデベロッパーも臭いのクレームが多いのでやりたがりません。また、キッチンの近くの外壁に排気する場合も、ルーフバルコニーや室外機置き場の上部をねらい、排気口を設けます。これは絶壁のような外壁に排気した場合、特に高層マンションの上昇気流や台風などの強風時に、排気口からの逆流での雨水の飛び込み、逆風防止ダンパーのバタバタ音クレームを避けたもので、妻側の部屋でもこのような部分には排気口は設置しないのが昨今の仕様の大勢を占めています。そう考えますと、レンジフード排気口の設置位置は非常に限られた部分に制約されているといえます。ですから、排気ルートの変更は、やはりデバロッパー側に、そのような理由があって現在の位置に配置した、というポリシーを持ったものの場合は、説得にあたってはかなり難儀な話になると思います。 ひと口にクレーム改善要望を出すというと簡単ですが、相手も商売でやっていることですから、明確な瑕疵が証明しづらいものは検討するという期間が長く、とにかく辛抱のいることです。相手も良い担当者がついて話は聞いてくれるのだが、実際の処置は遅々として進まないなんてことは山ほどあります。また、自分と同じタイプの部屋がいくつもあって、クレームをつけているのは自分だけで、あたかも神経質な人間だと思われ不本意だが我慢している、なんて話もよく聞きます。ですから、私が考える方法としては、妥協ということではありませんが、なるべく実現に近い方法を話し合いの中で見つけていくことだと思います。 室内の天井の解体復旧外壁の新規貫通などの建築工事を伴い、他のタイプにまで波及する可能性があるダクトルートの変更はおそらく難しいと思います。これが水漏れであれば、壊しても必ず売主とゼネコンの威信にかけても直します。事が騒音というところが微妙なところなのです。また、電動ダンパーなども、確かに給気口ではマンションにも使われていますが、レンジの排気では私の知る限りm大手デベでも使用していません。これは前回でも指摘いたしましたが、レンジフードの選定が初めにシステムキッチンありきですから、換気扇の能力で選定しているわけではないので、器具静圧にも問題が出てきます。実際には同じ見え掛かりで、おおむねキッチンメーカーがOEMでフードを製作させているメーカーに900立米などの大風量高静圧のフードは存在するのですが、この存在を知っているデベロッパー担当者は数少ないと思います。また、これを採用した際は、それなりの給気口が必要となるわけです。それでなくても、最近のマンションは換気扇の風量の和が1000立米を超えているにも係わらず、給気量が少なくて、玄関ドアが開かないとか、笛吹き音が出ている所が多いのです。給気口の防音パーツを使用すると、給気量は半分か1/3になってしまっても箇所数は増やさない、口径は大きくしないから、こういうことになるんです。 ですから、防音対策に対するイディオムは、基本的にはマンション関係者にはまだまだというのが、実際のところではないでしょうか。それは結局のところ、マンションの一次購入層への付加価値としての「売り」にならないからです。こういう問題は住んで見ないとわからないことですから、「売り」にならんことには金は掛けないのがマンションの基本路線です。ですから、消費者が成熟しないと、こういうものには、やはり金は掛けてこないという結論に達すると思います。 そのようにあれこれ考えますと、電動ダンパーなどもよほど電源工事が容易にできて、油汚れなどのメンテナンスが素人でも容易にでき、かつ、その作業が脚立などを使用しないでできるような部分に設置できれば、実現するかもしれませんが、おそらく現状では難しいでしょう。 前回の回答ではこのあたりのことを全てはしょって書いてしましましたが、一応考えられるケースを大体想定してお答えしています。うまく話がまとまるように祈っております。 2003/08/09 「マンションの換気口の防音対策について」の私の意見 |
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