住宅クレーム110番

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ログハウスの接着剤の安全性に不安


<岐阜県益田郡・KYさん(主 婦・35歳・女)>


 ログハウスを建築予定です(今年中か来年の3月頃)。ラミネートログを使うそうですが、接着剤の安全性に対して不安があります。木が割れてしまうのも困るのですが、シックハウス症候群など健康は守られるのかと考えると心配です。ログ会社は安全ですよと言いますが、どこまで信用していいのかわかりません。私自身も子ども2人も喘息です。何とか健康な家に住みたいと考えているので教えてください。



アドバイスいたします
(有)神田商会
神田明俊
電話:01238(8)0863


ホームページ:http://www.kanda-sk.jp/

 「収縮を少なく抑えたい」「木材の有効利用」等で、ラミネートは優れているということから、各社、ラミネートを用意しております。
 収縮が少ないという点で、ウェスタンレッドシダーはいかがでしょうか。これならば、ラミネートではありませんし、接着剤も使用しておりません。また、他のログハウスより高級感もございます。
 アトピーのお客様がいろいろと勉強された結果、レッドシダーを指定された例がございます。レッドシダーであれば、ラミネートでなくても良いと思います。


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騒音問題の解決策を提案


<匿名さん>


 私はRCマンションに住んでおり、隣人の騒音(具体的には深夜に騒ぐ、常に大音量で音楽を聴く)に悩まされています。
 自分が騒音に悩まされるようになり、対策はできないものか、とネット上を調べているうちに、社会には騒音に悩まされている人が多数存在していることがわかりました。単身世帯の増加、生活様式の多様化により、この問題は増加傾向にあります。
 騒音は受けている側だけでなく、騒音に対する苦情を受けた側も困る状況に陥ることがあることを知りました。また、納得いかない点は、賃貸であれ分譲であれ、消費者が物件を借りる(購入する)には多額のお金を払うのに、「騒音は住んでみないとわからない」と言われていることです。貸し手側は供給者として、消費者により良いサービスを提供すべきはずなのに!! 「家」は誰しもに必要なものであるので、供給側が大した努力もせずに需要は発生してしまいます。だから、供給側に競争が起きず、こういったことになっているのではないでしょうか。
 そこで、私が解決策として考えたのは以下のことです。
・賃貸、分譲問わず、部屋を探す際に、必ず間取り図を参考にすると思います。間取り図には部屋の間取りはもちろんのこと、駅から何分、家賃、フローリングor畳など、部屋を決める要素となる情報が記載されています。この情報の中に当該物件の防音性をランク付けで評価して、間取り図に記載するというのはどうでしょうか?
 さらにランク付けをする場合、騒音は部屋の壁の厚さだけでは測れない(建物の構造にも関係ある)ので、実際に業者(貸し手側)が物件に赴き、部屋の中に入って評価するという方法を取ります。可能ならば1日くらい滞在して評価してほしいのですが。
 ランクは騒音と感じる範囲は個人差があるので、計測器などを用いて具体的な数値から判断するようにする必要があります。

 上の方法を取ることで、借りる側は事前に情報を得ることができ、入居後の騒音トラブル発生可能性を軽減することができると思います。
 また、防音性の高い建物は、その建築費は防音性の低い建物より高額になるでしょうから、家賃もその分、高くなっているでしょう。そして防音性が物件を決める最重要要素であると仮定すると、騒音に敏感な人は多少高くても防音性の高い建物に住み、騒音が気にならない人は家賃が安く防音性に優れない建物に住むようになるとも考えられるのではないでしょうか。

 みなさんの意見を聞かせていただけないでしょうか。



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共用部分の配管を個人的に利用できる?」への私の意見


<茨城県牛久市・IKさん(会社員・42歳・男)>


 管理組合の理事として、マンションにBフレッツ(VDSL版)を導入しつつある者です。その経験から意見を述べさせていただきます。

(1) NTTによると、管理組合の同意があれば、個人宅までファイバーを引き込む工事を請け負うとのことでした。ただし、その費用は200万円ほどかかるとのことで、私のところでは希望者はいないだろうと判断しました。このHPを見て、希望者が実在することを知り、驚いています。
(2)共用部分の配管を個人的に利用されて困るのは、将来、マンション全体としてその共用配管を使用したいと思った場合に邪魔になることです(例えば、100Mbps通信がテレビと同じくらいの生活必需品になれば、KKさんのマンションでも全体としてファイバーを引き込むことになるでしょう)。したがって、あらかじめ撤去費用(200万円くらい?)を管理組合に支払えば、共用部分の個人的使用が認められる可能性もあります(「撤去が必要になったときはその費用を支払う」という約束だけでは、理事会としても首を縦に振れないでしょう)。もしKKさんに、引き込み費用と撤去費用を合わせて400万円程度を自己負担されるお気持ちがあるなら、いっそのことKKさんのお宅に100base-T/光変換装置を設置し、棟全体にLANを導入されてはいかがですか(工事はYahooBBのような業者がやってくれます)。その場合は、撤去費用を負担しないことにしても、文句は出ないと思います。
(3)現在市販されている光ファイバーは曲げに弱いので、通常の電話線を通す配管(Rを大きく取っていない)が使用できる保証はありません。きちんと図面で確認されたほうが良いでしょう。
(4)棟別共用部分と全体共用部分との間の責任分界点がどこにあるかは、団地によって異なります。修繕のときに、その費用を全体修繕費から出すか棟別修繕費から出すかという問題に絡むので、本来なら規約にきちんと書かれているべきですが、売主は必ずしもそこまで気配りしていません。私のところでは、理事会で議論して決めました。



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マンションの換気口の防音対策について」の補足


<ハウテック さん>


 前回のアドバイスに、多少異なる意見も寄せられているようですので、補足したいと思います。
 質問には間取りについての言及はないので断定はできませんが、基本的には昨今のマンションではリビングルームとキッチンは独立、非独立を問わず、隣接しているケースがほとんどです。これは、家事を団らんスペースから遠ざけないコンセプトです。また、リビングは必ずバルコニーに接した部分となりますから、これに隣接するキッチンの排気ダクトルートは大抵、リビングに下がり天を設けてバルコニーに排気するようなプランとなります。
 ところが近頃は、リビングの高天井とハイサッシュが流行しているため、このダクト用の下がり天が嫌がられ、リビングにキッチンと逆方向に隣接している部屋(和室が多い)などにルートが取られるケースが多いのです。これは何を意味するかと申しますと、基本的には南側道路面、南側バルコニーの立地がマンションは多いということです。好むと好まざるを得ず、おおむねマンションは道路側に排気しているケースが多いということです。
 では、なぜ、騒音クレームの話があまり上がらないかというと、単にダクトルートが長いのでルート内での距離減衰が大きいため気にならない、という結論になると思います。ですから、例外となるケースは、妻側の部屋でキッチンの真裏に排気していて、ここが道路に面していて、かつダクトルートが短いなどの場合に限られてくると思います。そうすると持ち上がってくるのは、道路側と反対側に排気すればいいじゃないか、という論議ですが、おおむねのパターンでいうと、反対側の北側は玄関が配置され、共用廊下の面となります。共用廊下へのレンジ排気はかつては行われていましたが、今はどこのデベロッパーも臭いのクレームが多いのでやりたがりません。また、キッチンの近くの外壁に排気する場合も、ルーフバルコニーや室外機置き場の上部をねらい、排気口を設けます。これは絶壁のような外壁に排気した場合、特に高層マンションの上昇気流や台風などの強風時に、排気口からの逆流での雨水の飛び込み、逆風防止ダンパーのバタバタ音クレームを避けたもので、妻側の部屋でもこのような部分には排気口は設置しないのが昨今の仕様の大勢を占めています。そう考えますと、レンジフード排気口の設置位置は非常に限られた部分に制約されているといえます。ですから、排気ルートの変更は、やはりデバロッパー側に、そのような理由があって現在の位置に配置した、というポリシーを持ったものの場合は、説得にあたってはかなり難儀な話になると思います。
 ひと口にクレーム改善要望を出すというと簡単ですが、相手も商売でやっていることですから、明確な瑕疵が証明しづらいものは検討するという期間が長く、とにかく辛抱のいることです。相手も良い担当者がついて話は聞いてくれるのだが、実際の処置は遅々として進まないなんてことは山ほどあります。また、自分と同じタイプの部屋がいくつもあって、クレームをつけているのは自分だけで、あたかも神経質な人間だと思われ不本意だが我慢している、なんて話もよく聞きます。ですから、私が考える方法としては、妥協ということではありませんが、なるべく実現に近い方法を話し合いの中で見つけていくことだと思います。
 室内の天井の解体復旧外壁の新規貫通などの建築工事を伴い、他のタイプにまで波及する可能性があるダクトルートの変更はおそらく難しいと思います。これが水漏れであれば、壊しても必ず売主とゼネコンの威信にかけても直します。事が騒音というところが微妙なところなのです。また、電動ダンパーなども、確かに給気口ではマンションにも使われていますが、レンジの排気では私の知る限りm大手デベでも使用していません。これは前回でも指摘いたしましたが、レンジフードの選定が初めにシステムキッチンありきですから、換気扇の能力で選定しているわけではないので、器具静圧にも問題が出てきます。実際には同じ見え掛かりで、おおむねキッチンメーカーがOEMでフードを製作させているメーカーに900立米などの大風量高静圧のフードは存在するのですが、この存在を知っているデベロッパー担当者は数少ないと思います。また、これを採用した際は、それなりの給気口が必要となるわけです。それでなくても、最近のマンションは換気扇の風量の和が1000立米を超えているにも係わらず、給気量が少なくて、玄関ドアが開かないとか、笛吹き音が出ている所が多いのです。給気口の防音パーツを使用すると、給気量は半分か1/3になってしまっても箇所数は増やさない、口径は大きくしないから、こういうことになるんです。
 ですから、防音対策に対するイディオムは、基本的にはマンション関係者にはまだまだというのが、実際のところではないでしょうか。それは結局のところ、マンションの一次購入層への付加価値としての「売り」にならないからです。こういう問題は住んで見ないとわからないことですから、「売り」にならんことには金は掛けないのがマンションの基本路線です。ですから、消費者が成熟しないと、こういうものには、やはり金は掛けてこないという結論に達すると思います。
 そのようにあれこれ考えますと、電動ダンパーなどもよほど電源工事が容易にできて、油汚れなどのメンテナンスが素人でも容易にでき、かつ、その作業が脚立などを使用しないでできるような部分に設置できれば、実現するかもしれませんが、おそらく現状では難しいでしょう。
 前回の回答ではこのあたりのことを全てはしょって書いてしましましたが、一応考えられるケースを大体想定してお答えしています。うまく話がまとまるように祈っております。

2003/08/09 「マンションの換気口の防音対策について」の私の意見



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マンションの隣人は選えらべません


<匿名さん(40歳・男)>


 私も最上階の新築分譲におりました。やはり時間とともに隣人(壁、床を共有する世帯)の状況も変化し、静かに暮らすために選んだ最上階でしたが、「隣人の変化、特に子ども」ただ1世帯のために不快な思いをしました。
 考えてみれば、マンションは床、天井は最大20センチ、お隣とは最大18センチ、おまけにベランダはつながり、パーテーション1枚にて居間(通常の間取りなら)は異常に近い、「気」を使い合わねば、成り立ちませんよね。やはり住んでる方は専有面積以内に限り自分のもの、壁の裏は他人の専有部分、ベランダ廊下も共有部分、自分の専有面積以外には音も出さない、匂いも出さないという社宅にも似た規律がなければ、いつ不愉快がやってきても不思議はないですよね。大体、床が20センチの上で飛び跳ねたら響きますし、「ウチの子は元気なので、やめさせたらウチの子がかわいそう」などと言う方や、「つながっているベランダにて夜間、大声で話す」方は、自分のモノは専有面積限りが理解できていないのですから、本来、隣人にしてはいけないです。
 私の場合は新築でしたが、ほかにもいろいろな施工上(売主との交渉は大変でした)の不具合もあり、騒音と不具合を解消するためには、売却しかないと決心し、去年、相当な損をしつつ処分しました。現在は賃貸に住んでおります。不思議なもので、今回の経験により、いつでも引っ越せる(賃貸でもそれなりに掛かりますが…)気楽さは本当にストレスをためません。もちろん、この投稿は売却が良いということを言いたいわけではなく、自分が悩んでいたこと(騒音および雑な施工)がいかに世間に多く、また、その解決は難しく、これは空想ですが、キチンと施工された分譲マンションに「専有部分に限り所有」という意識の方が隣人(壁床接して)であれば、本当はマンションライフは快適だったのにという残念な思いから、つい投稿しました。



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無断で土地に大きな穴を空けられてしまいました


<匿名さん>


<〜NPO住宅110番より〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せ下ください。>

 はじめまして。来春、初めて家を建てようと思っている大阪に住む30代の主婦です。
 半年前、主人の実家のある九州に不動産屋の仲介で公団が整備した土地を購入しました。ところが先日、無断で土地に横3.5メートル・深さ3メートルの大きな穴をあけられてしまいました。理由は10年前、公団が整備したときに入れた、お向かいの家の下に走っているパイプ(うちの水抜き用のパイプ)を撤去してほしいと、お向かいの方の要請で穴を掘ったということ。たまたまうちの両親が土地を見に行って発覚しました。承諾の問い合わせはもちろん、連絡も受けていません。
 責任者の方を問いだたすと、「不動産屋さんと相談をし、お伝えするほどの工事ではないと判断したので、掘削しました」と同時に、「掘削した穴は地盤改良した上でお返しします。申しわけありませんでした」と言って平謝りをされています。設計士さんにお尋ねしたところ、「場所と改良の方法によっては支障が出てくる可能性があります」と言われました。
 このまま改良して家を建てても不安ですし、お向かいの家の方とのお付き合いまでおかしくなりそうです。
 無断で人の土地に穴をあけてしまった公団・不動産屋の責任はどこまで問えるものでしょうか?
 アドバイス、お願いいたします。



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敷地内に埋設された隣の水道管


<宮城県気仙沼市・IKさん(会社員・48歳・男)>


<〜NPO住宅110番より〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せください。>

 父が30年前に購入した分譲住宅が老朽化したので、一昨年10月に建て替えました。新築した家そのものには、おおむね満足しているのですが、思わぬお隣とのトラブルで悩んでいます。皆様の意見をうかがいたく投稿させていただきました。
 実は、当家の敷地内に分譲当時からお隣の水道管が埋設されておりました。新築工事のご挨拶にうかがったときに、この際、当家の敷地外を通す形にしていただきたいとお願いしたのですが、場所的な制限で大きく市道を迂回する工事となるため、すぐにはできないとのことで、そのまま新築工事を進め、水道管は庭の下に残しました。
 先日の宮城沖地震の直後に、お隣の水道管から漏水しているのに気づきました。再度、管の移設をお願いしたところ、自宅前は2級河川の堤防の内側にある市道で、河川法の規制があるため、個人の水道管の埋設工事は許可されないとのことでした。
 こういう場合、当家の庭を掘り起こして工事をさせるしかないものでしょうか? 庭は合併浄化槽を埋設した上をコンクリート舗装して、駐車スペースにしています。漏水のたびに掘り起こされるのではかなわないのですが、ご近所付き合いもあり、こちらが妥協するしかないのでしょうか?
 水道工事店からは今後のこともあるので、敷地内埋設の迷惑料的な意味で金銭契約を交わしてはどうか、との提案もありました。この場合の、契約内容条件はどのようなものにしたら良いものでしょうか? なお、お隣の水道管は家の前の市道と平行に、長さ約12メートル、深さ0.3メートルから0.5メートルくらいの所に埋めてある塩ビ管です。また、当家の敷地内にはお隣用の止水栓も埋設されています。
 長々と書きましたが、アドバイスお願いいたします。



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