住宅クレーム110番

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天井のつり木受けがないと音が響くの?


<福岡県田川郡・ままだいくさん(自営業・50歳・女)>


 木造注文住宅を請負いでやっていますが、先日、引渡しをした施主より、クレームがつきました。 
 2階の音が下(リビング)にとても響く。こんなに響くものか。リビングの天井を張るときに、吊り木受けを取り付けてから、それに、天井を吊らなければならないのではないか……と言われました。さらに、吊り木受けを取り付けていないために、こんなに音が響くのだ。この部屋にいると、テレビの音も話し声もわんわん響いて、とてもいられない……とのことです。
 リビングは約10畳あり、天井は突板の目透かし天井、床は桧の縁甲板を張っています。壁は土壁で桧無垢の腰板を張っています。2700×2000の掃き出し(ペアガラス)があります。2階の床は、12ミリ・コンパネと15ミリ縁甲板の、二重貼りで仕上げています。また2階梁は、300の地松を、3尺おきに入れています。
1)吊り木受けを付けていなければ、欠陥住宅になるのでしょうか(テレビで言っていたとのことです)?
2)そのことと、音が響く、反響することと関係がありますか?
3)関係がない場合、防音、吸音について、どのような方法が一番効果的でしょうか? 2階梁と天井の間は20センチくらいしかありません。 



アドバイスいたします
伊藤哲世(北海道建築士会 空知支部青年部)

1)2階の梁が3尺おきに入っているので、当然、吊り木は梁から吊っていると思われます。もし2階の床根太から吊り木を吊っているとすれば、直接、床の衝撃が1階の天井に伝わることになります。

2)直接の関係はないと思われます。リビングの仕上げを見てみると、床・天井・腰壁と木を使われていますが、室内の音が響くのは、それが原因ではないかと? 仕上げ材が堅い材料、表面がツルツルした材料を使っていれば、室内の音は反響することになります。

3)2階の音を防ぐには、<1)の吊り木の状態にもよりますが>1階の天井裏にグラスウール系の断熱材を、またリビングの音の響きを防ぐには、天井の仕上げを吸音する材料、あるいは、表面のザラザラした材料に張り替えることをおすすめします。


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施工会社変更はマンション契約違反?


<さくら さん(主 婦・女)>



 マンションを契約し、マンション内装の打ち合わせをするためにモデルルームに出向いたところ、販売代理店から「施工会社をA社からB社に変更した」と言われました。そのときに「なぜだろう?」と疑問に思いましたが、理由は聞きませんでした。
 それからしばらくして建築現場を見学し、作業員にB社のことを聞くと、「B社は知らない、うちはC社の下請けである」と言われました。
 そして内覧会のときに、マンションにB社の名前がどこにもなく、B社の関係者もどこにもいないので代理店の営業マンに聞いたところ、「B社の下請けのC社が実際に施工した」と聞かされました。それから契約している部屋を見たのですが、その部屋の第一印象は「モデルルームに使われていた材料の質に比べて劣っているのではないか?」でした。C社の担当者に聞くと、「モデルルームは見ていないのでわからない。設計図どおりに行った」とのことでした。代理店の営業マンに聞くと、「モデルルームの材料と同じものを使っています」とのことでした。
 再内覧会のときにも、再々内覧会のときにもB社の関係者は現れず、やはりC社の関係者と代理店の関係者しかいませんでした。ちなみに、マンションの売主とも一度も顔を合わせていません(現在まで一度もです) 。
 そして再々内覧会のときは、代理店の営業マンもC社の担当者も口をそろえて「A社が施工主であろうが、B社が施工主であろうが、C社が実際に施工することになっていた。モデルルームはC社が施工したし、当然C社の誰かがモデルルームを見ている」と言っていました。
 そのあと、代理店の営業マンと話し合いを行いました。A社からB社に変わった理由は「A社だと冠料(ブランド料?)が高かったので、B社にした」とのことでした。
 しかし(ここで質問です)、A社が請け負うことを前提として販売価格を出しているはずなので、施工価格を下げるためにB社に変更したのであれば、販売価格も下げるべきではないのでしょうか? そして、B社の名前がどこにもないのはなぜでしょうか? (B社の名前が出てこないのは、C社<中堅以下>だと銀行が融資してくれないので、B社<大手>の名前で融資をしてもらっただけだからではないか、と思うのですが、こういうことはありえるのでしょうか?) A社が請け負うという話を聞いて契約をしているので、それを変更するのは契約違反にはならないのでしょうか?(重要事項説明書には、請け負い業者の指定事項はありませんでした)。
 最後に、もしモデルルームに使われている材質より劣る材料をマンションに使用しているのならば、これは契約違反にはならないのでしょうか?



アドバイスいたします
ハウテックさん

 確かに腑に落ちない話だと思います。でも、実はよくあることで、ただ表面化しないだけです。ここまで、堂々とやるのは珍しいですね。ところで問題は、C社がやっていることが気にいらないのか、モデルどおりでないことなのか、売主および販売委託業者の信義にかける説明不足なのか、絞りましょう。どれもこれも腹がたって仕方ないのであれば、ケチがついたから解約してしまえという選択があるのですから。でも、やはり、気に入ったマンションだから、購入は継続したいという気持ちが強ければ、そちらを第一に考え、不安な点を取り除くための確認という考えで、今後は取り組んでください。住むのがイヤになるでしょう?
 C社の件はパンフ記載はどうなっていますか? B社ですか? 基本的にさくらさんは売主と契約を結んでいるので、売主が選択した建築業者との請負契約にまで容喙することできません。ただし、今回のように事前説明と食い違うことに対しては、説明を要求できます。けれども、パンフにB社と書いてあれば、これはB社から、さらに、なぜC社に変わったのかについてだけしか、説明は求められないと思います。口頭の話では、ダメでしょう。また、C社についても、B社とC社と売主との3者の間で、B社が下請け業者にC社を使うことを合意した、いわゆる3者協定を結んでいれば、法的にはなんら問題はなく、あくまで、売主の告知義務の欠如という話になると思います。解約の場合の手付没収は避けられると思いますが、この点は弁護士さんに相談してください。あとは、C社がどれだけB社に比較して技術レベルが劣るかどうかの点にあると思いますが、これは大手だから大丈夫とか、そういう短絡的な発想では結論はでません。確かに大手ですと、ISOと社内規定のレベルの高さより、必ずある一定水準以上の施工ができるシステムがあるので安心ですが、マンションの場合は、一般建築技術だけでわりきれないマンション特有の情緒的欠陥の存在がクレームになるケースが多いので、マンション施工に不慣れな担当者がついた物件では大手でもそれなりにクレームは存在しています。ですから、看板だけではなんとも言えません。ということで、C社の実績を今一度、洗ってみてください。
 また、大手から、中小に変わっても値段は変わりません。売値を決めてから、建築業者にはその中の工事費予算でできるかどうか、ネゴシエーションするのですから……。逆なんです。ですから、A社は予定はしたが、値段が合わなかったということでしょう。モデルも同じです、コーディネート先行で進み、早く売りだしをしたいから、実際の設計図と食い違っちゃうんですよ。それに、ゼネコンが合わせられるかどうかなんです。おそらくは、建築費が合わない過程が見え隠れしますから、モデルと違うものはおっしゃるとおり、あるんでしょう。写真とかないんですか? これについてはモデルを壊してしまえば、死人に口なしですから……。ちょっと、買う側としても配慮すべき点で、さくらさんの注意も不足していますよ。カラーパンフの挿絵とか写真で具体的なイメージを思い出すより、仕方ありません。
 最後に売主が全然出てこないケース、これもよくあります。直接電話して問いただすよりほかはありません。ゼロ担当者ということはありません。誰かしら出ますが、満足のいく答えは期待されないほうが……。そういうスタッフを置かないために、全て外注なので。ほとんど裏事情なので、一般の方は知りえない話です。でも、最終的には気に入っていて、予算も合って、一定の責任体制が確立しているゼネコン施工であれば、よくわからない売主と販売会社でも、ある程度のリスクは回避できますから、このまま契約続行という判断でも良いかと思います。しかし、再内覧まで終わってというのは少しお気づきになるのも遅いので、手直しとアフターをきっちりやる約束を売主としておくぐらいが、今できる最善の策なのではないかと思います。


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窓ガラスの遮音性能について


<A.Aさん>



 ご質問いたします。新築マンションのサッシとガラスについてです。
 道路騒音がひどく(30等級を謳っていたので、購入したのですが)、調べたところ、サッシは30等級で、ガラスはペアガラスとのこと。HP等で検索すると、普通のペアガラスにはあまり遮音効果はないとありますが、我が家のは、まさしく3ミリガラス2枚の間に6ミリの空気層がある普通のペアガラスです。施工側に聞いたら、普通のペアガラスでも防音効果は十分にあるとの答え。夜間に騒音計で測ったら、外で65db〜75前後、中で45〜55程度でした。数値自体はそう大きなものではないのかもしれません。しかし雑音は取り除かれ、車の音だけがはっきりと反響するような質の音で、安眠できません。
 普通のペアガラスの遮音性能は、実際どのようなものなのでしょうか。対策としては、よく工務店の宣伝にあるような内窓をつければ、いくらか緩和されるでしょうか。それとも、ペアガラスを防音サッシに替えてから内窓を付けないと、あまり効果はないのでしょうか。返答いただければ幸いです。



アドバイスいたします
ユーロハンズ(株)
小川大輔
電話:0155(28)5083


ホームページ:http://www.eurohands.jp/

 まず、通常の1枚のみのガラスに比べ、ペアガラスユニットは遮音に優れていることは間違いありません。
 また、3−6A−3の構造とのことですが、樹脂サッシなどの空気層は12ミリが通常です。また、アルミサッシなどは、サッシ自体の障子がガラスユニットの巾に広いものをのせることが難しいので、6ミリなどの空気層は確かに一般的です。
 ペアガラスに遮音性はあまりないとのないようですが、そのようなことはありません。
 また、ペアガラスでも同じ厚みのガラスをペアにするのではなく、片側のガラスの厚みを変えることで、大幅に遮音性能は変わってきます。
 私どもは、スウェーデンにてOEM生産の、トリプルガラスのユニットを採用している「3重ガラス回転サッシ」などを主な商品としていますが、このサッシの基本的なガラスユニット構造は4−12A−4−12A−4になります。ガラス4ミリ、空気層12ミリです。このユニットで通常35db程度強の遮音効果があります。これは、外が65dbでしたら、中に聞こえる音は30dbになり、35dbの遮音効果があるというものです。
 ご自宅の状況は65dbで、おおよそ内部は45dbとのことですので、20db程度の遮音効果はあるということになります。決して悪い数値ではありませんが、良い数値でもないかとは思います。ガラスユニットの構造から考えると、ほどほどと思います。
 私どもでは、扱う窓の遮音性をさらに上げるために、ガラスを1枚のみ6ミリに変更する、もしくは、空気層を12のうち1つだけ9.5ミリ程度に変更したガラスユニットを製作したりもしています。これで41db以上の遮音効果が望めます(弊社ガラスユニットの場合)。空気層の厚みをそれぞれ変えてしまうか、ガラスの厚みを一部変えてしまうことで、音の波長の伝わりが変わるため、遮音効果が出ます。
 ご自宅の遮音性能を上げるためには、内窓(プラストサッシ)を新たに設置するか、ガラス厚みがそれぞれ異なるガラスユニットに交換するなどの方法があるかと思いますが、それぞれ費用が異なりますし、内窓はスマートではないとのお考えもあります。
 また、主な遮音効果を望みたい箇所のみ内窓をつけてみるか、あるいは、ガラスユニットが交換できる構造のサッシでしたら、ガラスユニットを交換してみる形で、状況を判断されることをおすすめします。
 実際のサッシの構造(引き違い、滑り出し、上げ下げ)などによっても遮音効果は変わってきますので、拝見していないことには申し上げられませんが、費用と効果を検討して、上記のようなことを検討してみられるのはいかがでしょうか?


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地盤沈下の調査が必要かを教えてください


<愛知県刈谷市・TTさん>


 住宅クレーム110番へ相談させていただきます。
 ブロック塀にひびが入ったのと、地震での倒壊防止の点から、ブロック塀を壊して軽量のフェンスにつくり替えようと考えています。しかし、ひびの原因が地盤沈下にあるのではと懸念しています。
 つくり替えるにあたって、
1)あらかじめ地盤調査が必要か(せっかくつくり替えたのに、再びフェンスが壊れるのを避けたいのと、地盤沈下なら家屋にも被害が予想されるからです)。
2)調査が必要な場合、地盤調査会社に直接相談するか、またはフェンス施工業者に地盤調査会社を紹介してもらうか、どちらが段取り良く、かつ効果的か。
3)ひびの原因として考えられるもの。

以上について、アドバイスいただけたらと思います。

 ひびの原因が地盤沈下にあると懸念した理由は、
・築30年の中古家屋(ブロック塀共)を購入。このとき写真1(51k)に示すひびや、写真4(72k)の沈下はなかった。
・購入後3年で公道下に下水管を埋設。その後2〜4年の間に写真1(51k)写真2(68k)写真3(63k)写真4(72k)に示す不具合が新たに発生。
・下水管埋設業者、市役所の机上検討では、「ブロック塀と下水管の埋設水平距離は十分確保されている。および道路は沈下していない。よって下水管埋設とブロック塀のひびとは因果関係がない」との結論でした。
・しかし、写真1(51k)写真4(72k)に示すように、不具合箇所はブロック塀の他に、駐車場コンクリート床ひび割れ、家のベランダ下の沈降(1センチ)、[その他に玄関ポーチの沈降(5ミリ)、門の沈降(5ミリ)、家内を歩いたときの振動が大きくなった気がする]と、年々増えている。
・地下50センチくらいは水気のある粘土層だった(駐車場の柱用の穴を掘ったときに目視確認しました。昔は田んぼだったようです)などがあります。

 どうぞよろしくお願いします。



アドバイスいたします
住まいを科学する技術集団・新住協メンバー
須藤建設(株)
副社長 須藤芳巳


ホームページ:http://www.sudo-con.co.jp/

 ブロック塀の設計をする場合、住宅と同じように地質調査が必要です。ブロック塀の自重転倒モーメントなど、地盤の強さから構造計算で設計します。その結果、ベース巾で地盤を受けるか、杭を打つか、選択します。地盤が弱い場合は、自重の重いタイプの塀をあきらめることも必要です。たいていの場合、住宅はしっかり施工しても塀を甘く見て失敗します。住宅の基礎と同様に考えてください。
 したがって建築士に相談し、地盤調査を行い、その上で塀の設計してもらってください。
 ひび割れの原因として考えられるのは、やはり軟弱地盤ということです。下水道工事の時点で不具合が生じたとありますが、因果関係は何とも言えません。建物のメンテナンスのことも兼ねて地盤調査をおすすめします。


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わが家も床下の土に白カビ!


<大阪府堺市・Tさん(会社員・40歳)>


 「床下の土に一面の白カビが!」の投稿を読んでいて、わが家も同等の問題があります。
 わが家は現在、築25年で、7年前中古で購入しました(軽量鉄骨プレハブ住宅)。シロアリ駆除を4年前に行いましたが、その後の点検で、台所および洗面所の床下にカビが発生しているとのことで、床下換気扇をすすめられました。わが家は2戸1で、西側(隣家)はコンクリート基礎で区切られており、北側にトイレ・浴槽があり、北側の換気孔がなく、南、東の2方向(各2ヵ所)の合計4ヵ所しかありません。1階間取りは、南側の東に台所、西に和室、台所の北側に洗面所、さらにその北側にトイレ・風呂があります。和室の北側は階段ホール・玄関です。台所・和室と洗面・玄関は基礎コンクリートで区切られており、和室と玄関の間に人が通れる開口部がありますが、台所−洗面部分の基礎コンクリートには通風孔はありません。
 和室の床下面は乾燥しており、カビの発生はありませんが、風の通りが悪いと思われる台所、洗面所の床下にはカビが発生しているとのことです。また、プレハブ住宅の基礎の鉄部に錆びも発生しているとのことです。
 それで床下換気扇の取り付けをすすめられたのですが、通風孔の状況をこのままにしておいて、床下換気扇だけで問題を解決できるものでしょうか?(別の業者からは床下換気扇は取り付けても、風が通らない淀んだ部分が存在して、あまり効果がないので、床下除湿機をすすめられました)。
 台所−洗面の基礎コンクリートおよび風呂部分の基礎部分に北側まで通る通風孔を空けることで、自然換気を行えるようにしたほうが、根本的な対策のように思うのですが、築25年でこのような工事は可能でしょうか?
 築25年であり、建て替え、全面リフォームの時期と、この床下カビ対策の費用(工法)、時期を天秤にかけ、迷っています。良いアドバイスをお願いします。



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 床下は、常に乾燥状況を維持し続けることが最も大切です。乾燥状況が維持できれば、カビや鉄骨の錆び、白蟻の被害を受けることはかなりの確率で解決できます。
 ご指摘のとおり、床下換気扇を取り付けても、床下中央部分を南北東西に通気される構造になっていることが前提です。敷地の地下水位が高く、床下の土が常に湿った状況になっていることも考えられます。
 対策としては、建物周辺に側溝を設けて、床下の湿気を外部で処理できる環境にするようにすべきでしょう。また、床下全面に防湿シートを敷いて、その上から乾燥砂やシリカゲルなどを散布する方法とあわせて行うべきでしょう。現在の状況で床下に除湿機を取り付けても、ほとんど連続運転となり、電気料がかさんだり、除湿機のメンテナンスに大きな問題が残り、根本的な対策とならないと思われます。
 以上のような理由に基づき、地下水面位が高い場合、布基礎の通気層が取れない場合は、建て替えも含む大掛かりな対策も必要になる場合があります。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。

2002/04/13 「床下の土に一面の白カビが!」追加質問



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家まわりの水はけが悪い


<兵庫県西宮市・KJさん(40歳・男)>



 1年前に新築建売を購入しましたが、家まわりの水はけが悪いので気になっています。基礎部分の地面から5センチぐらいまでが常に湿った状態なのです。また、わが家側の両隣との間の土地には、一部コケが生えています。お隣りや周りのお宅では、基礎部分の湿りやコケは見られません。わが家の土地は、1つの大きな土地を複数区画に分割したうちの1区画です。もともとは同じ土地であるはずなのに、どうしてわが家だけ、そのように水はけが悪いのか理解できません。また、基礎部分の下方が常に湿っているため、基礎部分の腐食が心配です。
 建売業者に言っても、許容範囲内だからと言って取り合ってもらえません。本当に問題はないのでしょうか。このような場合に、許容範囲について何か基準があるのでしょうか。水はけをよくするためには、どうすれば良いのでしょうか。良きアドバイスをお願いします。



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 本文だけで詳しくその要因を特定できませんが、敷地内に埋め込んだ盛り土に水の浸透性の少ない素材が入ったものと考えられます。業者が許容範囲と言う意味も、何を基準にしているのかも断定できません。
 しかし、質問者が心配しているように、放置しておきますと、床下の乾燥を維持できる状況であると思えません。
 建物の周辺に側溝を設けて、排水を促す方法があります。また、表面の土を浸透性の良い、細かい砕石に取り替えるなどの対策を行うべきでしょう。
 施工業者と十分に相談して、床下の乾燥状況を維持できているかどうかを詳細に調査し、上記の対策を行うのが賢明と思われます。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。


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ベタ基礎内に泥がいっぱい


<埼玉県・SAさん>


 売り建てを購入した者です。昨日、工事の進捗状態を見に行ったところ、基礎のコンクリートが打ち終わっていました。ベタ基礎なのですが、中に泥がかなり入っています(写真を添付します[photo1:21k] [photo2:33k])。
 こういう状態でも心配はないのでしょうか。お忙しいところ恐縮ですが、ご回答をいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。



アドバイスいたします
ヘリテージホーム
電話:0178(73)5155


ホームページ:http://www.heritagehome.co.jp/

 一般的な回答をいたします。
 写真のように基礎内部に泥があるのは、気分的に良くないですよね。床を張る前にきれいにしてもらいましょう。土の湿気が土台等に影響を与えるかもしれませんので。それから、木工事がはじまると、床下には木くずや断熱材、設備配管の切りくずなどがたまります。それらを放置しておくとシロアリが寄ってくる可能性がありますので(もちろん防蟻処理を行うでしょうから、数年間は大丈夫だとは思いますが)、竣工時に床下がきれいなことを確認されたほうがよろしいかと思います。
 簡単な回答で申しわけありません。


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ハウスメーカーの営業はひどいの一言」へ意見


<宮城県名取市・株式会社Kさん(27歳・男)>


 内容拝見いたしました。確かに住宅はずっと住み続ける生活の大切な拠点です。高い買い物でもありますし、じっくり考えて購入するものです。
 仙台にはまともな営業マンがいないと言うのはなんともいえませんが、私たちも同じ建設業にいる立場から言わせていただきますと、お客様一番に考えるのが当然であると思います。どんなことがあろうと、熱意と誠意をもってお客様の立場になって考えてあげるべきだと思います。住宅の営業マンは若い人が非常に多いのですが、最低でも3年間は現場監督をやってお客様と接するべきであると思います。言葉を並べただけの営業マンは、確かに信頼性にかけると思います。内容では外資系と書かれていましたが、今の時代は、スピードが速い時代です。勤続年数はあまり関係ありません。やはりお客様大事の心が必要であると考えます。必ず、すばらしい営業マンはいるものです。

12/23 「ハウスメーカーの営業はひどいの一言」について

12/16 「ハウスメーカーの営業はひどいの一言」への私の意見!



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