住宅クレーム110番

投稿ページ続きです
J110 News

養生なしでコンクリートに雨だれの跡!


<千葉県柏市・あつ坊 さん(38歳・男)>



 はじめての投稿です。よろしくお願いします。
 先日、新居を新築、引渡しを受けた者です。実は、駐車場部分とリビングの掃出し窓の下にある犬走りなんですが、業者が雨が降る直前にコンクリートを打設し、雨養生しなかったため、表面にかなりの雨だれの跡(えぐれて、小さい石が見える状態)が何ヵ所もできてしまいました。電線からの雨だれと、2階ベランダからの雨だれです。雨が降る前に、現場監督に電話したところ、雨養生をしますと言っていたのに、実際には全く養生していなかったのです。また、雨が強くなってから養生していないことを指摘したら、翌朝、職人に押さえさせるので大丈夫と言われ、結局、その処理もされずに、上記の状態になってしまいました。最終的には、シーラー(定着剤?)を塗って、その上からモルタルか何かで補修する、強度的には問題ないという説明でしたが、コンクリートのみの状態に比べれば、上に塗ったものが剥離したり、割れる可能性が高いのは明らか。どうしても納得できません。
 最初からやり直しさせたいと思っているのですが、わがままでしょうか? 法的な点からもアドバイスいただければと思うのですが…。



アドバイスいたします
鈴木建設(株)  建築部
上野 憲之(北海道建築士会 岩内支部青年部長)
電話:0135(62)1234



 雨養生をします、と言っておきながらしなかったのは、明らかにに業者に責任があると思います。状態を実際に見ていないので何とも言えませんが、文章から想像すると確かに強度的には心配ないのかもしれません。でも、コンクリート押さえのみの状態と、雨だれの跡を表面処理した場合とでは、おっしゃるとおり耐久性が違うのは明らかです。
 法的には雨の日の施工を禁止するものはありませんが、国が監修してる建築工事共通書というのがあって、それには降雨が予想される場合は適切な養生をするか、打設を中止する、とあります。最初からやり直ししたいとのことですが、業者にその気持ちをきちんと伝えてみてはどうでしょうか。業者の方は確かに費用も時間もかかると思いますが、わかってくれると思います。
 家を新築なさったのであれば、その業者とはこれから長いつきあいになるはずです。よく相談してみてください。


J110 News

結露対策について


<青森県むつ市・MSさん(公務員・40歳・男)>



  一昨年の11月に新築し、2×4工法で24時間換気の家を建てました。建築屋の言うとおり、1階はFF型のスト−ブを入れ、2階はエアコンで暖房することにしました。当初、建築屋は、ボイラ−で暖めるパネル型暖房をすすめたのですが、寝るとき以外、あまり2階に上がらず、24時間暖房だと灯油の消費量が莫大なので断りました。エアコンは200Vで、さらに電磁調理器を取り付けたので、万全だと思っていました。入居してしばらくすると、2階の寝室が結露しだして、すぐに建築屋に電話したところ、「1年目は木が乾ききっていないので、多少結露はします。しばらくするとなくなります」と言われ、その年は我慢しました。2年目の冬はもっと結露がひどくなり、1つの窓からコップ半分ぐらいの水が取れるようになりました。これは酷いと思い、再度、建築屋を呼んで見てもらった結果、「換気システムが止まっています。電気屋さんを呼んで直させます」という返答。後日、電気屋さんが来て直しましたが、1階の結露は直ったものの、2階の寝室は相変わらず直りません。再度呼んで苦情を言ったところ、「窓をもっと良いやつに替えます。これで断熱効果が上がって直ります」。でも、今付けている窓もSウインドというペアガラスの窓なのに、そんなに変わるものなのでしょうか? この連休が終わると、窓を替えます。カビてしまった壁紙も替えてもらい、ウォ−クインクロ−ゼットの中の衣類もクリ−ニングに出してもらいます。カビて捨てた布団と服、座布団は保証してくれませんでした。
 今年の冬、結露したとき、あとはどこをいじれば良いんでしょうか? 換気システムの吸気ダクトを増やせば良いんですか? それとも、寝室にロスナイ換気を付けてもらえばいいですか? 教えてください。



アドバイスいたします
ヘリテージホーム
電話:0178(73)5155


ホームページ:http://www.heritagehome.co.jp/

 2階のエアコンの暖房は、どの程度利用されているのでしょうか? 地域的に、エアコン暖房はあまり効かないので、利用頻度は少ないのではないですか? 家の中に寒いエリアがあると湿気が集中し、結露の原因になります。したがって、家中の温度を一定に保つことはひとつの方法です。FFストーブでもいいかと思いますが、2階の暖房方法も一考してください。また、湿気を外部に排出する必要があるので、排気ファンをつけるのもよろしいかと思います。ロスナイまでは必要ないと思います(換気システムの給排気のバランスに気をつけてください) 。
 根本的な問題として、気密施工・断熱施工がしっかりなされているか、このあたりも確認されたほうがよろしいでしょう。躯体に影響が出る問題です。室内の壁やガラスに発生する結露は目視できますが、躯体の内部結露は目視することはできません。しっかりした施工がなされていれば問題ないと思いますが。


J110 News

仲介業者&建売業者の安い作り方…?


<東京都大田区・TTさん(39歳・男)>


<〜NPO住宅110番より〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せください。>

 建築条件付き土地を売買契約した者です。大手仲介業者の物件で木造3階建て、契約時は更地状態です。家の購入は初めてで、完成物件よりは間取り等で変更が利くということで、すぐに興味が湧きました。仲介業者さんも「きちんと検査も行う日本一の建売業者です。ご安心ください」「プラン&オプションに関しては、お客様の代わりに建売業者にどんどん交渉していきます」「それが私ども仲介業者の仕事です」と、その言葉を信じ、土地売買契約を結びました。
 さて、家のプランの話を進めていくうちに、いろんな点でトラブルが起きました。標準仕様のものより安いものを希望し、「浮いた金額で別のものを付けてもらえないだろうか?」と仲介業者にお願いしたところ、「お客様の希望でグレードを下げたのだから、差額はお返しできません」「新たに取り付けるものに関しては、お金が発生します。どこの業者もそうされています」と即答です。建売業者に聞くまでもないと判断されたのか、即答です。大手仲介業者なので長年の経験でそうされたのでしょう。
 私としては初めてのことで、そのシステムが理解できず、「交渉ぐらいしてもいいのでは?」と思いました。仲介とは、交渉ではなく、報告および連絡係なんですね。半信半疑のまま、建売業者と仲介業者を交えてプランの打ち合わせ。希望を出していくうち「何点かは、有料になります」「ちょっと高いんじゃない?」。すると「後から付けるともっと高いですよ!」「ちょっと足元を見られているのかな?」と思う反面、「これは無料で付けます」と好感を持てる面も見えてきました。しかし仲介業者は、その場でメモも取らず、顔色を見ながら「有料のものに関しては、やるかやらないかお決めください」。交渉の様子は、全く無しです。やはり連絡係なのでしょう。
 数日後、家の様子を見に行くと、割栗石が敷かれ土台が出来、基礎の部分が完成し、毎日変わっていく様子に胸が高まりました。しかしよく見ると、アンカーボルトがあっち向いたりこっち向いたり…。「何かいい加減につくっているのかな?」「強度は大丈夫なの?」。連絡係に「断面詳細図を見せてください? 強度は大丈夫なの? 検査はいつ行うの?」と質問すると、建売業者から直接お電話がありました。仲介業者は、連絡係もいやになったのでしょう。で、その回答は、「断面詳細図はありません。大工が、ウチのつくり方を知っているので、設計図みたいなものはないんです。地盤に関しての強度検査は、ウチで行いました。中間検査・完了検査等は、やりません」。「なぜ? 検査しないの?」。「申請どおりにはつくらないからです。杭は打つには打ったんですが、区指定の杭を打つだけで300万円かかりますし…」「要は、検査に引っ掛かるんですよ…。だから検査しません」「この区で建てた物件はすべてそうしています」。建売業者が当たり前のように言われたため、何のことだかわかりませんでした。
 仲介業者に連絡を入れると「これは違法建築に該当します。欠陥住宅ではありませんので、ご安心ください」「この場合、解約とか違法建築のまま300万円値引きとかの交渉になります」「うちが責任を持って仲介していきます。どうされます?」。仲介業者は、違法建築の仲介もやるんですね。
 後日、仲介業者と直接お会いし、今後の対応についての話し合いがありました。「検査のことをしつこく聞かなければ、このままつくっていたでしょう」とは言いながらも、「お客様のこだわりは、区指定の杭ではなく、区が検査して合格すればいいんですよね?」と建売業者の弁解を延々と述べました。謝罪等は一切ありません。「区といっても、あまり当てにはならないんです。指定した杭の強度基準も問題があります」と行政批判のおまけ付き。私たちは、「プラン交渉の時点で信用できないから、違約金を払ってまで解約しようと思ってました」というと、「口では何とでも言えますからね」です。「解約の場合、お客様の違約金という話にもなりかねます」「現在、杭は指定のものではなく、今のままで検査に合格するように補強の予定です」。最後に「ご安心ください」の決まり文句です。これが、仲介業者&建売業者の提案です。
 私たちの見解としては、
・仲介業者に関して…契約をした時点で立場が逆転します。私たちは、すでにお客様ではないのかもしれません。仲介業者の行動といい発言といい、問題があると思います。しかも、どこにでも代理店がある大手です。私たちとの取引は、最初で最後と言っていいでしょう。建売業者との取引は、これからも永遠に続いていくものですから、肩入れするのでしょう。
・建売業者に関して…10年保証に関しては、建売業者が保証するそうです。日本住宅保証検査機構等の保証ではないそうです。保証対象物件に関して独自の検査が入るそうです。こういう建売業者です。いつまであるのかも不安です。建売業者が保証能力がなくなった場合、家をつくった大工が保証人対象になるそうです。大工さんたちも言われるがままに家をつくり、壊れたら責任を負うんですね。区としても何らかの根拠があるから指定をしているわけだし、何かあったとき、指定されたものを使っていないということで、救済措置も受けられない可能性があると思います。いまだ知らずに住んでる方がたくさんいるのでしょう。それを考えると胸が痛みます。
 他にもたくさん問題がありすぎて…。
 私たちは、被害者なのでしょうか? ちょっと神経質なのでしょうか? 勉強不足なのでしょうか? ご意見・ご感想をお聞かせいただければ幸いです。よろしくお願いします。



J110 News

売却したマンションの買主からクレーム


<兵庫県芦屋市・Eさん(会社員・47歳・男)>


<〜NPO住宅110番より〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せください。>

 先日、マンションを売却したのですが、その買主の方からクレームをつけられて困っています。実は売却したマンションは、築30年になる古いマンションです。1年前に和室を洋室にリフォームしたのですが、その際に管理規約ではフローリングはL45等級にする…と記載されていたものの、リフォーム当時、そういう規約があることを知らずに、また、リフォームの業者の方からも「このマンションの構造ではL45等級にしてもL50等級にしても、音の効果は変わらない」と言われ、値段のこともあり、L45等級にしませんでした。買主の方は契約をするまでに3回も部屋を見に来られて、そのうちの1回はリフォームの業者の方を連れてこられ、約2時間にわたって部屋中を細かくチェックされ、リフォームの相談をされていました。その後、無事に契約をして、代金もいただき、引渡しも終了したんです。買主の方は引渡し後に、家のリフォームは全く行わずに、私たちが住んでいた状態のまま入居されました。が、入居されてすぐに、マンションの下の階に住まれてる方2世帯から「生活音がうるさい」と注意されたみたいなんです。そのせいで、私たちに「管理規約には、フローリングはL45等級にする、との記載があるが、リフォームした時に規約どおりにしましたか?」との問い合わせがあったので、正直に違う旨を伝えましたが、管理規約に違反しているので、規約どおりにL45等級にこちらの負担で直して欲しい、との申し入れがありました。
 こちらとしては、契約をする前に3回も部屋を見に来られ、現状を見て納得して買っていただいた…と理解していたので、今更そんなことを言われ、どうしたものかと困っています。管理規約違反をしているので、私たちが費用を全額負担して規約どおりの工事をするべきなのか、あくまでも中古住宅ですので現状を見て買ってもらった…とつっぱねていいものなのか、判断に困っています。リフォームした箇所は約30畳(37m2)もあり、費用も相当かかってきます。リフォームをするにしても、全額ではなく、折半などにはできないのでしょうか? うちには3歳の男の子がいますので、音は下の階にもかなり響いていたと思いますが、特に苦情などはありませんでした。買主の方は50代後半のご夫婦と20歳になる娘さん、そして、室内犬を1匹飼われていて、今までマンションに住まれた経験はないそうです。いいアドバイスがあれば教えてください。



J110 News

目隠し設置要求に悩んでいます」に関して


<神奈川県・Tさん(主 婦・女)>


<〜NPO住宅110番より〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せください。>

 私も同じように、北側住民からの要求に悩んでいます。
 ただ今、3階建ての個人住宅を建設中です。近隣商業地域・8メートル道路沿い・建ぺい率80%・容積率300%です。南北に細長い土地を購入しました。最初は何も言ってこなかったのですが、北側を50センチ離してほしいとの要求がありました。もちろんそのようにしたのですが、いざ建築が始まったころに、今度は目隠しの要求がありました。2階のいわば、ごみを置いておくバルコニー(普段、毎日出入りするところじゃないですよねー)にも目隠しをつけてほしい、3階の子どもの部屋にもつけてほしいなど言われています。
 民法235では、1メートル未満の部分には目隠しが必要とのことですが、それはこちらでも対処するつもりではいるのですが、どんどん注文がエスカレートしていっている気がします。最近では屋上にまで文句をいってきています。あくまで主体は南側ですので、故意に北側の家を覗くようなことはないと思います。ただ、今の土地の前の持ち主がいうには、3階建てはつくって欲しくないという条件で売ったそうなんです。それが口約束なのか、不幸にも購入して、建築中に聞かされました。もしそんな土地であったのなら、絶対に買わなかったはずです。もう買ってしまった以上、後にも引けず、今は早く出来上がってほしいという気持ちなのですが、引っ越す前からあれこれと注文をつけられ、非友好的な態度に悲しさを感じてしまいます。あきれたことに、その方は、目隠しがちゃんとされているのか、うちに上がって確かめたいなどと言ってきています。そこまでする権利はないですよね???? まるで自分の土地のように言ってきている神経を疑ってしまいます。嫌味な言い方をするなら、じゃあ1メートル離せばあとは何をしてもいいの?ってなりませんか? 屋上の目隠しは住居ではないので必要ないと思うのですが、いったいどうしたらいいでしょうか?



J110 News

中古住宅の故障していた設備について」への私の意見


<東京都小平市・keitaさん(主 婦・44歳・女)>


 こんにちは。売ってしまえばそれでいいという不動産業者って、ほんとにひどいですよね。私も8回ほど、転勤のためにマンションや一戸建てを借り替えてきました。そのつど、大家さんが次の借り手のためにリフォームする費用まで不動産業者から請求され、納得できないと闘ってきました。そのときに、不動産関連の知識がないと相手のいいようにされてしまうんだなと悟り、宅建の勉強を始めました。不動産業者の中には「今なら売買仲介手数料5%を3%に値引きしますよ! お得ですよ!」と平気で言うところもあり、「そりゃ当たり前だろ」と客が指摘すると、「なんだ、ご存じでしたか」と苦笑いだったそうです。
 あなたの場合、「現状のまま引き渡す」と契約書に明記してあるということですが、見て明らかにそれとわかる傷や欠陥を除いて(それなら事前に知ることができるから)、売主は瑕疵担保責任を免れることはできないと思います。給湯器の故障という、通常の注意をもってしては知り得ない(善意で無過失)欠陥があったわけですから。瑕疵(欠陥)を知ってから1年以内に損害賠償を請求できます(民法570条)。修理請求については、民法には特に規定がないため、契約書にアフターサービスとして修理のことが書かれていれば、直してもらえる可能性があります。でも、そういったことは書かれていないのですよね。
 お尋ねのマンションは中古物件ですよね。売主が不動産業者ではなく、一般個人の場合、瑕疵担保責任が免除されていることもあるそうですが、たとえ、売主の瑕疵担保責任を免責した契約書であっても、売主が給湯器故障の事実を知っていたにもかかわらず、あえて売主に告げなかった場合は、担保責任を問えます。
 入居してすぐにお湯がでないということは、初めから壊れていたということですから、不動産業者とねばり強く交渉してみてください。私の賃貸契約の場合は、訴訟など出るところに出ても、はっきりさせたいという態度で望んだら、とたんに手のひらを返すように、不動産業者は折れてきました。
 がんばってくださいね。



J110 News

マンション生活、これって常識・非常識?」についての意見


<福岡市・匿名さん(主婦)>


 私も同じ悩みをもつ人間です。分譲マンションに住んで5年近くになります。それ以来のことです。上階の人は、布団を干したとき、途中、入れるときと、3回叩いています。1枚の半分に対して約1分叩いています。3枚あれば3分です。叩くということは、ほこりを撒き散らすという行為になり、そこの布団のほこりは全て私の所に落ちてきてます。その叩く音も、力の限り叩いています。私はおかげでノイローゼ気味になりました。ほこり、その音と…。
 それで、市の総合相談、住宅相談、警察の総合相談に相談しました。共通していたことは、条例で「迷惑行為」というのがあるので、訴えてよいとのことでした。ほこりをよその家に少しでも入れたら、迷惑行為になるそうです。マナーの本を見ましたら、苦情のワースト2位になっていました。こういうことで悩んでいる方は多いみたいです。叩いている人はストレス発散できていいかもしれませんが、階下に住んでいる者としては、迷惑です。
 マナーの本でも気をつけましょう、とありました。私は、非常識と思います。叩いている人の所に限って、上に住んでいる方は叩かないように思えます。ご自分の所にほこりがたくさん落ちてきたら、いい気分がしないと思います。



まだまだ投稿ページは続きます 新しい記事    古い記事

NPO住宅110番はリニューアルいたしました。
新たに質問がある場合はコチラからどうぞ。

※このページはリニューアル前のもので、回答の中には十数年以上前の情報もございます。技術は日々進歩していますので、その点をご理解の上参考になさってください。