|
![]() 強い風が吹くと外壁の裏から異音!<大阪府東大阪市・SHさん(会社員・33歳・男)>![]()
はじめまして。12月に外壁がサイディングの新築を購入しました。
入居直後から強い風が吹くと、外壁の裏からバタバタと異音がします。業者さんに連絡したところ、サイディング材の裏に風が通る設計で、サイディングの裏側に張っている防水シートが風で旗めいているとのことでした。 対策をお願いしたところ、異音がする壁一面の下部の風が入る部分に襖の隙間に貼るスポンジを貼って帰られました。スポンジの場合、すぐにボロボロになりそうですし、本来、風が入る設計なのに、塞いでしまって大丈夫なのでしょうか? ご教授ください。 アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
外壁材を施工する場合、外壁材の乾燥を促すのと、侵入した雨水を排水するため、外壁材の裏側に通気層を設けます。この通気層は、外壁の下部から空気を取り込み、最上部から排気して、その機能を発揮します。本件のように下部の空気導入部分を塞いでは、通気層の効果がなくなってしまいます。さらに外壁材の裏側に設けた通気層と断熱材を仕切る透湿シートが、風によってパタパタと音のするような事は、通常では考えられません。外壁施工の施工の不備によって下部空気層以外のところから風が入っている場合も考えられます。
いずれにしても、下部通気層をスポンジで塞ぐような対応では、根本的な解決法となりません。施工者にしっかりとした原因を調査させ、責任ある対応を要請すべきでしょう。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 |
![]() 住宅の選択で悩んでいます<埼玉県川口市・トムさん(会社員・33歳・男)>![]()
住宅購入を検討しており、概ね2社に絞れてきました。何れも輸入住宅メーカーであり、それぞれの特色があり非常に悩んでいます。
1社は、外断熱工法で且つ発砲ウレタンを吹き付けて(この工法で特許を取得)気密・断熱には絶対的な自信と実績をもっています。当然、それに伴う換気システム(標準)にも機能的・効果的な方法を取り入れて、高気密・高断熱住宅としては、申し分のないものと判断されます。また、冷暖房設備については備え付けのエアコン(1階、2階に1台づつ)で十分補えると言っています。 もう1社(大手ハウスメーカー)は、内断熱工法ですが、断熱材にグラスウール(100mm・16kg)を使用しており(換気システム標準)、こちらも高気密・高断熱とうたっています。こちらの担当者が言うには、確かに外断熱工法に比べると気密性で劣るところはあるものの、地域的(埼玉県)に寒冷地ではないため、十分気密性は確保されるとのことです。冷暖房については、24時間冷暖房システムの導入を勧めています(ランニングコストが全然安いとのこと)。 私も、高気密・高断熱住宅へのこだわりがあり、ここまでですと、前者で建築すれば?ということになりますが、住宅そのものの雰囲気は後者の方が気に入っており、非常に悩んでいます。また、24時間冷暖房システムは本当に必要なのかどうか(将来的に考えてランニングコストが全然違うのか)? どなたか、良きアドバイスを下さい。よろしくお願いします。 アドバイスいたします HQ住宅研究所 FAS本部 代表 福地 脩悦
外断熱方式は、構造体を内側に開放して、腐食菌の発生を予防したり、蓄熱容量が多くなるなどの効能はたくさんありますが、断熱材の痩せ、熱劣化などの問題も多く存在します。そのあたりの技術的な対応が充分に確立された工法を選択しなければなりません。気密性能の高い住宅では24時間換気は必須事項となります。
グラスウールの内断熱方式は一般的な工法で、前記外断熱方式と対比すると、断熱・気密の性能が数段、劣るのが普通です。 この七月に建築基準法が、一定以上の気密住宅には24時間換気システムを取り付けるよう改正になる予定です。しかし、隙間の多い住宅では、自然換気と言って、室内で生活する事によって室内圧力が上昇し、自然と換気が促される場合もあります。本来、24時間換気は、その住宅の気密性能によって、その仕様を個別に選択する事が一番、大切な事なのです。いずれにしても、断熱気密性能と換気の相関関係を充分に熟知した施工業者を選択すべきでしょう。 温暖地の住宅だと言って温熱環境を軽視し、雰囲気や情緒性を優先して選択しまとすと、住んでからストレスの増幅する場合があります。充分に勉強して、悔いの残らない家づくりを行ってください。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 |
![]() 「車が駐車場に納まらない!」への私の意見<群馬県前橋市・TMさん(会社員・45歳・男)>
私も現在、同様の悩みを抱えています。私の所有する車はワゴン車のため、営業マンに何度も「余裕で駐車できるように」と依頼をしていました。ところが、きり返しを何回も行い、やっと駐車できる状態です。妻が車を使用する機会が多いのですが、妻は駐車場に停めることもできません。営業マンに苦情を言っても、「すみません」と謝るだけ。解決策は家を建て替えるか、あるいは車を買い替えるか。いずれにしても、お金が必要ということだけです。
SSさん、我慢をしてはいけません。なんらかの要求は必要です。私はこれから、営業マンと折衝します。その内容は、1)車を買い替えるための費用を負担すること。 2)1)ができなければ、月極め駐車場の金額を負担をすること 3)2)ができなければ家具等、家のオプションを格安の金額で提供すること。 おそらく、泥臭いことになるのは必至。泣き寝入りだけはしたくないのです。 |
![]() 「新築MS、ワックスがけと畳下の乾燥剤について」への私の意見<千葉県市川市・STさん(会社員・36歳・男)>
最近のワックスは 蝋・油・樹脂と分類され、樹脂の中でもアクリル・ウレタン・シリコンと分けられます。蝋・油・アクリルですと、3ヵ月から1年ほどで再施工が必要でしょう。ウレタンの水性で3〜10年、ウレタンの油性で10〜15年、シリコンで15〜30年で再施工が必要です。市販では、簡単施工の樹脂のものが出ていますが、業者に依頼された場合は、床のクリーニング・下地施工・仕上げ施工と行い、よりワックスが効果的に長持ちするようにやってくれるはずです。あとは、金額的に割りに合うものかどうかではないでしょうか。
調湿剤についてですが、シリカゲルのものはすでに10年以上の販売実績があり、効果も実証済みです。特に、神奈川のように山の斜面に建てられたMSの場合は、施工が必要ではないかと思います。炭のものもありますが、畳の下に入れる量が問題になるでしょう。新築MSの場合、湿気が躯体より8年前後出てきますので、その湿気を吸着できるものでないと施工する意味がありません。安かろう悪かろうでは、ご希望の効果は得られないと思いますので、必要量と再施工期間を確認のうえ、施工されると良いでしょう |
NPO住宅110番はリニューアルいたしました。 |