
結露による窓枠(木枠)の腐食について
<神奈川県川崎市・MKさん(会社員・40歳・男)>
2年前に買った新築マンション。マンションは、機密性が高いのである程度の結露は仕方がないものだと理解はしております。しかしながら白木を使った北側和室の窓枠はカビが生えてまっ黒になりました。管理会社は、運用の問題(こまめに結露を拭くとか、換気をせよ)とのこと。
運用にも限度があり、白木の窓枠はカビがはえ、このままだと腐ってしまいそうです。腐食が進むことは、クレームになるのでしょうか?正規の使用に耐えないと私はおもうのですが?
アドバイスいたします ハウテックさん
MKさん、まずは窓枠が湿っている原因をもう一度見直してください。基本的には結露するのはサッシュのガラスであって白木が結露するはずはないはずです。じゃあ、なぜカビがはえたかというと、原因は何かが結露してその湿気が窓枠の白木に吸収されたということです。マンションの窓付近で結露する物は何か?と言えば、一番はガラス。そして、コンクリートの躯体です。サッシュのアルミ障子の部分も結露しますが、わずかなものです。ガラスの結露水がたれて、サッシュのレールアングルから溢れるほど水が出るというのも暖冬の関東首都圏では考えづらいのです。ご自分でまずはよく確認して下さい。窓が濡れているのとは別に窓枠自体も湿っぽくないかどうか。ガラスの結露は拭くか、室内温度を下げるか手はありません。でも、木はおいそれと結露しません。他からもらっているだけです。
結論を言うと、窓枠額縁は躯体に木製パッキンで固定するので、躯体及びサッシュ廻りの埋め戻しモルタル部の断熱工事がくさいと思います。ですから、まずはガラスのたれ水が窓枠に達しているのかどうか、もう一度確認しましょう。その上で管理会社ではなく、売主に対応を要望して下さい。占有部内ですから、極論すれば管理会社はテリトリー外で細かい対応などしてもらえません。とにかく、まず状況確認です。この頃は陽気もよくて確認できないのであれば、2年瑕疵内でこういう事実がある旨だけでも売主に話しを通しておいて、来冬確認でも仕方ありません。正確な状況を把握しておいて、文書かメールででも返事をもらっておいてください。
躯体の結露の確認は、ちなみに壁を剥ぐしかないですね。ご参考までに。 以上
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