住宅クレーム110番

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マンションの二重壁、二重天井の音漏れ不安


<千葉県船橋市・まりも さん(主 婦・35歳・女)>



 はじめて投稿させていただきます。近々マンションの購入を考えているのですが、アドバイスをお願いいたします。
 私は以前住んでいた所で、階下および斜め下からのピアノの騒音に苦しんだ経験があり、今回、防音を重視してマンションを選んでいます。今、検討している所が、7階建ての最上階、床スラブ厚20センチ直床なのですが、気になるのが戸境壁18センチで二重壁(木製間柱+石膏ボード)、二重天井です。二重壁、二重天井とも、リフォームがしやすいようにという目的で配慮されたものらしく、空気層にはグラスウールや防音パネルなどは入っていません。実験的に、サッシを閉めた状態の部屋でラジオのボリュームを上げ、隣で聞かせてもらったところ、ほとんど音は伝わってきませんでした。
 ただ心配なのが空気層を伝わって、階下やいろんな所から音が伝わってこないかということです。遮音等級のD値については測っていない、とのことです。お詳しい方、どうか教えてください。



アドバイスいたします
ハウテックさん

 以前、ピアノ騒音に悩まされたというお話ですが、ピアノは一般に使用される楽器の中で最も音域が広く、低周波音域も最も低い音が出せる楽器なんです。ですから、普通のマンションの仕様では、本当の意味でのピアノの防音対策は困難でしょう。ただ、子どものバイエルやチェルニーなどの練習では、そんなに広いオクターブバンドを使用しないので、それほど大きな問題にならないというのが現実だと思います。
 ご指摘の二重壁、二重天ですが、基本的には、中間に空気層を設けてあるほうが確かに防音上は有利となります。しかし、その空気層も厚く体積が多いほど良いのですが、マンションの二重天ではおおむね10センチぐらいでしょう。問題は、むしろ壁のほうです。二重壁とコンクリートの隙間が狭すぎると、コンクリート壁の両面に二重壁を設けた場合、太鼓現象といって、むしろ音圧レベルを増幅させてしまう現象が確認されています。これは、コンクリートに石膏ボードをボンドで貼り付けるGL工法で多数見られたため、どこのデベロッパーでも界壁はコンクリートクロス直貼りか、S1工法という石膏ボードの中空なしで貼り付ける工法を採用する原因となりました。GL工法ですと、中空は15ミリ程度になります。まりもさんの選ばれたマンションは間柱工法とのことなので、45ミリの木材を使用していれば、ぎりぎり太鼓にはならないかな?というところでしょうか。それ以下ですと、両面二重壁では、ちょっと怪しいかもしれません。また、ラジオで試されたとのお話ですが、ラジオは実は中音域ばかりで意外と伝わらないのです。防音対策もそんなに難しくありません。ですから、実地データとしては、それほどアテにはできないことを念頭に入れておいてください。どうしても心配であれば、現状の石膏ボードの上に防音シートと石膏ボードを重ね貼りすれば、かなり効果が見込めます。部屋は15ミリほど狭くなる欠点はありますが。あと、床はできれば直床より置き床(二重床)が有利なことと、外部の廻り込み騒音も考えられますから、サッシはできれば30等級以上を目安としてください。


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夢が広がるはずの新築計画中なのに憂鬱…」のNMさんへ


<東京都世田谷区・KJさん(自営業・45歳・男)>


 長野県の悩めるNMさんへ
 おおげさに言えば人生の中でも大きな事業ですから、悩むのは当たり前です。なぜなら、家でこれなら絶対なんてある訳ありません。NMさんはご存知かどうかしりませんが、設計する人も得意、不得意はありますよ。これは、経験の多い、少ないで、勝手に自分や周りが思ってしまうこともいけないのですが。また、素人の方も、設計士の人がなんでも自分の意見を聞いてくれると「この人、プロなのに、素人の言うこと、いちいち聞いて大丈夫かなあ」とか、逆にあんまり聞いていないようなときは「私の言うこと、本当に設計に盛り込んでくれているのかなあ、自分の趣味で俺の家つくってるんじゃないだろうか?」そう、思いがちです。NMさんは、きっと今あがってるプランがしっくりいってないのでしょう。NMさんのプランを元にできたものか、設計士の主導のものか、定かではありませんが、先を急いでもいいものはできません。一番自分がやりたかったものがプランの中に組み込まれているか、再確認してください。家に対して自分が求めているものは何か? もう一度考えてください。これは、どんな設計士もわからないことですから、それさえ見つけて、伝えておけば、あとは間取りがどう、機能がどうなんて、どうでもいいんです。設計士の方にまかせなさい。
 どういう家をつくってくれ! これが一番大切だと思います。日当たりの良い家、家族のつながりを大事にしたい家、とにかく寒くない家、なんでもいいですからポリシーを明確にしましょう。ただ、よい家じゃ駄目です。全てにわたり、良い家はナカナカつくれません。最も譲れないものを最優先してください。そう、プライオリティをはっきりしないと、気に入った家はつくれないと思います。うれしいことなんですから、元気を出して、自分の一番生活で大切なことを捜して、それを優先した家をつくる、それが最も良い家をつくるコツです。



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夢が広がるはずの新築計画中なのに憂鬱…」への私の意見


<HYさん(会社員・34歳・男)>


 木造住宅を新築して半年経った者です。私も計画中に同じような気持ちになったことがあります。
 また、新築後も友人などが、鉄筋コンクリートで建てたりすると、やっぱり鉄筋のほうがいいのかなあ… などと悩んでみたりもします。
 大きな決断が必要となっているわけですから、いろいろ悩んで憂鬱になったことは私にもありました。同じような悩みを持たれている方がいらっしゃって、少しホッとしました。



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竹やぶに隣接する土地について


<滋賀県・匿名さん(会社員・26歳・男)>


<〜NPO住宅110番より〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せください。>

 土壌についての相談です。その土地は、建設予定地の横が傾斜して竹やぶになっています。建設予定地は竹やぶではありませんが、笹らしき草が所々生えています。竹は床をつきやぶって生えてくるなどという噂を聞いていたので、ここに建てるのがいいことなのかどうかなんだか、不安です。何人かの方にお聞きして、コンクリートを打つという方法が効果的らしいとアドバイスしていただいたのですが、どれくらいの深さまでか、その他には何か対策があるのかなど、教えていただければと思います。
 よろしくお願いいたします。



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こんな階段でいいの?」へ私の気持ち


<倶知安町・take chanさん(会社員・46歳・男)>


 私の気持ちをちょっとだけ…
 「あなたは、間取りを気に入ったんですよね? では、その間取りを描いた、考えた、そのことの苦労、大変さをも、気に入ってくれたわけでは、無いのでしょうか?」
 変な言い方かもしれませんが、
※一枚、まず、間取りを考えてください。自分の好きなもので結構です。
※では、それをだれか、あなた以外の人に一つでもいいから、この部屋をここに!と、注文をもらってください。
※状況により、簡単な場合も多いですが、結構、頭を悩ますと思います。

 私は、その気持ちを あえて 感じてほしい。階段一つです。されど、階段なのです。そして、階段は実は、1階、2階を貫いているため 難しい面があるのです。
 逆ギレ気味の意見、ごめんなさい。 
 一建築業者のたわごとでした。



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床暖房に関する相談です。不良品の交換は常識では…


<千葉県船橋市・ゆかだん さん(会社員・44歳・男)>


<〜NPO住宅110番より〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せください。>
  1. 今年8月末に転居後、床暖房の試運転をしたところ、不良。まったく温まらず。業者に依頼し、点検したところ、異常なしとのこと。室外の熱源機をリセットしてもらったところ、今度は正常に作動した。
  2. 翌日、熱源機のコントローラーに異常を示すエラー番号(173)が表示された。62時間以内に熱源機内にある予備タンクに2回以上注水された場合に表示される番号であるため、水漏れが予想された。再度、業者に連絡し点検したところ、熱源機の室内側とのジョイント部分に水漏れがあり、その部分を溶接して、修理完了。
  3. また、その翌日、エラー番号が表示されたため、業者に連絡するも、原因わからずとして、業者側からメーカーに連絡してメーカー側で確認するとのことであった。
  4. その後、何度かメーカー側保守員が調査に訪れ、床暖房パネル内の管から水漏れしている可能性大であることが判明し、床暖パネル内に窒素ガスを充填して再調査し、水漏れ部位を確定した。
  5. フローリング材を剥がして調査した結果、床暖パネル内管に釘が刺さっていることがわかり、破損部分を切り取り、ステンレス管で接続して、工事を完了した(10月30日)。
  6. その後、異常は出ていないが、不動産業社に対し、次のとおり苦情を申し立てた。

・転居後、2ヵ月にも亘り修復ができなかったことにより、熱源機異常のため、風呂の自動湯張り、追い焚き等の機能が使えず、非常に不便を感じたとともに、工事への立会いのため相当の制約を受けた。
・ガス会社に責任はなく大工に責任があるとしても、実際、設備を引き渡された時点ではすでに床暖房パネルは正常品ではなく、修理しなければ使用できない不良品であったこと。通常の商取引では不良品を発売した場合は交換する等、不良品をそのまま引き渡すことは考えられない旨を不動産業社に連絡した。
・不動産業社の回答は、「床暖房については、業者の検査を受けたうえで引き渡しており、契約上の見えない瑕疵にあたる。障害が出れば無償で修理することになっており、代金の一部返還等はできない」というものであったが、見えない瑕疵というのは大工工事等をいうのであり、今回の場合は床暖房パネルという部品が引渡しの段階で不良品であったことを問題視している。パネル内の管が釘で破損して水漏れしていたことは見えない瑕疵にあたるのであろうが、引渡しのときに商品そのものに瑕疵があり不良品ということであれば、当然新品に交換するのが通常の商取引の常識であり、交換できなないのであれば代金の一部を返還するべきではないでしょうか。



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