TIT110.gif



投稿ページ続きです

JYROGO.gif

マンションではなく一戸建てに住むべき


<大阪府高槻市玉川・ 匿名希望さん(会社員)>


110IL280.gif マンションの騒音問題について私見です。
 私は現在、公団住宅に住んでいます。ある意味でマンション居住の方と条件は同じだと思います。その前は一戸建て住宅でしたので、どちらの立場も理解しているつもりです。
 
 忌憚のないところを書かせていただきますが、マンションのような集合住宅の場合、戸建て住宅とは違った気遣いやマナー、考え方といったものが要求されます。
 マンションが集合住居である以上、いくら建築上の工夫がなされていても、やはりある程度の音漏れ、振動漏れはあります。
 マンションに住む以上は、「音漏れ」「振動漏れ」があるという前提で生活すべきです。
 これには、他の部屋に音が漏れないよう注意するという自らの注意と、他から漏れてきた音については冷静に考え、集合住宅である以上音漏れが完全にゼロであることはありえないという一定の理解のもとに対処するという二面の意味があります。
 
 一戸建てでも、隣家からの音漏れ等は問題になります。その点では集合住宅と同じ気遣いが必要です。
 しかし、マンションよりは対処がしやすい(個人の持ち物だから改造も自由にできる)ですし、床を通じての衝撃、振動の問題でも有利なのは確かです。
 
 どなたか投稿で述べられていましたが、子供の問題をとってみても、マンション(集合住宅)に住んでいるんだということを常に頭に置いて生活すべきです。
 もしそのような集合住宅ならではの気遣いが面倒だというのなら、マンションではなく一戸建てに住むべきなのです。
 
この件に関しましての<関連質問・意見・いいたいこと>
Eメールで受け付けております。右のボタンをクリックし
て下さい。Eメール画面に書き込めます。
KANREN_B.JPG
 



JYROGO.gif

建築家・設計事務所の選び方は?


<佐賀県小城郡・KTさん(主 婦・37才)>


110IL281.gif  現在、家を新築しようと計画中です。まず、メーカー等の展示場などいろいろ見ましたが、オリジナル性を求めて、設計事務所に依頼することにしたいと思っています。2つの設計事務所に1回だけ、お会いしました。しかし、どちらがいいのかわかりません。設計事務所を選ぶポイント等ありましたら教えて下さい。
 (近日中にまた、それぞれの設計事務所の方と会います。)
 また、設計事務所との契約等について注意すべき点などがありましたら教えて下さい。また、設計事務所と施主の間でのよく頻発するトラブルになりやすい事例等も教えて下さい。
 よろしくお願い致します。



「建築家の選び方・頼み方」
リプラン編集部より

110IL282.gif  建築家の仕事は主に設計・監理業務です。建主から依頼を受け、建物を設計し、工事が始まると建主の代理人として設計通りに工事が行われているかどうかをチェックする役割を担います。そのほか、工事業者の選定や融資制度、暮らし方や住宅の手入れからインテリアコーディネートまで、住宅にかかわるあらゆることについて相談に乗ってくれます。
 
●建築家をどうやって選ぶ?
 せっかく建築家に頼むのですからできれば自分と家族の好み・個性にマッチした建築家を選びたいものです。その判断材料を与えてくれるのが、住宅雑誌です。住宅専門誌では、作品を紹介するだけではなく、設計主旨を建築家自身が解説しているものもありますので、それを読めば考え方がある程度わかると思います。
 雑誌を見るときは、最初は自分がどんな住宅が好きかを考えながらページをめくってみてはいかがでしょう。写真の雰囲気や外観の形、インテリアの色使いなどを感じながら、建築家の名前や細かなデータなどはあまり気にせず、何となく気に入ったページに印をつけておきます。自分の個性に合った建築家を探す前に、自分の個性・好みを意識しなければなりません。初めから「こんな家を」と細部まで思い描く必要はないかもしれませんが、例えば、構造は木造か、鉄筋コンクリートか、ブロックか、ツーバイフォーか、あるいは洋風か、和風か、レトロなデザインがいいか、前衛的なものが好きか、ということくらいは雑誌を見ながらでも、考えたほうが選びやすいでしょう。
 
 さて、こうして集めた情報を基に何人かの建築家を選んで見ましょう。たくさん選ぶ必要はありません。2〜3人か、せいぜい数人程度で十分です。候補を決めたら、まず連絡を取ってみましょう。電話で「自宅を計画しているのですが、相談に乗っていただけませんか」と言えば、非常に忙しいという人でも邪険に断わる人はまずいないと思います。
 その上で、自宅に来てもらったり、事務所を訪ねてみます。時間を取って、今まで手がけた作品や住宅設計に対する考え方を聞いて下さい。それから、ぜひ実行していただきたいのは、過去に設計した住宅を実際に見てみることです。できれば、そこの建主の話も聞いてみましょう。住み心地や使い勝手などはそこに住んでいる人が最もよくわかります。
 親切な人なら、その建築家の人柄や、建主の要望に対する対応の善し悪し、設計料のことも聞けるかもしれません。実際に話を聞いたり、作品に触れたり、評判を聞くうちに、どの建築家が自分の住む住宅の設計者にふさわしいかがだんだんわかってくるでしょう。
 候補として選んだ建築家の全部について同じことをする必要はありません。候補にあらかじめ優先順位を決めておいて、一番から順に進め、「この人なら」という建築家を見つけたら、そこから後は必要なくなります。
 その建築家と打ち合わせに入り、納得できたら契約すればいいのです。場合によっては結局契約には至らないということもあるでしょう。そうしたら、また次の建築家に声をかければいいことです。
 この先25年、30年とローンを払い続けるのですから、労を惜しむべきではないでしょう。少しでも満足度の高い住宅を得たくて建築家を探すのですから、さらに言えば、設計料を払って建築家に頼むのですから、十分に時間と手間をかけて家づくりを楽しんでほしいものです。
 
 建築家との家づくりを進める前に、仕事を頼む際の注意事項を、簡単にまとめておきましょう。
 まず、契約です。最近ではほとんどの設計事務所で契約書を用意しています。わからないところ、曖昧なところは遠慮せずに質問し、必要ならばその回答を明文化して契約書に追加してもらいましょう。中でも十分確認しておきたいのは、設計・監理報酬と期限、監理の頻度などです。報酬は言うまでもなく、最も大切な事項ですが、例えば途中で計画をやむなく中止した場合や、重大な設計変更が生じた場合の報酬の計算方法も、事前に話し合っておいた方が後々のトラブルを未然に防ぐことができます。<設計の報酬>は、建築界では常に議論のマトです。計算方法はいろいろあります。一般には「工事費の10%」というような料率制が多く用いられています。建主にも理解しやすいからでしょう。
 期限については前章と矛盾するように感じるかもしれませんが、いつごろ着工するか、いつごろ完成するかということは、新築に伴うあらゆることに影響しますから、建築家との間で十分話し合っておく必要があります。 監理の頻度も重要事項の一つです。いくら優れた設計でも、図面通りに施工されなければ文字通り絵に描いた餅に終わってしまいます。工事が始まったらひと月に何回現場を見てもらえるか、工事のどの段階でどういうチェックをするのか、工程の中で建築家が立ち合うのはどれか、といったことを確かめておきましょう。契約というものは双方が十分納得することが一番大切です。話し合った事柄については契約書でなくても「打合せ書」のような形で文書に残しておきたいもの。
 次に、自分の住宅に対する考え方をどんな言葉でもいいですから、できる限り建築家に伝えましょう。絵の得意な人ならスケッチを描いてみるのもいいと思います。あらゆる手段で自分の希望を伝えることです。優れた建築家はちょっとしたヒントで頼む側のニーズを的確に把握してくれることもあります。
 3つ目に、思いついたアイデアはどんな小さなことでも話してみることです。建築家はもともと建築が好きですから、その好奇心を刺激することによって新たなアイデアが生まれるかもしれません。建築家の方から対案を出してくるようになればしめたもの。その建築家が自分の住宅の設計にのめり込んでいる証拠です。そういう設計は、必ずや密度の濃い作品になるでしょう
 
<リプラン特別号・北のくらしデザインします.3より抜粋>
 

この件に関しましての<関連質問・意見・いいたいこと>
Eメールで受け付けております。右のボタンをクリックし
て下さい。Eメール画面に書き込めます。
KANREN_B.JPG
 



JYROGO.gif

工務店とハウスメーカーって、どう違うの?


110IL283.gif  はじめまして。わたしは北海道大学農学部のK・Kと申します。
 今回、卒業論文で北海道の住宅建材について調査を行うこととなりました。
 そこで、住宅建材の流通についてリプラン様に少々おたずねしたく、メールを送らせていただきました。
 「リプラン」誌上でもよく使われている、「工務店」および「ハウスメーカー」という言葉は、それぞれ具体的にどういった企業形態のことなのでしょうか。
 そして、できればそれぞれの建材流通や施工がどのようにおこなわれているのか(誰が行っているのか)、典型的な例だけでも教えていただきたいのですが。(もし、とても一概に言えるようなものでないならば結構です。)  突然のお願いで申し訳ありません。どうかよろしくお願いいたします。



リプランホームページからお答えします。

110IL284.gif 1. 工務店というのは、一般的に直接的な施工の職人さんグループを自前でかかえている(常勤雇い)企業を想定しています。「設計と施工」というように建築を分類すれば、施工の専門職集団ということになります。したがって実体的にも専門の「営業職」が少ないか、いないような会社形態を指しています。商品的には、一品生産の「注文住宅」志向ということがいえましょう。
2. 一方「ハウスメーカー」は、むしろ「営業」の側面が強い企業形態を指しています。工務店に対しては、直接の施工部隊を自前では持たず、外部の工務店を「下請け」として使っている場合が多いといえます。商品的には、プロトタイプの企画型商品住宅が多いでしょうか。
3. 建材の流通については、ハウスメーカーが大量消費・一括仕入によるメーカーからの直接取引によるコスト追求が可能なのに対して、工務店は「建材店」という2次問屋からの仕入が主体であろうという違いはあると思います。ただし、その仕入コストの違いが最終的な価格に反映されているとは、どうもいえないというのが実状です。
ボランティアでのお答えですので、この程度にいたします。
しかし、最近要領のいい学生さんがいるなと思いました(笑)。
 

この件に関しましての<関連質問・意見・いいたいこと>
Eメールで受け付けております。右のボタンをクリックし
て下さい。Eメール画面に書き込めます。
KANREN_B.JPG
 



まだまだ投稿ページは続きます MAEP.gif   TUGIP.gif

HOMEBOT.gif あなたの住まいの不満、悩み事をお聞かせくださいネット上でみんなで考えましょう。
Eメールお待ちしております。プロの方の投稿も大歓迎!
詳しくはこちらのボタンのページをご覧ください。

NPO住宅110番はリニューアルいたしました。
新たに質問がある場合はコチラからどうぞ。

※このページはリニューアル前のもので、回答の中には十数年以上前の情報もございます。技術は日々進歩していますので、その点をご理解の上参考になさってください。