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業者の倒産!工事もストップ……。


<匿名希望のFさん>

110IL68.gif   新築入居後に不具合が発見されたので、不動産業者と話し合いをして、全面的に補修するという契約を結びました(口答では不安だったので)。この契約書に基づいて作業中に不動産業者が倒産しました。工務店もかなりの損害を受けているので、「お金が入らないと工事を再開できない」と言っています。
 着工前ならともかく,工事中にほったらかすのは……?どうにかならないものでしようか?



<リプランホームページから>
 最近業者の倒産に関連しての悩みが多く寄せられています。建築不況の影響かと思われます。
「業者の倒産」に関連する悩みと「回答・アドバイス」は、以前も掲載した事例がありますので、改めて続けて掲載します。ぜひ参考にされてください。



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建てた会社が倒産しちゃった!
どうすりゃいいのメンテナンス?


<札幌市北区西茨戸・Mさん(会社員・37才)>

110IL30.gif 札幌市北区に4年前に新築しました。約1年程前より、暖房、建てつけ、外塗装の問題で、施工した工務店の担当者に連絡を取っていますが、忙しいのか殆ど対処してくれません。先日、再び連絡しようとした所、電話が通じなくなり、調べてみると、なんと倒産したみたいです。
 これは完全に泣き寝入りするしか方法はないのでしょうか?塗装や暖房はそこの下請け会社に頼みたい場合、その店を調べる方法はどのようにすると良いのでしょうか?
 また、仮に倒産していない場合、新築物件のアフターメンテナンスはやはり、契約によってまちまちなのでしょうか?一般的には10年の保証があると聞きますが、程度の問題はあるにせよ、はっきり契約書も交わしていませんでした。この様な施工元の倒産における問題点の情報が欲しいです。
 

リプランより〜
この問い合わせに対して、以下のお2人の設計者からアドバイスが寄せられましたので掲載します


<札幌市北区のMさんへアドバイスいたします。>
 いずみ建築工房 所長 1級建築士 泉 徹
 電話:011(738)2006
 
 Mさんの質問について。
1)元請けが倒産した場合、下請け(協力業者)をどのように探すかという点。
   ※もしこれから家を新築する人は、工事引き渡し時には必ず協力業者の名簿を竣工引き渡し書類を中に入れて
    もらうようにしましょう

 
 設備・・水道の場合は水道局に行くと工事の申請図に業者の名前があり、暖房設備も一緒の場合があるので判ります。別の場合でも一緒に仕事をするので、そこから聞けば判ると思います。 電気工事も北電に申請するので同じように判ると思います。
 塗装業者や建具は・・・残念ですが困難でしょう。
 
2)工事保証期間の件
 
 工事契約の内容は個々、全て別々というものです、ふつう私たち設計事務所などが監理する場合には、一般的な日本法令の請負契約書や四会連合会の工事契約書というものを使い、不足なものは個々に文言を追加すれば良いのです。
 設計監理者を立てた場合(工事契約の立案の項目があれば)契約条件の説明があるはずです。
 「瑕疵期間の設定」も請負者合意(見積もりの時点で瑕疵期間を表示しなければなりません)を得れれば10年の保証を得ることが出来ますが、請負金額が高くなります。また、この場合その建物の設計性能が10年保証が出るだけの内容がなければならないのは当然です。



<いろいろと調べてみましたが…>
 奈良建築環境設計室・奈良顕子/TEL011-762-9510
 
 木造住宅の瑕疵担保期間(工事のミスを無償でなおしてくれる期間)は、とくに保証契約がない場合、通常のもので1年、重要な内容については5年となっています。近年、10年や20年という長期保証を前面に出している工務店やメーカーが増えています。保証内容については会社ごとに違いがあるようですが、長期保証の対象となるのは基礎・床・壁・柱などの構造上主要な部分で、その他の項目については1〜2年の短期保証となっているものが多いようです。(構造上主要な部分であっても、塗装やコーキングなど仕上げに関することは短期保証になります)
 今回は暖房・建て付け・外塗装などの問題で施工業者と連絡を取っていたということですが、問題の内容がはっきり分かりませんので何とも言えませんが、瑕疵担保期間は過ぎているのではないかと思われます。
 瑕疵担保期間が過ぎている場合は、経年劣化でやむを得ないものについては有料で工事を行い工事のミスや製品の不良が原因である場合には、施工業者と費用負担をどうするかを決めた上でなおしていく例が多いと思います。
さらに、業者が倒産したという事ですが、手直しして欲しい内容が明らかに施工業者のミスに起因するもので、費用もかなりかかるという場合には、これまでの業者との交渉の経緯を整理し、業者の倒産の内容(破産したのか、夜逃げなのか)を確認した上で、損害賠償を請求できるかどうかについて、弁護士協会などで法律的なアドバイスを受けて対応していく方法もあります。(かなり労力はかかります)
 手直しして欲しい内容が、通常のメンテナンスである場合(というのは割り切れない場合もあることとは思いますが…)には、新築当時の下請けを探して頼むよりは、新たに信頼できる業者(場合によっては複数)に見積を依頼して、工事費を確定した上で、施工してもらう方が現実的な方法と思います。



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工務店の倒産の相談のMさんからの返信


<札幌市北区・Mさん>

 お世話になっております。住宅クレーム110番に投稿、ご回答いただいたMです。
 泉様、奈良様の早速のご回答、有り難う御座います。最近、私が依頼したように、小さな工務店が同じように倒産し、私のような悩みを抱えている方が多いように思います。
 仕事上、インターネットに関わっていて「リプラン」のページは大変、利便性に富んだ素晴らしいものだと思います。クレーム110番での更なる追加質問、コーナーや便乗質問出来るような拡張性もご検討ください。
 私自身、「家」には大変「興味」と「こだわり」を持っているにも関わらず今回のような安易な「家づくり」をした事を大変、後悔しております。
 「リプラン」を購読して、家について勉強し、10年くらいの年月をかけて自分で設計図(概略、3D)を作り、出来れば2番目の「自分の家」を建てるのを目標に頑張ります。
 今回は本当に有り難う御座いました。
 

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