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飛びついた格安の建売住宅、
こんな落とし穴がありました。


<札幌市南区・Sさん>

110IL36.gif  以前はアパートを借りていましたが、金利も安くなったので、家の近くで主人の勤務先にも近い場所で販売されていた建て売り住宅のチラシを目にしたときは、それだけで半分以上、決めようと考えていました。しかも探していた周辺の実勢価格より2〜3割は安かったんです!「家を持つ」ということだけが目的のようなものだったので、中身や性能などにしっかりした目がいきませんでした。見に行ってすぐに契約、即入居というあわただしさでした。
 そしてすぐに、さまざまな不具合が出てきました。
 「傾いて」いるんです…。家がまっすぐに建っていないのです。家が傾いていると健康にも良くないようで、病気がちにもなりました。よく近所の人に聞くと、この場所は以前は田圃で、前の年にちょこっと土を運んできて均して、すぐにざーっとコンクリートを流して即基礎を作って、あれよあれよと簡単に家が建ったのでずいぶん早くできるモンだ、あんなんで大丈夫か、と見ていたというのです。色々な人に相談すると、軟弱地盤のうえに基礎が手抜き工事なので、一部が沈下して傾いているというのです。さらに追い打ちをかけるように冬になると居間の出窓の下側にすき間があって、そこから雪が室内に入ってくるのです!。朝になると、家の中で雪かきをしている悲惨さです……。
 くれぐれも建て売りを買うときは、その地元の人に工事の様子はどうだったかくらいは、確認してからの方が賢明だと思います。参考にしてくださいね。



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ひどいすきま風で断熱したら、
今度は結露地獄。ああ、助けて〜


<北海道帯広市・Tさん>

110IL38.gif  我が家は築30年近く経った老朽住宅です。長年暮らすうちにモルタルの壁にはひびが入りすきま風もひどかったので、10年前の増築のとき、全面的に断熱改修もすることにしました。  真っ黒になったグラスウールを入れ替え、木枠の窓の外側をアルミサッシに入れ替え、外壁も全部やり直しました。おかげで寒さは若干改善されました。
 ところが、それまでのすきま風がなくなったとたん、今度はひどい結露に悩まされています。特に2階の北側の部屋などは結露が凍り付いて冬の間は窓を開けることもできません。リプランで結露についての記事を見るたび、換気の大切さを実感するのですが、すきま風に悩んでいる間はこんなことになるなんて考えてもみなかったし…。
 「しっかりした建物だから、断熱さえ直せば建て替えなくても大丈夫。」という工務店の言葉を信頼して全面的にまかせたのですが、当時で1千万円以上の投資をしたのにと思うと情けなくて涙が出ます。次に建て替えるときこそ、暖かくて結露のない快適な家にしたいのですが、そのためのアドバイスをお願いします。



<暖かくて結露のない家のアドバイスについて>
 断熱材メーカー・スタイロフォームの
 ダウ化工株式会社・鹿沼研究所・札幌駐在
 木村 吉晴さん
 
 家の熱環境としての暖かさと結露のしにくさは、その家の断熱・気密性能及び暖房、換気設備とすまい方などに左右されます。以下におおよその目安を示しますが、住宅の断熱性能については、暖かさの感じ方が個人個人で差があり、自分が寒がりだと思う人、留守がちな人の場合、また、特に寒い地域に建てるときは、熱損失係数で10%程度、一般よりは断熱性能をよくした方がよいと思います。
 
1.住宅の断熱性能は、少なくとも住宅金融公庫の省エネルギー住宅モデルタイプ程度はあること
 (北海道の場合、熱損失係数で1.5Kcal/m2h℃以下)
 <※熱損失係数・・・家の内外温度差が1.Cの時に家の床面積1m,1時間当たりの熱ロスで数字が小さいほど談寝る性能が高いという係数。>
2.浴室ファンやレンジファンの他にセントラルの換気システムが設置されていること。
3.暖房設備は、低温室が生じないように設計されていること。
 
 などの条件に従って住宅づくりを考えられることをお勧めします。多少専門的な表現ですが、すくなくともこれが実現できる工務店さんに依頼されることもお勧めします。
 

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わが家の経験公開。
夫婦でも家の相談は、そとの喫茶店で。


<札幌市西区・Nさん>

110IL37.gif  家の事って、夫婦の間でも考え方に大変な相違があるもので、ようやく建て替えられたわが家でも「この調子なら何年たっても家は建たないな〜」という絶望感がありました。とりわけもめたのが玄関に対する考え方で私は人が集まる家だから、できるだけ大きくしたい、一方主人は少しでも居住スペースに広く割いて人がいられるようにした方がよい、という考えでした。育った環境で価値観が違うんだね〜、ということになるんですよ。そんなときの知恵が「喫茶店でもいって話しよう」なんです。
 家の中だと、ついつい眠たくなってきたり、ナアナアになってくる。喫茶店にでも行って雰囲気を変えると気分も変わって、基本的な考え方なども整理できて、真剣にじっくり話し合えるんですよ。今、夫婦で検討中のみなさんにお勧めします。
 

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