住宅クレーム110番

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J110 News

築5年目で不具合が…


<匿名さん>



 新築建売住宅購入5年目になります。以下の不具合が生じています。

  1. 玄関ドアがしまりづらい、1階、2階の窓ガラスの鍵が閉まりづらい、1階の障子の隙間が2センチ程度空いている、これはすべて、同じ側になります(家を見て、右側です)。これは、基礎の不同沈下が原因なのでしょうか?基礎に1本縦ひびが入っています。
  2. 壁紙にしわが生じてきています。これも家の傾きが原因なのでしょうか?
  3. ベランダのサイディングにそりが生じてきています。塗装業者にみてもらったところ、すでに耐久性が低下しており、塗装を施すべきとの指摘を受けましたが、まだ5年弱しか経っておらず、そんなに早く耐久性が低下するものなのでしょうか?
  4. 入後、すでに5年経過しているので、購入時の不動産屋へクレームを言っても、だめなのでしょうか?
 ちなみに家を購入した時には、10年保証制度が施行される前です。以上、だらだらと書きましたが、対処方があればご教授ください。



お答えいたします
住まいを科学する技術集団・新住協メンバー
須藤建設(株)
副社長 須藤芳巳


ホームページ:http://www.sudo-con.co.jp/

文面から、
1、 今起きている住宅の不具合は地盤沈下が原因かどうか?
2、 地盤沈下が原因として、手直しをしてもらえるかどうか?
の二つになると思います。

 一つ目については、まず内外の建具の締り・基礎及び内外壁の歪みが1年目に集中していたか、5年目の今まで進行が進んで来たかで少しは判断出来ます。住宅は木で出来ているので、乾燥による建物の動きが収まるまで一年ほど掛かります。逆にいうと1年ほどで止まるので、その後の進行があれば地盤沈下等の恐れがあると考えられます。また現況として建物の床レベル、壁の垂直を測定し、実際に下がっているのか確認してください。住宅は手づくりなので施工誤差はあるのですが、常識的に許容範囲かどうかを判定する必要があります。
 今回、確認するための手立てとしては、まず地盤の地質調査をする事です。不動産会社に問い合わせて手に入れることが良いのですが、もしない場合、信頼が薄いような事があれば、今からでも建物廻りのボーリング調査(スエーデン式で可)をして、自分の財産としての土地の地耐力を確認してください。費用は6万程度と思います。その地質データーを1級建築士など資格者に見てチェックしてもらってください。それでほとんどの事がわかります。基礎下が必要な地耐力を持った支持地盤であれば大掛かりな事は考えなくても良いし、地盤から見るに明らかに杭が必要な場合は、杭工事の有無を確かめてください。

 二つ目として明らかに杭が必要なデーターが出ているのに施工されていなく、そのために地盤沈下が生じたと思われる場合、保証はどうなるのかとの事ですが、今回の建物は十年保証がついていなかったのでしょうか?確かに5年前は10年保証が法律的に強制実施になっていなかったですが、任意でどこかの10年保証協会に加盟し、掛けていた物件と言う事も考えられるので、まずは確認してください。その上で入っていなかった場合、瑕疵の決め事によります。
 通常、“民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」”を用いて契約がなされます。その27条に瑕疵の担保の項目があり、木造の建物については1年間になっています。しかしながら、その瑕疵が不動産会社の故意または重大な過失によって生じたものは5年とするとなっています。築5年目なら間に合います。瑕疵の確認をしてください。

 外壁サイデング塗装の塗り替えについては、住宅金融公庫のアフターのしおりに五年程で塗り替える事が望ましいと書いてありますが、実際には7年〜10年で塗り替えている事が一般的になっています。


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外壁の塗料と通気性について


<福岡県糟屋郡・Yさん(会社員・46歳・男)>


 福岡市郊外に木造一戸建て築10年です。現在の外壁は弾性リシン吹きつけです。壁内部にグラスウールの極一般的な木造住宅です。現在の室内結露は冬場だけの標準的なレベルです。そろそろ外壁の塗り替えとおもっています。塗り替える塗料をどれにしようか悩んでいます。一度有機系の塗料を塗ると外壁の通気性がなくなりますので、無機系の透湿性の塗料がいいかなとは思いますが、所詮現在のリシンに比べれば通気性は格段に落ちます。
 九州地区では外断熱はあまり意味がないようですが、外壁の透湿性についても寒い地方のはなしで福岡では関係のない話でしょうか?そうであれば何も悩む事なくセラミック塗料で塗り替えますが。アドバイスをお願いします。



回答いたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 築10年程度で塗り替えと言う事ですが、外壁の素材が記述されていません。窯業系の外壁の場合、積層剥離(素材その物が内部から侵されて剥離する現象)を起こしている場合は、外壁の取り替えが必要になる事があります。
 有機系の弾性リシンでも透湿性能が充分に備えたものもありますので、塗装業者に相談してみてください。無機質系のリシンを吹き付ける場合は、下地との相性が合わなければなりません。セラミック塗料は外壁がもっと弱いとされる、太陽の紫外線対策に有効です。しかし、このセラミック塗料もバインダーと言われる保護溶液が、有機質系や無機質系の素材があり、既存塗料と異種類の塗装材を使用する場合、下地をシラーと呼ばれる処理材などで充分に処理を行なう必要があります。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。


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ひび&ずれが心配


<栃木県那須郡・YKさん(主 婦・31歳・女)>


 ひび&ずれが心配なんです。
 築6年の鉄筋コンクリートの一戸建てです。基礎の部分に多くはないのですが、縦に数本のひびを発見しました。ひびの長さは長いもので10センチ以上で幅は1ミリ以下です。でも、かなりくっきりしているものもあります。それを見て、あまり心配していなかったのですが、お勝手口にあるポーチが以前は家の壁とくっついていたのにずれていて、隙間が5ミリぐらいあいていて、ポーチの方が8ミリほど下がっているような状態(家が上がった?)になっています。
 この状況は欠陥なのでしょうか?不安です。家を建てるときは地盤の検査をして問題ないと言われているのですが…。



お答えいたします
(株)中田建築設計
中田信広
電話:0126(45)2146


ホームページ:http://www7.ocn.ne.jp/~sekkei/

 ひび割れについては、特に構造的に問題ないと思われます。ただし、長期間にわたってひび割れを放置しておくと、コンクリートの中に入っている鉄筋が錆びてくるので、ひび割れ部分をコーキング処置した上で塗装し直すておく方が良いと思います。一般的に6〜7年ごとに塗装し直すことがメンテナンス上必要だといわれております。
 また、ポーチのずれについては、正確に測量してみないと良く分かりませんが、ポーチ部分の施工に問題があるように思われます。したがって、住宅本体の方には特に問題ないと思われます。


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浴槽に青い色がつく


<埼玉県上福岡市・K.Hさん(自営業・37歳・女)>



 「新築マンションの赤水について」の回答の中に「青い色がつく」とありましたが、私の所はその「青い色」がつくのです。バスタブのまわりにはぐるっと青いラインが付き、蛇口のしたには青いインクが滴ったように色がついています。
 その原因と、あればその対処法を教えていただきたいのですが…。



お答えいたします
山本技術士事務所
所長 山本廣資


 青水の原因は、銅イオンによる物と思われます。(社)日本銅センターの「水道用銅管ホームページ」の解説をそのまま転写します。

1)青い水の原因
 給湯器及び配管(銅管使用の場合)から溶出したわずかのCuイオンと脂肪(身体から出たもの)または浴用石鹸の脂肪との反応によって生じた「銅石鹸」が、空気中の酸素、炭酸ガスと更に反応して青い色を呈したものです。

2)除去方法
 市販のものではマジックリンフォームまたはマジックリンをスポンジに付けてこすれば除去できます。バス専用のものは、比較的軽い汚れを対象にしていますので、換気扇の油汚れ専用のものがよいでしょう。

詳しい事は http://doukan.jcda.or.jp/ を開き、
サイトマップ→「銅管の基礎知識」・・・「銅管から溶出する青い水」の項をご覧下さい。


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基礎パッキンと通気口


<ゆずさん>



 新築を建てる予定でいるのですが、基礎パッキンを採用しているメーカーと通気口を採用しているメーカーがあって悩んでいます。基礎パッキンについていろいろと書かれていますが、通気口についてはあまりよいうわさは聞きません。実際のところ通気口が開いていることで悪い事ばかりなんでしょうか。何かよい面があれば教えていただきたいと思い投稿しました。よろしくお願いします。



回答いたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 床下は常に充分な通気が促されるようにしなければなりません。通気口が設置されていても、床下の中央部分まで通気が行き届くように、内部の布基礎に充分な通気仕様の構造である事がのぞまれます。
 基礎パッキン方式は、土台の下側に平均的に通気が行き渡るような構造になりますが、虫やほこりなどの侵入もしやすく、一長一短があります。最近、よく採用されるのは、ベタ基礎方式で、基礎の仕様によっては床下換気口や基礎パッキンを省略する方法もあります。この場合、地盤面より、床下地盤面の高さを出来るだけ高く設定して、雨水や地下水が床下に廻らない構造が求められます。
 いずれにしても、床下は常に乾燥状態に維持できる事が必要で、充分に熟知した施工業者に依頼する事です。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。


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住宅性能保証制度の適用を受けた物件がいい?それとも…?


<岐阜県・匿名さん(会社員・41歳・男)>


 親戚が東京でマンションの購入を検討しています。住宅性能保証制度の適用を受けた物件とそうでない物件とでは、購入者にとってどちらを選択すべきでしょうか。後々、転勤で購入したマンションを売ることもあろうかと思います。



お答えいたします
ハウテックさん

 マンションの住宅性能評価についてお答えいたします。
 正しくは住宅性能表示制度といいまして、評価方法基準に従い設計住宅性能評価を受けた住宅の性能が建設段階においても確実に達成されていると国土交通大臣に指定された評価員が施工段階、完成段階の検査において評価した物件にたいし、建設住宅性能評価書が交付されます。公的機関(あるいはそれに準ずる機関)が建物に対し交付した検査済証は従来、建築基準法と消防法に関するものだけでしたが、この制度の確立によって住宅性能部分にも公的機関のチェックが入る様になったと簡単に言えばこういう事になります。ユーザー側のメリットとしては、従来、性能については売主側の自己申告を信用する事と瑕疵担保としては契約書に添付されるアフターサービス基準のみだけが拠り所となっていましたが、この制度と品確法により基本構造部分の瑕疵担保期間が最低10年間契約によっては20年間まで延長できる途が開かれたことです。その意味では性能評価された住宅の方が安心であるという認識は間違いではないと思います。
 しかし、これがすぐに財産価値を飛躍的に押し上げるかと言えば、必ずしもそうとは言い切れません。マンションの価格設定に占める建物の施工金額が土地価格が下落した現在でもやはり低いからです。わかり易い例でいえば、同じ駅を利用する2物件で駅徒歩5分の一般的仕様のマンションと駅徒歩18分の床暖房付、専用トランクルーム付のマンションが、むしろ前者の方が価格的に高いという事はよくある事です。ですから、転売に有利というより、性能評価が付いているから、多少売り易いかなぐらいの認識でいらした方が無難であると思います。そして、全体の流れとしては、どのマンションも性能評価を受ける方向になってきていますから、今後は特筆すべき物でなく当たり前の話になっていくと思われます。
 あと、ある銀行では戸建において住宅性能評価を受けた物件に対し住宅ローンの金利優遇をしていますが、マンションにおいてもこのようなケースが今後、でてくる可能性も高いと思います。


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雨天時の基礎生コン打設について


<兵庫県伊丹市・まーくんパパさん(会社員・35歳・男)>


 大手ハウスメーカーにて軽量鉄骨住宅を建築中です。基礎は布基礎です。基礎の生コンクリート打設時に雨に降られました。生コン打設量は14立米でミキサー車は4台でした。1台目のミキサー車の作業終了頃から雨が降り始め、2台目の作業時には本降りになりました。雨が本降りになり始めた頃からブルーシートと養生用の布シートで打設している以外の場所を養生し、なるべく雨が入らないようにしてくれましたが、全てふさぐのは当然無理です。2台目の作業終了時より、雨足がさらに激しくなったのと、基礎ベース部分がある程度固まってから立ち上がり部分の打設に移るとのことで(基礎ベース部分と立ち上がり部分を1回打ちする工法です)1時間程、時間をあけました。3、4台目の作業中は雨も小降りとなり打設工事は終了しました。
 現場監督の話では、水コンクリート比を50%にしていること、作業中も養生をしていること、また、夏の作業であり、ある程度の雨は急激な乾燥に比べればコンクリートにはよい条件である等から、大きな影響はない。とのことでした。私も立ち会っておりましたが、素人目には監督の言う通りかなと思いました。事実3台目のミキサー車が初めに来た時は、スランプ値が規定に満たないとのことでコンクリート工場に戻されていました。
 ただ、雨天時の生コン打設は論外との話しも聞き不安になっております。実際、雨天時の生コン打設はコンクリート強度等に大きな影響を与えるものなのでしょうか。



お答えいたします
(株)中田建築設計
中田信広
電話:0126(45)2146


ホームページ:http://www7.ocn.ne.jp/~sekkei/

 しっかりした現場監督のように思われます。確かに、コンクリート打設時の雨は好ましいものではありませんが、現場の状況から判断して水セメント比が大幅に変更されたと思われません。恐ろしいのは、コンクリートを打設しやすくするために、ミキサー車に水をいれてかき混ぜて、強制的に水セメント比を大幅に変更することです。


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