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「どうすれば…中古住宅の現実」に私の考え<匿名さん>
文面ににじみ出る、プロとしての(職人としての)お気持ちは、痛いほどわかります。私があなたならば同じように嘆き、同じように怒りにふるえたに違いありません。
しかし、それとて「どうしようもないこと」としか言い様がありません。それが、今、他人の手に委ねられている以上、それにいかに思い入れが多かろうが、それは、どうしようもないことではありませんか? あなたは購入をやめたそうですが、きっと、あなたは、その住宅がそこに形になって存在する限り、言い続けるでしょうね(私と同じ性格をしているとすれば……)。 ならば、もし、諸事情が許されるならば、ですが、それを購入し、自分の気持ちが要求する全てをそこにそそぎ込んで、リフォームのやり直しをするのが、BEST!ではありませんか? 私は、そう考えますが……。 |
「「メーカー任せでは「いい家」は決して作れない」への私の意見」に私の意見<神奈川県厚木市・M.Oさん(会社員・44歳・男)>
私も基本的には同感です。ただし、メーカーのチェックを厳しくしただけでは解決にはならないと思います。仮にチェックが厳しければ、不具合箇所が多く見つかるだけで、根本的な解決にはなりません。どの業界でも問われていることですが、本当に住む人、使う人の立場で考えたならば、職人さんは真心込めて創るはずです。家は車やTVとは違います。1件1件それぞれの住まいに対する思いがあるはずです。真剣に情熱や誇りを持って家づくりをしてくれる人にめぐり会うことが、一番重要な気がします。しかし、現実に、そのような家づくりをしている人はごく限られていると思います。その理由は「丁寧に創る」→「納期がかかる」→「利益が上がらない」からではないでしょうか。メーカーは大きくなればなるほど多くの従業員を抱え、その人たちを食わせていかねばなりません。そのためにはコストを抑え、早く、多くの建築を行わなければなりません。このあたりに問題があるような気がします。
メーカー任せでは「いい家」は決して作れない
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「隣家からのガス給湯器の排気に困っています」への私の意見山本技術士事務所 所長 山本廣資
企業責任が厳しく追及されている昨今、珍しいデベロッパーですね。湯沸し機の形状・設置方法等がわかりませんが、排気口がY.Oさん宅に向けて配置されていれば、法的な距離をあけていても玄関に届くでしょう。こういう事態にならないように、大手のプレハブメーカーでは「環境配慮設計」として、窓の見合い・厨房排気の吹出し方向・ガス湯沸しの配置・エアコン屋外機の配置に注意して、設計をしています。
隣が先に出来たとしても、隣地にどのようなものが建てられるのか状況把握をしておくのは、設計者の責任でしょう。「わからなかった」で許してもらえるのなら、楽な話ですね。 ガス湯沸し機には、ガス協会が発行している「ガス器具設置基準」があります。 排気口の正面は可燃物から600以上離すこと、マンションの廊下等に設置する場合は、通行人の頭にあたらないように、排気口の高さは1800以上にすることが決められています。隣家の湯沸し機配置については、(隣家が)後から設置したのでない限り、これだけでは落ち度があったというわけにはいかないでしょう。 排気の向きを変えるには、ガス湯沸し機に付属品があります。ほとんどのメーカーで、上か左右に吹出し方向を変えられる部品を用意してあります。隣家の湯沸し機の型番を調べて、近くの東京ガスのサービスセンター(エネスタと呼んでいます)に行って、相談してみたらいかがでしょうか(東京ガスお客様センター 0570-002211、または042-524-2211)。排気除けやパネルよりはずっと安価ですから、施工業者も手直しに応じてくれると思います。 |
NPO住宅110番はリニューアルいたしました。 |