住宅クレーム110番
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 某大手住宅メーカーなのにこんなミスって!! 車が駐車場に納まらない、電動の扉は上から降りて車の上で止まったままです!!
 実家の家を、某大手住宅メーカーで新築しました。受け渡されてびっくり、いろいろな所にキズはあるし、作り付けの家具も曲がっていたり………それは修理で何とかなるのですが、最大の設計ミスが駐車場の長さで、車をぎりぎりに駐車しても、カーポ−トより出てしまい、高い電動のカーポートは車のフロントで止まってしまいます。最初、設計者の話ではアコーデオン式のカーポートでも大丈夫です!!と言っていたのに………。道路との高低差もひどくて、この高低差については、設計検討中に一回も話が出ませんでした。住宅メーカーの人も、高低差については設計ミスと認めているみたいですが、家をずらすわけにもいかず、営業の人にずーっと苦情を言っていたのですが、それも音沙汰なし………結局、手紙を苦情係宛に送ったところ、早速、所長と違う設計士が来て、わびていきましたが、駐車場は家をずらすわけには行かないので、「大変申し訳ありません」で終わり………。
 どうにもならないにしても、なんか納得いきません。お金で解決するにしても、今の状態では弁償金は出ないのでしょうか? 我慢するしか手がないのでしょうか? 告訴でもしなければ、これで終わりなのでしょうか?




 私も3月28日引き渡しで同17日が内覧会でした。まず、未成部分有りと先制をかけられたものの、クロスの破れ・汚れ、窓枠下部の破損等々。とりあえず30ヵ所程度を指摘し、翌週24日に「再内覧会」なるものを開催していただきましたが、「直っていない」。未成部分も必ず完了していますと言っておきながら、4月ももう半ばなのに、未だに未完成です。子ども(学校)の関係から30日入居を変更することもできず、今に至っております。大手商社系の開発なので信頼していましたが、インターネットも系列子会社が手がけており、「使い放題」の謳い文句が、申し込みから2週間たった今でも「手続き中」で、昔のISPにダイアルアップ接続と悲しい状態です。
 以前の住居もやはり新築マンションで内覧会に行きましたが、こちらは住宅供給公社が絡んでいたためか、賃貸にも拘わらず結構イケてました。官民の格差を痛感しております。

内覧会などに同席してもらえる専門家は?

2001/04/14 「マンションの内覧会に行って幻滅しました!」への私の意見

2002/04/13 「マンションの「内覧会」について」と「家の電気配線について」について

マンションの「内覧会」について




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 新築マンションの水漏れに悩んでいます。3月末にたちあがり引っ越ししてすぐより、排気口から水漏れを起こしており、常に玄関の廊下に水滴が落ちてきて、クリーニングの受け渡しにも不自由する状態が続いています。何度、補修工事をしても全く直らず、一部共用部分を壊して排気口にカメラを入れて検査したところ、工事図面では記載のないジョイント部分が見つかり、そこから入るはずのない水が入り、水漏れを起こしていました。ジョイントはない、水漏れは考えられないと言い続けていたので、これでは欠陥住宅だと思います。
 その他にも、インターネットケーブルの工事も、こちらが、つながらないことを連絡して初めてつなげていなかったことが判明しました。
 事業主の対応がとても悪く、そんなことでクレームをつける人はいないとか、精神的に弱っています。子どもたちもその状態に落ち着かず、日々の生活に支障をきたしています。修理を完全にしてもらうことはもちろんですが、信用できないのも、現実あります。精神的苦痛に対しての保証なんかできないと事業主は言いますが、ほんとにそうなんでしょうか? 私としては夜もゆっくり眠れないほど悔しい思いをしています。どうするのが良いか教えてください。よろしくお願いします。




 工事請負契約書に完成の遅れについての記載をしたいのですが、四会連合会の約款を参考にしたいので教えてください。

 (社)日本建築家協会(JIA)の事務局で販売しているそうです。詳しくは、日本建築家協会のHPに掲載されていると思いますので、参考までにご覧になってはいかがでしょうか?



 2階、屋根裏の断熱材施工方法について教えてください。
 屋根裏の断熱材がどのように施工されているか調べてみました。袋詰めの50トンのロックウールが敷かれていましたが、廊下の上になかったり、柱付近になかったり、2つのロックウールが重なっていたりで、ただ並べた感じで、隙間なく敷かれていません。これで断熱効果があるのでしょうか? 施工方法としては正しいのでしょうか? 築1年ですが、特に結露等は発生していません。問題が出るならば、1年点検で修正してもらうつもりです。
 以上、よろしくお願いします。

 温暖地での天井裏断熱の典型的な現状です。ロックウール断熱材50トンとありますが、50ミリの厚さと解釈します。まず、1年点検修正では、天井全面に一部の断点もなく敷き詰めていただくことです。本件は大阪地域です。夏場の天井裏の温度は80度近くまで上昇します。その温度を、天井面から輻射熱で床や壁、さらに柱や梁などの構造部材に蓄熱させるため、暑苦しかったり、冷房の負荷を大きくしたりします。
 温暖地の天井裏断熱は、寒さを防ぐ効果より夏を涼しくするために行うのです。できれば、この50ミリ・ロックウールの上に、北海道並みに300ミリ以上のグラスウール充填を行うと、抜群の冷房省エネ効果を発揮します。グラスウールは安価な部材なので、ぜひ、施工すべきです。この際、天井裏の自然換気量を大量に確保できるよう注意が必要です。なお、これだけの断熱材を充填しても、気密性能を確保しない限り、冬の寒さを防ぐ効果はあまりありません。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



 こんにちは。現在、家を建築中ですが、不安なことがあり、ぜひアドバイスをいただきたく、メールさせていだたきます。建て売り形式の木造3階建てで、軸組工法、ベタ基礎です。基礎パッキンを入れるという話で、契約時に確認した建築概要書にもそう明記してありましたが、実際、基礎が完成してみるとパッキンは入っていません。それを質すと、もともと北側斜線の関係で床下高が15センチくらいしかとれないため、基礎高より床が低くなるので基礎パッキンを入れても意味がないので、入れる予定ではなかったが、何かの間違いで建築概要書にそう記述されてしまったのだと言います(実際、かなばかり図を見ると基礎より床が低くなっていました) 。
 以前、こちらのホームページで全く同じ問題を、杉並区のSTさん(「 基礎よりも床が下がることに…」)が相談されていましたが、その際は業者から床下換気扇の設置を提案された、というのを拝見しました。しかし、この問題で、この建物の設計士さんと面談したのですが、「床下換気はベタ基礎なので必要ない、雨が入らないように注意すればいい、よって基礎は開放するというより閉じる、という考えである」との説明を受けました。しかし、素人ながらに私が勉強した限りでは、地面からの湿気とともに、入り込んでくる外気に含まれる水分が基礎部分で冷やされて結露化し、木材の腐朽やシロアリのもとになるといわれているようです。地面からの湿気は、捨てコンクリートの下に敷かれた防湿フィルムがあるので問題ないし、外気からの結露も考えにくいと言われましたが、本当でしょうか。わが家は高断熱、高気密住宅ではありません。外気はどんどん入ってくるように思います。いろいろな本を読みましたが、答えがわからず、とても不安な毎日です。
 お忙しいこととは思いますが、どうかご指導くださいますようお願いいたします。

 床下は、乾燥している状況を常に維持させておかなければなりません。基礎パッキンや床下換気口の有無は、床下の乾燥状況を維持させることを目的にしております。防水コンクリート、防水シート、床下換気口、基礎パッキンと床下の乾燥状況を維持するために様々な対応がなされますが、いずれも決定的な解決策として断定できません。完璧に施工したにもかかわらず、腐食菌や白蟻の被害に遭遇する場合があるからです。
 一番やっかいなのは、地下水面位(地盤を掘って出てくる地下水の高さ)が地盤面に近いような敷地では徹底した対策が必要です。特に、本件のような生活空間を地盤面より低い床高で納める場合は、地下室の施工に準ずる配慮が必要となります。雨水が浸透するなどの物理的要素が存在するからです。
 対策としては、家の周りに暗渠や側溝を設けて、地下水面位を下げる工夫が必要です。場合によっては排水ポンプを必要とする場合もありますが、何もしなくとも常に乾燥状況を維持する敷地も多く存在しますので、現場の状況を十分に見極める必要があります。
 平成12年4月から住宅品質確保促進法という法律が施行されており、土台も含む構造体に瑕疵があった場合、施工者はこれに10年間の瑕疵責任を担保されています。施工者に、この義務化された法律の瑕疵担保責任を明確に認識させておくことが必要です。

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※このページはリニューアル前のもので、回答の中には十数年以上前の情報もございます。技術は日々進歩していますので、その点をご理解の上参考になさってください。