住宅クレーム110番
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 「洗濯機の排水溝の配水管から水漏れ」に対する質問
 わが家も6ヵ月点検の際、トイレのクッションフロア(CF)が黒ずんできたため、診てもらったところ、CF下のコンパネがカビていました。CFの張り替えのついでに、床下点検口を開けたところ、基礎に10センチ水が貯まっていました。
 これに関し、施工工務店は水まわりを施工した業者を呼び、排水、乾燥を行っていますが、約1週間の間、朝から夕方までポンプや乾燥機を回し続けています。これらの電気代や慰謝料等は請求できるのでしょうか。ちなみに工務店の社長は、施主のいない時に来て、母に謝っていったきり何も言ってきません。

 同じく工務店を経営している立場で自分の考えを述べさせていただきます。
 まず、電気代の費用は当然、請求できると思います。慰謝料となると微妙な問題ですが、手直し工事が完了して、原因と対策結果を施工会社からしっかり説明してもらう機会を設けたほうがよいと思います。そしてその時にご自分の考えとして、慰謝料の話を切り出してもよいのではないかと思います。
 いろんなことがあっても工務店とは長いお付き合いになりますので、腹を割って話されるとよいと思います。



 9階建てマンションの3階に住む者で、3歳の娘が1人います。うちの娘もやはり元気に部屋を走りまわっておりますので、階下の住人からは何度か苦情を受けています。
 その方の苦情は、暴力的感情を弾に込めたマシンガンのようなもので、話し合う気は毛頭ないようで、あまりの攻撃的な口調のせいか、初めて苦情を受けたときには、かなり精神的に打ちのめされてしました。
 しかし一方で、やはり娘の暴れ方にも問題はあることも理解できました。それでも、娘にはのびのびと元気に育って欲しいとの気持ちもあるので(マンションに住む者には許されないという人もおるでしょうが!)、初めて苦情を言われた次の日にホームセンターへ行き、6畳分の人工芝と発泡スチロールを購入し、絨毯2枚+電気カーペット+センターラグを引いて、防音対策をはかりました。
 しかし、それだけの対策をしてもなお、2度3度と苦情に来られます。また、物干し竿で床を激しく打ち付けられたりもします。
 私たちは、友達を呼んで真夜中に騒ぎまくるようなことはしておりませんし、極力、人工芝の上でダンスを踊るようにさせております。しかも、わが家の階上の住人も3人の子どもがいるようですが、確かにその子どもたちの足音は聞こえますし、気にもなりますが、そんなことにいちいち苦情を言ったりする気には到底なれません。
 話し合う心構えがなく、言葉の暴力を浴びせつづける階下の住人の方の望みはただ一つ、我々が出て行くことだけなのでしょう。そして、老夫婦や独身女性などに入居してほしいのでしょう。我々の努力など、階下の住人にとってはどうでもよいことなのでしょう。
 あまり関係ないのかもしれませんが、この国では地域が共同で子どもを育てるという意識はないみたいですね。町内会だのPTAだのなんだの、そんなことやったって無駄ですよ。我々大人の目的は、いつでも次世代のことを考えるということが基本にあると考えていたのですが、所詮、この国の大人たちは自分の気分のことしか考えてないのですね。貧しいお国だと思いますが……。




<〜NPO住宅110番より〜皆さんはどう思いますか?ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せください。>

 約款には、家の引き渡しが遅れた場合、下記のように記されています。

 乙(施工請負者)が正当な理由なくして工事の完成並びに本契約の目的物の引き渡しを延滞した時は、甲(お客様)は乙に対し、請負代金から出来形部分等および発注済みの材料に対する請負代金相当額を控除した金額について年利10.95%の割合による延滞損害金を請求することができるものとします。

 実際に、我が家の引き渡しは2ヵ月遅れる予定です。メーカーからは、2ヵ月分のアパート代、もしくは、上記の損害金で、どちらか高いほうしか選べないと言われました。両方請求出来ないのでしょうか?
(ちなみに、契約時に、引き渡しが遅れた場合は、アパート代は払いますと言われました)




 新築分譲マンションの契約を行った後で、当初の引渡し予定日より2ヵ月半の遅れを販売営業から伝えてきました。基礎工事で岩盤が出たためとの理由ですが、この遅れは売買契約書の「その他天災地変等のやむ得ない事由の場合には異議を申し立てない」に該当するの一点張りで、らちがあきません。重要説明事項では天災地変は一般的な火災、地震、台風などの説明を受けましたが、岩盤が出ることは予測できないことで天災地変に該当するものなのでしょうか。また、違約金、契約解除などの請求も可能でしょうか。よろしくお願いいたします。




 6年前に2×6の外壁、通気層なしで準R−2000という程度の家を建てました。当時はまだ夏型結露(逆転結露)の原因については、もっぱら室内と外の温湿度差だけが考えられており、関東地区ならば室温を26度以下にしなければ結露の心配はほとんどないと言われていました。したがって、建築当時はもっぱら室内側の気密施工のみに気を配っていたのですが、数年前から、夏型結露の主原因は外壁側構造用合板の高温による蒸れであると言われています。
 東洋大の土屋先生や北九州市立大の尾崎先生の研究結果(「高気密住宅先覚者・先住人」住宅産業新聞社、「建築技術」2001年10月号)などを見ても、関東以南では夏型結露は当然であり、むしろ室内側の防湿層など不要なくらいで、夏型結露に対処する壁構造を心がけるべきだということになるようです。
 こうした最近の研究結果を知るにつけ、わが家の壁の夏型結露が心配になってきます。断熱材には100ミリのロックウールを使用し、銀色の防湿加工をしてある方を室外に向け、充填してあります。この防湿層で合板からの湿気は多少なりとも遮断されるのでしょうか。
 わたくしと同じ頃、あるいはそれ以前に2×4で高気密・高断熱住宅を建てられた方も多いと思います。こうした問題に関して詳しくご存知の方、情報をお知らせください。




 私は住宅の補修を仕事にしており、このような場合は、フローリングの焦げのピースの部分を薄く剥ぎ取り、薄く加工した同じ床材を貼り付けることで補修が可能です。お近くの補修業者にご相談してみてはどうでしょうか。




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