住宅クレーム110番
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 新築マンションを購入してもう少しで2年になります。購入時に各戸にISDNのTAが設置されていたので、インターネットを利用している居住者は比較的多いマンションだと思っています。ところが最近のブロードバンド化ときたら……。個人的にはADSLに替えようかと思ってもいるのですが、やはりいっそのことBフレッツ(光ファイバー)と行きたいものです。
 そこで、マンションにBフレッツを引く方法や費用等をどなたか教えてもらえませんか? 1棟の建物に集合的に引いて各戸に配線するということは可能なのでしょうか? また、他の良い方法があれば、それも教えてください。ケーブルTVの環境はありません。大手家電が行っているマイクロ派を受信することはできるようです。マンションは幹線道路には比較的近く(数十メートル)にあります。

 お問い合わせの内容は、NTTのBフレッツについてのサイトで情報収集が可能です。SHさんの居住地域がBフレッツのサービス地域に該当するかどうかも調べられますので、アクセスしてみてはどうでしょうか。



 昨年9月に新築しましたが、間もなく2階の床がところどころ浮いてきました。その際、工務店に質問しましたが、「木なので落ち着くまで少々時間がかかる」と言われました。確かにそれ以上悪化はしていませんが、浮いたままです。ちなみに構造は根太に直接7ミリのフローリングを貼っているようです。
 簡単に修復できるのでしょうか? 費用も教えてください。また、音も下にすごく響きます。同様に簡単な対処方法、費用を教えてください。

 根本的に、まず根太に直接7ミリのフローリングを貼ること自体があまり関心しません。通常は12ミリ程度の構造用合板等を貼り、その上にフローリングを貼ることのほうが、施工方法としては多いのではないでしょうか。また床の浮きですが、まず、根太と梁を根太ボンド等を使用して取り付け、さらに根太と合板等を根太ボンド並びにビス止め併用で施工することが大切ですので、今回のご質問の内容から推測しますと、施工方法に問題があったのではないかと思いますし、木材自体もドライ材を使用していなかったのではないか、ということも推測されます。予算の関係もあるので一方的に決めつけるわけにはいきませんが。
 修復方法ですが、接着材の注入方法もありますが、フロア自体をビス止めし、その上にもう一枚フロアなどを張ることもできます。また、音の響きですが、1階の天井上にグラスウールを入れることや、2階の床の最終仕上げをジュウタンとかにすることも、簡単な対処方法だと思います。どちらにしても簡単な方法ですので完全ではありません。また、床のことなので、もっと抜本的に直したほうが良いのではないかと思いますが?



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 マンションの完成内覧会に先日行ってきました。このサイトにも投稿されている方がいらっしゃいましたが、仕上がりのひどさにはかなりがっかりしています。せっかく一生に一度の大きな買い物をしたのに…フローリングには傷が何ヵ所も、クロスはつぎはぎ、柱にも傷…指摘箇所だけでも50は下りませんでした(異常な数でしょうか?)。近日、補修後の再内覧会があります。指摘箇所の度合いにもよるとは思いますが、例えばフローリング・クロスなどは張り替えではなく、補修というのが通常なのでしょうか? もちろん入居がずれても納得いくまで直してもらうつもりですが、最悪どこかで妥協をしなければいけないとは思っています。その場合、この指摘箇所って値引きの対象になりますか? また、値引きしてもらった方がいらしたら、その時のエピソードを聞かせてください。




 入居して1年になりますが、つい最近、排水溝から水漏れを発見しました。業者を呼び、検査してもらった結果、排水溝に穴が空いていて約1年間、水漏れが生じていたことになりますとの回答がありました。実際に、床の一部をはぎ状況を確認しましたら床の下のコンクリートが濡れていて、また、染みが出来ている場所もありました。後日、施工業者に連絡をして来てもらい、現状確認をしてもらいました。施工業者の処置は、水漏れ箇所の復旧と乾燥作業をしています。業者の話では、乾燥が終了しましたら水漏れによる被害場所を復旧するとの回答がありましたが、どこまで復旧してもらえばよいのでしょうか。また、保証金や今後のクレームについてどのように話し合えばよいのか。あと、話し合いをした場合、だれに承認になってもらえばよいのか(承認:施工業者の役職)。教えてください。
 排水ルートの欠損で、床下が濡れるトラブルは珍しくありませんが、対応を誤れば重大な問題に発展する場合があります。今、対応しているように、まず、水漏れを止めることと床下を完全に乾燥させることを優先します。基本的に床下が乾燥状態になり、その乾燥状態を維持できる環境を保てれば、大事に至らないと思います。被害場所の復旧とは、そのトラブルによって土台や柱に腐食菌が発生する場合があります。腐っていたら取り替えたり、あるいは腐食菌を除去することが必要です。契約の約定内容によっても異なりますが、竣工して1年なら施工者に無料で補修してもらえるのが通常です。しっかり補修さえしていただければ、保証金に至らない案件と思います。施工者との交渉は、施工工務店の状況によっても異なりますが、施工責任を遵守できる立場の人を確認すべきでしょう。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



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 平成13年8月に契約を行い、平成14年3月の引き渡し予定です。12月28日、「そろそろ足場もなくなって外観も見られるかな〜」と思い、建築現場に赴いて夫婦そろって唖然としてしまいました。パンフレットやモデルルームの完成予想図には「閑静でフラットな街並みに映えるモダン&シックな佇まい」とのうたい文句で、深い茶系のタイルの外壁に、ベランダの笠置部分と水切り部分がタイルより深い茶色で塗装された、全体に落ち着いた感じの図面であったものが、なんと、深い茶色の塗装部分が白いベージュ色になっていたのです。出窓部分にいたっては窓枠を除く部分が同じ白い色で塗装されており、まさに出窓(情けない……)、とても同じマンションとは思えない有様でした。早々、販売会社の担当者に連絡を入れると、「設計会社の偉いヒトから連絡させます」との返事。しばらくして、その偉いヒト曰く「最初の色では全体が落ち込んだイメージとなるものですから、明るい色に変えました。前より良くなりました」。ム・ム・ム・こっちは、その落ち込んだイメージが良くて買ったのに。「パンフレットと違う」と話をすると、「どんな色にするか、具体的には書いてないでしょう。それと、パンフレットは完成予想図で、多少の変更はあると書いてあるでしょう」との返事でした。もちろんモデルルームはパンフレットと同じ色です。こんな場合、購入予定者は何も言えないものなのでしょうか。夫婦とも今の外観では購入は考えられないと思っております。販売会社への対応方法(色の変更・契約解除・追加工事費の返却等)についてご教授ください。なお、ベランダ天井部分が当初より白いベージュ色となっていましたので、設計会社に「別の色を施工するには1工程多くかかり工期が間に合わないので、同じ色にしたのではないのか??」と尋ねると、「前より、工程的にも手間的にも多くかかっている」との返事でした。本当なんでしょうか? よろしくお願いいたします。




 最初に、私は某会社で、リフォームをやっています。この事例?のようなことが、私の担当のことであれば、の話しから、参考になれば。

> 当初2部屋だけでしたが、やり始めると、この部屋もこの部屋もといった具合で増えていきました。

これは、当たり前のことですよね。もちろん、それをやっていると、キリがないので、

> 支払いの限度もあるため

あるところで、妥協しながら工事を終了するわけです。私がやっても、他の人でもその辺は同じです。
 IAさん がえらいのは、ここです。

> その都度、工務店の社長に見積もりを取ってもらい

 ただ、「見積書」となっていないので、口頭と判断すると、ちょっと、弱いですね? やはり、証拠が残ることが重要と思います。私の場合とすると、ここで、「見積書」がでているなら、

> 「その他追加工事」

という60万円は、請求しません。というより、できません。「じゃあ、どうしましょう」ということになるでしょうね。会社ですから。私の場合、上司にわびを入れ、「次では、必ずがんばります」という公約をする。かな?(なかなか、そうはいかないけれど)。次に、各協力会社にお願いのtelをしまくる。「いやー、今回はちょっと足出しちゃって。頼む!」ってところかな? あるいは、「私は、普段は言うとおりの金額払っているんだよ。今回は、泣いてくれ!」という感じでしょうか。
 とにかくは、原価だけは割らないようにします。ともあれ、お客様と金額が決定し、支払いを受けた時は、「ありがとうございます」ですし、大事なお客様です。

> 紹介してくれた上司に向かって、「あなたの紹介だったからやった仕事なのに、お金を払ってもらえない」と泣きついたのです。私から細かい事情を聞かされていた上司は「社長と部下個人との問題だから関係ない」と言うと、今度は我々の親会社、関連会社に対して、我々に対する虚偽の誹謗中傷を言い始めました。

このようなことは、無いと思います。少なくとも、私は第三者にはこんなことはしません。
 ただ、私にはそれに似たことをしたことがあることは否定しません。某農業団体の中規模の仕事ですが、詳細は省くとして、前年の工事で私は納得しませんでしたが、他の工事の関連で、上司が原価割れで決定してきました。次年の同団体の小工事で、何を言われても、いっさい値引きに応じなかったことがあります(この場合、第三者ではないと、自分を弁護しているのですが?)。
 規模は知りませんが、「仮に社長と言われる方が、ずいぶんと器量が小さい」と思うのは、私だけでしょうか。




 5年目の1戸建ての建売住宅ですが、風呂場の内壁に断熱材がありません。購入先に聞いたところ「風呂場部分は湿気が発生するので断熱材は使いません」とのことでしたが、本当でしょうか? 風呂場と隣接する洗面所が寒いのはこのためでしょうか?
 断熱材を入れるのが本来だとすると、業者にクレ−ムを言えるでしょうか(契約上1年保証です)。
 
 建売住宅の場合において、断熱材が入っていない物件を多く目にすることがあります。温熱環境の性能をしっかりと表示する慣例がありませんでした。一昨年から施行された性能表示制度でも、温熱環境の性能は任意ですから、施工者の責任を求めるのは無理があると思います。建売の場合、最初に価格がありきで、温熱環境などは後回しとなっています。住んでからこのような問題が多く発生しています。薄っぺらいグラスウール断熱材を浴室などの湿気の多い所に充填しても、大した効果が期待できるわけでなく、この断熱材が湿気を吸って腐食菌を発生することもあります。そのようなトラブルを懸念したもの思われます。寒さを解消するため、湿気を吸わない断熱材でのリニューアル方法もあり、そちらの検討をされるべきでしょう。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



 結論から言いますと、おやめになったほうがいいと思います。騒音もそうですが、振動のほうが気になります。騒音がひどくても建物の寿命に関係はありませんが、微細な振動が常時続くのは、建物の寿命に関わってくると聞いたことがあります。マンションといえば、建て替え・補修等が個人の一存ではできない上に、費用も規模も大きくなるもの。古くなれば住み捨てにして捨値で売り、住み替えるというつもりで買うのであればともかく、ひょっとしたら永住する場所がそのような場所では、今後が不安になりませんか? 私だったら、不安です。
 マンションの規模や工法、設備によっても大きな差は出るものですが、私が以前に住んでいたマンションは5〜6メートル先をトラックが通るたびに、震度1〜2くらいと思うほどに地響きが伝わってきました(道幅は5メートル程度。マンションは軽量鉄骨3階建てだと思います。バイパスの抜け道だったので、かなり交通量がありました)。
 トンネル騒音も心配ですし、今現在は「開通予定」というと、完成時にどのような形で建物と干渉するかの予測が難しいと思います。騒音・振動・日照・排気ガス…どれをとっても私であれば二の足を踏みたくなります。
 あくまでも素人の一意見にすぎませんが、ご参考になれば幸いです。


2002/01/12 「トンネルの出入り口が家の真横に!」への私の意見




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※このページはリニューアル前のもので、回答の中には十数年以上前の情報もございます。技術は日々進歩していますので、その点をご理解の上参考になさってください。