住宅クレーム110番
投稿ページ続きです
 私の家は築5年の2×4住宅です。壁、天井はビニールクロスで、床は複合フローリングです。
 ここ数年シックハウスが騒がれ、関係のある本を読むと、まさにシックハウス仕様で非常に気になります。地震に強いということと、メーカーを信じて選んだのに非常に残念です。当時はまだシックハウスも騒がれておらず、私自身も勉強不足でした。気になるならまた新しく建て替えればいいのですが、そんなこともできませんし、大金を使ってのリフォームもできません。そこで、DIYで少しずつリフォームしていきたいと思っています。しかし、本を読むと壁の場合、クロスを剥がしただけではだめで、石膏ボードも替えなくてはいけないとか書いてありますが、どのようなものなのでしょう。床もフローリングを剥がし、その上に(構造用合板はF2仕様だと思います)ムクの床材を張りたいとも思いますが、その場合の注意点がありましたら教えてください。よろしくお願いいたします。

 お建てになった時期は、シックハウスについてそれほどクローズアップされていなかったため、対策を施している住宅会社も少なかったわけですが、なんとかしなければなりません。今からできる具体的な対策として、クロスの張り替えや、床材の交換が現実的であると思います。SSさんがお考えのように石膏ボードの張り替えも有効と思いますが、大工事になり、建物の強度にも影響するのでDIYではとても大変だと思います。私たちがお勧めできるのは現在貼ってあるビニールクロスを剥がし、代わりにホルムアルデヒド等を吸収・分解してくれる材料を仕上げ材として塗壁にすることです(クロスにもそのような性能がある商品があります)。床材については他の部材との取り合いが大変多いので、同じ厚さのムク材を利用しましょう。ただし、ムク材は19ミリが一般的で、あまり薄いとそり・ねじれなどの不具合が生じることになるので注意が必要です。また、施工時に使用する接着剤を吟味することも忘れてはなりません。そのほか気になるアイテムとしては、内装ドア・造作材・キッチン等の面材などです。そちらもチェックし、必要に応じて交換等の対策が必要ではないでしょうか。



 新築分譲マンション(3LDK、60世帯)に3年ほど住んでおり、隣人トラブルで2年ほど悩んで、この掲示板を拝見いたしました。皆様の意見も非常に参考にし、拝見しましたが、私の悩みは通常(?)と逆で、騒音を出していると言われている側です。
 事の発端は、下階の独身男性より子どもの走る&歩く音がうるさいと注意され、妻が対応していたのですが、その時の対応も悪く(皆様がよく言う子どもはのびのびと…という妻の考えだったと思います。当時は)2度目の苦情の時は管理会社を通して私に連絡が来ました(その時点で私は初めて気付いたのですが)。もちろん、直にお詫びして妻も叱責しました。また、子ども(当時3歳)にも暴れると注意し、そこで丸く収まると思っていたのですが、数ヵ月後にはまた数回の苦情が続き、ほとんどが夕方くらいで私がいなかったのですが、たまたま帰宅した際、たった今、下から苦情が来たと妻から報告を受け、子どもを見るとすでに寝ており、何を根拠に「うるさい」と言っているのか、直に伺いに行きました。相変わらず、子どもの走る音がうるさいとのことで、すでに寝ている旨を話すと今度は嘘つき呼ばわりをされました。言葉使いも横暴だったため、こちらも感情的になってしまったのがさらに悪い結果をもたらしたのかも知れません。その時点で、子どもの歩き方は親からの教えで、すり足状態になりました。保育園の友達を家へ呼ぶのも、妻に控えさせています。たまにそれを見ていると、発育中の子どもが不憫でたまりません。再度、管理会社を通そうと連絡したのですが、すでに一度やっているので、当人同士の話し合いをしてくれとのこと。相手にしてくれません。
 さらに悪い結果というのは、現在も続いている下からの攻撃です。日曜大工でもやっているかのような天井・壁を鈍器で叩く音です。明らかに、下から聞こえ、堪えられず電話すると音は止まります。「夜遅く、日曜大工でもしているんですか?」の問いに、「してないよ。それよりさっき、うるさかったんだけど!」の繰り返しです。この音は、私どもの部屋だけでなく隣にも聞こえ、音が続いている最中に家に来ていただき、直接聞いてもらってます。
 すでに話し合いで収まる問題ではなくなっています。昨年末より、発生日時・回数はその都度メモをとり、法的手段も考えてます。
 ここ、数ヵ月穏便だったのですが、また始まりました。しかも、夜中の2時くらいに。妻は、恐怖と共にノイローゼ状態にもなっています。また、最近の凶悪犯罪のニュースの影響もあり、私が不在時に妻・子どもに万が一の事が起こってはいけないと思い、最近110番に電話し、お巡りさん2人にも部屋へ来ていただきました。その最中にも数回の天井を突っつく音がし、その時はお巡りさんとも相談し、当人宅へは同行しなかったのですが、お巡りさんが帰られた直後に彼より電話で、「今、うるさかったんだけど!」とのこと。子どもはすでに寝ているし、何がうるさいのか疑問に思い、「今、お客さんが来ていましたが、騒いでないですよ。何がうるさいのですか? 会話ですか?」の問いに、廊下を歩く音、扉を閉める音とのこと。最近では、
・ベランダへ出る網戸の開け閉め。
・トイレへ行く扉の開け閉め。
しかも、当初は子どもだった原因が今は親が嫌がらせでやっていると思い込んでます。
 私どもとしては、そんな非常識なことは当然しないし、通常の生活行動範囲内の音です。これ以上静かにしろって言われても、変えようがありません。残る道は訴えるしかないものと思っています。
 上の階の騒音で苦しんでいる方が多いと思いますが、逆にこういうパターンもあるということを皆様にお知らせしたく、ご相談差し上げました。

長文失礼しました。
 



 我が家はまだ基礎の段階なのですが、隣地に2階床張りまで済んだ家があります。昨夜からの凄い雨で1階の床はびしょびしょで、ウレタン材や2×4材・壁材が外に積まれてありますが、シートなどはなく雨ざらしです。こんな状態の木材を使ってもいいものでしょうか? 我が家も同じハウスメーカーで近々床張りが始まりますのでとても心配です(2階床にはブルーシートが張ってありました)。

 2×4工法の建物は建て方から上棟まで在来工法と比較して日数がかかります。そのため、我々は雨に関しては特に気を使います。当然、木材や建物の養生には万全を尽くします。雨ざらしの部材で特に気をつけなければならないのは、構造用合板などの積層材です。雨に濡れることによって合板が波を打ったり、はがれが生じることがあります。強度に影響するので、ひどいものは交換が必要です。使用する前に必ずチェックをしましょう。1〜2階の床には養生用の「ツーバイガイド」が最適です。ブルーシートでは隙間から必ず雨が侵入します。そのハウスメーカーさんもご存知だと思いますので、建て方時に使用してもらうようにすると安心です。いずれにしても、材料や建物を雨ざらしのままの状態にしておかない対策や姿勢が大切ではないかと思います。



 ダイヤル式郵便ボックスは右に何回まわして○、左に何回まわして●に合わせる、という方式のものですか? あれは開けた後、次がいちいち面倒なので一方の数字のところに合わせたままにしておく人も多いですが、何日か見ると少なくとも一方の数字は類推されるわけですから、結局は番号を知られやすいのだと思います。
 最低限、毎日違う数字のところに合わせておくことが大切かと思います。どちらに何回まわすかを知られてしまったなら、しかも2つのうち一方の数字を知られてしまったのなら、あとは10回数字を変えてトライするだけなのですから、子どもにだって5分くらいで開けられてしまいますよ。番号を変えても、また同じ数字のところにしたままになっているのなら、早晩知られてしまいますので、最低限、上記の注意はしたほうがよいと思います。ダイヤルをいじっている様子が毎日か1日おきくらいにあるということなので、子どものいたずらならともかく、悪意のある大人がやっているなら問題です。
 コストはかかってしまいますが、玄関ホールに防犯カメラの導入を検討されてはいかがでしょうか。
 この問題は今はささいなことかもしれませんが、事が大きくなる危険性を秘めています。まずは管理組合の理事会等で問題提起して検討してもらうよう、行動を起こしたほうがよいと私は思います。
 



 基礎部分にひびがあります。家は、築1年の鉄筋コンクリート住宅です。よく見たら、基礎部分と家の境目のところに、横にひびが入っています。家のまわりのほとんどに入っています。ひびの太さは、数ミリ単位のものです。それと数ヵ所、基礎部分に縦に入っているひびもあります。これは、大丈夫なものなのでしょうか?
 あともう1点、雨の降った翌日、庭に30センチくらいの穴が開きました。深さはやはり30センチくらいです。もともとは田んぼだった土地だそうです。そういうこともあり、心配しています。よろしくお願いします。

 コンクリートのひびが数ミリということは大変に大きな亀裂です。構造クラックとして問題視されるのは0.3ミリくらいからですから、数ミリ(3〜5ミリ)の亀裂は、天災などでもなければ起きがたい大亀裂です。0.1ミリくらいのひびはコンクリートの収縮で自然と発生し、問題になりません。このひびの実際の詳細寸法が肝心です。実際に3〜5ミリもの寸法の亀裂なら構造クラックといって深刻な問題をはらむもので、すぐにでも対応しなければなりません。
 地面が陥没した部分があるようですが、地盤が十分に絞まっていない埋め立てた土地に起きる現象です。埋め立て土砂に隙間がある場合に起きますが、お粗末な造成地と見受けられます。建物が不同沈下しているかどうかを調査すべきです。粗末な造成地の上に建物を建てますと建物に不均等な加重がかかり、コンクリートにひびを発生させる場合があります。コンクリート住宅を埋め立て造成地に建築する場合のほとんどは、地盤調査を行っていることと思いますが、建物の1ヵ所を基準として、左右前後の浮き沈みの有無を確認する必要があります。どこの施工工務店も持っているレベル計測器で簡単に調査できます。
 昨年の4月以降に新築された住宅には、住宅品質確保促進法が適用され、建物の不同沈下やコンクリートのひびなどのトラブルに対し、施工者側の瑕疵担保責任が義務化されています。施工業者と十分に相談して対応していただくべきでしょう。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



<〜NPO住宅110番より〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せください。>

 念願のマイホームを購入し10日前に入居しました。我が家は新築16棟(土地+建物/建築条件なし)で売り出されたブロックの角地ですが、アプローチ兼駐車場から玄関にかかるお隣2軒は建築中です(11月末頃完成予定)。毎朝掃除をするのですが、木片/釘/梱包材/弁当くずが絶えません。1軒は足場カバーもしっかりされており建設会社の営業マンも挨拶に来られたりと注意してくださるのですが、もう1軒はカバーもなく、うちの車の横に資材/廃材・ブロックを平気で置いていかれます。
 1週間様子を見て、写真などを撮った上で建設会社(工務店ではなく)に電話を入れてみました。この会社と工務店は我が家を造った会社でもあります。現場担当者(2級建築士)は「すぐに対処します」とおっしゃいましたが、当日は工務店の若い男性が見えて「これはすごいですね。今日はどうしようもないが月曜日には考えます」と帰りました。約束の月曜日には確かに足場シートは掛かっていたものの、地上から1.5メートルほどにはシートがなく、木片が車に直撃しています。仲介業者経由で建設会社に車への養生シートを頼んでも、「現場を見ていないからまったく状況が理解できない」と一喝されてしまいます。
 とりあえずは自分で古毛布・布団包みでラティスと車を覆って凌いでいますが、良い方法はないでしょうか。これまでも施工ミス・修復の遅れで、引渡しから1ヵ月以上経ってからの入居になるなど、営業マン・工務店との交渉にはほとほと疲れ果てています。どこか調停してくれる機関があるのでしょうか。ご回答、ご意見よろしくお願いします。




まだまだ投稿ページは続きます 新しい記事    古い記事

NPO住宅110番はリニューアルいたしました。
新たに質問がある場合はコチラからどうぞ。

※このページはリニューアル前のもので、回答の中には十数年以上前の情報もございます。技術は日々進歩していますので、その点をご理解の上参考になさってください。