住宅クレーム110番
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 現在、せっかく住宅を新築したのですが、未だ入居できない状態です。
 実は、7月末完成、8月上旬入居という段取りだったのですが、最終の確認で、手直しが必要な部分が出てきて、手直しをお願いしました。しかし、手直しされた後も納得のいく仕上がりではなく、逆に新たなキズやへこみが出来てしまうということも重なって、もう1度お願いしました。1週間くらいでできるという話だったのですが、全く連絡もなく、こちらからしびれを切らして電話すると「時間がかかるといったはずです!」という言葉。結局、手直しは終わったのですが、工期は遅れてしまいました。遅れたため、公庫のつなぎ融資の利子は増えることになり、現場責任者の態度も納得がいかなかったこともあり、現在話し合いをしています。
 手直しを申し入れたのは、
  1. 集成材部分が、クロス張り時の接着剤のようなもので白く汚れていた。
  2. 各種、へこみやキズの修正。
  3. シンク下の破れ。
  4. 2階ベランダの水切り部分のへこみ。
  5. 民地石が、きちんと埋められてなく、浮いてぐらぐらの状態だった。
  6. 照明が頼んだ方向と逆につけられていた。
  7. シンクの上の油汚れ。
  8. 壁のラウンド部分の上下の部分へのシリコン注入忘れ。
  9. クローゼット、和室の木材部分のケバダチ、へこみ、きずの修正。
  10. 隣の家との境界に設けたコンクリートの土留めが、設計段階よりも内側に作られており、くぎやボルトが飛び出た上、曲がっていた。
  11. ニッチ部分(装飾)の変形。

などでした。

 これらの手直し工事のために工期が遅れていたのですが、ハウスメーカーでは、「四会連合協定 工事請負契約約款」に定められた「未完成工事」に該当するのは、10の部分だけで、それについての工期の遅れについては約款通り違約金を払うが、他のものは「手直し工事」なので、一切保証の対象にならない。手直しは、入居後でもできたので、今回の問題の対照とは見ていない…とのお話をしていました。しかし、説明では、残工事、ダメだしナシの状態で、引渡しという話で、いただいた資料にもそのように載っていたので、そう考えていたのですが…(資料をお見せしたところ、「それは、古い資料です」と言われました)。
 お教えいただきたいのですが、いわゆる「残工事」、または「未完成工事」と「手直し工事」というものは違うのでしょうか(メーカーの方の話だと、10の部分さえできていれば、「欠陥住宅」ということには当たらない事項なので、すべて「手直し工事」にあたる…とのこと)。違うとすれば、私達は、「手直し工事」とやらは、入居後にお願いすればよかったのでしょうか(確かにそうすれば、金銭的・精神的な損害は軽微だったのかもしれませんが…)。
 メーカーの方にもそれなりの誠意を感じますが、今一つ釈然としないのです。2つの工事の違いをご存じの方がいらっしゃれば、お教えください。

 私自身も「残工事」と「手直し工事」は別の認識でおります。「残工事」は、設計図に記載されているものが施工されていないか、別のものになっている場合。「手直し工事」は、設計図通りに施工はされているが、仕上がりの程度に不備があるもの、と考えています。確かに、2つの工事の境界線は難しいですね。しかし、引渡しの際にそのような問題が起きないように、現場管理者の「自主検査」、施工業者による「社内検査」を行い、その段階での手直し工事が完了した後、設計監理者による「下検査」、さらに「竣工検査」を行います。全ての手直しが完了した後、施主による「最終検査」を受けて、引渡をしております。もし「残工事」がある場合には、書面にして、了承を得て引渡しになります。北海道には、積雪のことがありまして、外構工事などが「残工事」になる場合があります。
 今回の場合、「最終検査」以前の各検査が十分ではなかった可能性も考えられます。「検査資料」の確認をしてみてはいかがでしょうか。いずれにしても、今回は施工業者さんと施主さんの打ち合わせ不足が感じられます。これが十分されていれば、問題はなかったように思います。



 うちの空き地の隣に新築で家(3階建て)を建て始められたのですが、ふと気がつけば隣地境界線のマークが無くなっていました。これは勝手にとってもよいものなのでしょうか?
 それと今日から鉄骨を組まれ始めたのですが、境界線らしきところから鉄骨の外面まで25センチしかありません。これで本当に敷地内に家が建つのか心配です。ちなみに準工業地域です。
 
 敷地境界の境界石は決して無断で取ったりしてはいけません。工事の都合で一時的にはずさなければならないことはありますが、そのようなときは事前に関係者に承諾を取り、新たに入れるときには測量の上、境界確認を行うのが常識です。再度、境界石を入れるときには、測量業者を入れてもらい、お手持ちの土地登記の測量図と照らし合わせた上、境界確認を行うように、工事業者に申し入れすることをお勧めします。
 鉄骨の外面から外壁の仕上げ面までの寸法ですが、外壁がどのような材料で、どのような仕上げになるのかわかりませんが、たいていの場合25センチもあれば十分です。ALCだとすれば10センチ。その上にタイルを張ったとしても、せいぜい15センチといったところでしょう。境界線内には納まるとは思いますが、肝心の境界が曖昧になっては大変です。なるべく早く、境界確認ができるように行動したほうが良いですね。



 質問させてください。
 昨年、木造3階の家を新築したのですが、1階の洗面所や浴室で、レバー式の水道栓を閉めると『ドーンッ』と音や振動がします。このままでは、家も水道管も傷むのではないかと心配です。気を使ってゆっくり閉めると音も振動もしないのですが、毎回毎回、気を使ってもいられないので、建築した業者に修理をお願いしました。
 ところが、「これは『ウォーターハンマー現象』といってよくあることで、瑕疵ではないので、オプションでお金を払わなければ修理しない」とのことでした。
 3階にトイレがあって水圧は下げたくないので、修理をして、音や振動を削減してもらいたいと思っていますが、建築関係の何かの法律で、『ウォーターハンマー現象は瑕疵であり、業者は修繕の義務がある』みたいに規定されていれば、それを根拠に交渉して、業者に修理してもらうのですが…。現状では、「お客さんが、神経質になりすぎです。こんなの普通です。ウチの標準工事では、そこまでの工事はしません」と言われるばかりで、話が進みません。
 これは、業者の言うように、瑕疵ではないのでしょうか? 私は業者にお金を払うべきなのでしょうか?

 ウォーターハンマー(以下WHと略)は水圧の高いところで起きやすいですが、水圧が低くても施工不良(配管類の固定が不完全)や水栓類の取り扱い方により発生することがあります。WHが瑕疵かどうかについてはなんとも言えませんが、マンションではWHが発生すると他の入居者に影響があるので、WHが起きないように減圧弁を設けるのが一般的です。設計者・施工者の竣工検査でも、水を流して音が発生しないことを確認します。当然デベロッパー竣功検査でも同様です。もちろん、まれに発生してしまうこともありますが、トラブルにならない程度には直して引渡すことになります。このときの基準は過去の経験上問題とならなかった程度で判断され、特に数値はありません。しかし気にする方もいてトラブルになりやすいので、取扱説明書や入居のしおりには必ず「水栓類は急激に開閉しないように」とあって注意を促しています。
 従って、普通の取り扱い方でWHが出るようでは、個人的には瑕疵であると思いますが、Uさんの場合がこれに該当するかは音の感じ方・水栓類の取り扱い方に個人差があるためなんともいえません。ただし、レバー式の水道栓(湯水混合水栓)はねじ式の水栓よりもWHの音が出やすく、特に「上げ止まり式」の場合は、軽く操作したつもりでも急激に水が止められるので、WHを防ぐにはゆっくりした操作が必要です。Uさんの使い方は、
  1. 「(非常に)気を使ってゆっくり閉めると音も振動もしないのですが」、「(気を使わずに)レバー式の水道栓を閉めると『ドーンッ』と音や振動がします」なのか、(括弧内筆者記入)
  2. 「(普通程度に)気を使ってゆっくり閉めると音も振動もしないのですが」、「(ちょっと勢い良く)レバー式の水道栓を閉めると『ドーンッ』と音や振動がします」なのかのどちらかでしょう。
 1.の場合なら瑕疵といえるでしょうが、2.では『ウチの標準工事』範囲内とも言えます。いずれにしてもどういう使い方なのか、実際に聞いてみないと、質問だけでは判断できません。今まで住んでおられたところでの使い方と比べてのこととは思いますが、これも水圧との関係があります。
 水道局はいろいろな地域に供給するように水圧が設定されていますので、場所によっては水圧が高いところがあります。また、戸建て住宅の場合はマンションと違って、WHで音が出ても他の住戸に影響がないので水圧に対する基準は若干甘いのかもしれません。水道局に相談されるか、お隣の状態を見せてもらったらいかがでしょうか。第三者のデベロッパーや建築設備関係者に見てもらうのも良いと思います。
ウォーターハンマー現象が瑕疵かどうかの法律の規定についてはわからなかったので、どなたか詳しい方がおられたら教えてください。
 なお、ウォーターハンマーについては、「「水道管が『ドーン』と響くんです」への私の意見」で小生が回答しておりますので参考までにご覧ください。



 今年の4月から地元の工務店に建ててもらった家のことなのですが、リビングの天井と2階に上がる階段の壁面にクロスが張られています。その下は、畳1枚ほどの石膏ボードが張られています。その継ぎ目らしきところに沿って薄くしわが出来ています。太陽光線の具合で見えないときもありますが、気になります。
 工務店に問い合わせると、ボードや構造駆体が湿気により伸張して、継ぎ目が盛り上がり、クロスを押しているとのことです。これはよくあることとで、クレームにはならないと言われました。今後どのような対応をとったらいいのかアドバイスいただきたく、お願いいたします。
 
 この場合、程度の問題かとは思います。
 石膏ボード自体は伸縮するとは思えませんが、その下地の木材は生き物なので伸縮します。湿気を吸うと伸びますが、一般的には乾燥して縮むと考えられます。ところが、まったく均一に縮むとも考えられません。たくさん縮むところと、そうでないところがあります。したがって下地に波が出るわけです。当然ボードにも波が出てきて、クロスに波が見えたり、しわの出来ることもあります。それを、なるべく最小限にするために乾燥した木材を使用しますが、まったく防げるわけではありません。どうしても気になるのであれば、ある程度収縮が治まったらクロスを張り替えるしかないでしょう。その際、パテ処理を寒冷紗と共に、しっかりしてもらってください。それでも、完全に波が出ないということではありません。木材は、生きているわけですから。



 お世話になります。マンションの構造の違いにより、同じマンション内でも音の伝わり方に違いが生じるものかどうか教えてください。
 こちらのマンションは、東西方向に横1列の横長型なんですが、一直線ではなく一部真ん中付近が雁行型となっています。うちはこの雁行型の部分に位置しているのですが、どうも躯体を伝搬してくる音や振動が、お隣のお宅で聞くのと比べると大きくうるさく感じるような気がしてならないのです。そもそもうちの真上の住人が全然配慮のない方で、子どもの飛び跳ねその他諸々いちいち非常にうるさくて、お隣のお宅にお邪魔していても斜め上である、うちの真上の非常識一家の音ばかりが聞こえてくるような有り様なのですが、それを差し引いてもちょっと違うような気がするのです。
 両隣とぴったり重なり合っているのと、片側のお隣だけずれがあるのと、両側のお隣とずれがあるのとでは、単純に考えると両側にずれがあるような位置がより振動しやすいような気がするのですが…(この説明、意味が伝わりますでしょうか?)。

どうかよろしくお願いします。

 ご質問にあったマンションの形態の場合(2列並んでいて、真ん中を繋いでいる)、地震時の応力集中、揺れの伝わりを避けるため、2棟が独立して建つように設計されているはずです。見た目は繋がって見えるのですが、よく見ると、内部側でも、接続部のどちらかにアルミで出来た巾広い板状のものが壁側に見られるはずです。これをエキスパンションジョイントと呼んでいます。実際に拝見してEXP(エキスパンションジョイント)の位置を確認してはいないわけですが、図面を一見してEXPが入っていることがわかります。従って、音の水平伝播はそこで止まってしまいます。音は水平伝播より直上階の振動騒音がほとんどですから、管理組合を通して注意書を出してもらうか、最近は防音シートも良いものが出ていますから、それを検討してみるかなさったほうが良いと考えます。



 はじめまして。念願のマイホームの着工が近づいてきました。先日メーカーさんより9月末に基礎工事、1ヵ月おいて、10月末に棟上げ、1ヵ月おいて12月より大工さんが入る予定、と言われました。1ヵ月も間隔をあけるのはなぜ? 基礎にはシートも貼らず、水抜き穴があるのみ。棟上げ後は、足場とネットがあるのみ。雨が降ったときや、不審者が侵入したときは???
 私としては、12月に大工さんが入るのなら、基礎の着工を遅らせてくれれば良いのにと思います。9月が期末だから着工したいのでしょうか? 9月22日に地鎮祭を予定してますが、本当にこの工期日程で良いのか疑問です。すぐにでも、メーカーさんに着工を遅らせる旨を伝えたいのですが…。メーカーいわく、長く置くのは良いことです。数日後には返答しなければいけません。どうすれば良いのでしょう?

 施工時期によって異なりますが、コンクリートの強度は、4週間以内で設計強度以上の強度が出るようになっています。その間に基礎に雨があたっても、コンクリートの強度に問題はありません(長雨が続き、床下の土が泥状態になったまま塞いでしまえば、後で湿度の問題は出てきますが)。棟上げをした状態で間隔をあけるのも、構造材が乾燥・収縮した後、ボルトの再締め付けができますので、悪いことではないと思います(これも長雨が続けば逆効果になりますが)。
 契約の工期がいつまでなのかわかりませんが、竣工するまでに余裕があるのであれば、時間を掛けた施工は、悪いことではないと思います。北海道では、雪が降る前に基礎工事を施し、春が来てから上部の施工に掛かることもあります(強度が出る前にコンクリートが凍ってしまうのはいけませんが)。
 ただし、工事現場内に不審者が侵入できる状態は、避けなければなりません。それは、続けて施工しようが、間隔をあけようが、施工業者の責任において事故があってはいけません。十分注意してもらってください。



 屋根瓦の補修についてお聞きしたいのです。
 わが家は、築10年になります。昨年、お隣さんも修理をさせてもらった者ですが、と業者の方が見え、このままでは瓦が浮いているので、台風時、瓦が飛ぶ可能性があると言われ修理をお願いしました。すると、半年ぐらいたった頃から瓦の下に詰めたしっくいが流れ、瓦の表面に白い流れた跡がついています。外観的にも とても汚いです。
 先日、違う業者の方が見え、洋瓦には洋瓦用のしっくいがあって、それを使わないといけないと言われました。お隣さんは和瓦だからそれでいいけど、と言われ、とてもショックを受けています。せっかくお金をかけているのに…。
 このままにしておいてもひどくならないか、とても心配です。施工業者にいまさら言ってもダメでしょうか? もっと早くこんなサイトがあるなんて知っていれば、と悔やんでいます。ご意見を聞かせていただければ幸いです。

 瓦の敷設施工には、昔ながらの「しっくい」を主体にするものがあります。本件は、この「しっくい」仕様を使ったものと思われます。しっくい仕様はしっくいに石灰など、粘着作用のともなう素材配合を行いますが、その配合の不具合で、本件のように流れ出る場合がまれに起きることがあります。もちろん、このまま放置していては問題が大きくなる恐れがあります。施工ミスですから、業者さんにしっかりとした補修を要請すべきでしょう。
 現在はこの「しっくい」仕様より、白セメントと言われる素材が多く使用されています。この素材は流れ出すことがなく、洋瓦に多くに使用されています。
 和風瓦を敷設する場合は、瓦の下に土を敷きこむ場合があり、その土の種類や乾燥度合いによって「しっくい」仕様でなければならない場合があります。しかし、本件のように流れ出すような施工は明らかに配合ミスであると思います。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



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