住宅クレーム110番
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  平成11年1月に入居した新築の自宅(鉄筋コンクリート)の階段が1年後くらいから、きしみ音がするようになりました。よく見ると、階段の床材が、壁の近くで2〜3ミリほど上下に動いてました。
 それを建設会社に話したら、構造上問題ないが、修理しておきましょうと言い、床材に直径10ミリほどの穴を2ヵ所開け、その中に樹脂のような液体を注入しました。同じ方法で計7〜8段そのような修理をしました。しかし今でも次々に音がなりはじめています(一度修理した所も再び)。こんな状態ではいつか階段が壊れる不安もあるため、修理してる人(建設会社の下請けの方)にどうしてこうなるのか聞いてみたのです。すると、この階段は実は手抜きなんです。コンクリートの上に角材を置いて、その上に床材を敷いて釘で固定しているだけなんです。本来ならば、間には、角材以外に緩衝材のようなものを入れなければだめなんです。自分(下請けの人)は、そのことを監督に何度も言ったが聞き入れてもらえなかった。だからあと2〜3年するとガタガタになるでしょう、と言われました。そこで設計士さんにその状態を確認してもらえばすぐ手抜きだと分かって、やり直ししてもらえるだろうと相談したところ、別にこのやり方で間違っていないからやり直す必要がないと、言われてしまいました。でも下請けの人が適当なことを言っているとも思えないし、階段だけに、何かあったときにけがにもなりかねないので心配です。実際は問題ないのでしょうか?

 この状況から判断すると、コンクリートの階段に木下地で木材の段板を釘止めして固定しているということですね。階段の床材が、壁の近くで2〜3ミリほど上下に動いてたということは、その下地の木材と床材が痩せてきて、釘が効かない状態になっていると思われます。木材の収縮がある程度、治まるまで、音なりも治まらないかと思います。しかし、角材以外に緩衝材のようなものを入れなければだめだとは、私も思いません。それより、コンクリートと木下地はしっかり固定されているか、下地と床材はしっかり固定されているか、確認すべきでしょうね。確かに、接着剤(樹脂のような液体?)で固定する方法もあるのかも知れませんが、この場合、何と何を接着したのでしょうか確認してみてください。
 もう一つ確認したいのは、下地の位置と数です。段板の厚さにもよりますが、端部に下地が入っているか、段板がたわまないような数が入っているか確認して見ると良いと思います。
 どうしようもないということではないと思います。施工業者によく相談してください。



 新築マンションを購入し、1年半ほどたちました。最近、フローリングの床が数ヵ所、浮いている(踏むと凹み、注意して見ると、波打っているような感じです)のを発見し、どうしたものかと悩んでおります。
 建築関係の知識が全くないので、正直言って、業者に「湿気でこうなる。これが当たり前だ」と言われたら、それを鵜呑みにする他ありません。が、以前住んでいたマンションのフローリングでは、このようなことは一度もありませんでした。どうしても、納得がいかず、日々、悶々としております。
 どなたか、この件で知恵をお貸しいただけないでしょうか?
 
 マンションのフローリングの床が浮いているということですが、マンションの床には、コンクリートのスラブとフローリング床の間に配管をするために隙間を空ける方法と、配管をコンクリートスラブを貫通させてしまい、下階の天井との間に配管する方法があります。前者は、配管を直したり、取り替えたりする時や、排水音に関しても、下階に迷惑をかけることも少ないですが、衝撃音が大きくなりやすい欠点があります。後者は、その逆の効果があります。業者が湿気で浮いているというのですから、後者の方法でフローリングが施されてあると思われます。つまり、コンクリートの上に直に接着し貼ってあるか、もしくはモルタルの下地が施してあるかと思われます。この際、施工の注意点としては、いかに平滑な下地を施すかということと、その下地の乾燥状態を確認することです。どちらかが不十分でも、良い接着状況にはなり得ないからです。今回の状況から判断すると、一部接着が不十分ではないかと思われます。やはり、施工した業者さんに相談してはいかがでしょうか?



 鉄骨で建てて2年が経過します。壁の中は木材ではなく、鉄材で組んであります。安く上がり、工期も短縮でき、丈夫でいいとのことでしたが、全てが鉄なので、騒音が激しいのです。壁を手で叩くと、ビーンと金属音がします。せめて壁の中だけでも木材で組んであれば、これほどではないと思います。低い音が「ウオーン、ウオーン」と響き、寝不足が続いています。
 思い切って壁を全部壊して、木で組み替えようと考えるのですが、お金もなく、悩んでいます。新築の家なのに、いくら安く上がるからって! これで、なんだか規格にマッチしていて、安心住宅だそうです。
 せめて緩和する方法はないものでしょうか? お尋ねします。

 壁の中は、鉄材(軽量鉄骨下地)で組んであっても、手で叩くとビーンという金属音がするということは、かなり納得がいきません。木下地には、いくらか吸音効果があるかもしれませんが、そういった点では、軽量鉄骨下地は吸音効果は期待できません。しかし、軽量鉄骨下地は、当然一般的に良く使われている材料です。
 溶接や挟み込む工法で組み立てていきますが、その部分が外れているか、緩んでいる可能性が考えられます。下地の間隔は、455ミリか303ミリで組み立て、どの下地材にもボードを貼るためのビスで固定していくわけですから、あまり振動音がビンビン響くものではありません。ただし、電気、設備の配線・配管のために一部下地を切断、または欠損させる部分がありますが、その部分の緩み、外れの可能性は大きくなると思います。壁の仕上げ材(ボード+クロス等)を剥がして見なくてはわかりません。
 緩和する方法としては、壁の中に、吸音効果があるグラスウールを入れるのが良いと思います。いずれも、ご自分で施工するのは難しいでしょうから、施工業者に相談してください。



 横浜市在住の者です。よろしくお願いします。
 私の家のある地域は、第1種住居地域、第4種高度地域、準防火地域です(市役所の都市計画局に確認)。
 私の家の裏手で建築中の住宅があり、その家のベランダ部分が境界から30センチ程度のところにあり、そこからは私の家の窓を望めます。ベランダを建物と考えれば、民法234条に照らし、ベランダを下げてもらうことは可能でしょうか?(準防火地域のため、建築基準法65条が優先するのでしょうか?)
 また、ベランダはある程度、長い時間、人が留まる場所と考えれば、目隠し等の要求が可能でしょうか? よろしくお願いします。
 
 民法234条は、外壁について50センチ以上離すことを定めています。ただし、別な慣習がある場合はそれに従うこと、ということが定められています。
 Hさんは、ベランダも建物の一部と考えておられますが、ちょっと無理があります。今、建築中の方にもいろいろな権利がありますので、あまり無理な注文はしないほうが良いと思いますが、目隠し等の要求は、民法235条で境界線より1メートル未満の距離に、他人の宅地を観望することができる窓または縁側(ベランダを含む)に該当しますので、目隠し要求は可能です。



 新築のマンションに住んで2年目なんですが、今年初めて湿気に悩まされています。クローゼットの中に湿気を発見して物を全て出し、湿気取りも置いたんですが、ますます酷くなっていき、今ではキノコまで生殖してきました。取り除いたり換気しているんですが、一向に回復することなくひどくなる一方で…。今ではナゼ?!!っていう場所にまでカビが生えてきました。そこはプラスチック収納BOXの裏で。この場合は工事をしてもらはないと直らないんですか??

 コンクリートの湿気が抜けきっていないのが原因と思われます。コンクリートの湿気が多いままに、その部分が低温状態が続きますと、周辺に腐食菌が発生し、本件のような事象が出てきます。
 対策としては湿気を抜くか、低温にしないことです。抜本的な対策は、コンクリートを低温にしないように、外側から断熱することですが、今の段階でそうした工事は物理的に無理な状況と思われます。したがって、湿気を抜き取ることが一番手軽な解決法です。
 クローゼットの裏側のコンクリートの湿気を抜くには、換気扇では限界があります。除湿機を使用することです。除湿機をクローゼットの中に置いて湿気を抜いたり、プラスチック収納BOXを少し浮かせて、その近くに除湿機を置いたり、工夫してください。必ず改善されることでしょう。除湿機に溜まった水を頻繁に捨てることです。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



 お忙しいところ申し訳ございません。住宅クレ−ム110番を読み、私と同じ悩みの人が多いのに驚きました。
 昨年建て売り木造住宅を購入いたしました。が、住んでいろいろ問題点(不具合)が見つかり、売主に改善を申し入れしました。回答は、ご容赦くださいばかり。見て購入されたのですからと言います。未だにこんな体質と実感させられました。私、多少クレ−ム処理に経験があり、当たり前の内容は交渉し、いくらか解決の方向で進んでいます。が、補修はまだ実行してもらえません。
 さて、断熱材の施工について専門性が必要につき、どのように処理すべきかわかりません。間違えると木材を腐食させ、建物強度を低下させてしまう?  一生に1度の高価な買い物につき、悩んでおります。ご指導、よろしくお願い申し上げます。

・昨年12月 公庫建て売り木造住宅を購入入居しました。
完成品を見て契約
2階建て 高耐久+省エネ仕様、
外壁は、木ずり、 モルタル仕上げ ジョリパット塗り

今年2月、部屋が暖まりが悪いので、点検口より覗いところなかったり、粗雑の施工でした。早速、売主に改善を申し入れると、湿気を逃がすため、地域性、換気のため−−−とか? 粘り強く交渉し、渋々補修する旨の回答をえましたが、いい加減に施工されてしまうのではと心配です! 私、住公の基準、断熱材施工マニュアルに従い、隙間なくしっかりと敷いてくださいと申し入れてます(外壁を壊してでもと伝えました)。

・断熱材問題個所(外壁の中は、隙間なくきちんと施工?−−−粗雑と思えると仮定して)
@1階下屋 天井・外壁未施工
A1階ユニットバス部 外壁未施工(一部下屋で天井部未施工
B1階階段下床(床張りなし) 未施工
Cカ−ポ−ト上の部屋 床未施工、外壁も一部未施工
D2階張り出し部 床・外壁未施工
E2階押し入れ、トイレ 天井未施工
F1階土台 間仕切り壁 通気塞ぎ未施工
G2階天井 間仕切り壁 通気塞ぎ未施工

 これらの箇所をきちんと補修させて良いものか? やらないほうが良いか、教えていただきたい。

 および、ユニットバス廻りの外壁未施工に関して、発泡材充填方法は、好ましいでしょうか?(売主提案)1階下屋の軒裏に換気口がありません。ユニットバスもあり 設ける方向で進めたほうが良いでしょうか?
 大変長く、読みにくい文章で申し訳ございません。参考書籍もなくまた、モルタル仕上げの記事が見受けず困っておりました。

 建売り住宅のこのような不具合を、どこまで売主の責任で補修させることが可能かどうかを、この文書だけ判断することはできません。購入までの様々な経緯、価格にともなう約定などが存在するからです。
 技術的な見地から回答いたします。
 部位の断熱状況を詳細に記述していますが、住宅の断熱施工の基本は、外部に接す部分(屋根、壁、床)に断点なく充填するということです。本件のように下屋部分や下がり壁部分、バスユニット部分などの部位に関係なく、外部に面する部位には断点なく敷きこむことです。断点がありますと、その部分が低温になり、低温部分が結露に至らなくとも、含水量が増加して腐食菌が発生する場合があります。
 小屋裏は限りなく外と同じ環境にすることが前提です。つまり、天井材のすぐ上に断熱材を断点なく敷き込み、その上は外部と考えるのです。断熱材の上を外部とするには、小屋裏に外部の空気が大量に出入りさせる構造にしなければなりません。断熱材を敷き込んでも小屋裏換気が不十分ですと、小屋裏結露を発生する場合があります。
 外壁部分の断熱材は、その外側に通気層ができているはずです。高耐久仕様なら必ず設置されているはずですが、その内側の断熱材に断点を作ってはいけません。バスユニットの裏側に発泡充填の断熱材を断点なく充填させるには、バスユニットを一旦どかすか、外壁を撤去するしか方法がありません。発泡充填といっても手の届くところから充填させて、断点なく充填できるような簡単なものではありません。
 床下も階段下や和室の畳下の断熱材が割愛される場合がありますが、基礎外断熱の仕様以外は全て、断点なく敷き込まなければなりません。
 本件の未施工部分を全部、完全仕様に補修するためには、天井や壁、床の撤収作業がともなうと思います。大きな工事になるのではあれば、既存の壁をそのままにして、その上から外断熱を行い、さらに新しい外壁を敷設する施工法があります。
 建売り住宅にはこうした構造体の中に隠れる部分を、未成熟のまま販売しているものが多く存在します。購入の際、契約以前に十分チェックすべきでしょう。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



 築15年ほどの中古マンションですが、洋室のカーペットにえんじ色の虫を発見しました。体長5ミリ程度、芋虫状ですがお尻に長い毛がついています。よく見ると、芋虫ではなく頭近くに足が生えているように見えます。大量発生はしませんが、家具の間などの埃溜まりの中に、時たま姿を見ます。
 Webでいろいろ検索してみると、「ヒメカツオブシムシ」の幼虫ににています。「衣類につく」とのことですが、いつもカーペット上でしか発見しません。駆除方法としては「発生源を絶つ」とありますが、何が発生源かわかりません。虫の正体もわかりませんし、どう対応したら良いでしょうか?

 ヒメカツオブシムシ幼虫の特徴に非常に似ているので、間違いなさそうですが、現物を確認していないので、「ヒメカツオブシムシ幼虫」と仮定してお答えさせてもらいます。
 一般的にヒメカツオブシムシ幼虫は衣類の害虫と呼ばれ、繊維質をかみ切り、穴をあけて摂食します。従ってカーペットも繊維質が利用されていれば加害対象となります。
 成虫になってしまえば、花の蜜などを摂食する黒くほぼ楕円系の細長いテントウムシのような風貌ですが、厄介なのは幼虫です。エンジ色で8ミリ前後、HAさんのおっしゃる通り、お尻に長い毛を持っています。そして繊維質をかみ切るわけですが、煙系の殺虫剤を焚けば何とかなるものでもありません。できることならカーペットを破棄してしまったほうが良いと思われますが、それが難しいのであれば、清掃から実施することが望ましいです。あまり大量発生する種ではありませんが、比較的大きめなので簡単に発見することはできるでしょう。そして家具などには隙間を持たせて、掃除機のノズルが入るスペースを作ってください。あとは掃除を続けることによって全体数が減ってきますので、最終的には見かけなくなってきます。
 カーペットの買い替えなどの余裕があるのであれば、ナイロンなどの化学繊維を利用したものであれば、発生しないので安心できます。



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