住宅クレーム110番
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 2階建て(総2階 1階建坪20坪)木造軸組工法で建築予定です。布基礎を施工中(最近の最低気温3度、最高気温12度程度)で、基礎の底部に打コン後、5日後の昨日に基礎の立上部分を打コンしました。が、立上部に打コンした昨晩から雨が降り、シート養生されていなかったため、基礎全体が水浸しになっています。1センチ程度水が溜まった状態の中、指を突きたてると指紋が残る程度にヌメリ感がありました。基礎の立上部、打コン後、5日後には上棟が予定されています。
 業者に問い合わせると
1.打コンは当日昼頃に完了しており、夕方には、充分な硬さが得られており、防滴処理は必要ないと判断した。
2.ヌメリ感が残っていたのは、「ノロ」(表面張力を利用して平らに仕上げるためのもの)が充分に固まっていなかっただけで、基礎の問題はない。
3.上棟だけでは負荷される重量も限られるので、5日後の上棟にも何ら支障はない。
との説明でした。(契約前は基礎は2週間程度寝かせる、と言っていたのですが…)

 素人考えでは、上棟が迫っているだけに、雨に晒されたことは、コンクリートの乾燥に悪影響があるのではないか、やはりシートは被せるべきではなかったか、打コン後の養生期間をもっと長く取るべきではないかと不安に思っています。客観的なプロの意見をお聞かせください。

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「住宅110番より」
今回のT.Kさんからのこの投稿に対して、北海道建築士会の皆さんより、それぞれ違う立場のアドバイス・意見をいただくことができましたので、以下に掲載いたします。それぞれのアドバイスを参考にしてくださればうれしく思います。
 
1.について
この判断は、間違いとはいえないと思います。

2.について
これって、ブリージングのノロが固まっていないだけで、私も強度に問題はないと思います。でも「ノロ」って表面張力を利用して平らに仕上げるためのものってありますが、これは違うと思います。別に出したいわけでなく、出てくるものです。金鏝押えの時だけ便利ではありますけどね。

3.について
RC造でも3日目には鉄筋組んだりします。

 基本的に業者の説明に間違いはないと思います。コンクリートは水和反応という化学反応によって硬化します。決して乾燥によって硬化するものではありません。硬化初期の乾燥は、かえって収縮ひび割れを起こす原因になります。十分な湿潤状態に保ったコンクリートは材令と共に徐々に強度を増していくので、夏季や風の強い日などは散水して養生するのが普通です。コンクリート打設後2週間置いておくのは理想的かも知れませんが、実際は工期の関係でそこまで置いておくことは少ないでしょう。業者の説明どおり、木造の上棟程度の荷重であれば、心配いらないと思います。健全なコンクリートが打たれていれば、ひと月程度で十分な強度に達するでしょう。

 稲垣と申します。
 今回の質問は、私なりの意見がチョコっとできそうなので回答します。とはいってもコンクリートが半渇きの状態で水をかぶっても大丈夫かどうかではなく、施工業者の気遣いの問題について意見を述べます。
 仮にコンクリート打設後半日たって水をかぶっても問題ないとします。しかし、その判断ができるのは業者側だけで、建主は不安になるのが普通だと思います。しかも土台であれば、なおさらだと思います。施工業者の気遣いの足りなさが原因と感じます。
 打設後に雨が降る可能性も、お客さんが現場に来る可能性も事前にわかることです。建主に不安感を与えないためにも養生するべきだと思います。この時点で建主が業者に不安感を持てば、今後ささいなこともお客さんの目にとまり、チェックが入りやすくなると思われます。また、現場を見ているのは建主だけではありません、近所の方達も見てます。ご近所さんから建主へ情報が入ることもよくあります。業者側のチョットした気遣いで、お客さんに「安心してまかせられる業者」と信頼を得ることができると思います。
 今回のことは、水をかぶっても問題ないことを説明し納得してもらうことより、一度与えた不安感を取り戻すことの方が大変だと感じます。施工業者に対して、今回起きてしまったことはもう取り戻せないので、これから仕上げていく都度、養生をしていき「愛情もって住宅を建築してます」とアピールしていってはいかがでしょうか。
 以上、回答にはならないと思いますが、私なりの意見として参加しました。

 稲垣さん、貴重な意見をありがとうございます。
 営業サイドからの意見としては、わからなくもありませんが、技術屋サイドから言わせていただくと、建主に不安感を与えないために養生するというのはチョット違うかなと思います。あくまでも必要なのか無駄なのかという技術的な判断が大事だと思います。
 建主だろうと、ご近所だろうと、どんどんチェックを入れていただいて結構です。それどころか、工事を監理しているプロの建築士がいつ現場に来ようと、見つかっていけない状況があること自体がまずいことです。それが現場を監理している建築士の仕事ではないでしょうか。

> 今回のことは、水をかぶっても問題ないことを説明し納得してもらうことより、
> 一度与えた不安感を取り戻すことの方が大変だと感じます。
確かにその通りだと思います。

> 以上、回答にはならないと思いますが、私なりの意見として参加しました。
とんでもない。貴重な意見だと思います。営業の私としては、もっともな意見だと思います。建物に対する思いやりの気持ちを持って仕事をすれば、きっと建主にもわかってもらえるものと信じています。



 築35年の中古一戸建てを2000年11月に購入しました。前に住んでいた方が定期的にメンテナンスをされていて、古いが非常に良い家だと周りからも評判が良かったので、リフォ−ムをしてあと20年はここに住もうと言いながら、契約しました。そして外は築年数もたっているので仕方がないが、家の中は暖かい感じの心からくつろげるような内装にしようと、いろいろと話をして綺麗にしました。そして心機一転頑張ろうと夫婦共々言いながら期待を胸に入居しました。しかしキッチンの蛇口をひねったところ、いきなり泥のような 赤い水がでてきました。最初は、赤かった水がしばらく流していると無色透明な水になったので何かと思い、リフォ−ム会社(売り主とは関係のない業者)に聞いてみましたところ、築35年もたっているので配管が錆びついているのだろうとのことです。しばらく使っていれば消えるだろうとのことで1ヵ月間使っていましたが、最初にでてくる水はやはり赤く、米を炊けば黒い錆が残っているし、味噌汁を作ればじゃりじゃりと錆が入っていることもあります。錆がでている水まわり全て、赤水がでております。
 売り主(事業者)へ電話して見に来ていただきました。そうしましたところ営業担当者も、事前にお知らせしていなかったので無償で修理するとおっしゃっており、安心しておりました。ところが、実際に水道屋がきて見聞すると、差し替えた配管は全て露出(家の中も外も)とのことです。それではせっかくお金をかけて綺麗にした家がまるで工場のようになってしまい、せっかくキッチンを入れ替え、壁をリフォ−ムして綺麗にしたのも全く意味がなくなってしまいます。まして冬場は凍って水がでないこともあると聞いたので、内外とも露出はやめてくれと要求しておりますが、20万円(露出での工事の場合、このくらいの金額で売り主は業者にやらせる模様)までは出すが、それ以上の費用は自己負担でやってくれと言われております。
 当然、契約時どころか、こちらが気づくまでに水道管が錆びているという事前告知はありませんでした。売り主も調査していなかったようです。余談ですが築年数も本当は40年でした(広告の表記誤り)。
 瑕疵担保は2年ついております。露出しない通常の配管工事を、こちらで指定する業者(売り主指定の業者では安くあげるため、ずさんな工事をしそうで恐いです)に売り主負担でやっていただけないものでしょうか。そういう義務はないのでしょうか。特別なものを求めているわけではなく、普通の家(配管が壁のなか、地中を通っている)に戻してもらいたいと思っているだけです。
 2人の小さい子供もおりますし、朝、顔を洗うと鉄臭く気分良くありません。水道局の方にの水道水を見ていただいたところ、飲み水としては体に影響はないだろうとのことです。もっと大変なトラブルを抱えている方もいて、我々が主張していることは小さいことなのかも知れませんが、家の購入には思い入れがありますのでどうしても引くことができません。心機一転と心に誓ったのに非常に残念です。
 現在も売り主と交渉中ですが、納得いく理由の説明がありません。瑕疵担保責任はどこまでの義務があるのでしょうか、アドバイスが欲しいです。
 長いメ−ルとなってしまいすみません。 以上
 
 以前、不動産会社の人に聞いた話なんですが、建物の売買の場合、通常、現状のままの売買であって、それ以下でもそれ以上のものでもないと言うことでした。というのは、買い手が住んで数日で水道管から赤錆が出ようが、結露、雨漏り等は全て買い手責任だと言うことです。
 「瑕疵担保は2年ついております」とのことですが、これははっきり言って疑問符です。誰が保証しているのかな? 仲介業者は絶対そんなことはしないと思います。リフォームした業者と思いますが、リフォーム業者は自分が工事を行った部分は保証しますが、それ以外の保証ははっきり言ってできません。業者も赤錆を予想して配管も交換するよう、買い主に説得すれば良かったと思うけど、これもそのときの状況がわからないので、業者の責任にはできないと思います。
 不動産会社には重要事項説明で、築年数をドジふんだわけだけど、金銭解決までにはいかない範囲だと思うし、それにそこまでしてくれる不動産会社は良心的な会社だと鈴木は思います。だから築年数くらいは許してあげましょう。それよりもリフォーム後、露出配管はやっぱりかわいそうですね。なんか良い知恵はないでしょうかね?
 それがあるんです。完全ではないのですが、なんていったかな? 確かサンドプラスト工法だと思うけど、それは既存の配管内に細かい粒子の砂を高圧で吹き込み、付着している錆を削り落とすのです。この方法だと、リフォームした壁もほとんど傷付けないで行うことができると思いますよ。予算の20万円前後でできると思います。マンションの設備改修業者なら相談にのってくれると思います。
 機械科を卒業した建築士より。



 去年の9月より家を建てています。私達が個人的に建築家を選び、設計、監理を頼みました。
 しかし、この建築家が全く職務を果たさず監理をしません。まず、立面図、平面図が一致せず、仕様書とも違います。設計図も去年一昨年の8月に書いたきり、何度言っても書き直しをしません。「変更があった時にそのつど赤ペンで書き直せば良い」と言うばかりです。室内のいろいろな物も探そうとはせずに、施主本人がカタログを取り寄せて探し、調べ、決定するという有り様です。新しく書き直した設計図は施工会社にとっくに渡してあると言っていますが、それは渡されていないそうです。施工会社は建築家が連れてきました。
 先日、柱の背割れの向きが間違っていることがわかり、自分達で調べたところ、筋交い金物のビスが柱に1つしかささっていません。他のことも調べだすと、基礎もスタイルホームが入っていなかったり金属がダブルになるはずがシングルでした。木材も承諾なしに違う木材を使ったりしています。
 契約の時の見積もりに関しても、施工会社にもいろいろ問題があるので、そのつど見積もりを細かく書いてださせると、建具代金が97万円だったのが320万円以上も提示されました。建築家にこのことをきちんと査定するように言ってもなかなか動かず、「金物が高いから仕方がない」などと変更もしていないのに言います。何度、建築家、施工会社と話し合っても改善されず、現場にも来ません。現場がスムーズに動かないし、施工会社への指導も全くしないのでおかしいとは思っていたのですが、ある事柄から次のようなことがわかりました。
 その内容は、
・まず施工会社が提示した見積もりに100万円のせるように建築家が指示し、そのお金をもらっている。
・ある業者は自分で連れてくると建築家は言い、その業者が出している見積もりの倍の金額を上乗せして、支払いは自分でするので倍になっているお金を渡すようにと指示している。
・もう1棟、必ず紹介するという約束で60万円を施工会社からもらっている。
・私達には一番安い所と言ってあったのに、初めから施工会社は決まっていた。
・私達のことを施工会社の社長に説明した時に、金持ちのボンボンで金銭感覚が全くない奴等だから大丈夫と言っていた。
・最初の時にだんだん解らないように私は施主から離れていくから、現場監督が施主と話して全部決めて構わない。そのかわり私(建築家)に決まったことだけ教えてくれれば良いから、と言った。

 こういう場合はどうすれば良いのでしょうか? この建築家は健康住宅を売り物にして、シックハウスの人などを食い物にしているかと思うと許せません。どういう機関で相談に載ってもらったら良いのでしょうか?

 にわかには信じられない内容です。事実が全て文面どおりだとすれば、その建築家は建築家の風上にも置けない、とんでもない人物としか言いようがありません。本当に残念なことです。その建築家との設計監理業務委託契約がどのような形で行われているのかがわかりませんが、明らかに一般的な設計監理業務の内容とはかけ離れており、契約違反の可能性が高いと思われます。
 また、筋交いの金物が正しく施工されてなかったり、基礎の配筋が適切でないということは、工事監理者としての責任も問われます。さらに、職務権限にかかわる背任行為とも取れる内容も含まれているようです。
 このように、問題が多岐にわたる場合は、やはり弁護士に相談されるのが一番でしょう。たいていの市町村では無料の法律相談などを行っていますから、まずそちらで相談されて、建築関係に詳しい弁護士を紹介してもらってはいかがでしょう。
 また、日弁連のホームページに全国の 弁護士会相談窓口が載ってます。参考までに…
 なお、その建築家とのやり取りは、FAXやメールなどを使って、なるべく文書で残すようにしたほうが賢明かと思われます。同じ建築士として、このような行為が行われていることは非常に心苦しく、憤りを隠せません。どうか、毅然とした態度で臨まれるよう、ご健闘をお祈り申し上げます。



 ロードヒーティングのランニングコストについてお答えしているページ(「 ロードヒーティングについて教えてください 」)があり、灯油2万5000〜3万、電気4万〜4万5000とありましたが、これは期間はひと月あたりですか? それとも、ひと冬ですか? また面積は15平米でよろしいのですか? 1平米あたりに換算するといくらなのですか? また、灯油式の3〜4年の不凍液等の交換には費用がいくらかかるのでしょうか?(面積1平米あたりとして)

 ご質問にありました灯油2万5000円〜3万円、電気は4万円〜4万5000円というランニングコストは、だいたい一般的に平均とされる面積20m2、ひと冬あたりの平均的な使用状況を基準として換算したものと思われます(南と北ではランニングコストに差があるのであくまでも目安です)。ですからこれを15m2に換算すると、灯油で約1万8750円〜2万2500円、1m2あたりでいくと1250円〜1500円で、電気は3万円〜3万3750円、1m2あたり2000円〜2250円となります。
 灯油式の不凍液の交換ですが、(使用状況にもよりますが)5年〜7年を交換の目安として、交換費用は出張費込みで約3万5000円〜4万円(1m2=2400円〜2700円)を見ていただければ問題ないと思われます。



 いつも楽しく拝見させていただいております。今回ちょっと教えていただきたく、メールいたします。
 私は昨年の4月に建売住宅(木造2階建て)を購入いたしました。今回引き渡しから1年ということで、点検のため小屋裏に上がってみたところ、天井裏の断熱材(グラスウール)が2階居室を隔てている壁と壁の間の上部で間隔があいていました。居室を仕切る壁ということで、内部に断熱材は入っていないようです。外壁の上部はこのようなことはないのですが、このままだと小屋裏の夏の暑い空気や、冬の寒気が壁内部を流通して、この壁の部分で断熱ができないと思うのですが、このような施工は正しいのでしょうか? それとも湿気を溜めないために、わざわざあけてあるのでしょうか? 私は壁の上部の開口部をグラスウールを詰めて塞いでしまおうかと思いますが、これはいけないことでしょうか?
 また、屋根裏収納庫(グルニエ)下部と天井裏との間が約30センチほど間隔がありますが、この部分の天井裏には断熱材が施工されていません。また、床下から階段裏側を見たところ、この部分にも断熱材が施工されていませんでしたが、これもこのような状態で良いのでしょうか?
 ご回答次第では自分で断熱材(グラスウール)を付けようと思いますが、注意すべき点はどのようなことがありますでしょうか? ご教授をよろしくお願いします。

 温暖地の住宅でも、天井裏の断熱材に限っては北海道並みに敷き込むことです。これは、夏場の太陽高度が高く、屋根表面の受熱温度が100℃以上に上昇します。そのため天井裏の温度は70度近くまであがることがあります。当然、天井の表面から居室に輻射放熱するため、猛烈な暑さになります。ここにしっかりとした断熱材を敷きこみますと冷房費の削減だけではなく、クオリティーの高い温熱環境を作りやすくなります。本件ご指摘の通り、通常、内部間仕切りには断熱を目的とした断熱材充填は行いません。しかし、あまりにも断熱材の敷設状況がお粗末極まりない感があります。間仕切り壁の天井部分に断熱材が入っていないのは、全く理由がありません。単に手抜きとしか思えません。ぜひ、ご自分で敷設施工してください。簡単にできると思います。
 天井裏には、ロール式になった100ミリのグラスウールを建材店から買い求めてください。表面にクラフト紙やフィルトなどを張りつけたものがありますが、できれば一番値段の安い、何もついていないグラスウールが最適です。通常、北日本以外の建材店には在庫していませんが、少しくらい待ってでも取り入れた方が良いと思います。現在、敷き込まれているグラスウールを無視し、その上から三層300ミリを敷きこんでください。重ねを少しずつずらしながら敷きこむことが肝心です。天井収納と天井材の300ミリの間にも根気良く入れてください。
 床下の断点部分もここの階段部分の下地が後付けとなるため、工程上、断熱材充填がやり難くなります。典型的な手抜き工事です。ここも下側からグラスウール支持メッシュがありますから、これを用いて根気よく充填してください。
 今年の夏は今までにない快適な夏になると思います。ご健闘を!

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



 はじめてメールさせていただきます。
 築2年、7階建てマンションの1階角部屋に住んでいます。入居前からフローリングの修理やら、サッシのレール歪みなど目に付くところはすべて直してもらったのですが、実際に住んでみてトイレの排水音が気になっています。2階の住人がトイレを使うたびに、「ザーッ」と一気に水が流れる音が我が家の廊下に響くのです。
 これは配管工事の問題ではないかと思うのですが、どうなのでしょうか? また、排水音を軽減するためにできる措置はありますか?
 間もなく2ヵ年点検を控えており、施工会社にどのように確認をすればよいか困っております。

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「住宅110番より」
今回のHTさんからのこの投稿に対して、北海道建築士会の皆さんよりたくさんのアドバイスが寄せられましたので、以下に掲載します。それぞれのアドバイスを参考にしてくださればうれしく思います。

 賃貸か分譲かわかりませんが、分譲ということで回答します。
 マンションの場合、PS(パイプスペース)の外側(室内側)は専有部分ですが、PSの中については共有部分になります。ですから、配管そのものを何かするとすれば、管理組合の承認が必要になリます。PSの造りはどの住戸も同じですから、お隣の方などマンションの住人に聞いてみましょう。皆さんが同じように排水音で困っているようでしたら、管理組合で話し合って、施工会社に申し入れをするのが良いかと思います。しかしその場合でも、この2年間で排水音が大きくなったという場合を除いて、2年点検での修繕事項とすることは難しいでしょう。

 雑排水&汚水の排水音は、どこにもある問題です。配水管に防音材を巻くと、ある程度改善するでしょう。ただし、これは工事単価の問題で、施工会社も配水管の音対策は何もやっていません。といってクレームで防音対策をすることは無理でしょう。
 俗に言う億ションと呼ばれる最高級マンションであるならば、防音対策も真剣に取り組んでいると思いますが、一般的な価格帯のマンションでは現実問題として、そこまで設備にお金を掛けるのが無理なのが現実です。

 排水の配管は、縦に配管する部分と横に配管する部分がありますが、縦に配管する場合、一般的にはパイプスペースに配管します。しかし、横に走る配管に関しては、コンクリートの床の上に配管される場合と下に配管される場合があります。つまり、コンクリートの床の上に配管するということは、コンクリートとフローリングの床との間に配管するということです。この方法をとることによって、メンテナンス時に下階にあまり迷惑をかけずに処置できるし、排水の音も軽減されます。ところが、階高を200ミリ程度余計に取らなければなりませんので、設計時の制限やコスト面でも負担が掛かります。一方、コンクリートの床の下に配管するということは、下階の天井との間に配管するということです。おわかりのように、排水の音は聞こえやすくなってしまいます。分譲の場合は床上、賃貸の場合は床下配管が多いように思います。つまりコストの賭け方の違いが出てきます。
 さて、排水音を軽減するための措置方法ですが、配水管にロックウールを巻く方法、さらに粘着付きの鉛を貼るなどの方法がありますが、方法によって金額の差もありますので施工会社に相談してください。
 設計がどうなっているのか、その通りに施工できているのかはわかりませんが、クレームとしての処置は難しいと思います。



<〜NPO住宅110番より〜ここに寄せられたご相談へ、経験者の方など読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せください。>

 昨年末、妻と二人で木造2階建てアパート(築6年)の2階部分に引っ越してきたのですが、先日「足音がうるさくて眠れない」と階下の住人に苦情を言われてしまいました。この物件は1階は3世帯で単身者用(1K)、2階は2世帯でファミリータイプ(2DK)です。もともと子供ができてもよいようにと子供可の条件で探し、入居する際に大家から「子供可の物件だからうるさいのは我慢してください」という条件で(それを明記した書面もあります)入居したのですが、上で何をやっているのかまで分かるそうで、妻とは「これでは子供なんかとうてい無理だな」と話し合っている次第です。いずれは引っ越しを考えているのですが、まだこちらに越してきて3ヵ月しか経っていないので、とりあえず現状の改善をしようと考えている次第です。全部屋フローリングなのですが、防音のカーペットを敷くことによりどれだけ改善されるものなのでしょうか? また、ほかに良い方法があったら、どなたか教えていただけないでしょうか? よろしくお願いいたします。




 住宅クレーム110番を読ませていただきました(「 配水管の設置が設計図とちがう」)。
 現在一戸建てを新築中です。配管の材料を聞いたところ、塩ビ管とのこと。できれば環境に配慮した材料を使いたかったのですが、基礎工事が終わったところだったため、スケジュールの変更など考えてあきらめることにしました。ただ、配管の方法についてのお答えの中に、埋設する方法は最低の等級とされるとありましたが、埋設しない方法の種類をお教えください。
 またその長所短所、これからでも間に合うかどうかも知りたいのですが…〈現在、基礎の上に木を組み始めたところです。2×6工法です)。
 また、埋設した場合、十数年後のメンテナンスはどうなりますか。よろしくお願いします。

 一般住宅における台所、風呂、洗濯洗面などの雑排水の排水管に、塩ビ管を使用する場合、現在の配管仕様においては極めて普通の施工法です。一般の住宅のほとんどがこの仕様で施工されています。排水管の経年劣化で取り替え工事を行うサイクルは極めて長く、あまり気にする必要はないと思います。
 問題は水道水の配管ですが、水質などの関係で、十数年で取り替えが必要となる場合が多く発生します。この管を床下の土間やコンクリートの下に埋設した場合、床の撤収など大きな工事に発展してしまいます。埋設しないで、床下の土間の上に露出配管(ころがし配管ともいう)を行います。この場合、凍結防止のためにしっかりした保温工事を行わなければなりません。また、夏場は配管表面に結露をして、配管を早く酸化させることもありますので、防露の意味合いもあります。環境ホルモンの影響を考慮した樹脂パイプで、継ぎ手を省略した配管部材もすでに市販されていますので、施工の設備工事屋さんに相談してみてください。さらに、機器との接続部分、継ぎ手部分をできるだけ集合させ、その部分に点検口を取り付けることが肝心です。また、床下収納や畳を起こしての取り替え工事が可能なような、配管を施工を求めるべきです。
 埋設しない露出配管施工は、排水、給湯、給湯配管、いずれにおいても防露・防寒のために保温工事が不可欠となります。
 工事費の増加は致し方ないことですが、取り替え時のコストを考えれば、今のうちにできるだけの処置をしておくべきでしょう。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



 お聞きしたいのですが……。
 ある工務店さんに昨年、下水道工事を依頼しました。その際、現地調査や見積もりをとるにあたり「夜行きます」「行きます」等、場当たり的な返答をされました。
 私としては、このような返答ですから「2〜3日」位で来ていただけるものと思い、待っていましたが、結局「現地調査に来ていただくまで2週間」、「見積もりまで2週間」、「工事契約まで2週間(相手先から契約に行きますと言われて)」、「工事着手日決定まで2週間」、トータル8週間を要しました。
 こんな対応の遅さは今回だけだろう…と思っていました。
 今年新たに雨水関係の依頼を行うこととなり、同じ工務店さんに見積もりを依頼しました。しかしながら、前回同様「夜行きます」「行きます」等、場当たり的な返答をされました。やっぱり2週間は音沙汰がありませんでした。
 建築関係は全てがこのような対応なのでしょうか? 一般的には「何日の何時に伺う」等アポイントを取るものではないのでしょうか?  私がせっかちなんでしょうか?
 すみませんが、建築関係の方のスレッドをお待ちしています。ちなみに雨水の工事は「腹に据えかねたのでお断りしました」。




 ガーデニングのために昨年購入した建売住宅の庭を掘り起こしたところ、針金やゴムの切れ端が大量に埋められていることがわかりました。住宅建築中に排出されたゴミのようなのですが、これは不法投棄なのではないでしょうか?

 申し訳ありませんが、文面からだけでは判断できません。
 たとえば「不法投棄」だとして、誰かに処理させたいとしたと考えても、それでは誰が捨てたのか特定できなければなりません。それは現状で可能なのでしょうか? 建売だからその販売業者を疑う、というのは気持ちとしては理解できても断定は全くできないでしょう。量の問題もあいまいですので、お答えのしようがないと思います。



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