住宅クレーム110番
投稿ページ続きです
 おととしの秋に新築し、軽量鉄骨3階建てにステンレスの屋根材を使用しました。3階に住んでいます。
 新築当時の秋から冬にかけて、ぴしっ、ばきっ、という音が屋根から壁にかけて頻繁にするので工務店の方にたずねたところ、新築当初にはよくあることで、半年から1年でおさまるでしょうとのことでした。
 しかし4月の終わりからもっとひどい異変が起こりました。4月は朝4時ころから6時ころまで、ある一定のリズムで音が鳴り、5月6月は時間が4時半、5時とずれていきます。これが9月まで続き、朝方の睡眠不足に悩まされました。そのほか夏は夜も頻繁に音がします。工務店さんに音を録音して聞いてもらい、相談して、厚いスタイロフォ−ムをとりあえず対処療法ということで屋根にのせたのですが、ほとんど効果なし。業者の方と解決策を考えると言ったまま現在にいたるです。
 これから、解決に向けて話し合うことになっていますが、今一つ工務店側は、こちらの音に対する切実な悩みを理解していないようで、迅速にことが運びません。
 体育館などではよく使われているなどと言われました。この言葉でもわかるように、ステンレスは個人住宅には不向きではないかと思います。耐久性がよいと設計段階で薦められ、上記のような欠点はまったく知らされておりませんでした。
 よい解決方法がありましたら、アドバイスよろしくお願いいたします。1日もはやく静かな部屋で眠りたいです。
 
 ステンレスは耐久性がよいので、最近住宅の屋根に使うことは珍しくはなく、ステンレスは個人住宅には不向きということはないと思います。このようなクレームになったことはないのですが、原因は材料ではなく、施工方法にあるのではないかと思われます。音の原因は、金属の温度差による伸縮時のものと思われますが、カラー鉄板だろうとステンレスだろうと同じこと。
 可能性としては、ステンレスを溶接した場合、吊り子をアジャスター式にするところを固定してしまい、ゆがみが大きく出ることによっての音の大きさも考えられます。



 私は今新築のマンションに入居しましたが、風呂場の給湯が止めて数分経つと、出るお湯は水みたいに冷めてしまい、相当流してからやっと本当のお湯が出てきました。私が見た配管は銅製で、銅管が2ミリぐらいの白い皮みたいもので包まれているだけで、それで大丈夫かとちょっと心配です。教えていただきたいです。  
 地域によって保温材の種類および厚さが違うと思われ、質問者の居住地域が不明なので何とも言えませんが、その地域では普通の保温なのではないでしょうか。
 私が住んでいる札幌では、当然その何倍もの厚さの保温材を巻いていますが、当然貴方と同じように数分経つと冷めてしまいます。この保温材は、凍結を防ぐ役目と考えた方が自然です。



 以前2×4工法で新築した後、2階の足音で悩んでいた福岡のYYです。北海道の岡本さん、共和ホーム(株)(「2×4工法の音問題」の福岡県YYさんへの回答 )の方、いろいろとアドバイスありがとうございました。
 結論から申しますが、現在は業者から無償で吊り天井の工事をしてもらい、音の問題はかなり解消できました。これもみなさんのアドバイスのおかげです。
 2年にわたる交渉の中で、業者もなかなか音のうるささを認めてくれませんでした。何度か社長に直接家へ来てもらい、実際の音を聞いてもらいました。カーペットや畳などの緩衝材でよくなるのでは?とアイデアも出ましたが、1階の和室から畳を運んで音の変化を聞き分けてもほとんど変わりませんでした。

業者の言い分:標準的な2×4工法で工事をしており、手抜き工事はしていないため、責任はない。

私の言い分:音がうるさいのは事実(2階を普通に歩いていても、1階でどこを歩いているか分かる)。住んでいる人が不快感を感じるような家を建てることに問題がある。普通の家にしてください。

 交渉の結果、1階の天井を吊り天井にすると同時に断熱材を入れることにしました。工事の後も多少音はしますが、ダイレクトな足音から、かすかな鈍い足音へとかなりの効果がありました。業者の言い分通り、図面に吊り天井がないので手抜き工事ではありませんでした。また、結果として私も、それに同意して家を建てたのですから、否があります。しかし、掘っ建て小屋ではなく、生涯の家として高い費用で家を建てるのであれば、住宅のプロとしての配慮が必要だと思います。また、家に限らず、支払った額に対して、ユーザーが満足できるものを目指すのがプロの作り手だと思います。家を建てる場合、信頼できる業者に頼むことだけでなく、自分自身もある程度の勉強が必要だと痛感しました。




 このたび新築マンションの14階を契約しました。私は低層階が希望だったのですが、主人のたっての希望で私は半ば押し切られる形で14階の購入にいたりました。
 そこでお尋ねしたいのですが、マンションの高層階に住んでいる方に、住み心地や不便な点・注意点などをお聞かせいただきたいのです。我が家にはまだ、小さい子どもがいるため安全面もとても気になります。




 木造住宅の床下が土のままになっており、先日シロアリ駆除業者に点検してもらったところ、湿度が高く、床下にあった木くずをシロアリが喰った跡があると言われました。しっかりとした業者なので、このこと自体は事実だと受け止めています。この業者に見てもらう以前に、床下の換気口にファンをつけて通風をよくしてあるのですが、さらに吸湿性の高いスペイン産の鉱物(多分ゼオライトのようなもの)をまくことにより床下の湿度を下げることができると言われました。コストの高いものなので、費用に見合う効果があるのか確信がもてないでいます。どの程度効果があるものか教えてください。

 床下強制換気ファンを設置したことは、非常に有効に働くと思います。床下に敷きこむ調湿材料は、炭、活性炭、ゼオライト、シリカゲルなどがあります。それぞれ一長一短があり、環境に合った使い方が求められます。
 本件の場合は、白蟻を気にしておられるわけですから、シリカゲルが最適です。炭、活性炭、ゼオライト、シリカゲル、いずれも天然素材ですが、シリカゲル以外は蟻対策として多くの効果を期待できません。シリカゲルは薬品ではありませんが、床下に敷いておいて、その粉末が蟻にくっつくと脱水状態となり、数時間後に死にます。この中では価格的にも一番安い素材です。床下の土の上にポリフィルムを敷きこみ、その上にシリカゲルを散布します。大型建材店に市販されています。このシリカゲルは、一般にももっとたくさん使用されるべき素材です。


★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



 ある大手住宅メーカーが17年前に建てた2×4住宅を、8年前に中古住宅として個人から購入しました。最近、建物の北西の角の部分が、床から2階の部分までシロアリに喰われていることが分かりました。外壁の一部を剥がしてみると部分的に防水紙が入っておらず、たまたまその部分のモルタルにひびが入ってしまい、雨水が浸入し、2x4の木部が濡れて腐っていました。そして、まさにその部分がシロアリに喰われていました。大手住宅メーカーのアフターサービス部門の担当者に見てもらい、防水紙がないということは確認してもらいました。現在、修理に必要な費用の見積もりをしてもらっているのですが、シロアリ被害は防水紙が入っていないために木部が濡れて腐朽したことが大きな原因だと思います。ただし、私がこの住宅を購入してから防蟻処理はしていません。修理費用のかなりの部分を大手住宅メーカーに負担してもらってもよいように思っているのですが、技術的、また法的立場からアドバイスをお願いします。あるいは相談にのってもらえる機関(できれば公的なもの)を教えてください。

 防水紙の有無が白蟻被害の原因と決めつけることはできません。白蟻被害を防止するためには、防水紙などの素材が、場合によってむしろ邪魔になる場合が多くあります。防水紙は木材の乾燥をも抑制してしまうことがあるからです。当時は今のような透湿ができる防水紙は存在しませんでしたので、なおさらです。
 また、モルタルの亀裂が原因である場合、その要因として、新築してから今までの期間に発生した地震や台風などの自然災害などが考えられ、これは施工者責任の範囲を超えるものです。結論として、施工者への修理費負担請求は大変難しいことであろうと思います。また、白蟻駆除も数年に1度程度のメンテナンスが必要です。これは施主の責任で行うべきことであり、本件質問者の意に添った解決方法をいっそう難しくしています。
 相談機関としては、県が主宰する建築指導センター(県によって名称が異なります)があります。


★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



 こんにちは。この間、寝室に隣の家のベランダがきて…という相談をさせてもらった者です。怒りに任せてここに相談させてもらいましたが、このHPの過去の相談内容に似た事例もたくさんあり、おおいに参考にさせていただき、色々ありましたが、最終的にはベランダを外壁でふさいでもらってお互いが見えないようしてもらいました。隣のベランダは筒状になり(屋根はポリカをはるような形になりました。でも残る3面はまだ空き地なので、どこの家にも接しておらず、どうして唯一接している私の家の所につくるのかな〜と未だにハラダタシイです。ちなみに反対の面は2階の窓がないんですよ)、それは解決したのですが、今一番不信感がつのっているのは、私のところの工務店さんです。
 土地から探してもらい、5月に土地はみつかりました。その時、家賃も払っていくのも大変だから早く(着工)つくらなくては、という感じで5月着工で10月には入れますよという話でした。それが、8月着工12月に完成予定で、10月建前で4月未だ建築中です。小さい工務店さんで棟梁と40代くらいの大工さん1人と24〜25の息子さんがメインでしていただいているわけですが、高気密高断熱の外断熱、リビングの壁は板張りにしてもらって、唯一塗るよう、壁は和室1部屋の40坪の家です。
 丁寧で、私達としては満足の行く工務店さんと家だと思っていたのですが、現場へなかなかこられません。11月などは4回しかきてないよーと斜めの家の方が教えてくれました。工務店さんいわく、細工物をしているそうです。ただ、私は他のところに仕事に出かけていられるのを知っていましたが、小さい工務店なんでちよっとぐらいは仕方ないし、大幅にこちらが遅れることがなければいいかなって思っていました。仕方ないことだし…。しかし現在、つい20日前に好い木が入って階段をつくってます。カンナがけに手間取っているのですが…。階段に力をいれてますとのこと。という話でした。カンナかけに節が結構あるにしろ、そんなにかかるものなのかな〜。でも私は見てしまったのです。工務店さんの隣の隣の家を建築されてるのを…。10坪位の2階建ての離れです。そういえば去年、次はその仕事といってられました。建前もすんで瓦も乗っていました(じかに確認はしてないのですが…その工務店と)。なんかショックです。主人と「せかさずに、納得ゆくまでしてもらおう、私達の住む家にこんなけ力をいれてくれてるのだから」といって先の投資のつもりで家賃のこともいわず、ストレスがたまるけど黙ってきました。他の家を建ててもらうために、待ってるのではないという気分です。今は…。壁板も同じ値段でももう1ついいのをとか、階段にしても少しでもいい木をといってしてくださるのはいいのですが、ここで文句をいってやる気をそがれたりするのも嫌だし、ここまで待ったのだから。
 契約は、工期が遅れるといくらいくらの〜というようなことはやめましょうっていわれたので、私の主人も打ち合わせを遅らしてもらったりしたものだし、母の紹介だし、堅苦しいことは抜きという雰囲気でした。でも。小さい工務店さんってこんなものですか? 隣の家は問題があったにしろ、1月に工事をはじめて4月上旬には入居みたいで、出来上がってきてます。良くしてもらってる分もあるのに、4ヵ月ほど工期が延びて怒ってる私はおかしいでしょうか? これから工務店さんにどうやってせっついていけばいいか教えてください。ここまで待って臍をまげられるのは……仕上げ段階なのに。やはりせかされると、雑になるようなことをご本人から聞き、複雑です。あとは、トイレまだ、クロスもまだ、階段はついてないし玄関もまだ、和室はぜんぜんです。押入れも、外壁もはってません(出来上がったときに汚れが少ないようにあとからはるのだそうです)。早く出来そうな感じで1月からあまりです。4月にはアパートを出なくてはいけないのです。ため息です。

 基本的にコミュニケーションの決定的な不足ですね。自分たちの家を建てているのですから、貴方任せにせず、ぜひ自分たちで不明だと思われる事柄は納得できるように確認されるべきです。随所に遠慮のような書き方がありますが、やはり言うべきことはしっかりと言い合えるような関係が、建て主と工務店の間には必要です。そういう関係があって初めて本当の意味の信頼関係が生まれるのだと思います。
 書かれている内容から判断すれば、けっして不誠実な業者ではないように感じられます。そうした業者さんとの、新築後も必要な「長いつきあい」のためにも、確認すべきことは明らかにすべきだと考えます。いかがでしょうか?



 ご指摘の「すじ」というのは恐らく下地ボードの継ぎ目部分と思われます。通常、ボード継ぎ目部は寒冷紗という布を貼り、その上にパテを塗り、乾燥後に紙やすりで平坦にしてから、クロスを貼ります。しかしながら、このように施工しても、ボードとボードの貼りつけ方が微妙にずれているために、光学的精度のずれは回避できません。光の反射は微妙な変位も正確に露呈させてしまいます。ボード1枚1枚は工場で製造され、ボード面の平滑さは高精度です。しかしながら、現場施工においてボードを貼る段階で、ボード1枚1枚に少しずつ微妙なずれが生じます。ボード1枚ごとの面平滑度の精度が高ければ、余計にボード枚ごとの面のずれは強調されてしまいます。これは、施工上の許認限度内と思われます。




 私は、建設会社の営業をしています。  「建設会社に不満の件について」ですが、キッチンのボコボコと水が逆流してくるのは、排水に水を大量に流すため、空気によって逆流してくるにではないかと思います。トイレのすぐ裏の外にある排水桝に、キリで小さな穴を何ヵ所か空けてみれば解消されると思います。やってみてください。




 はじめてご相談いたします。契約に関するご相談です。  現在、太陽光発電の工事をしています。全額は250万くらいで、一部は国からの補助があるそうです。契約書には、追加金一切なしと書いてあります。そして、その工事をする際に屋根が傷んでいるので、屋根塗装と外壁塗装をサービスしてくれるということでした。しかし、屋根が傷んでいるため駆体工事が必要だと職人さんに言われ、ひどい部分は塗装をせずに残したままになっています。その後、追加金は一切かからないと言っておきながら営業が来て、屋根の駆体工事をするには50万くらい追加でかかると言われました。追加工事=追加金の発生。駆体工事をやらなければ、塗装もできないほど傷んでいるそうです。  こちらは、素人なので、屋根工事は全部やってくれるものと思っていましたので、駆体工事は別と言われても理解できません。それを営業に言ったら、こんなに安い工事をしているのにそこまで言うなら裁判で訴えると脅されました。これは、契約違反ではないでしょうか? ご返事をお待ちしております。
 屋根の状態など現状が把握できない立場では、お答えのしようがないと思います。というのはご存じの通り、太陽光発電には屋根上にソーラーパネルを設置するのでしょうから、その装置を維持固定するために屋根の耐力が当然必要なのは素人でも明らかだと思います。したがって、少なくとも契約に先立ってそのことを確認するのが一般的だと思われます。そういう点では、業者さんに段取りの点でうかつであるという失点は否めないでしょう。ただし、一概に契約違反かどうかは、その契約文書に記されている内容を判断しなければなりません。その点は法律の専門家にお尋ねください。
 業者が訪問販売などの業者さんの場合は、地域の消費者センターなどの窓口に詳細の内容を告知されて解決の手段を探されてはいかがでしょうか? 以上、アドバイスといたします。



まだまだ投稿ページは続きます 新しい記事    古い記事

NPO住宅110番はリニューアルいたしました。
新たに質問がある場合はコチラからどうぞ。

※このページはリニューアル前のもので、回答の中には十数年以上前の情報もございます。技術は日々進歩していますので、その点をご理解の上参考になさってください。