住宅クレーム110番
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 3ヵ所給湯用のガス給湯器の取り替えに際し、新しく暖房もできるガス給湯暖房機に交換してもらいました。
 風呂釜については、既存の追い焚き用の部品を取り出して、新たに給湯配管の接続をしなければならないということでした。そのためには、外壁から取り出すしかなく、壁に穴をあけ、基礎の部分も一部穴をあける必要があるということでした。
 暖房給湯器の交換工事はうまくやってくれて、浴室乾燥暖房機もついて快適になったのですが、外壁の穴は基礎部分だけ横30センチ縦25センチほど開けられていて、上辺は横柱(名前がわかりません)が浮いた状態で露出しており、鉄筋は上の1本(水平)と縦(垂直)の鉄筋が切り取られていました。基礎がかなり固いコンクリだっためか、工事中も手こずっている様子でした。ステンレスのカバーを基礎にネジ止めして、隙間はコーキングしてありますが、穴の横に水平に30センチほどの亀裂が走っているのが見えます。亀裂と鉄筋の切断は地震を考えると不安です。
 信用のあるガス会社なので、誠実に対応してくれると思いますが、どういった補修が可能なのかどうか教えていただきたくお願いいたします。

 基礎コンクリートを貫通させる設備を行う場合、あらかじめスリーブを埋め込み、配筋も開口部の応力を分散するようにいたします。本件のようなリニューアルの場合は、どうしてもこのような施工となります。結論から言って、あまり神経質になることはないと考えます。ベタ基礎の場合、等分布加重といって基礎全体で家の加重を支えており、立ち上がりの基礎に多くの加重を掛けない構造が特徴です。通常の地震や上部からの積載加重応力を著しく損ねていることはないと思います。
 しかし、不同沈下などの応力には、立ち上がり基礎の上部に横からの大きな加重がかかる場合があります。この時、こうした弱い部分から歪みが発生しないとも限りません。念のため、次の補強工事を施すと良いでしょう。
 6ミリの厚さで75ミリの鉄板の平板を、貫通した穴のまわりの大きさに組んで四方を溶接(功嬢溶接)します。これを2枚作って、基礎の裏と表にあてがって通しボールト(平板に穴をあけて13ミリ程度のボールト)で抑え込みます。大した費用もかからずに補強できます。
 水平に走った亀裂は工事の際に出来たものと思われますが、この補強を行うことで問題はないと思います。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



 11年前に平屋の建売住宅を購入しました。3年後に北側の部屋の天井に青いしみが出来ました(それ以前からかもしれません)。一昨年の夏に床下の無料点検の業者に調べてもらったところ、床下には30センチ以上の水が入った跡があり、床下のユニットの物入れをはずすと、グラスウールが濡れていました。去年は雪が多かったせいか、5月くらいまで水がひきませんでした。もともと水田だったそうで、ご近所の注文住宅の方はポンプで吸い出しているそうです。3〜4年前からは北側の部屋に面した和室と居間の壁のあちこちにひび、壁と天井の境には5ミリほどの隙間ができました。フローリングの床も一部分、盛り上がったりへこんだりしています。1年前に和室にアップライトのピアノを置いたことで、よけいひどくなった気もします。昨夏は家中の床と壁の間からアリが侵入し、業者に薬剤を散布してもらいました。このままでは床が抜けるのではないかと心配です。床を直したとしても、この先何年住めるのかも不安です。
 最低限の修理で、ローンが終る13年後くらいまではなんとかもたせたいと考えています。いったいどうしたらいいのでしょう。それに住宅購入後、業者が倒産したので施工会社も不明です。
 
 11年前の家にしては、いろんな所に支障が出てきてますね!
  天井のしみは……スガモリだと思います。 北側の屋根にはきっと、つららができているのではないでしょうか?  小屋裏の温度と外気の温度を同じにすることで解決できます。 換気孔を設けましょう。ただ、その時に部屋が寒くなる恐れがあり、天井の断熱が必要かもしれませんね。
 水はけが悪い場所ですと……水中ポンプの使用をお勧めします。グラスウールが濡れている状態ですと、非常にマズイ状況ですし、そのままにしておくと、床下の木材(大引など)にカビが発生します。 床下が乾いているかチェックしてもらいましょう。換気孔の数や位置も重要です。ピアノを置く時は梁(大引)の場所を考えて置くことを勧めます。
 壁の隙間やひびに関しては、木材の乾燥に関係してきます。いずれにしても、早めの点検と対策が必要と思います……。



 引っ越して以来、屋根裏にどこから入りこむのか不明なのですが、コウモリが住み着いています。飼い猫が気にし始めて、ようやく気づいたのですが、屋根にはあちこちに糞も落ちており、家族も気味が悪い。どうにかして駆除したいのですが、どなたかよい方法を教えていただけませんか。
 



 今、店舗を作ろうとしています。内容はカフェとインディアンジュエリーとのミックスカフェです。
 今現在、店舗はスケルトン状態で天井まで4メートル20ほどあります(坪数は7.5坪です)。内容面の希望は山小屋風で作りたいと思っています。
 問題点はトイレ、水まわり、中2階、表ウィンドウ、空調です。それともう一つの問題点は、金額が100万ということです。もしこの内容で受け入れてもらえる方がありましたら、ご連絡ください。至急お願いいたします。
 
 面白い申し入れが寄せられましたので、ご紹介いたします。
 大阪で店舗内装などの仕事を手がけられている方、当ホームページまで「大阪の店舗内装の件」と題名を表記して、メール( home@replan.co.jp )でお知らせください。
 折り返し、この申し入れの方の情報をお知らせします。その後、直接お話ください。
 ただし当方はご紹介までで、その後の進行などには関与できませんので、その点はご承知おきください。あくまでも相対取引の「自己責任」が原則ですので、よろしく。



 「準防火地域」に準防3階仕様の「売り建て」住宅を購入し、3月末引渡し予定となっています。
 3月に入ってから建築中の当物件に対し、隣人から「窓の目隠し」や外壁の色の希望までを、売主(建築業者)を通して要求されました。不信に思い、直接隣人と接触を持ったところ、その業者と隣人との間に施工における感情的なトラブルが既に発生しており、しかも(私も不勉強だったのですが)建築中の建物は境界から50センチ離れていないことを指摘されました。早速契約時の「重要事項説明書」で確認したところ、間隔は直接記入はされていませんでしたが、逆算した結果30センチ程度であることがわかりました。
 私にも過失があるかもしれず、誠に勝手な言い分かもしれませんが、
・隣人と将来 訴訟になるかもしれないリスクを完全に取り除いて、入居する方法
・契約違約金を一切負担せず、当物件を解約する方法
はないでしょうか? よろしくお願いします。

 至急、地域の自治体の建築課の窓口などをお尋ねください。
 用途地域が書かれていないので、断定することはできません(隣地境界からのセットバック距離について)が、一般的に言って、民法上での後退距離は確保されていないので、完成後の「建築検査」で不適格という判断が下される可能性もあり、いろいろのトラブルが引き起こされる可能性が高いでしょう。
 その上でですが、建築業者さんとの契約に照らして、法律の専門家と相談される必要があると思います。隣地境界の遵守は基本的な事項ですので、「知らなかった」ではすまされないでしょうし、「売り建て」という形態は、販売の仕方にすぎず、基本的には新築の注文建築ですから、事前に役所に届け出た「建築確認申請」の書類上ではいったいどうだったのか、そうした点も確認しなければなりません(ただ、この点も場合によってはあいまいなケースがあり、実際は出来上がったら「建売」とするという「売り建て」販売のケースも聞くことがあります。もしこうならば、そもそも確認申請が行われているかどうかも疑問ですが)。
 いずれにせよ「間隔は直接記入はされていませんでしたが、逆算した結果30センチ程度である」というような現状では、建築業者よりもあなたご自身で上記のような行動をとらねばならないのではないかと思われます。直接事情を聞いたりすることはできないインターネット上の相談対応ですので限界がありますが、もっと大きなトラブルになる前に、どうぞ至急行動されてください。



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