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皆さん、はじめまして。 実は先週の内覧会で、大理石の玄関たたきタイルと上がりかまちにひびを見つけてしまいました。かまちには2本ひびが入り、その1本が玄関のたたきのタイルにつながっているように見えました。表面はしっかりと磨かれ、ひびの部分には凹凸は感じられません。ひびは端から端まで横切っています。目地にはひびがありません。 業者は天然石なのでひびが入るものがあるが、それは模様というものだ、磨けば消えるので磨いてみると言っていました。しかし、このひびは他のタイルにある少し黒ずんだような太いひび(模様?)とは違い、細く、ひびには汚れがありません。 私には施工後に何か重く固いものが落下して、ひびが入ったように思いました。だって、ひびが入った製品は品質検査でチェックされるだろうし、かまちとタイルのひびがつながるように見えるなんて、天然石であれば起りえないと思うのです。模様合わせしたとでもいうのでしょうか? そこでご相談なのですが、以下の点についてどなたか教えていただけませんか。 ・このようなひびが入ったものが製品として使われることがあるのか。 ・ひびが表面だけなのかどうかをチェックする方法があるのか。 ・ひびのある部分のみはがして、やり直し工事をすることができるのか。 ・ひびのあるまま使っているうちに、割れてしまうことがないのか。 よろしくお願いします。 トラバーチンのような大理石は表面が模様のようなひびがあり、その部分からとても割れやすいという性質があります。そのような材質を使う場合、ある程度の石の厚さと下地がコンクリートのように堅固でなければなりません。御影石のような花崗岩でも一般の人は大理石と呼んでることもありますので、この文面だと本当の石種がわかりません。ただ、一般的に玄関の上がり框に使用されてる石種は、大理石より硬い御影石などが多いと思われます。そのような堅い材質なら、”さが〜なさん”の言われる「施工後に何か重く固いものが落下してひびが入った」と思います。もし大理石なら初めから模様のようなひびが入ってる場合もあり、業者の言う「天然石なのでひびが入るものがあるが、それは模様というものだ」と言えば言えなくもありません。 ●質問1・このようなひびが入ったものが製品として使われることがあるのか。 答え1・御影石のような堅い材質の場合、ひびが入っていると製品としては使いません。大理石のような柔らかい材質の場合は程度と使用目的によると思います。 ●質問2・ひびが表面だけなのかどうかをチェックする方法があるのか。 答え2・コンクリート等の場合は隙間ゲージを差し込むとか、たたいて音の感触で確かめるとかします。コンクリートの場合は内部で鉄筋補強をしており、割れてしまうことはありませんが、石の場合はひびが入ると割れる可能性が高くなります。そのために薄い大理石板等は裏にメッシュ補強をしております。 ●質問3・ひびのある部分のみはがして、やり直し工事をすることができるのか。 答え3・施工状況がわからないので一概に言えませんが、たぶんできると思います。ただ、簡単にというわけにはいきません。 ●質問4・ひびのあるまま使っているうちに、割れてしまうことがないのか。 答え4・程度によりますが、石の場合はその性質上可能性が大です。 ■アドバイス 最後に「かまちとタイルのひびがつながるように見える」とありますが、違う材質上でラインがつながっているとすれば間違いなく後から付いたものでしょう。それと「原因は何か」「何が問題なのか」「結果どうするのか」をはっきりさせたほうが解決方法が明確になります。 もし初めからのひびの場合は、修復によってどこまで気にならないようにできるかです。最近は修復技術も向上しており、技術レベルにもよりますが、素人目にはほとんどわからないようにもできます。 後からのひびの場合は何らかの方法で妥協できるか、もしできなければ取り替えをお願いしてみてはいかがでしょうか。 <〜住宅110番より〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せください。> 現在、家の裏庭には、竹が生えています。竹の根によって家の基礎が割れないように、竹の根の侵入を防ぐため厚さが5ミリの鉄板を入れようと思いますが、地面から何センチまで埋めればよいでしょうか教えてください。 私は欠陥住宅で苦しんでいます。6年前に新築し、引き渡し直後から雨漏りがあり、何度補修をお願いしても直りません。しまいには業者に「うちのせいじゃなかったらどうするんだ」とすごまれてしまいました。業者が言うにはカラスがコーキングをついばんだりすることもあるし、車の振動で建物が揺れて、それが原因であれば業者の責任ではないと変なことを言うのです。もうこの業者に補修をお願いする気にもならなくなり、裁判を起こすべく決心しました。建築士さんに調べてもらったところ、筋交いが足りなく、建築基準法で定められている壁量を満たしていない。そのため建物が揺れやすく外壁にひび割れが多い。そこから雨水が浸入するようです。設計士がミスを犯したようで構造計算書では十分に筋交いがあるようになっているのに、添付した平面図では筋交いが足りないのです。その図面で建物が建ってしまったのです。建築主事は何をチェックしているのでしょうか? さらに外壁の構造が、建築確認申請の図面では通気層工法になっているはずなのに、実際は通気層がない。他にも欠陥がどんどん出てきました。断熱材がグラスウールなのに、内側に防湿シートがないのです。使われている断熱材も建築確認申請の図面にかかれているものより安価で劣悪、グラスウールがないところもあります。冬が寒いのは何故だろうと思っていましたが、こういうことだったのです。 調べてもらった建築士さんは、通気層工法にするのは当たり前なことだとおっしゃるのですが、だいたいいつ頃から行われているものなのでしょうか? グラスウールの内側に防湿シートを貼ることも常識的なことと言われましたが、これもいつ頃から言われていることなのでしょうか? 建築確認申請の図面と実際の施工では食い違いが見られるのですが、こんなことって許されるのでしょうか? マイホームは人生の夢です。それがこんなことになり悔しくてたまりません。自分の建築知識の無いのにも腹が立ちます。もっと勉強してから家を建てれば良かったと思う今日この頃です。これから何を生き甲斐にして生きていけばいいのでしょう。この欠陥住宅のローンのために汗水垂らして働いていると思うと、むなしさがこみ上げてきます。ご助力いただければと思います。よろしくお願いします。
欠陥住宅で頑張る歯科医師より
まず雨漏りの要因ですが、必ずしも耐力壁の不足によるものと結論づけはできません。新築当初からということは、明らかに竣工時に瑕疵があったものと思われます。雨漏りは思わぬ要因で発生する場合もあり、厄介なトラブルです。特にサッシまわりの水きりや2階の立ちあがり部分の水切りなどは、外見上まったく問題が無いのに雨漏りすることがあります。また、何回も重ねコーキングをした場合も、種類の違うシール上の重ね部分から物理吸着(毛細管現象)することもあります。コーキングは、通常の地震程度の揺れには追随するように造られています。今まで以外のところの調査を十分にする必要があります。 耐力壁のチェックですが、建築主事の見落としを指摘することは難しいと思います。確認申請の受付は、必要な書式が揃っているかどうかをチェックするだけで多くの労力を要するからです。さらに構造計算書通りの設計かどうかは、設計士でなければなかなか説明できない項目があります。筋交いを少なくしてバランスをとる手法などもあるからです。 また、住宅施工における設計と施工責任は、施工者が負うのが前提です。 ★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。 <〜住宅110番より〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんで同様の経験のある方など、ご意見・アドバイスのメールをお寄せください。> 現在の私の悩みはマンションのエレベーターの騒音です。住戸の壁が直接エレベーターに接しているわけではなく、エレベーターホールに壁が面しているだけなのですが、静かな部屋ではエレベーターの上下する音が聞こえ、特に寝室では深夜早朝の頻繁に行き交う音で目が覚めてしまうこともしばしばです。私の家は階下および真横がトランクルームなので、それも音が響く原因なのかもしれませんが、鉄筋の音の伝わり方など、素人のため全くわかりません。 どのマンションも、エレベーターに近い部屋はそういうもので、我慢するしかない問題なのでしょうか。家具が音を軽減させると聞き、配置換えなど試みましたが、ほとんど意味がありませんでした。それに、これ以上家具を置くスペースもありません。もし音が響くのが我が家だけなのであれば、建築会社に言ったところで取り合ってもらえないのでは、という不安があります。 騒音を軽減させる方法や、何か良いアドバイスがあれば是非教えてください。 築13年目の賃貸マンションに住んでいます(鉄筋コンクリート・3階建ての3階部分です)。最近、南側の窓ガラス(針金が入っている窓ガラス)にヒビが入っていることに気がつきました。そのヒビはゆるやかな1本の線になっています。普段その窓ガラスを動かすことはなく、また何かをぶつけたことはないのです。なぜ突然ヒビが入ったのかわかりません。このような場合に窓ガラスを交換するとなったら、代金は誰が負担するのでしょうか。日当たりがよいとヒビが入ることがあると聞いたことがありますが、このような理由を大家さんは認めてくれるものでしょうか。これから、大家さんもしくは不動産会社に連絡をとるのですが、代金を借主である私たちが負担するように言われたらその通りにしなければならないのですか。ヒビが入るようなことはしていないので一銭も支払いたくないのです。 針金の入っている窓ガラスに突然ヒビが入るものなのか、業者の方の意見を聞かせてください。あと、窓ガラスっていくらぐらいするものか教えてください。 今回の例は東京都内あるいは以南に関しての直射日光に関連した問題です。 ◆理由 前記にも明記させて頂いた通り、人的や行為的でないとすれば熱割れと考えます。ガラス内に入っているワイヤーが熱を持ち、膨張し、ガラスが割れるという状態です(現場確認して見ないとなんとも…というのは割れたガラスの向きが南・西だと上記内容が成立しますが、とくに北面の場合は疑問点が異なる場合もあります)。建築業界では自然割れ現象とし、この場合はメーカーにも責任はなく、個人負担にて解決することとなりますが、賃貸の場合は大家さんに人的行為でないことを説明し、大家さん持ちがほとんどと考えますが…。 ◆価格 ガラス本体設計価格20,000/m2当たり(地域により異なります)、ただしこの価格には工事費(取付費・外部ゴンドラ費等)は含んでいません。 建設基準上どうしても網入りガラスを採用しなければならない現状と、このような問題はなかなか難しいですね。 以上 <〜住宅110番より〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せください。> やっとの思いで一戸建ての家を建てたのですが、夢は三角屋根の家でした。しかし、土地が60坪しかないので無落雪の家を建てたのですが、屋根の四方には傾斜をつけて、一見したところ三角屋根に見えるものでした。 この、傾斜の角度を決めるとき、ハウスメーカーの設計者に隣家に雪が飛ばないように角度を決めてもらい、さらに我が家と隣の境界までの間隔も決めてもらい、これなら大丈夫ということで現在の家を建ててもらったのですが、冬になって屋根の雪が隣家の敷地に飛んでしまい、苦情を言われたのです。 ハウスメーカーにこのことを言ったところ、「屋根の角度を無くしますか?」と簡単に言われたのです。 新築の家に手を加えるか、その他の方法といったら、隣に雪が飛ばないように雪止めのフェンスでもつけるしかありません。無落雪なのに雪止めフェンスなんて…。 これは、自分の認識の甘さであり泣き寝入りしなければならないのでしょうか。 誰か良い方法を教えてください。 質問の文面より、できる範囲でのお答えを検討してみました。 確かに今現在、クロルピリホスを主成分とする防蟻剤は一部で利用されており、規制はされておりません。しかし、施主様の相談にも書いてある通り、安全性の面から言えば、有機リン系防蟻剤よりもピレスロイド系防蟻剤、さらには天然物質のシロアリ忌避剤などの方が安全です。 本題の方ですが、塗布箇所の洗浄・中和については完全には難しいと思われます。表面は塩素系漂白剤などで簡単に分解してしまいますが、基本的には染み込ませ、5年間効果を持続させる薬剤です。また、薬剤形態や薬剤混合物によっても分解方法が変わりますので、施工した業者から社団法人 日本しろあり対策協会へ問い合わせてもらい、成分・施工方法より中和方法を指導してもらうのが最善の策と思われます。 引渡し時期の延長については、双方の話し合いとなると思いますが、まずはシロアリ駆除業者とハウスメーカーとの契約がどのようになっているかを確認した方が良いと思います。シロアリ駆除業者は、施工時の「施主に対する心得」として、「アレルギーの方はいないか?」「薬剤の使用説明をしたか?」など、いくつかの確認事項義務があり、これらは先にも出た社団法人 日本しろあり対策協会の安全管理基準に明記してあります。これらをもとにすれば比較的スムーズに話が進むと思います。 北海道で人家に侵入し、列を作りやすいのは”トビイロケアリ”と思われます。このアリであれば刺したりすることはありませんので、ご安心ください。ご自身での駆除はやはり難しいのですが、試して頂きたいのは「ヒドラメチルノン」配合の毒餌剤の利用です。あえて商品名は申しませんが、薬局やホームセンター等で購入できるはずです。 古タイヤを主原料とした「ゴムチップパネル」という商品があります。階段の大きさに合わせて、成形もしてくれます。氷が付いてもゴムの弾力性で、すぐ除去できます。万が一の転倒にも少しは安心です。色も黒や緑や茶などがあります。ご近所の工務店さんで扱ってなければ、いつでも弊社までアクセスしてみてください。
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