住宅クレーム110番
投稿ページ続きです
<〜リプランホームページより〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんで同じような経験のある方、ご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せください。>

 現在某ハウスメーカーで一戸建てを建築予定です。実家の敷地内で母屋の裏に建築を予定していますが、道路接地に2メートルの道が母屋と母屋の横に赤道(市の道)があり、どうしても2メートル取れません。赤道は建築申請に使えないと聞いており、母屋を約50センチほど削らないと申請が下りないと聞いています。母屋を削りたくないので某ハウスメーカーにお願いしたら、母屋を削る予定で確認申請をし完了検査は受けずにおけば大丈夫と言っています。公庫や登記、住宅ローン控除その他控除など本当に大丈夫でしょうか、不安です。
 



 高気密高断熱タイプの住宅を建てようと考えております。
 高気密高断熱では、ガスを使用すると水が発生し、湿度が高くなるため、IHヒーターを使用したほうが良いと聞きます。ガスを使用した場合、住宅の耐久性等に影響はでるのでしょうか? 暖房も同じで、薪ストーブを高気密高断熱住宅内で使用することは可能でしょうか? ダメなら、薪ストーブ風のガスストーブといったものはどうでしょうか?
 もう一つ、間取りの問題で、吹き抜けがあると冷暖房が効率的にできるという話と吹き抜けが無い方が効率がよいという話があります。いったいどちらなのでしょうか? とっても悩んでます。

 IHヒーターとガスの違いを考えてみましょう。安全面では、IHヒーターの方が安全だと思います。使い勝手では、ガスの方が火力があり、中華料理には向いています。質問にありました水蒸気の問題ですが、確かにガスを燃やすと水蒸気が発生します。しかし、煮炊きをしていると、その物から水蒸気が出ます。それと、レンジを使用している時は、通常、換気扇を回していると思います。換気扇を回していれば、普通は問題ないでしょう。その他の問題として、ガスは、ガス中毒の危険性があり、IHヒーターは、電磁波の問題があります。
 きちんとした高気密高断熱であれば、水蒸気が多くなっても、室内結露は起きません(物陰は別です)。中途半端な断熱を行うと、壁の温度が下がり室内との温度差が大きくなり、結露を起こします。また、気密が悪いと、壁内部で結露を起こします(室内の水蒸気が圧力差で外に行こうとします。その時、気密が悪いと、壁内部に水蒸気が漏れ結露を起こす)。
 高気密高断熱住宅で、きちんとした24時間全体換気を行わないと室内の空気が汚染空気になります。建材、家具、ビニルクロス等から化学物質が飛散してます。飛散した化学物質を排気し、外の新鮮空気を取り入れます。ガスレンジを使用しますと、多くの酸素を消費されます。ただ換気するのではなく、空気の取り入れ口が必要になります。最近のレンジフードには、給排形のものがありますので、そういうものを利用すれば良いと思います。
 薪ストーブも、同じく多くの酸素を消費します。一般的に、排気は煙突がありますが、吸気が無いので、室内の酸素量が低下します。使用しない方が良いと思います。また、ガスストーブであっても、FF型(給排気の有る物)のストーブが必要です(本当の高気密住宅で、換気が悪い場合、一酸化炭素中毒の可能性があります)。
 吹き抜けの件ですが、きちんとした断熱が行われた場合は、壁の表面温度が比較的室内の温度に近づきます。その場合は、上と下の温度差も少なくなり、吹き抜けがあっても無くても同じ条件になり、問題はありません。問題は、今の木造住宅では、ここまでの性能を出すことは無理なので、室内と、壁表面温度は、5℃程度の違いが出るでしょう。そうした場合、吹き抜けの上と下では、温度差が出ます。冷暖房を効率良く行うためには、できるだけ、断熱性能を上げることが必要です。
 参考になると思いますので、札幌の私の家を簡単に紹介します。2年前に建てた外断熱コンクリート住宅です。60坪3階建てです。断熱材の厚さは、225ミリです。暖房機は灯油のFF式ストーブ一台で、24時間全室何処でも22℃で1ヵ月の暖房費は、8000〜9000円です。24時間計画換気を行っています。ラジェントヒーターを使っています(火力が弱い)。
 計画換気を行っているので、冬はどうしても室内が乾燥します。お風呂のお湯はそのまま貯め、蓋をしないで、ドアを開けときます。もちろん風呂の換気扇は使いません。油を使わない煮物は、レンジフードも回しません。洗濯の物は室内で干します。それでも湿度50%にならない場合は、加湿器を使っています。この状態で結露は全く起きません。
 外断熱コンクリートの場合は、コンクリートの膨大な蓄熱効果と、高断熱により、室内の温度と、壁表面の温度がほぼ同じ(1℃以内)温度なので、温度差が無く結露を起こさないのです。
 もっと詳しいことをホームページに載せてあります。ご覧なってください。
 少し横道にそれましたが、解っていただけたでしょうか。



 築12年になる住宅の窓にフクソウガラスを使用していますが、建築後4〜5年経った頃からガラスとガラスの間に曇りが発生し、その後、他の窓ガラスにも内部結露が発生してきて、今では20枚あるガラスのほとんどに発生しています。1枚2枚だったらわかるのですが、ほとんどがなってしまうのは、製品上何らかの問題があるように思えるのですが。
 この窓のメーカーに聞くとガラスはガラスメーカーの製品だからわからないと言われました。ハウスメーカーでは保証期間が過ぎていると。一般的に窓は窓枠とガラスは一緒に出来ており、ガラスメーカーの責任のように話し無関係の立場をとるのは疑問です。
 教えていただきたいのは、内部結露したフクソウガラスを修理することはできるのでしょうか。できないとしたら交換になるのですが、いくらぐらいかかるのでしょうか。メーカーとしての責任はあるのかなど教えていただけないでしょうか。
 内部結露のガラスが1枚2枚3枚…と増えていき、ほっといたのが悪かったんだと思います。どうぞよろしくお願いします。

 今回の内部結露に関してですが、複層硝子の周りには1次・2次シールがなされており(ブチルコーキング材類)、それが何らかの問題で欠損しその部分から湿気が浸入した状態が結露として現れたと思います。基本的に内部結露等のガラスに関してはクレームとなります。
 ノルドでは旭硝子および日本板硝子のメーカーを使用させていただいておりますが、両メーカー共に保証期間を10年設定しております。
 10年を過ぎた後に関してはお客様御負担となりますが、今回のような状況はまずサッシメーカーの対応に問題を感じ、その後の検討・対策において硝子メーカーが対応することが常識と感じます。
 まず、そのサッシメーカーの保証詳細を明確に確信することが先決と思います。また、4〜5年位の確認時期の早期対応が問題解決だったとも感じます。



 自分なりに研究した結果、木造の外断熱で建築予定です。断熱材はポリスチレンがいいと思っているのですが、次世代省エネ基準では厚さが85ミリ必要になりますので、外壁の保持が心配です。
 外壁材もタイルに次いで重いモルタルを考えています。地震の際の外壁落下やひびわれの懸念はないでしょうか。またきちんと施工するにはどのような点に気をつければよいでしょうか。
 それと依頼する工務店は通し柱を使いませんが、これは問題ないですか。

 詳しい設計仕様がわかりませんので、基本的な住宅の考え方で、お話したいと思います。木造の場合、一般的な中断熱工法より、外側断熱工法の方が、防湿層および断熱材の施工がきちんと行われ易いです。しかし、外側断熱の場合、断熱材をまたいで外壁を保持する必要が出ます。例えば、85ミリのポリスチレンホームをまたぎ、釘だけで、縦胴縁をとめることは危険です。発泡体は、時間の経過と共に体積が小さくなります(やせる)。その時、柱と、ポリスチレンフォームの間に隙間ができた場合、釘が熱橋になり結露を起こします(どんな方法か解りませんが)。
 余談になりますが、外断熱コンクリートの場合は、コンクリートの熱伝導率が大きいので、ヒートブリッジではなく、ホットブリッジになり、釘の温度は限りなく室内の温度になり結露は起こしません。木造の外側断熱の場合は、周りの空気からしか熱がもらえないため、釘の温度は限りなく外の温度になり結露を起こします。ですから、この点に十分な対策を行わないと、長期の耐久性は、望めなくなります。
 防湿層について、お話します。発泡系は水蒸気を通さないと思っている人がいますが、それは間違いです。発泡系も、透湿抵抗は有りますが、水蒸気は透湿します。ですから、きちんと防湿層を施工しないと、時間の経過と共に、内部結露を起こします。それと、木造住宅は最初の気密が良くても、長年に渡り気密が保持される保証は有りません。ですから、少しでも防衛を行なう必要が有ります。
 通気層の必要性に付いて、お話します。室内側にどんなに素晴らしい防湿層を行っても、必ず、水蒸気は漏れてきます。その漏れた水蒸気を蓄積しますと水になりますので、水蒸気の状態で、すみやかに排出する必要があり、その排出の役目をするのが、通気層です。また、外からのすが漏りも、通気層があれば、通気層を通り、下から排出されます(どんな場合も密閉はいけません。水蒸気は必ず入ると思ってください)。
 木造の外側断熱を行う場合は、基礎断熱を行う必要があります。
 一つ目の理由は、断熱欠損を防ぐためです。基礎外側の断熱と、壁の断熱がきちんと繋がらなければいけません。少しでも断熱欠損があってはいけません。少しでも結露を起こせば、その部分の寿命が住宅全体の寿命だと思ってください。それと土間コンクリートの下には、きちんと断熱材を敷く必要があります。良く地下は外と違うとか、1年目は、コンクリートから水が出るからとかいいますが、考えてみてください、土間コンクリートの上に何らかの床を作りますと、床材が、室内の熱が通るのを防ぎます。すると、土間コンクリートは 限りなく地下の温度になります。床材を貼っても、水蒸気は通します。適正な温湿度で生活しますと、冬の地下温度により間違いなく結露を起こします。今までは、結露を起こすと、室内の水蒸気量が多いといいましたが、それは大変な間違いです。冬風邪のウイルス予防のためには、湿度50%以上必要です。
 二つ目の理由は、基礎断熱でなければ、気密が取れないことです。基礎にパッキンを使うと簡単に、気密を取ることができますが、普通の布基礎の場合は、気密の保持ができません。
 それから通し柱の件ですが、あれば使った方が良いのですが、コストを考え使う必要は無いと思います。木造の構造を考えてみてください。柱は、建物の荷重を受け持ちます。横の応力は、筋交いが受け持ちます。柱が通っていれば、横の強度も若干上がりますが、もともと筋交いで持つようにできています。あえて言えば、施工する大工が、大工なのか第六なのかの違いです。先程言ったように、柱は荷重を受け持ちます。各継手、仕口がきちんと面で受けることが必要です。ひどい現場では、土台と柱で、面で受けないで、四辺の内の一辺で受けたり、中には点で受けているものもあります(ひと冬で柱が下がる)。このような所に注意をすれば、問題は無いと思います。
 その他に、木造外側断熱を行う時の注意点があります。構造材が、室内側に来るので、木材の防腐剤、防蟻剤等は使用しないでください。毒を室内に撒き散らすことになります。基本的には、これらの薬剤を建物に使うこと自体、本来はおかしいのです。ほとんどの住宅で、室内の見える所で、木材が腐ることはありません。腐るのは見えない場所です。密閉された状態になりますと、水蒸気がこもり、木材の含水率が上がり、70%を超えると腐朽菌が活動します。このように、水蒸気の流れをきちんと判断し、その対策を行うことが必要です。木造住宅であっても、木材が腐らなければ、100年以上は十分に持ちます。
 最後に、「どのような点に気をつければ」ですが、家全体の断熱欠損が無いことです。基礎のところでも言いましたが、基礎外側の断熱材と、壁の断熱材の繋がり、壁の断熱材と、天井または、屋根の断熱材の繋がりがきちんとされていることが必要です。それと、窓廻りの断熱施工の隙間がないことです。少しだけはと言うことは絶対にありません。その部分は間違い無く結露を起こし、建物の寿命を縮めます。
 理解できたでしょうか、他にご質問等ありましたら、ホームページや、メールなどをご利用ください。



 木造住宅を新築中。業者の言うとおりに、基礎は布基礎ということで同意し、契約を交わしてしまった。予定の敷地内に段差があるため、その所をならし全体に50センチほどの盛り土をした時点で、地盤が強度不足で改良工事の必要があると言われた。乾式柱状地盤改良を予定しているといわれ、追加費用として見積もりに無い90万円の請求を受けている。予定している建物は、1階部分が43.38坪、2階が20.77坪である。見積もりの時点で、地盤調査の必要性を聞いたとき不要との返事であったのに、工事が始まった途端の追加請求に戸惑っている。業者は、スウェーデン式サウンデイング試験を敷地の2ヵ所に行い、各々50センチの深度でN値8と4と報告してきている。
 地盤調査の必要性を予め尋ねたにも関わらず、必要無しとしておきながら、工事を始めた途端に地盤改良工事を必要とする、この見積もりにない業者側の見込み違いを、施主が全面的に負担しなければならないのであろうか。また、現地は全体が緩い勾配をとるため、隣地との境界部に土留めを設けたところ、地下約2.5メートルあたりに、水脈が走っていると言われている。そのため、地盤からの湿気が上ってくる可能性が懸念され、 実際に地盤も強度不足であるのならば、布基礎よりもベタ基礎を採用すべきではないだろうか。この業者は、設計事務所が最初提案した基礎パッキン法による床下換気を、施工が未経験との理由で従来の床下換気口方式にするとしている。1)追加工事の請求にどのように応じるべきか。2)基礎は布基礎のままで良いのか。3)基礎パッキン法からの変更は、経費を安くあげるためのようなニュアンスを感じているが、土台の強度と床下換気効率の面から考えれば、床下換気口との比較はどのようであるか。以上3点についてお教えください。
 この(平成12年)4月以降、新築する家から、住宅品質確保促進法という法律が施行されました。この法律では床面に多少の傾きなどの不具合が生じた時の責任を明確に法制化したものです。つまり、不同沈下などの瑕疵があった場合、業者側は10年間にわたって責任を持たなければなりません。
 地盤面は敷地内の右と左で状況が異なります。したがって敷地ごとに地盤調査を欠かすことはできないと思うべきです。当初、地盤調査を不必要とした業者側に不勉強な点があったことは事実でしょう。しかし、地盤面にお金をかけることは決して無駄なお金でないことだけは事実です。確かに基礎を着工する際にその問題点に気づくことも少なくありません。地盤調査はスウェーデン式サウンデイング試験(SS)をしたとのことですが、その他に表面波探査方式という試験方法がありますので双方の試験を行うことをお勧めします。10万円チョットでできることですので、悔いを残さないためにも調査を行うべきでしょう。
 SS方式は地盤補強工事会社が行うことが多く、少しの問題でも補強工事を強いられる場合があります。表面波探査方式は地盤調査のみがその業務ですので、客観的なデータが得られます。この方式では基礎構造に必要なかなりのデータを得ることができます。分析によってどのような対策が必要かのアドバイスも受けられます。基礎構造は、今からでも遅くないのであれば、地下水脈などの実態が判っているわけですから、絶対にべた基礎にすべきでしょう。
 小樽のMMさんに回答した事案(「 1階土間にカビが発生 」)も参考にしてください。地下に水があることで、布基礎であれば、家の中央部分の湿気が非常に抜け難くなります。基礎パッキン方式も外周の土台は確実に腐りにくくなりますが、布基礎では中央部分に不安が残ります。京都での床下換気は基礎パッキン方式がリスクは少ないと思います。いずれにせよ、べた基礎が前提となります。
 工事はこれからという段階です。ここで工事費についての問題が生じますと、以後、必ずしも質問者の利益に通ずるとはいえない気がします。最初から必要な工事だったのですから、質問者が気持良く払ってあげるべきと思います。その代わり、以後の誠実な施工を確約してもらうことが前提です。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



 はじめまして。上の階の方のベランダの手すりの布団干しについて、ご相談したいのです。
 新築分譲マンションの1階に入居して半年、庭に出るたびに、上の階の方がベランダに布団を思いっきり干しているのを目の当たりにし、たいへん不愉快に思っています。もちろん、手すりに布団を干すのが当たり前としている方がいるのは知っています。私も以前の賃貸マンションでは干していました。
 でも、このマンションでは手すりに物を干すのは管理規約で禁止されているし、事実、何度も布団や洗濯物やらゴミやらが落ちてきて、迷惑もしています。専用庭がなければ、よっぽど下にはみ出さない限り、特に不愉快には思わないのかもしれませんが、自分が一生懸命芝刈りやら手入れをしている庭の頭の真上に、ベロンベロンとよその家の布団を干され、パンパンと埃を落とされるのは本当に不愉快なのです。
 管理会社に相談して、全戸に注意文を投函してもらったり、自分で手紙を書いてお願いしたりしましたが、 一向にやめてもらえません。バルコニーの幅は広く、東と南に2ヵ所あるので、手すりに干さなければいけない理由なんてないはずなのです。他の方々はルールを守っていらっしゃるのに…。
 事情があるのかとうかがっても応えてもらえません。干す現場をおさえた時は声をかけて、丁寧にお願いしてやめてもらいましたが、翌日は見ていない隙に干しています。今日は目が合っても無視して干されました。
 直接お宅に言いに行くと感情的になってしまいそうで、ためらっているのですが…。やはり言いに行ったほうがいいのでしょうか。
 同じご経験をされた方がいらしたら、ぜひご意見うかがいたいと思っています。よろしくお願いいたします。
 



まだまだ投稿ページは続きます 新しい記事    古い記事

NPO住宅110番はリニューアルいたしました。
新たに質問がある場合はコチラからどうぞ。

※このページはリニューアル前のもので、回答の中には十数年以上前の情報もございます。技術は日々進歩していますので、その点をご理解の上参考になさってください。