住宅クレーム110番
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 木造在来工法で建築予定です。
 低メンテナンスで、できる限り価格を押さえた外壁材を探しています。依頼している工務店の設計士さんはモルタルで一部タイルを貼るこ事を進めています。
 タイルメーカーの話では、乾式工法のタイルがメンテナンスなしということです。予算のことがあるので何がいいか悩んでいます。モルタルはひび割れ・塗り替えが心配です。本当に7〜10年間隔でメンテナンスが必要になってくるのでしょうか。きちんと施工してもらえればあまり心配ないのでしょうか。乾式工法タイルは本当にメンテナンスをする必要がないのでしょうか。
 また、低メンテナンスで価格を押さえることができる外壁材を教えてください。
 定性、地球に優しい性能、が一定レベル以上で、耐震性、防火性がかなり高いものが要求されることが先の阪神・淡路大震災で知らされました。モルタル仕上げの住宅はこの時、かなり火災にやられましたことは記憶に新しいところです。
 これらを総合的に比較しますと、セラミックコート処理を施した窯業系の外装材が最適です。価格は経年後のネンテナンス費用も考慮してください。



<〜リプランホームページより〜ここに寄せられたご相談へ、読者のみなさんで同様の経験のある方、ご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せください。>

「道路入り口の両脇が、セットバック(後退)されていない」
 私は現在(父親所有の)アパートに住んでいるのですが、老朽化・入居者不足のため取り壊し、一般住宅の建設を考えています。私の住んでいるアパートは、8m道路と10m道路の間にある6尺道路(全200m程度)の中間に建っています。そこで問題なのですが、8m道路からの入り口には、
・片方の家は犬走りのようなものが、敷地いっぱいに打たれていて、さらにその上にはプランターまで置かれている状態です。
・もう片方の土地は、スーパーの駐車場になっているんですが、これまたフェンスが敷地いっぱいまで立てられている状態です。
 その結果、道幅1900mmという道路となってしまってます。さらに、犬走りのある家の奥の家は、高さ2m・距離15mの門扉も立っている状態です。
 もう片方の10m道路からの入り口は、
・片方の家は飲食店で、後退線をとっていないどころか電飾看板まで出しています。
・もう片方の土地はその飲食店の駐車場になっていて、フェンスはないのですが、満車時には狭い道路からはみだして停める車が多く、いちいち店の中まで声を掛けに行かなければなりません。
 私の住んでいるアパートを含め、近隣5件の家は後退しており、4mはないものの(向かいが後退していないため)3m程の道路となっています。建て替え条件には問題ないと思うのですが、5ナンバークラスの乗用車しか通れないこの道路。解体する時の3tダンプは進入不可能です(もちろん消防車も私有地を通らなければ進入できません)。

 いろいろと書いてわかりずらいかもしれませんが、この問題は解決できる方法があるのでしょうか? 20年くらい前からこの状態なので近所の人たちはあきらめているみたいです。私の希望としては、8m道路の方の犬走りの家・奥の門扉の家・向かいの駐車場のフェンス の三者を後退させたいと思っています。町役場やそれ以外の機関に、どのような手続きで相談したらよいのでしょうか? どうか、よいアドバイスをよろしくお願いします。それに関係するホームページもご存知でしたら教えてください。
たんたんとした文章で申し訳ありません。失礼します。
 



 この住宅は設計事務所に依頼し1階をブロック二重積み、2階は2×4構造で1〜2階ともコンクリートスラブの温水床暖房です。
 12月頃からコンクリートの湿気抜きのため、床暖を4ヵ月くらい運転しながら3月に完成しました。冬は暖かく夏は涼しく快適なはずが、このところの長雨で畳全てに表面以外、青かびがびっしり発生しました。またクローゼット(作りつけ、扉無し)内の衣類もかび臭くひどい状態です。
 他の設計事務所数件に同様の構造の施工例でこのような事例はなかったか問い合わせたところ、対策を講じているため例はなく、それは考えにくい極端な事例だと言われました。原因として、通気の状態が悪く、風が通らず湿気が滞留している可能性があるとの指摘を受けました。確かに、北から西への風が抜けにくくなっており(開口の位置、窓が少ない)、また結露の原因ということで換気口を設けていません。
 私としては、コンクリートブロック自体吸湿性があり、このような1週間程度の雨は充分考えられるため、それを回避するような設計を講じるべきではなかったのか問いただしたところ、設計自体にミスはなく、数年様子を見るように言われました。
 雨が降る毎に畳を上げ、乾燥しなければならない住宅を設計したことに原因があるので、責任を持って対処するように申し出たところ、対策は考えてみるけど費用は自分でということでした。私は、この言葉に釈然とせず、設計料を(100万円)払った意味がないのではないか疑問を感じました。
 改善策と改善費用をどうするか、ご教授願います。また、欠陥住宅だとすれば、今後泣き寝入りのままローンを払い続けることに憤りさえ感じます。よろしくお願いします。
   本質問に施工者のことが記載されていませんが、設計事務所が主導権を持って建築されたものと思われます。
 こうした構造の設計には軽量コンクリートのブロックの構造計算とその意匠が大変重視され、湿気対策や温熱環境への配慮が行き届かない場合が多くあります。こうした時は施工経験が多い施工工務店と設計事務所とが、施主のために大いに議論し、ともすれば施工しないくらいの葛藤が必要です。しかし、設計士を先生といい、施工者に口を挟ませない状況にあるのがこうした問題を潜在させる要因のひとつです。正直言って、温熱環境や蓄熱設計、大気の湿気を侵入させない技術などを持っている設計事務所は非常に少ないのが現状です。
 設計事務所が設計と監理だけを行った場合には、その瑕疵に対して責任を負わせることは至難の技です。設計施工の工務店であれば言い逃れはできません。しかし、設計と分離した場合、設計図に簡単な防水仕様が記載されていれば、設計事務所に施工のせいだと言う逃げ口上を与えてしまいます。実際にそうした施工不備が原因の場合も少なくありません。したがって設計事務所にだけ責任を持たせるのは少し無理があると思います。事情を関係者に知っていただき、設計士、施工者、そしてSMさんも含め、当分の負担を持ち合うことが解決の早道と思います。
 本件の問題解決のための方法としては、ブロックの表面防水を徹底します。立派な防水塗料が多く市販されてありますので、塗装防水で処理できると思います。これはあまり費用もかかりませんので早急に実施すべきでしょう。
 次に結露が嫌で換気口を取り付けなかったということですが、大変な間違いです。このあたりで、設計士の温熱環境に対する技量が未熟であったと判断できます。適当な場所に換気口というより、送風機のついた換気扇を取り付けるべきです。結露を防ぐために断熱ダクトを用いて中間換気扇を装備します。さらに押入れや湿気の多い場所に除湿機を設置して、根気よく湿気を除去してください。
 この順番で処理すれば問題は解決します。除湿が終わった後も除湿機は設置したままにしておきます。内側で発生した湿気を除湿機で取る必要があります。内側からブロックに湿気が侵入しますと、せっかく塗った防水塗料を内側から破壊してしまう場合があります。
 設計ミスとか施工ミスとかの責任を追求するより、そうした未熟な設計と施工者に発注したSMさんにも責任の一端はあると、考えるべきでしょう。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



 このHPでのお話などを参考にしながら、2×4住宅を建設中の者です。1階は店舗用の部屋、2階を主な居住空間として、LDK、風呂など、そして屋根裏3階という構成です。
 先日、ユニットバスが据え付けられたのですが、風呂場の床面と床との段差が13センチもありました。以前は、バリアフリーにできますよ、という話だったので、どういうことなのかと営業の方に問い合わせたところ、2×4建築では2階に風呂を持ってきた場合、必ず段差がついてしまう。ベランダに出る時の段差も同じで仕方がない、という話でした。これは本当なのでしょうか。
 気になることが他にもあります。屋根裏3階に上ったところ、屋根のとがった部分(?)を支えて直立している柱2本が寸足らずになっており、屋根部分と柱のてっぺんの隙間に板切れがはさんでありました。以前テレビで手抜き建築で床下の柱と基礎の間に板切れをはさんであるのを見ましたが、あれと同じような感じでした。強度に不安があるのですが、特に問題はないのでしょうか。
 最後に、実際の高さは2階建て程度なのですが、屋根裏3階を作ったため、3階建てとして申請しています。また1階は店舗として利用する予定なので、床下がありません。ベタ基礎がそのまま1階の床面になっています。その床から壁を置く基礎が立ちあがっているのですが、その基礎の幅と壁の幅が合っておらず、基礎のほうが壁からはみ出しています。営業の方の話では、3階建ての場合は基礎がかなりしっかりしたものになるため、普通よりも大きくなるので仕方がない、と聞きました。こういうものなのですか? とにかく今は不安でいっぱいです。どなたかアドバイスをいただけませんか?
 まず、ユニットバスの件ですが、2×4工法の場合、基本的に、2階にユニットバスを設置した場合、浴室の段差ができてしまいます。それを解消する方法として、
1.ハイスタッド(簡単に言えば長い柱)を使用する----ただしこの方法は、計画段階から考えていかなければならず、またコストもかなりはね上がります。ですから、HTさんの場合、すでに建て始めているとのことですので現実的には無理でしょう。

2.1階の天井を20〜30センチ下げることによって床面をフラットにすることができます----ただし、ユニットバスを組み立ててしまっているので、一度ユニットバスを解体して再度組み立てが必要になります。営業の方の知識レベルがわからないので、バリアフリーにできますよと言われたことが、「在来工法ならできる。2×4工法ならできない」という意味だったのでしょうか。バリアフリーの話が出たときにはっきりさせるべきだったと思います。いずれにしろお金のことを別にして、1階の天井が下がることを我慢すれば可能です。一度、建築会社さんの営業の方ではなく、きちんと現場の知識のある方に相談された方がよいと思います。

 2番目の板きれがはさんであるという件ですが、できれば写真を撮ってメールにて送っていただけないでしょうか。特に問題のない場合もありますが、重大な欠陥につながる場合もあります。

 3番目の基礎の件ですが、3階建てということであれば、基礎の巾は150ミリ以上必要になります。ということは、2×4工法の柱の巾は約90ミリですので基本的にはみ出てしまいます。はみ出ないようにする方法はいくつかあるのですが、もうすでに建ててしまっているので、1階の耐力壁を完成させたあとに、壁を基礎の出っ張っているところまで二重壁にすれば平らになります(耐力壁を完成させる前に、壁の巾を平らにするのは絶対におやめください。建物の強度が弱くなります)。

 良い住まいを建てるには、まず一般的に営業マンは建築の知識はほとんどないので、現場監督の方とできるだけ仲良くなる方が、賢いやり方かもしれません。でも現場監督でも知識の少ない方より、現場経験の豊富な方と仲良くなった方がよいでしょう。監督も人間ですので、仲良くしてくれるお客さまには良くしてあげたくなるものです(あくまでも、その会社がきちんとした建物を造っているということが大前提ですが)。



 初めてこちらのHPを拝見させていただきました。私たち夫婦は今年の3月にあるマンションを契約しました。立地と大まかな様子、価格で、すぐに購入を決断してしまい、後からいろいろ勉強しましたところ不安が大きくなってまいりました。
 その一つは私たちのマンションはシックハウスになるのではないかということです。
 内装はほとんど合板やビニルクロスですし、モデルルームで見る限り、ものすごく安い内装材を使っているように思えるのです。竣工予定は11月です。今からでも内装材だけでも、できるだけ体に良いものを使うように業者に申し出ることはできるのでしょうか? できたとしたら、販売業者に対してか、それとも売り主に対してするべきなのでしょうか、教えてください。販売業者には、内装や設備はどんなものを使っているのか教えてもらえないか聞いたのですが、提出できないと言われました。義務ではないのでしょうか?
 そのほかにも不明な点は多いのですが、モデルルームで営業担当に聞くと、適当に「大丈夫」とあしらわれるような感じです。そのモデルルームも早々と閉められ、本社の担当はあまり熱心に応対してくれません。若いからなめられているのかもしれません。私たちとしては、無垢のフローリングや和紙の壁紙などに変えてもらいたいだけなのですが、どうもいやがられそうで怖いです。どなたか内装変更を経験された方がいらっしゃったらアドバイスをください。
 また、販売業者の責任はどの程度まであるのか教えてください。もしも変更を拒否された場合は、その責任を追求できる可能性はあるのでしょうか? せめて、かなばかり図や仕様書の提出だけでもしてもらいたいのですが…。
 長くなりましてすみません。よろしくお願いします。
 



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