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 私は会社で電磁波の研究をしている関係もあり、参考までに私の意見を書きます。
 日本では気にする人は比較的少ないようですが、電磁場が人体に影響するかはかなり議論されています。 高圧送電線のそばに長年住んでいる人には白血病が多いという論文も出されていますし、また逆にまったく無害である、という論文も出されています。どちらが正しいかは現在も決着がついていませんが、もしそのようなことを気にされるようなら、電気室の真上の部屋も絶対に避けるべきです。高圧送電線から100m以内の住居も同じです。




 私は現在、家を建てようと思いメーカーを選んでいる最中ですが、このところ欠陥・手抜き工事が騒がれています。M住宅情報誌に色々と欠陥・手抜き工事が写真で紹介されていましたが、私は各メーカーに対して、欠陥・手抜き工事についてどう考えているのか、欠陥・手抜き工事等が発覚した場合の対処方法を書面でわかるように提出してもらいたいと言い、明確な回答がない場合はこの話は無かったことにさせていただきますと、話しています。そこで、明確な回答が出ないメーカーは自分の会社の製品に対し、工事・施工・監理に自信がないとみなせると私は思っています。
 現在、3社に見積もり依頼をしていますが、そのうちの1社は、初めは明確な回答を出しますとの話でしたが話を進めていくにしたがい、対応・連絡等がずさんになってきました(もちろんお断りしましたが…)。
1社はきちんとした対応で、欠陥・手抜きに関しても只今まとめているのでしばらくお待ちくださいということで、提出していただけそうです。
 このことから、メーカーと家を建てようと思っている人の間に意見・認識の違いが少しでも無くなればと思っています。
 家を建てよう思っている方は、一度メーカーさんに提出をお願いされてみてはいかがでしょうか。
 



 某ハウスメーカーで、基礎断熱の高気密・高断熱住宅を建て、4月29日に入居しました。床下に換気口はなく、室内および床下は24時間換気システム(熱交換型)が稼働しています。入居直後に問題が発生しました。配管のミスで風呂の排水が床下に流出していました。風呂桶の配水管が不完全で50%ほど水漏れし、洗い場の配管については全く施工されずに100%が床下に流出していました。入居後2日目に、床下点検口を開けてみたところ、水がたまっているのに驚き、すぐにハウスメーカーに連絡しました。水漏れが排水であったため、床下を洗剤で洗浄し、ファンで乾燥させるという大がかりな作業が行われました。現在、見た目では土間コンクリートは乾いて見えるのですが、温湿度計では床下はほぼ20℃・75%で安定しています。
 ハウスメーカーの言い分では、これで事故がなかった状態に戻ったと言うのですが、20℃・75%というのが本当に正常な床下の状態なのでしょうか?(ちなみに、このハウスメーカーのホームページでは、床下は室内よりも低い相対湿度を維持できるとしています) また、新築後2ヵ月近くも床下が非常に湿度の高い状態であったため、木材腐朽菌などの問題も心配です。
 
 建築基準法において床下換気口は、一定の間隔内に一定以上の大きさのものを取り付ける規則がありますが、規定の条件を満たせば免除できます。OTさんの住宅も基礎断熱や地下からの湿気を防ぐ防水仕様によって、換気口を免除できるタイプと思われます。
 この時期において床下が気温20℃・相対湿度75%はぎりぎり許容範囲であると言えます。むしろ、床下の相対湿度を室内より低くするという説明は実態にそくさないと思います(場所に関係なく気温が低くなれば相対湿度は上昇し、気温が上がれば相対湿度は低くなります。つまり、相対湿度だけで語れない理由があります)。湿度75%はぎりぎり許容範囲ですが、床下の温度が夏になって20℃以上に上昇しても、 湿度が現在の75%より下がらない場合、いまだ高湿度の状態を脱しきれていないと判断してください。その場合、床下に除湿機や強制送風などの処置で更に乾燥させる必要があります。いずれにしても人が施工することですから、本件のような配管トラブルを絶対起こさないとは言いきれませんが、本件においてその後の処置はほぼ適切であったと思われます。
 確かに、OTさんがご心配されるように、竣工時はたくさんの工事水(木材、建材の含水量、工事中の雨水など)が含まれております。特に高気密住宅においては、意識的にこの工事水の排出を行わなければなりません。この時期の床下の漏水が家の構造に大きなダメージを与えたことは考えられます。
 現在の梅雨時に20℃・75%はぎりぎり許容範囲ですが、床下付近の木材が吸湿して含水量(乾燥木材は20%以下)が増加していることが考えられます。メーカーの方に木材含水量を測定(含水計があれば簡単に測定できる)してもらうといいと思います。30%台以上になるものがあれば、その継ぎ目や重ね部分に腐食菌が発生することも考えられますので、さらに乾燥を促す処方を行ってください。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



 結論からいうと、できることなら断った方が良いと思います。大体、家を「本体価格」なんて表現すること自体がどうかしていると思いますが…。メーカーはその本体価格から利益を出さねばなりません。設備がある程度同じであれば、それ以外の材料費・工賃などで利益を確保しているということになります。どんな材料を使って、どんな人が作るのか? 見積明細を見れば一目瞭然です。
 家は「安い」からといって、それだけで購入するものではないと思います。車や冷蔵庫とはわけが違いますよ。
 構造や基礎といった、本来もっとも大事な部分に何をどう使うか「自社のコンピュータシステムの問題で価格が表示できない」なんてとんでもない話ですよね。今時どんなコンピュータシステムを使っているのでしょうか。コンピュータのせいにして、要は「見せたくない」としか思えません。見せたくないということは、利益を確保するために何か工夫をしているということになります。買う方は一生の問題なのですから、本当にお客様の立場に立ったハウスメーカーや工務店がきっとあるはずです。
 かく言う私も、営業マンに毎週車で物件探しをしてもらい、何件も見ているうちに知らず知らず妥協してしまい「皆さん100%満足して家を購入されてませんよ」とか言われ「そうかなあ」と思い、危なく契約寸前までいきました。その後、良い業者にたまたま会って、前の営業マンに断る旨を伝えたところ大変怒りだし「この物件を落とすと会社を首になるかもしれない」とまで言い出しました。しかし、こちらも一生の買い物です。契約もしてません。営業マンには申し訳ないと思いましたが、頭を下げてお断りしました(会社はやめずにすんでいるようです)。
 物件内容を公にできないような業者は「非常に怪しい」と思った方が無難だと思います。家の購入に妥協は禁物、粘り強く良い業者を探しましょう。営業攻勢・トークに惑わされず、良い家を建てられることを心からお祈りいたします。




 私も同じ世田谷区、軟弱地盤で杭工事をした経験からちょっと聞いてください。
 私も回答者の方と同様、「地盤補強が必要である」と正直に伝えてくれた点は評価できると思いますよ。地盤調査もせずに「地耐力は十分ある」と言い張る業者が多いんです。それから「本当にどういう地盤補強が必要か」は正確にはボーリング調査をしなければわかりません(この調査料は30万〜40万円かかります)。世田谷は緑が多い分、緑道も多いし、土地の高低差もかなりありますよね。ですから、ほんの道一本隔てたところは強固な地盤なのに、自分の家側は軟弱地盤ということもよくあるそうです。付近ではなく、自分の土地自体を正確に調べることが不可欠だと思います。インターネットで住所から大体の地盤の「歴史」を教えてくれるサイトがあるのをご存じですか? それを見たらおそらくびっくりすると思いますよ。軟弱地盤と良い地盤が入り混じっています。うちの場合、付近に傾いている家もないし、簡易式の調査&地盤改良で十分だろう、と最初は言われましたが、設計事務所の方にボーリング調査を依頼し、結局、杭を10本打ってもらいました。150万円くらいかかりましたが、家にかける総コストを考えれば(土地も含めると、ものすごい額ですから)、安いものだと割り切るしかありませんね。後悔しないためにも、設計事務所や工務店が提案する最低限の地盤補強はしておいた方がいいと思います。
 



 私は、ワンルームマンションを所有している側です。管理会社に訴えてみてください。ワンルームマンションの管理会社は、ワンルームマンション販売業者の子会社が多く、オーナーに代わって管理を行い、家賃保証をしているケースもあります。投資価値が下がるようなテナントを極端に嫌うのです。もし管理会社にも無視されたら、自身の部屋のオーナー(大家)を見つけて連絡してみてください。オーナーは、こういった面倒を見ないで済むように管理をまかせているのですが、投資価値が下がることがわかると協力はしてくれるはずです。
 ちなみに、私は所有のルームを同棲部屋として使われ、かなり部屋が傷んだ経験があり、全額テナントに負担させました。
 



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