TIT110.gif
投稿ページ続きです
 1年前ハウスメーカーで注文住宅を建てました。入居直後から1階リビングの床が局所的に隣接した道路をトラックが通ると揺れます。特に床に傾斜があるわけではなく2階の床は揺れをそれほど感じません。
 工法は在来軸組み、基礎は布基礎(基礎パッキン工法)で特にひびなどはありません。(犬走りには2箇所亀裂あり)粘土質の水はけのあまりよくない土地ですが、建築前の地盤調査ではスウェーデン式サウンディング試験法で3t/平方メートル、標準基礎でokという結果でした。
 もうすぐハウスメーカーの1年目の点検があります。これって重大なことなのでしょうか?ぜひどなたか教えてください。
 



回答いたします
いずみ建築工房
泉 徹
電話:011(738)2006


ブログ: http://kenchikudanten.way-nifty.com/
建築の不思議な納まり: http://kenchikudanten.way-nifty.com/photos/izumiya_phot/

 答えになるかどうかわかりません。質問の内容は次のようになります。
a.地盤の振動障害
 当該地域の地盤がどの様に造成されたか盛り土か、切り土、土質etc。判然として判断が付きません。文面からみると、やや、ゆるい地盤と感じます。
b.地耐力の問題
 地耐力が3t/平方メートルにたしてMYさんの住宅の基礎が平方メートル当たり何トン荷重があるかわかりません、たいへんおおざっぱな判断ですが、2階建ての住宅で基礎1Mあたり2トンほどの重さがかかります。数字的に条件を満たしていると云うしかありません。
b.犬走りの亀裂
 どの様な亀裂かわかりません。埋戻しが悪く土が下がる事があります。点検時にハウスメーカーと確認仕合、進行するようであれば土を足す必要があるかもしれません。公庫の仕様には埋戻しの規定はありません。建築工事共通仕様書ではA種からD種まで規定あり、
A種→山砂の類→水締め、機械による締固め
B種→根伐り土の中良質土→機械による締固め
私はA種を指定して設計します。



 現在新築中であります。木造在来工法で基礎は布基礎。こんな事態になったのですが、私の判断についてご意見をいただきたいと存じます。(少しでも不安をやわらげたい、という心境です。)
 実は、上棟式が終わって1週間後に現場を見に行き、基礎の換気口の上に通し柱がたっているのに気づきました。立面図ではちゃんと窓の下に換気口があるのに、と思って業者に問いただしたところ、基礎伏図が間違っていることがわかりました。そのままにしておくより補修したほうがよい、との業者のアドバイスと私なりにいろいろな人に聞いたことからの判断で補修することにしました。(契約の解除も考えましたが、ある人からのアドバイスで、解除よりも業者との良好な関係の構築を薦められたのでそのようにしました。)
 現状の換気口は鉄筋を入れてコンクリートで埋め、その横に新たに換気口をあけました。こちらはカッターで切ったあとにへつってもらいました。もちろん鉄筋は切断されました。実はこの埋めた部分と開けた部分が接しています。この補修の内容については、写真をとってもらうことにしました。また保証についても、無期限でこの補修が原因と特定できなくとも、それと想定される場合は無償で対応すること、などを社長名で念書をもらうことを要求しています。現場監督レベルでの話で口頭では了解をもらっているのですが、まだ書面ではもらってません。事態が発覚してからの1週間、まったくの素人なりに必死に調べまくり、聞きまくり、の結果としての判断でこのようにしたのですが、どうでしょうか。専門家の方のご意見をいただければうれしいのですが。
 実は2日前にこのようなことも発覚しました。床下の通風孔ですが、普通はこの通風孔を通ってすべての床下へ行けるようになっていると思うのですが、それが行けないのです。1ケ所あいていればいいものが、あいていないのです。ということは通風上もよくないのではないか、と思うのですがいかがでしょうか。これも基礎伏図がそのようになっているので、基礎業者は図面通りの工事をしています。これについては現在、業者に対応方法を確認中です。基礎を貫通する配管も始まっており、これもどうやら給水管とガス管の位置を間違っているようで確認中です。
 基礎工事も大工仕事も素人目に見てもしっかりしており、工務店の対応もまあまあなのですが、設計担当者が頼りない状況で何とも歯がゆいのです。でも、この担当者でここまで来てしまったので、何とか円満に乗り切りたいという思いが強いのです。
 私も素人ながら図面を全部取り寄せ、公庫の仕様書を必死で勉強して、かなりの部分をチェックしていってる段階です。どうかさまざまなアドバイスをいただければ、と思います。
 



回答いたします。
住まいを科学する技術集団・新住協メンバー
勇和建設株式会社
代表取締役 齋藤 保雄
電話:011(721)7940

 「解除よりも業者との良好な関係の構築」のアドバイスをくださった方、そしてそのアドバイスに従った判断は、正しいものと思います。
 また、「無期限でこの補修が原因と特定できなくとも、それと想定される場合は無償で対応すること」とありますが、無期限というのは、無理な要求です。10年が目安でしょう。新築住宅の基本構造の保証期間は、10年なのですから。(ごく一部に10年を越える保証をしているハウスメーカーがありますが、これも10年後に十分な点検と必要な補修を行った場合という条件が付いているはずです)
 床下通風口は人通口とも呼ばれ、床下の換気経路と点検経路の確保のため、必要なものです。業者の技術者の方と相談の上、適切な位置に開口を造った方が良いと思います。良好な地盤の上に杭などを使わずに立っている建物であれば、開口部の補修は、鉄筋が錆びないようにモルタル補修をする程度で十分でしょう。
 文面から察しますと、工務店も現場担当者も、責任ある対応をしているように思えます。<疑問があればすぐ聞くこと><納得行くまで説明を求めること><納得したら信頼すること> この3点が、工務店と長く付き合っていくためには、大事なことだと思います。



 基礎の深さについて悩んでおります。(既にS社と契約して、着工間近の状態です。)
 基礎仕様は布基礎となっており、下部の厚さが15cm、立ち上がり部分が58cmです。住宅金融公庫を借りる関係で、地表の高さが40cm必要になるのですが、そうすると地下部分が33cmしか残りません。
 そこで、心配になるのが凍結深度です。私の住む地方は凍結深度が40cmなので、地下部分が33cmでは少し足りません。メーカー担当者は、下部の厚みを15cm増やせば、合計で48cmになると言いますが、相当費用がかかる模様です。しかし、大事な基礎のことなので、対応せざるを得ないように思います。やはり凍結深度分の深さは最低確保しないといけないのでしょうか?また、メーカー担当者は「33cmよりは48cmの方が良いが、33cmでも大丈夫かもしれないし、48cmでもダメかもしれない。こればかりは保証は出来ない。」とも言います。費用をかけて対応しても、保証できないと言われると、出費が大きいだけにどうすべきか悩みます。契約前に説明を受けていれば、まだ納得できたのですが、突然の説明を受け、予定外の出費だけに納得しかねています。そのような保証もできないような基礎を提案するのはルール違反ではないでしょうか?(事前に確認出来なかった私が悪いのですが・・・)
 最後は愚痴になってしまいましたが、凍結深度の付いてのご意見をお聞かせ下さい。以上、よろしくお願い致します。



回答いたします
いずみ建築工房
泉 徹
電話:011(738)2006


ブログ: http://kenchikudanten.way-nifty.com/
建築の不思議な納まり: http://kenchikudanten.way-nifty.com/photos/izumiya_phot/

 凍結深度の問題として解釈します。
「住宅金融公庫の仕様書(平成11年全国版)の<3.3基礎工事 3.3.2布基礎>」
 2の項目に建設地域の凍結深度以上とするとあります。当該地域が40センチメートル以上必要であれば、基礎の根入れは40センチメートル以上必要になります。
 40センチメートル以下であれば公庫の建築仕様を満たしていないことになります。もしすでに基礎工事部分が進んでいるのであれば土被りで調整の必要があります。



2年前に新築しました建て売り住宅のことですが、配管工事のミス
で風呂から排水が漏れていて床下に30cmくらい水が溜まってしまい基礎(ベタ基礎です)や柱まで水浸しになっていました1週間前に床下収納が浮いていたので解りすぐに工務店に修理を依頼したのですが基礎の1個所に穴を空けて水を抜き、残った水は床下収納、和室、洗面上に穴を開けトイレのくみとりの車で吸い取り、消毒をするとの事です、ただ家の中にトイレのくみとり用のホースを入れるのは匂いが気になります、床下浸水したときなどはどのようにして水を吸い取るのか教えて下さい、また基礎や柱が2年間も水浸しになっていたのですが耐久性が落ちてしまわないかとても心配です、この事について工務店に何か修理か保証の依頼を依頼しても良いのでしょうかそれとは関係ないかもしれませんが結露もひどくペアガラスなのですが冬場は毎日窓拭きをしないと床や壁紙が濡れてしまいます(場所によっては壁紙やカーテンにカビが生えたりフローリングの色が変わっています)これも水漏れか工事ミスの問題でしょうか?またこのような場合は工務店に修理か保証の依頼をしても良いのでしょうか教えて下さい。
 



回答いたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦

 先ず業者が言う汲み取り式のバキュームで吸い取ることが肝心です。多少の臭いを気にしている場合でありませんし、一時的な事ですぐに臭いはなくなります。工務店にお願いする事は、心配の通り、床下付近の土台や柱など構造用木材の含水量が増加し腐食菌が発生する事が心配されますので吸水処理の後、電動式の床下換気口(2・3万円の購入費と同じ位の工事費用がかかかるが業者の工事ミスであればその費用の一部を負担してもら事も検討)を取り付ける事を依頼してください。この処置は早急に行ってください。このまま梅雨の時期に入りますと一気に腐食菌が増殖します。床下に水が溜まっていたのでは居室の湿度が上昇してペアーガラスでも結露やクロスなどの変色は当然のように発生します。上記の処理後は結露などの問題が解決します。
 

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。 アドレスは http://www.fas-21.com/ です。 もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。



<〜リプランホームページより〜日照権についてここに寄せられたご相談へ、同様の経験をされた方など読者のみなさんでご意見・アドバイスをいただける方、メールをお寄せ下さい。みなさんで考えましょう!>

狭い土地への建築について」について投稿したものです。都市空間設計の西尾様と住宅110番のスタッフの皆様にお礼を申し上げたくてメ−ルを致しました。不安に駆られて投稿したものの掲載され、又、アドバイスにずいぶん勇気づけられ狭い土地ながらも購入し契約致しました。ありがとうございました。
 先週隣地との境界線の確認をしましたところ 一つ気がかりな点がありましてこれにつきましても、アドバイス願えたらと...。
 土地は古家付き(2階建)で長方形−第一種中高層です。解体し3階建てを建てるつもりです。私の土地の北側にあたる隣の方(長方形の長手方向に北側隣接)ですが、挨拶も終わるか終わらないかに「2階建てですよね」と唐突に聞かれその場に居合わせたハウスメ−カ−の方が「3階建てです」と回答すれば「うちには日照権がある。間取りを見せてもらう!!」と憤慨を隠せない様子で言われる始末。仮にわたしの南側の方が3階建てを建てると聞いてもこのような言い方はしないと思います。日照権について投稿記事を読んだのですが、マンション等の回答でもう一つ理解できないでいます。
 もちろん法規制は遵守しますが、間取り迄見せて誠意を示して解決した方がいいのか、どの程度まで譲歩しないといけないのかがよくわかりません。
 日照権について、このように解決しましたというほかの方でも結構です。是非お聞かせ願います。





まだまだ投稿ページは続きます 新しい記事    古い記事

NPO住宅110番はリニューアルいたしました。
新たに質問がある場合はコチラからどうぞ。

※このページはリニューアル前のもので、回答の中には十数年以上前の情報もございます。技術は日々進歩していますので、その点をご理解の上参考になさってください。